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妊娠したら葉酸はいつからいつまで摂取したらいいの?

      2018/02/28

葉酸を「いつまで」摂取したらいいかご存知ですか?もちろん葉酸のことは知っているからと、葉酸を積極的に摂取している方もいるでしょう。しかし意外に知らないのが、葉酸を「いつまで」摂取したらいいのか、ということです。

何気なくふと机の上を見てみると置いてある葉酸のサプリメント、これはいつまで飲み続けていいの?と不安になったことはありませんか?

ここでは、葉酸をいつから摂取するといいの?葉酸はだれのためのものなの?という葉酸のおさらいをすることで葉酸を「いつまで」摂取したらいいのかの答えを見つけ出します。



このページの目次

葉酸のおさらい:葉酸はいつから摂取するといいの?

まずはいつから葉酸を摂取する予定ですか?葉酸をいつから摂取していますか?

妊活中の方は摂取し始めているかもしれませんね。また、妊娠が分かった後で産婦人科で勧められて摂取し始めた方もいるかもしれません。それでは葉酸はいつから摂取したらいいのかをおさらいしてみましょう。

妊娠を計画している段階から葉酸は必要

葉酸は赤ちゃんがお母さんのお腹の中に宿ろうとしているその時、つまり妊娠を計画している段階から必要な成分であることは厚生労働省の資料にも記載してあり、このことを知るお母さんも多いでしょう。

妊娠を計画している女性、または、妊娠の可能性がある女性は、神経管閉鎖障害のリスクの 低減のために、付加的に 400µg/日のプテロイルモノグルタミン酸(葉酸)の摂取が望まれる。

引用「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」より

逆に言うと葉酸を摂取しなければ、神経管閉鎖障害という障害になるリスクがあると言うことです。それでは神経管閉鎖障害とは何なのかをおさらいしてみましょう。

神経管閉鎖障害とは?

神経管とは脳や脊椎などの中枢神経のもとです。つまり、人間にとって大切な部分です。

脊椎がうまく作れないと、赤ちゃんの手足が上手に動かせなかったり排せつがうまくいかない障害になります。脳がうまく作れないと、無脳症といって脳がないまま産まれてきてしまう命の危険にも繋がる障害です。

葉酸のおさらい:葉酸はだれのためのもの?赤ちゃんのためだけのもの?

そもそも葉酸を摂取するというということは赤ちゃんのためだけにいいものなのでしょうか?お母さんのためにもいいものなのでしょうか?

神経管閉鎖障害になるリスクを低減するという意味では赤ちゃんのためにいいことだということはわかりますが、本当にそれだけなのでしょうか?

お腹の中の赤ちゃんにとっていいこと

赤ちゃんはお母さんのお腹の中に宿った瞬間から活発に細胞分裂を繰り返して成長します。

お母さんが葉酸を摂取することでお腹の中の赤ちゃんにその栄養素が送り込まれ、神経管閉鎖障害になるリスクを低減するだけでなく、赤ちゃんが健康で元気な体に成長するための手助けをしてくれます。

産まれてきた赤ちゃんにとっていいこと

また、赤ちゃんは産まれてから離乳食がはじまるまで、お母さんの母乳やミルクだけで育ちます。

母乳はお母さんの体で作られます。お母さんが葉酸を摂取したその栄養素の入った母乳が赤ちゃんに与えられることで、健康で元気な体に成長するための手助けをしてくれます。

お母さんにとっていいこと

葉酸はお母さんにとってもいいことがたくさんあります。それは「葉酸の主な働きのおさらいをすること」と「お母さんにとっていいことを葉酸の主な働きと合わせて見ること」で分かります。

葉酸の主な働き

  • ビタミンB12と一緒に摂取することで、正常な血液を作り出してくれる
  • 正常な細胞分裂の手助け細胞分裂の促進をしてくれる
  • アミノ酸の一種であるホモシステインの数値を下げてくれるので血流をよくしてくれる
  • 神経伝達物質のひとつであるセロトニンの合成を手助けしてくれるので自律神経を整えてくれる

例えていうならば、葉酸は車でいうとエンジンやガソリンというよりも、ガソリンスタンドや車の整備士さんだったりと、車本体ではないけども安全に車を走らせるためのなくてはならない必要不可欠な存在なのです。

