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葉酸は「いつまで」摂取したらいいの?葉酸のおさらいすることで答えを見つけ出します。

      2017/04/02

葉酸を「いつまで」摂取したらいいかご存知ですか?もちろん葉酸のことは知っているからと、葉酸を積極的に摂取している方もいるでしょう。しかし意外に知らないのが、葉酸を「いつまで」摂取したらいいのか、ということです。

何気なくふと机の上を見てみると置いてある葉酸のサプリメント、これはいつまで飲み続けていいの?と不安になったことはありませんか?

ここでは、葉酸をいつから摂取するといいの?葉酸はだれのためのものなの?という葉酸のおさらいをすることで葉酸を「いつまで」摂取したらいいのかの答えを見つけ出します。

葉酸のおさらい:葉酸はいつから摂取するといいの?

まずはいつから葉酸を摂取する予定ですか?葉酸をいつから摂取していますか?

妊活中の方は摂取し始めているかもしれませんね。また、妊娠が分かった後で産婦人科で勧められて摂取し始めた方もいるかもしれません。それでは葉酸はいつから摂取したらいいのかをおさらいしてみましょう。

妊娠を計画している段階から葉酸は必要

葉酸は赤ちゃんがお母さんのお腹の中に宿ろうとしているその時、つまり妊娠を計画している段階から必要な成分であることは厚生労働省の資料にも記載してあり、このことを知るお母さんも多いでしょう。

妊娠を計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、神経管閉鎖障害のリスクの 低減のために、付加的に 400µg/日のプテロイルモノグルタミン酸(葉酸)の摂取が望まれる。

引用「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」より

逆に言うと葉酸を摂取しなければ、神経管閉鎖障害という障害になるリスクがあると言うことです。それでは神経管閉鎖障害とは何なのかをおさらいしてみましょう。

神経管閉鎖障害とは?

神経管とは脳や脊椎などの中枢神経のもとです。つまり、人間にとって大切な部分です。

脊椎がうまく作れないと、赤ちゃんの手足が上手に動かせなかったり排せつがうまくいかない障害になります。脳がうまく作れないと、無脳症といって脳がないまま産まれてきてしまう命の危険にも繋がる障害です。

葉酸のおさらい:葉酸はだれのためのもの?赤ちゃんのためだけのもの?

そもそも葉酸を摂取するというということは赤ちゃんのためだけにいいものなのでしょうか?お母さんのためにもいいものなのでしょうか?

神経管閉鎖障害になるリスクを低減するという意味では赤ちゃんのためにいいことだということはわかりますが、本当にそれだけなのでしょうか?

お腹の中の赤ちゃんにとっていいこと

赤ちゃんはお母さんのお腹の中に宿った瞬間から活発に細胞分裂を繰り返して成長します。

お母さんが葉酸を摂取することでお腹の中の赤ちゃんにその栄養素が送り込まれ、神経管閉鎖障害になるリスクを低減するだけでなく、赤ちゃんが健康で元気な体に成長するための手助けをしてくれます。

産まれてきた赤ちゃんにとっていいこと

また、赤ちゃんは産まれてから離乳食がはじまるまで、お母さんの母乳やミルクだけで育ちます。

母乳はお母さんの体で作られます。お母さんが葉酸を摂取したその栄養素の入った母乳が赤ちゃんに与えられることで、健康で元気な体に成長するための手助けをしてくれます。

お母さんにとっていいこと

葉酸はお母さんにとってもいいことがたくさんあります。それは「葉酸の主な働きのおさらいをすること」と「お母さんにとっていいことを葉酸の主な働きと合わせて見ること」で分かります。

葉酸の主な働き

  • ビタミンB12と一緒に摂取することで、正常な血液を作り出してくれる
  • 正常な細胞分裂の手助け細胞分裂の促進をしてくれる
  • アミノ酸の一種であるホモシステインの数値を下げてくれるので血流をよくしてくれる
  • 神経伝達物質のひとつであるセロトニンの合成を手助けしてくれるので自律神経を整えてくれる

例えていうならば、葉酸は車でいうとエンジンやガソリンというよりも、ガソリンスタンドや車の整備士さんだったりと、車本体ではないけども安全に車を走らせるためのなくてはならない必要不可欠な存在なのです。

