幼稚園の入園準備 入園前にできるようにしておきたい8つのこと
2019/02/22
来年から幼稚園の年少に入れようと考えているママやパパ。「自分のことがまだできないけれど大丈夫?」と不安をお持ちではないでしょうか?幼稚園の先生は、指導のプロ。優しく温かく見守って指導して下さるから大丈夫です。
でも、やはりある程度は自分でできた方が、お子さんも幼稚園生活をスムーズにスタートできます。「できないことで自信を失って、一日中泣いて幼稚園で過ごす子もいる」と長男の幼稚園の先生に教えてもらったことがあります。
なので、「年少組の保育内容」をざっと紹介し、そこから考えられる「幼稚園で頻繁にやる習慣」「できた方がいいこと」「幼稚園グッズを使って練習した方がいいこと」をご紹介します。また、「おむつ外しは入園の必須条件なのか」についてもご紹介します。
このページの目次
自分のことは自分で!幼稚園でよくやる習慣8つ
画像出典元:http://www.senshu-kids.ed.jp/info/
では、年少の保育内容から考えて、どのようなことが入園までにできるようになっていればいいでしょうか?以下のことは、「絶対できないとだめ!」というわけではありませんが、できていればお子さんも自信を持って幼稚園に通うことができるものです。
お子さんは幼稚園に慣れないうちは、自分のできないことを先生に言うのもためらってしまいます。「できない」→「緊張して先生に助けを求めることができない」→「保育活動に参加できない」→「自信・やる気を失って幼稚園が嫌いになる」なんてことにならないよう、今から少しずつ練習をしておきましょう。
1.靴の脱ぎ履き
幼稚園に着いたら、まずは外履きを上履きに履き替えます。「登園・降園のとき」「外遊びをするとき」など、靴の脱ぎ履きをする場面は頻繁に登場します。靴の脱ぎ履きをマスターしておきましょう。
2.衣服の着脱
登園時に着ている園の制服は、幼稚園に着いたら脱いだりスモッグタイプの服に着替えたりします。自分で服を脱いだり、袖に腕を通したりできるように練習しておきましょう。
3.手洗い・うがい
外遊びから戻ったときや昼食の前には手洗い・うがいを義務づけている幼稚園がほとんどです。自分で水道の栓を開け閉めできたり、石けんをつけて手を洗えるようにしておきましょう。うがいの練習もしておきましょう。
4.食事
長男の通っている幼稚園では、「自分で食べられない子が多い」ということを言われました。「いただきます」はできても、いざ食べるときになると一人で食べることができないので、どうしていいかわからず止まってしまう子が多いようです。
お箸はまだ使えなくても大丈夫ですが、スプーンやフォークを使って自分で最後まで食べきれるように練習しておきましょう。また、給食で「バナナ」や「枝豆」など、皮をむいて食べる食品が出ることがあります。自分で皮をむけるようにしておいて下さい。
5.ズボン・パンツの上げ下ろし
トイレトレーニングの真っ最中のお子さん、すでに完了しているお子さんもいらっしゃることでしょう。「おしっこ・うんちができればOK!」と思っていませんか?それだけではなく、「まずズボン・パンツを下ろす」「終わったら上げる」という動作も忘れずに教えてあげましょう。
「上のことが全てできる」というお子さんは、一歩進んで以下のこともできておくと、幼稚園生活をより楽しむことができます。必須条件ではありませんので、余裕があるお子さんは挑戦してみましょう。
6.ボタン
幼稚園の制服は、ボタンで留めるものがほとんどです。制服自体がしっかりした作りになっていますので、ボタンも固いものが多いことがあります。ボタンを留める・外すやり方をきちんと教えてあげて下さい。
遊びながらボタンの練習ができるように、フェルトとボタンを使って以下のようなものを作るのもおすすめです。全て100円ショップで材料をそろえることができます。
画像出典元:http://ameblo.jp/mimi2525mimi2525/entry-10948743935.html
- フェルトを好きな形に切る
- 1枚のフェルトの端にボタンを縫い付ける
- 反対の端にボタン穴を開ける
- 1~3のフェルトを何枚か作る
あとはお子さんにボタン穴にボタンを通して留めてもらい、どんどんフェルトをつなげていきます。長男はこれでボタンができるようになりました。
7.はさみ
幼稚園で工作をするにあたって、頻繁に登場するのが「はさみ」です。「入園してから始めてはさみを使った」というお子さんも多いことでしょう。ですが、入園前にはさみに慣れておいた方が安心です。
なぜ入園前にはさみを練習するの?