お母さんにとっていいことと葉酸の主な働き

■時期 ■お母さんにとっていいこと ■葉酸の主な働き
妊活中 着床しやすくなる 血液を作り出し血流も良くなることで、子宮内膜をふかふかの状態にしてくれます。そのことにより、受精卵が着床しやすくなります。
妊娠中・産後 便秘になりにくくなる 細胞分裂の促進により、腸内の動きも良くしてくれます。
妊娠中・産後 ダイエットの効果がある 血液を作り出し血流も良くなることで新陳代謝も良くなり、痩せやすい体になります。
妊娠中・産後 貧血になりにくくなる 血液を作り出すことで、貧血になりにくくなります。ただし、貧血予防には鉄分と葉酸をバランスよく摂取することが大切です。
産後 体力回復のお手伝いをする 血液を作り出し血流も良くなることで新陳代謝も良くなり、体力回復のお手伝いをしてくれます。また、自律神経を整えてくれるのでストレスレスな生活を送ることができます。
産後 母乳の出が良くなる 母乳は血液からできています。血液を作り出すことで、母乳の出を良くしてくれます。
産後 抜け毛・薄毛 特に産後はホルモンバランスの関係で髪の毛が抜けやすいです。自律神経を整えてくれるので安眠にも効果があり、抜け毛や薄毛にとってよい環境づくりとなります。
妊活中・妊娠中・産後 肌が荒れにくくなる 血液を作り出し血流も良くなることで新陳代謝も良くなり、肌が荒れにくくなります。
妊活中・妊娠中・産後 ストレス緩和 自律神経を整えてくれるのでストレスを緩和してくれます。

妊活中~妊娠中~産後、とお母さんの体は常に変化します。その中で葉酸はお母さんにとっていいことがたくさんあることが分かります。

では、葉酸を「いつまで」摂取したらいいの?

それでは「いつまで」葉酸を摂取し続けたらいいのでしょうか。葉酸は胎児が障害を持って産まれることを防ぐためのものと聞くと、赤ちゃんを出産したら摂取しなくていいと思いがちです。

しかし、葉酸がだれのためのもの?というおさらいをしたことから、赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいということが分かります。

赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しい理由

「赤ちゃんにとって」お母さんの体で作られる母乳によって健康で元気な体に成長するため

「お母さんにとって」出産後のお母さんの体の健康維持ストレス緩和のため

つまり、母乳で赤ちゃんを育てているお母さんだけでなく、ミルクで赤ちゃんを育てているお母さんにとっても葉酸は大切な成分です。



授乳中のお母さんに必要な葉酸の量は?

葉酸は赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいということは日本人に必要な葉酸の量の基準と合わせて、厚生労働省の資料にきちんと記載されています。

葉酸の食事摂取基準(㎍/日)-女性

 <年齢>  <推奨量>
 18~29(歳)  240
 30~49(歳)  240
 妊婦(付加量) +240
 授乳婦(付加量) +100

引用「厚生労働省(日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要)」より

ここでいう付加量とは、対象の年齢の推奨量に加えて必要な量ということも大切なポイントです。

葉酸推奨量の合計値

一般女性・・・240㎍/日

妊婦さん・・・480㎍/日

授乳中の産婦さん・・・340㎍/日

つまり、妊娠中は通常の成人女性の2倍もの葉酸を摂取する必要があります。そして授乳中は約1.4倍の葉酸が必要です。妊活中~妊娠中だけでいいと思って葉酸のサプリメントを捨ててしまわないようにしたいですね。

もし葉酸を摂取しすぎるとどうなるの?



赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいというこで、心配になるのが葉酸の過剰摂取です。

葉酸は摂取すればするほどいいものではありません。このことは厚生労働省の資料に耐容上限量として記載してあります。

葉酸の食事摂取基準(㎍/日)-女性

 <年齢>  <耐容上限量>
 18~29(歳)  1000
 30~49(歳)  1000

引用「厚生労働省(日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要)」より

耐容上限量とは葉酸を普段の食事以外のサプリメントなどで摂取した場合の上限量です。また、妊娠しているしていない、授乳しているしていないに関わらない年齢による耐容上限量というところにも注意しましょう。

葉酸はサプリメントで摂取することが多いので、説明書に1日の摂取量もきちんと記載されています。きちんと説明書を読んで用法用量を守って葉酸を摂取するようにしましょう。

上限量が定められている限り過剰摂取が引き起こす体の異常は人それぞれです。摂取しすぎによって体に何か異常を感じた場合は必ずかかりつけ医に相談しましょう。

また、サプリメントを赤ちゃんの手元に置かないようにして赤ちゃんの誤飲も防ぎましょう。

 

 

妊婦が必要とする1日の葉酸摂取量

葉酸は1日に何μg摂ればいい?

