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1歳の夜泣きは何故起こる?良い睡眠のために準備しておきたい夜泣き対策5つ

      2017/04/01

子どもの年齢が1歳を過ぎたのにまだ夜泣きが続いていたり、急に夜泣きが始まった!なんてことはありませんか?だんだん大きくなってまとまって寝てくれてもいいはずなのに、何で夜泣きをするんだろう?と不思議ですよね。

毎晩大きな泣き声で起こされるとパパ・ママも大変ですし、うまく寝かしつけができていないのかな?と不安になりますよね。何とかして夜泣きがおさまって欲しい!と悩んでいる方も多いと思います。

ここでは1歳児の子どもの夜泣きの原因や解決策をまとめます。夜泣きに悩んでいる方は参考にしてみてください。

1歳でも夜泣きをするの?

できれば早く終わって欲しい夜泣きですが、一般的にはどの年齢で夜泣きをするものなのでしょうか。

夜泣きをする月齢

夜泣きの発生時期には個人差があります。環境によっても異なるので絶対ではありませんが、3・4ヶ月から始まり、長い場合は2歳まで続く可能性があります。

人間の表情や動きを認知し、その意味を読み取る事ができるようになる時期から発生する。というのが、特徴です。

引用元:生馬医院 赤ちゃんTOP「夜泣き」より夜泣き発生時期についての参考アンケート

参考:夜泣きに関するアンケート

1歳6ヶ月と3歳のお子さんをもつママへのアンケートによると、3人に1人の割合で夜泣きが起こっています。1歳半の月齢では3割の方が未だに夜泣きが続き悩んでいるんですね。3歳になっても10人に1人の方はは夜泣きがあります。

月齢 それまでも夜泣きの経験がある 今も夜泣きが続いている
1歳6ヶ月 30.4% 29.5%
3歳 35.5% 9.1%

参考文献:生馬医院 赤ちゃんTOP「夜泣き」より

何で夜泣きをするの?4つの原因

夜泣きには厳密な定義はありませんが、訳もなく毎晩のように突然泣き出すことを言います。パパ・ママ、そして赤ちゃん自身も辛い夜泣き。夜泣きにはいくつかの原因があるとされています。自身のお子さんを観察して、下記のどれに当てはまるか確認してみましょう。

1. 体内時計が未完成

人間は成長するにつれて、朝には目が覚め夜になると勝手に眠くなるという体内時計が備わっていきます。個人差はあるものの、赤ちゃんから幼児へと成長していく過程で大人と同じように眠れるようになっていきます。

しかし、1歳という年齢はまだまだ体内時計が未完成で眠りが浅いです。(1歳未満の赤ちゃんにも同じことがいえます。)まだ体内時計のバランスが取れていないと睡眠サイクルが不安定になり、「夜は寝る時間」と認識できずに起きてしまいます。

こんなことしていない?夜泣きの原因かも!

  • 寝る前に興奮するような遊びをしている
  • 寝る前にスマホ・テレビ・ゲームなどを見ている
  • 寝かしつけの時間が不規則(子どもが寝る時間だと理解できていない)
  • 寝ている間に明るい電気がついている
  • 生活リズムが不規則

2. 脳の発達が未熟

画像出典元:http://www.nhk.or.jp/special/mama/qa.html

最新の脳科学で、夜泣きは人間の子ども特有の“必然的な行動”であることが明らかになってきました。原因は、生まれた時の子どもの脳が、成人に比べて非常に未発達なことにあります。

引用元:NHKオンライン「NHKスペシャル ママたちが非常事態!?」より

その日1日で受けた興奮や不安、不満などの感情を抑える役割を担っているのが脳にある「前頭前野」という部分です。約10年ほどかけてゆっくりと成長していきますが、まだ脳の発達が未熟な1歳児(1歳未満の赤ちゃんも)は、昼間に受けた興奮や不安などをコントロールできず眠りが浅くなってしまいます。

そのため、乳幼児は昼間あった刺激を受けその感情を引きずったまま泣き出してしまうのですね。

こんなことなかった?夜泣きの原因かも!

子どもにとって昼間に強い刺激を受ける事恐怖体験、不安体験、興奮体験)があったり、不満を感じる出来事ほしいもの・したいことが要望通りにいかなかった)があると、夜泣きの原因になり得ます。

以下は、よくある夜泣きの原因となる一例です。これらは子どもによって何が要因になるか個人差があります。新しい体験をすることは子どもの好奇心を育ててくれるので悪いことではありません。むしろ、このようなことがあった日は夜泣きをするかも!と心の準備ができますね。

  • 新しい場所にお出かけをして興奮した
  • 知らない人とたくさん会った
  • いつも以上に興奮してよく遊んでいた
  • 怖いこと・嫌いなことがありたくさん泣いた
  • 周囲からダメ出しをされてストレスに感じることがあった

3. 体調不良や不快感

大人もそうですが、ちょっとした体調の変化や寝る場所の不快感によって突然目覚めてしまうこともあります。体調については医師に相談して解決したり、良い睡眠ができるよう心地いい環境づくりをしてあげることも大切ですね。

こんなことない?夜泣きの原因かも!

