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赤ちゃんのうつぶせ練習はいつから必要?やり方、注意点まとめ

      2019/03/12

赤ちゃんの成長にうつぶせの練習が必要だと聞いたことはありませんか?うつぶせの体勢にすることは、筋肉の発達を促したり、赤ちゃんの見える世界を広げたりするというメリットがあります。でも、

「どうやって始めれば良いの?」

「うつぶせの練習なんて必要?」「いきなりうつぶせにするのは不安・・・」

と悩んでしまいますよね。この記事では、筆者の息子が3ヶ月健診を受けた際にかかりつけの医師から教えてもらったアドバイスをもとに、練習の進め方をわかりやすく紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。


うつぶせ練習はいつから?

うつぶせの練習を始める時期はいつ頃が良いのでしょうか。赤ちゃんの成長は人それぞれなので明確な決まりはありませんが、次の点を参考にして無理なく始めてみましょう。

  1. 時期に決まりはない
  2. 首がすわるのは生後3~4ヶ月

1. 時期に決まりはない

うつぶせの体勢にすること自体は、そのまま放置したり寝かせてしまったりするのでなければ、いつからでないといけないという決まりはありません。筆者の息子も生まれて数日で便秘解消のためにうつぶせにするよう産院で勧められましたし、うつぶせの練習を始める産院もあります。

ただ、身体が未発達であればあるほど、不安定な姿勢をとることのリスクも大きくなります。焦る必要はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、まずは1日1回10秒程度から始めていきましょう。赤ちゃんの成長に合わせて2~3分5~10分と少しずつうつぶせの時間を延ばしていきます。

2.首がすわるのは生後3~4ヶ月

赤ちゃんの個人差はあるものの、生後3か月を過ぎた頃から首がすわり始めます。体勢を変えることに不安がある場合は、首の筋肉がついてきたこの頃に始めると安心です。うつぶせの練習をすることで、さらに発達を早める効果も期待できます。

うつぶせにするメリット

月齢が進むとうつぶせの姿勢は自然とできるようになりますが、わざわざ練習をする必要があるのでしょうか。次に、うつぶせにするメリットを紹介します。

  1. 赤ちゃんの筋肉が鍛えられる
  2. 頭の形が良くなる
  3. 赤ちゃんの視野が広がる

1.赤ちゃんの筋肉が鍛えられる

仰向けではただ寝転がっているだけですが、うつぶせの状態にすると重い頭を上げようと身体のバランスをとろうとします。その結果、首まわりやお腹、背中の筋肉が使われ、赤ちゃんにとって良い運動になります。

2.首すわりが促される

首まわりの筋肉が発達してくると、3ヶ月健診のチェック項目の1つにもなっている首すわりにつながります。首がしっかりすると縦抱きがしやすくなり、抱っこ紐を使ってのお出かけも楽になります。

3.赤ちゃんの視野が広がる

首がすわる前の赤ちゃんは基本的に仰向けで寝たまま過ごしています。うつぶせにすることで赤ちゃんの目線が変わり、新鮮な気持ちになれるでしょう。仰向けでは天井や視界に入ってきたものを受動的に見るだけになりがちです。ですが、うつぶせになると首を動かし能動的に周囲を見渡すことができるので、赤ちゃんの好奇心に刺激を与えられます。

親が赤ちゃんをうつぶせにしたとき、赤ちゃんは顔を起こしてまわりをみる。その後、体の筋肉が発達し、寝返りができるようになると、自分でうつぶせになり、キョロキョロとまわりをみる。好奇心がますます強くなる。

引用元:小西行郎(監修)『0歳の赤ちゃんの気持ちがわかる本―言葉のない1年間には意味がある』講談社

うつぶせ練習のやり方

メリットがわかったところで、具体的にどうやって練習していけば良いのかを説明していきます。いきなり床で身体を回転させるよりも、二段階に分けて練習をすると良いでしょう。

  1. お腹の上に乗せてみる
  2. 床の上で練習する

1.お腹の上に乗せてみる

床で練習を始める前に、親のお腹の上でうつぶせにしてみるのがおすすめです。

  1. ソファに浅く腰掛ける
  2. 赤ちゃんを縦抱きにする
  3. 赤ちゃんの両脇を持ち、ゆっくりと後ろに倒れる

このやり方なら赤ちゃんが嫌がったらすぐに体勢を戻すことができますし、首がガクッと下がっても身体の上なので痛い思いをすることがありません顔がよく見えるので親も赤ちゃんも安心ですね。赤ちゃんが首を持ち上げられれば首がすわってきている証拠です。