お母さんにとっていいことと葉酸の主な働き

■時期 ■お母さんにとっていいこと ■葉酸の主な働き
妊活中 着床しやすくなる 血液を作り出し血流も良くなることで、子宮内膜をふかふかの状態にしてくれます。そのことにより、受精卵が着床しやすくなります。
妊娠中・産後 便秘になりにくくなる 細胞分裂の促進により、腸内の動きも良くしてくれます。
妊娠中・産後 ダイエットの効果がある 血液を作り出し血流も良くなることで新陳代謝も良くなり、痩せやすい体になります。
妊娠中・産後 貧血になりにくくなる 血液を作り出すことで、貧血になりにくくなります。ただし、貧血予防には鉄分と葉酸をバランスよく摂取することが大切です。
産後 体力回復のお手伝いをする 血液を作り出し血流も良くなることで新陳代謝も良くなり、体力回復のお手伝いをしてくれます。また、自律神経を整えてくれるのでストレスレスな生活を送ることができます。
産後 母乳の出が良くなる 母乳は血液からできています。血液を作り出すことで、母乳の出を良くしてくれます。
産後 抜け毛・薄毛 特に産後はホルモンバランスの関係で髪の毛が抜けやすいです。自律神経を整えてくれるので安眠にも効果があり、抜け毛や薄毛にとってよい環境づくりとなります。
妊活中・妊娠中・産後 肌が荒れにくくなる 血液を作り出し血流も良くなることで新陳代謝も良くなり、肌が荒れにくくなります。
妊活中・妊娠中・産後 ストレス緩和 自律神経を整えてくれるのでストレスを緩和してくれます。

妊活中~妊娠中~産後、とお母さんの体は常に変化します。その中で葉酸はお母さんにとっていいことがたくさんあることが分かります。

では、葉酸を「いつまで」摂取したらいいの?

それでは「いつまで」葉酸を摂取し続けたらいいのでしょうか。葉酸は胎児が障害を持って産まれることを防ぐためのものと聞くと、赤ちゃんを出産したら摂取しなくていいと思いがちです。

しかし、葉酸がだれのためのもの?というおさらいをしたことから、赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいということが分かります。

赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しい理由

「赤ちゃんにとって」お母さんの体で作られる母乳によって健康で元気な体に成長するため

「お母さんにとって」出産後のお母さんの体の健康維持ストレス緩和のため

つまり、母乳で赤ちゃんを育てているお母さんだけでなく、ミルクで赤ちゃんを育てているお母さんにとっても葉酸は大切な成分です。

授乳中のお母さんに必要な葉酸の量は?

葉酸は赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいということは日本人に必要な葉酸の量の基準と合わせて、厚生労働省の資料にきちんと記載されています。

葉酸の食事摂取基準(㎍/日)-女性

 <年齢>  <推奨量>
 18~29(歳)  240
 30~49(歳)  240
 妊婦(付加量) +240
 授乳婦(付加量) +100

引用「厚生労働省(日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要)」より

ここでいう付加量とは、対象の年齢の推奨量に加えて必要な量ということも大切なポイントです。

葉酸推奨量の合計値

一般女性・・・240㎍/日

妊婦さん・・・480㎍/日

授乳中の産婦さん・・・340㎍/日

つまり、妊娠中は通常の成人女性の2倍もの葉酸を摂取する必要があります。そして授乳中は約1.4倍の葉酸が必要です。妊活中~妊娠中だけでいいと思って葉酸のサプリメントを捨ててしまわないようにしたいですね。

もし葉酸を摂取しすぎるとどうなるの?

赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいというこで、心配になるのが葉酸の過剰摂取です。

葉酸は摂取すればするほどいいものではありません。このことは厚生労働省の資料に耐容上限量として記載してあります。

葉酸の食事摂取基準(㎍/日)-女性

 <年齢>  <耐容上限量>
 18~29(歳)  1000
 30~49(歳)  1000

引用「厚生労働省(日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要)」より

耐容上限量とは葉酸を普段の食事以外のサプリメントなどで摂取した場合の上限量です。また、妊娠しているしていない、授乳しているしていないに関わらない年齢による耐容上限量というところにも注意しましょう。

葉酸はサプリメントで摂取することが多いので、説明書に1日の摂取量もきちんと記載されています。きちんと説明書を読んで用法用量を守って葉酸を摂取するようにしましょう。

上限量が定められている限り過剰摂取が引き起こす体の異常は人それぞれです。摂取しすぎによって体に何か異常を感じた場合は必ずかかりつけ医に相談しましょう。

また、サプリメントを赤ちゃんの手元に置かないようにして赤ちゃんの誤飲も防ぎましょう。

まとめ

葉酸についておさらいすることで、葉酸は、赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいという答えを見つけることができました。葉酸についての情報が多い中、なんとなく摂取しているお母さんもいるのではないでしょうか?

なんとなくではなく、葉酸についてもう一度考えてみると良いですね。常に時代は移り変わっていきますので、最新の正しい情報を得て正しい知識をもって赤ちゃんもお母さんも健康で元気に過ごせることが何よりです。

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