  • 寝室が暑すぎたり寒すぎたりしている
  • お布団や着ている服の肌触りが不快
  • 歯が生え始めてかゆい
  • 副鼻腔炎などで鼻がつまりよく眠れない

副鼻腔炎とは

はなの奥にある副鼻腔という場所に炎症がおきて、膿がたまる病気です。膿が貯まるため俗に蓄膿症と言われています。

引用元:西城耳鼻咽喉科・アレルギー科「小児副鼻腔炎」より

4. 睡眠障害

夜泣き対策をしっかりとしていても毎晩夜泣きがあったり、夜泣きの仕方がひどい場合は睡眠障害の可能性もあります。最初から病気と決めつけず、しっかりと夜泣き対策を行い続けることが大切です。それでもひどい夜泣きが継続する場合は担当の小児科医に相談しましょう。

睡眠障害とは

睡眠障害には様々な症状があります。1歳児に起こる可能性が高い一例をまとめていますが、疑わしい場合は詳しい検査なども含めて必ず担当の小児科医に相談してから判断してください。

病名 症状

錯乱性覚醒障害

  • 泣き叫んだり、ひどく暴れる
  • この時の記憶がない
夜驚症
  • 眠っているのに突然叫び声をあげたり泣き出す
  • 呼吸の乱れがあったり、ひどく汗をかいたりしている
  • この時の記憶がない
睡眠時遊行症(夢遊病)
  • 無意識の状態で起き出し、そこらじゅうを歩き回る

参考文献:生馬医院 赤ちゃんTOP「夜泣き類似疾患」より

睡眠障害を疑う目安

夜泣き対策を行っているにもかかわらず、下のようなことが続くようであれば睡眠に問題がある可能性があります。

1歳~1歳6ヵ月を過ぎても、

  1. 夜間睡眠中にしばしば目を覚ます(3回以上)
  2. 一度目を覚ますと1時間ほども起きている
  3. トータルの睡眠時間が9時間より短い
  4. 日中の機嫌が悪くよく泣いている

引用元:兵庫県立リハビリテーション中央病院「子どもの睡眠と発達医療センター」より

良い睡眠のために!準備しておきたい夜泣き対策5つ

夜泣き対策のため日中から意識して行いたいことがあります。意識することがたくさんあるので大変かと思いますが、規則正しい生活を心がけることコミュニケーションをとりながら一緒に遊んであげることを常に心がけましょう。

1. 規則正しい生活

前述の通り、1歳児の体内時計はまだまだ未熟です。そのため大人が意識的に、昼間は活動し夜は寝る時間だという生活リズムを教えていかなくてはなりません。

規則正しい生活を実現するための7か条

  1. 朝や昼間は太陽の日差しを浴びる(日中、天気が悪い場合は照明などで明るいお部屋に)
  2. 早起きをさせる
  3. お昼寝は長すぎず、遅すぎず、明るい場所で(1日1回・2時間以内が目安)
  4. 就寝時間は毎日決まった時間にする
  5. 夜になったらお部屋は暗くする(寝ている時も暗くする)
  6. お風呂は早めに入る
  7. 寝る前のスマホ・テレビ・ゲームは避ける

2. 昼間はたくさん遊ぶ

適度な疲労は睡眠をより深くします。私たち大人も運動をたくさんしたり、よく動いた日はぐっすり眠れますよね。ただし、過度な運動はやめましょう。刺激が強すぎると逆に眠れなくなってしまうこともあるので注意してください。

昼間の遊び方

  • 天気が良ければお日様の下で外遊びやお散歩をする
  • 積み木やお絵かき、粘土など月齢にあった指先を使う遊びもOK

体を使う遊びだけではなく、指先を使う遊びも脳が疲れてぐっすり眠ることができます

3. 「今は寝る時間だよ!」という入眠儀式を行う

今は寝る時間なんだ!という、決まったルールのようなものがあると頭も体も寝る準備ができます。毎日行い習慣づけることで、寝かしつけもスムーズにできます。

毎日行うことで効果が得られるものなので、ママたちが無理なく簡単にできるものを選ぶと良いでしょう。また、ママ以外の誰がやっても良い方法を選んでおくと、周囲の手も借りられるので後々楽になりますよ。

オススメの入眠儀式例

  • 背中やお腹など(子どもが好みの部位)をトントンする
  • 絵本を読んだりお話を聞かせる
  • 子守唄を聞かせる
  • 頭やおでこなど(子どもが好みの部位)を撫でる
  • 寝かしつけ用の音楽を流す(You Tubeなどで簡単に検索できます)