床の上で練習する

お腹の上でのうつぶせに慣れてきたら、次は床の上で練習してみましょう。

1)赤ちゃんの状態をチェックしよう

まずは赤ちゃんの状態を確認しましょう。

  1. 赤ちゃんの体調や機嫌が良いか
  2. 授乳後やミルクを飲んで30分程してから
1.赤ちゃんの体調や機嫌が良いか

赤ちゃんの様子が普段と違っていたり、ぐずっていたりする時は練習を控えてください。赤ちゃんにとって練習が辛い、嫌な時間ではなく楽しい時間となるようにしましょう。

2.授乳後やミルクを飲んで30分程してから

授乳やミルクをあげた後は吐き戻しをしやすくなります。母乳やミルクを飲む前か、飲んだ後であれば30分程度経過してから練習を行いましょう。

2)環境を整えよう

思いがけない事故を防ぐために、練習環境を整えることが大切です。以下の点をチェックしてみましょう。

  1. 落下の危険はないか
  2. 周りに物を置いていないか
  3. マットや布団は軟らかすぎないか
1.落下の危険はないか

わずかな段差でもケガにつながります。平らで低い場所で行いましょう。

2.周りに物を置いていないか

赤ちゃんは何でも口に入れてしまいます。誤飲や窒息の危険がないように整頓しておきましょう。

3.マットや布団は軟らかすぎないか

ふかふかのマットレスや布団は赤ちゃんの身体が沈み込んでしまい、窒息のリスクがあります。練習場所には硬めの素材を選びましょう。

3)実際にやってみよう

練習環境が整ったら、さっそく練習を始めましょう。手順は以下の通りです。

  1. 首を支える
  2. 脇に手を入れる
  3. 上半身を回転させる
  4. 顔を横に向ける
  5. 顔を上げさせる
1.首を支える

片方の手を赤ちゃんの首の下に入れ、頭がぐらぐらしないようにしっかりと支えます。

2.脇に手を入れる

もう片方の手を赤ちゃんの脇の下に入れます。右手を入れるなら赤ちゃんの左脇ですね。

3.上半身を回転させる



脇の下に入れた手が赤ちゃんのお腹の下にくるように、腕全体で体重を受け止めながらゆっくりと上半身を回転させていきます。

4.顔を横に向ける

首がしっかりしていて顔を上げられれば良いですが、上げられない場合は顔を左右どちらかに向けてあげましょう。鼻や口をふさがず、呼吸をしやすくするためです。

5.顔を上げさせる

赤ちゃんが顔を上げるように、目線を合わせてあげましょう。ガラガラやぬいぐるみなど好きなおもちゃを使って興味を引くのも良いですね。

うつぶせ練習をする時の注意点

うつぶせの練習する時は、どんなことに注意するべきでしょうか。以下のことに気を付けて安全に練習しましょう。

  1. 絶対に目を離さないで
  2. 赤ちゃんのペースでゆっくりと
  3. うつぶせ寝は1歳を過ぎてから

1.絶対に目を離さないで

赤ちゃんはふとした瞬間に思いもよらない動きをしていることがあります。少しくらいなら大丈夫だろうと赤ちゃんを一人にさせずに、そばで見守ってあげてください。

2.赤ちゃんのペースでゆっくりと

赤ちゃんが泣いてしまうなど辛そうな様子があれば練習はそこで終わりにしましょう。辛そうでなくても、首が疲れて下がってきたら切り上げるなど、無理のないように進めてください。最初は10秒程度から、少しずつ時間を延ばすようにするのが良いでしょう。

うつぶせ練習時間の目安

以下は練習時間を増やしていく目安です。あくまで参考ですので、やりすぎには注意してくださいね。

  • 2~3ヶ月…1日回 2~3
  • 3~4ヶ月…1日2~3回 2~3
  • 5~6ヶ月…1日何度でも 5~10

3.うつぶせ寝は1歳を過ぎてから

短時間のうつぶせの練習と長時間うつぶせで寝かせることは違います。うつぶせ寝は窒息だけでなく、乳幼児突然死症候群のリスクも高くなるとされています。厚生労働省のホームページでは、1歳になるまではうつぶせ寝を避けるように呼び掛けています。

乳幼児突然死症候群(SIDS :Sudden Infant Death Syndrome)

乳幼児突然死症候群は予兆もなく起こる原因不明の突然死です。直接の因果関係は明確になっていませんが、仰向けで寝かせることで発症を抑えられると考えられています。

SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。

引用元:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html

上記の通り、うつぶせ練習ができるようになってきても、寝かせる時はうつぶせにすることは避けた方が安全です。夜気付かないうちにうつぶせ寝になってしまう恐れがあれば、寝返り防止のクッションを活用するなどして対策しましょう。うつぶせ練習の際は目を離さないようにしていればクッションは不要です。

まとめ

これまで見てきたように、うつぶせの練習は赤ちゃんの心身の発達に良い影響を与えます。ですが、どの赤ちゃんもいずれ自然にできるようになるものであり、絶対に練習が必要というわけではありません親子のスキンシップの一環として、無理のない範囲で楽しみながら練習をしてみてはいかがでしょうか。

【参考】

【理学療法士に聞く】”うつぶせ遊び”が赤ちゃんの運動能力を高める!?https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=12559

細部千晴(監修)『この一冊であんしん はじめての育児辞典』朝日新聞出版

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