厚生労働省によると葉酸の1日の摂取量は以下のように書かれています。

 葉酸の1日の推奨摂取量
成人女性 240μg
妊婦  480μg
授乳婦 340μg

成人女性に必要な葉酸の量

一般の成人女性に必要な葉酸の量は1日あたり240μgです。

現代の若者は野菜や果物の摂取量が減少していると言われており、そのせいもあってか葉酸の平均摂取量は225μgとされています。

もう一歩のところで1日の必要量を満たせていないんですね。

妊活中や妊娠中の女性に必要な葉酸の量

葉酸は妊娠を希望する女性なら早めに摂取し始めるのがいいとされています。

その1日あたりの推奨量は480μgであり、このうちの400μgを食事以外の栄養補助食品から摂取するのがいいとされています。

なぜなら、葉酸は熱に弱く水にも簡単に溶けだしてしまうため食事から必要量の全てを賄うのは難しいとされているためです。

授乳婦に必要な葉酸の量

葉酸は妊娠中に必要な栄養素というイメージが強いですが授乳期間中も一般女性に比べると多くの葉酸が必要です。

量としては1日あたり340μgと妊娠中の女性に比べると少なめですが、それでも普段以上に注意して摂取する必要がありますね。

まとめ

妊婦は通常に比べ2倍も多く葉酸を摂る必要があります。
そもそも通常時に240μgすら摂っていない人も多いとはおもいますが・・

特に妊娠初期に葉酸を摂取する理由にもあるとおり、妊娠初期は確実に480μgをクリアしておきたいところです。

ちなみにアメリカでは葉酸摂取基準が成人女性で400μgです。
サプリ基準が厳しいアメリカならではですね。

また、葉酸は動脈硬化や貧血を予防してくれる栄養素としても知られています。
なので妊娠時ではなくても、男性でも日常的に必要とされているのです。

関連:男性も葉酸を摂取しなければいけない理由
関連:葉酸はいつまで摂ればいいか?厚生労働省が勧める期間

厚生労働省が定める1日の摂取量の上限

葉酸は不足してはいけませんが、過剰摂取もいけません。
これまた厚生労働省で葉酸は1日1000μgまでと決められています

なぜそれ以上摂ってはいけないか?は葉酸を摂りすぎると良くないのか?-胎児のアレルギーの可能性-で説明しています。

ただし、1つ問題があります。

その日に何μg摂取したかが自分で分かりづらいということなのです。

というのも、葉酸サプリを使ったからといってサプリによって吸収率が違いますし、野菜からとろうと思っても水溶性ビタミンである葉酸は茹でると消失してしまうのです。

関連:葉酸を取りやすい調理法

推奨量というのは最低必要量のことを指す

推奨量と言うとぴったりその量を摂取していればちょうどいいような気がしますよね。

ですがこの推奨量というのは欠乏症にならないための最低摂取量と言えます。
そのため推奨量の摂取を目指すのではなく、推奨量以上の摂取を目指す必要があります。

摂取量が計りにくいので葉酸摂取はサプリがおすすめ

みなさんは1日の摂取量、測れますか?

食材からだと自分がその日どれくらい葉酸をとったかが非常にわかりにくいです。

食材での葉酸摂取量がわかりづらい理由

・食材ごとに葉酸含有量が違う
・茹でた場合、食材によって消失率が違う
・そもそも料理をみて、どのくらい葉酸が含まれているかわかるはずがない

このような状況で、確実に480μgを摂るために一番手っ取り早いのはサプリからの摂取です。

ですがサプリも合成成分のものだと吸収率が落ちます。
より正確に測っていくなら、天然サプリが最も良いです。
これなら成分表に書かれている量をそのまま見て摂取していけば心配ありません。

 

 

葉酸が必要なのは妊娠初期だけではない理由

なぜ初期以降に葉酸が必要か?