あまりオススメしない入眠儀式例

  • 抱っこやおんぶ(体に負担がかかり疲れることがあるため)
  • 添い乳(ママだけに負担がかかるため)

抱っこやおんぶはパパやママたちがあまり負担と感じなければ大丈夫です。

また、ママしかできない添い乳を入眠儀式として使われているケースについては、突然やめてしまうと逆にそれがストレスになってしまうので、ゆっくりと違う方法を試していくといいでしょう。

ただ、お母さんが特段不便を感じないのであれば、歯が生えそろうまでには、自然に不要となるケースが多いようです

引用元:生馬医院 赤ちゃんTOP「夜泣き」より

4. 寝る前のスキンシップタイム

前述の通り1歳の脳はまだまだ未熟で、昼間にあったことを思い出し泣いてしまうことがあります。

精神的な乱れからくる夜間の泣きは寝る前にしっかりと関わって心を落ち着かせた状態でお布団に入るとよくなることが結構あります。

引用元:"夜泣き専門"保育師に聞いた「寝かしつけ」習慣を変えてより良い眠りを迎える8つのコツ より

絵本を読んだりたくさん会話をすることで、子どもの心を落ち着かせることができます。

5. 心地いい寝室作り

眠りにくい寝室だと寝つきも悪くなり、不快感があると途中で起きやすくなってしまいます。以下のようなことを気をつけて、眠りやすい寝室を心がけておくと良いでしょう。

眠りやすい寝室のポイント

  • 適切な室温か(暑すぎず、寒すぎず)
  • 寝具やパジャマの肌触りを子どもが嫌がっていないか
  • 室内の電気は適度に暗いか

個人差はありますが暗すぎると不安に感じてしまう子もいるので、豆電球をつけるなどして適度な暗さにするといいでしょう。

夜泣きをしたらどうしたらいい?

これまで夜泣きの原因と夜泣き対策をまとめてきましたが、夜泣き対策を1日2日やったからといって、すぐに夜泣きがピタリとおさまってくれるわけではありませんよね。では、困った夜泣きにはどう付き合っていけばいいのでしょうか。

夜泣きに向き合う心構え

心地いい眠りを妨げられてしまうのでついついイライラしてしまいがちですが、イライラは子どもに伝わり夜泣きを増長させてしまうことがあります。夜泣きは徐々に終わっていくものと、気長に付き合っていく心構えが必要です。

もしイライラが止まらない場合は?

もし、心身ともに疲れてしまうほどイライラがあるようなら無理しないでください。まずは周囲の人の力をたくさん借りて乗り越えましょう。

  • パパや周囲の人の力を借りる
  • 部屋を移動したり電気をつけて気分転換をする
  • 温かい飲み物を飲んで心を落ち着かせる
  • 心をリセットするために、少しの間だけ子どもを自分から離す

夜泣きをおさめるコツってある?

次のようなポイントを意識しながら夜泣きをおさめていきましょう。

1. 「寝言泣き」かも!少し様子見を

子どもが泣き出すとすぐに「お!夜泣きかな?」と思ってしまいがちですが、「寝言泣き」といって少し泣き声をあげてしまっただけかもしれません。この寝言泣きのときにすぐに抱き上げたり添い乳をしたりすると、むしろ子どもの眠りのペースを乱してしまいます。

泣き出したら最初の数分はトントンしてあげながら様子を見ましょう。もし泣き声がひどくなったり、トントンしてもおさまらなけば夜泣きの可能性が高いです。抱き上げてあやしてあげたり、優しく子守唄を歌ってあげるのもいいでしょう。

参考文献:【赤ちゃん】"寝言泣き"に要注意! 「夜泣き専門保育士」に聞いた、安眠のための改善方法

2. ひどい場合は気分転換を

トントンしたり抱き上げてあやしても夜泣きがやまない場合は、泣いている子ども本人も何故泣いているのかわからない状態です。そんな時は次のような手段で子どもを落ち着かせてあげてから、改めて寝かしつけてあげるのがスムーズです。

あくまで一例ですので、ご自身の住環境でできるものを行なってみてください。

  • 部屋を移動する
  • 部屋の電気をつける
  • 温かい飲み物を飲ませる
  • リラックスできる音楽をかけてあげる

まとめ

夜泣きは日中の過ごし方が大切ということでしたが、それは良い睡眠にもつながることです。まずは手始めに、日中の過ごし方について何かできることはないか見直してみるといいでしょう。

1歳児の夜泣きは子どもの成長途中でどうしても起きてしまうことです。しかし、直面するパパやママにとってはとても大変なことですよね。決して一人では悩まずに、お互いに協力しながら・周囲の人の力も借りながら、ゆっくりと解決していきましょう。

 

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