- 「振り回さない」「人に刃をむけない」などのルールをきちんと頭に入れるため
- お子さんが慣れるまでは手を切らないようにずっと見守っている必要があるが、幼稚園では先生が1~2人しかいないので、目が行き届かない可能性があるため
長男の幼稚園では、入園1ヶ月後には「線に沿って丸の形に切る」ということをやっていました。レベルが高くて驚きました。
8.自分の名前を読めるようにする
幼稚園の下駄箱、ロッカー、自分の持ち物など、お子さんの名前はあらゆるところに書かれます。自分の名前が読めるようにしておくと、持ち物の管理をしっかりと自分で行うことができます。
幼稚園グッズで練習しておこう!
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入園する幼稚園が決まって幼稚園に必要なものを購入したら、実際にそれを使って練習してみて下さい。例えば「通園バッグ」「上履き」「お弁当箱」です。バッグからの荷物の出し入れや上履きの脱ぎ履きなど、簡単な動作に見えて、お子さんにとっては意外に難しい可能性があります。
長男の幼稚園でも、入園前に練習しておくように言われました。
上履きの脱ぎ履き
靴の脱ぎ履きはできても、上履きはできないという子が多いです。運動靴のようにマジックテープで留めるタイプの上履きなら大丈夫でも、足の甲がゴムになっている一般的な上履きは固くてうまく引っ張れず、お子さんには脱ぎ履きが難しいようです。
幼稚園でおすすめされたのが、「かかとの部分に髪ゴムを通してわっかにすること」です。履くときにゴムに人差し指を引っ掛けて引っ張ります。ゴムが伸びるので、力を入れて引っ張ることができます。
左右を間違えて履くお子さんもいます。最初のうちは左と右がわかるように、マジックでマークを書いたり、ワッペンなどを付けてあげましょう。
画像出典元:https://ameblo.jp/megunohitorigoto-430/entry-12097136685.html
通園バッグからの荷物の出し入れ
幼稚園の通園バッグは、子ども用サイズなので小さめです。「お弁当箱」「タオル」「コップ」などを入れるとギリギリのことがあります。バッグに入れる荷物の順番を教えて、きちんと出し入れできるか確認してみて下さい。
お弁当箱の蓋の開け閉め
自分のお弁当箱を持っていって食べる習慣は、これまであまりなかったものでしょう。「蓋が開けられずに食べられなかった」「上手に開けられなかったので、お弁当の中身を床に落としてしまった」というトラブルがあります。
お弁当箱を傾けずにきちんと開けられるように練習しておきましょう。また、食べ終わった後、ちゃんと蓋ができているかも確認してあげて下さい。
おむつは外れていなきゃだめ?
画像出典元:http://ikulove.com/1908
トイレトレーニングが完了せずに、入園式を迎えるお子さんもいることでしょう。幼稚園によっては、おむつが外れていることが入園の条件になっていることもあります。まずは希望の幼稚園に確認してみて下さい。
もし「おむつが外れていなくても大丈夫」という幼稚園でも、初めから「おむつ外しは幼稚園に全部任せる!」と思わずに、ご自宅でも少しずつトイレに行く習慣をつけましょう。
まとめ
- 靴の脱ぎ履き、衣服の着脱
- 食事
- 手洗い・うがい
などを一人でできるようにし、はさみやボタンの練習も少しずつ始めましょう。自分の名前を読めるようにしておくと、お子さんが幼稚園で自分の持ち物を自分で管理できます。
入園が決まったら、上履きや通園バッグ、お弁当箱を使ってそれぞれの動きがスムーズに行えるか確認してみて下さい。トイレトレーニングは完了していなくても大丈夫の幼稚園もありますが、まずはご自宅で少しずつ練習しておきましょう。
「自分のことができないから年少に入れるのは不安」に思っているママも多いですが、目標を立てて少しずつできるようになれば、お子さんも楽しく幼稚園に通ってくれるはずです。1つ1つ練習していって、自信を持たせてあげましょう。