赤ちゃんの障害というリスクがあるため、葉酸は妊娠初期に必要というイメージが強くなっています。

しかし実は、葉酸は妊娠中から授乳期にかけてずっと必要な栄養素と言われています。

妊娠初期に葉酸が不足すると赤ちゃんへの影響だけでなく、つわりがひどくなるなど母体の健康にも影響があることが分かっています。

ですが、それ以降も葉酸をとり続けなければいけない理由があります。

貧血防止のための葉酸

妊娠中は時期に関わらず、貧血になりやすいです。

実際、妊婦さんの3~4割は貧血を感じていると言われています。

葉酸は貧血を予防する効果もあるため、妊娠中は時期に関わらず葉酸摂取を心がける必要があります。

妊娠初期だけで終わらせてしまう妊婦さんたち

成人女性が1日に必要とする葉酸は240μgに対し、妊娠中は食事以外に400μg、授乳中は360μgとされています。

現代の一般的な食生活だと葉酸は不足傾向にあるということなので、授乳中も意識的に葉酸を摂取する必要があることが分かります。

妊娠初期にだけ必要!というイメージが強い葉酸

葉酸サプリは妊娠初期にだけ必要!と言うイメージが強すぎるため、多くの方が妊娠初期に飲んでいた葉酸サプリがなくなるとそのままやめてしまうことが多いようです。

確かに必要に迫られなければサプリメントを飲み続けるのは難しいかもしれません。

生まれてくる赤ちゃんのために・・・

でも、すべては生まれてくる愛おしい赤ちゃんのためだと思って飲み続けてください。

その他、食べ物からの摂取も心がけるとよいです。

ほうれん草などの葉物野菜やイチゴ、アボカドなどのフルーツ、レバー類にも多くの葉酸が含まれているので、意識して食生活に取り入れたいですね。

 

葉酸は妊娠初期だけ摂ってたらOKじゃないの?

葉酸サプリは2年は飲み続けることになる

少なくとも妊娠12週まで

"葉酸"妊娠初期に必須

の栄養素と言われていますね。

そのため「いつまで葉酸を摂取すればいいの?」と、疑問に思っている人も多いようです。

サプリ等で確実に摂取する必要があるのは、妊娠4週~12週と言われています。

理想としては、妊娠する1ヶ月~3ヶ月前から摂取するのがいいと言われています。

妊娠初期の4週~12週に葉酸が不足すると、赤ちゃんの健康に影響が出ると言われているので、少なくとも12週までは飲むようにしましょう

必要とされる摂取量は1日あたり400μgです。

酸は熱に弱く水溶性のため効率的に摂取しにくいので、1日あたり480μg~800μgを目標にすればいいでしょう。

妊娠初期に葉酸が不足すると赤ちゃんに影響があるだけでなく、つわりもひどくなりやすいと言われています。

妊娠中期~後期の方が必要とされている量は多い

意外に思われるかもしれませんが、妊娠初期に必要と言われている葉酸ですが、1日あたりの摂取目標量は妊娠初期よりも妊娠中期~後期の方が多いんです。
葉酸は妊娠を通して必要な栄養素なんですね。

そのためできることなら、妊娠中を通して葉酸を摂取するように心がけたいものです。

また妊娠後期にきちんと葉酸を摂取しておくことで、出産後のマタニティブルーや産後うつを軽減できるとも言われています。

授乳期にも必要

葉酸は授乳期にも必要とされています。

授乳期に葉酸が不足することで、母乳を通して赤ちゃんの発育に影響があるとも言われています。

出産と同時に葉酸サプリは卒業と思われている妊婦さんが多いようですが、出産後も引き続き飲むようにしましょう。

妊娠前から授乳が終わるまでと考えると、2年以上は葉酸サプリ飲むことになります。

なので、葉酸予算として2年分は見積もっておくとよいでしょう。

 

まとめ

葉酸についておさらいすることで、葉酸は、赤ちゃんを出産した後、授乳が終わるまで飲み続けて欲しいという答えを見つけることができました。葉酸についての情報が多い中、なんとなく摂取しているお母さんもいるのではないでしょうか?

なんとなくではなく、葉酸についてもう一度考えてみると良いですね。常に時代は移り変わっていきますので、最新の正しい情報を得て正しい知識をもって赤ちゃんもお母さんも健康で元気に過ごせることが何よりです。

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