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受け口とは?まだ乳歯だけど治療は必要?受け口の原因や治療方法が知りたい!

   

自分のお子さんが「受け口じゃないか?」と不安になったことはありませんか?受け口とは、下の歯が前に、上の歯がその後ろになっている噛み合わせの状態のことを言います。

まだ歯が生え始めたばかりの赤ちゃんでも、下あごを突き出す仕草をする子もいるので「受け口なのかしら?」と心配になりますよね。将来の容姿は大丈夫かな?なんて不安になってしまったり、しっかりご飯が噛めているのかどうかも気になります。

ここでは、まだ乳歯だけど受け口の治療をしたほうがいいか心配な方に、受け口の原因や治療方法などを詳しく紹介します。

受け口ってなに?

画像出典元:http://ameblo.jp/hinomarushika/entry-12224048628.html

受け口とは

受け口とは、医療用語で下顎前突(ががくぜんとつ)と言われます。下でもまとめているように、受け口には大きく分けて2種類あります。

下顎前突(かがくぜんとつ)とは、下顎が上顎より前に出すぎた状態もしくは下の前歯が上の前歯より出ている状態のことをいい、一般的に「受け口」と呼ばれています。本来は上の前歯が下の前歯より前にあります。

引用元:愛媛インプラントクリニック かまくら歯科「受け口(下顎前突)」より

受け口は2種類ある

  1. あごの骨格には問題がなく、前歯の噛み合わせだけが逆になっている
  2. 上下のあごの発達に問題があり、下あごが前に突き出ている

1の場合は矯正治療ができる歯医者さんでの治療で治りますが、2の場合は美容外科での手術を要することもあります。

受け口はいつからわかるの?

受け口は奥歯の噛み合わせによって決まります。そのため、奥歯が生えそろう2歳半〜3歳前後で判明する場合が多いです。3歳児の受け口は3歳児全体の約5%で、その多くは3歳児健診の際に判明します。

ただし、歯の生えるスピードは人それぞれなので、早い人では1歳半健診で受け口を指摘される場合もあります。

奥歯が生えそろうまでは噛み合わせが不安定なので、様子をみていいでしょう。2歳半を過ぎても受け口の状態が続くようであれば、早めに矯正治療ができる歯医者さんに相談してみてください。

前歯だけの赤ちゃんが受け口?

よくあるケースとして、前歯しか生えていない赤ちゃんが下あごを突き出す仕草をして「受け口かな?」と疑う場合があります。

これは、まだ上下の前歯しかない赤ちゃんが前歯をかみ合わせようとして下あごを突き出しているので「受け口」のように見えているのです。

こういった、あごを突き出す癖が原因に受け口になることがありますが、まだ奥歯が生えていない段階では受け口になっているかどうかは正確にはわかりません

受け口の原因は?

受け口になってしまう子どもは3歳の時点で、全体の約5%です。何故、受け口になってしまうのでしょうか。

受け口の原因は3つ

受け口になる原因は3つあります。

1. 遺伝

  • 骨格の成長問題から生じる受け口は遺伝のケースが多い
  • 両親どちらかが受け口の場合、子どもに受け継がれる確率が高い

2. 癖の影響

以下のようながあると、受け口になりやすいです。

  • 舌で下の前歯をぐっと押す
  • 下のあごを突き出す
  • 鼻呼吸をせず口呼吸をしている

3. 前歯の生える向き

上の前歯が極度に内向きに生えたり、下の歯が外向きに生えると受け口になります。

参考:キーデンタルクリニック「ムシバラボ」

受け口は治したほうがいいの?

画像出典元:http://haisha-yoyaku.jp/docs/hamigakids/column/kids-hanarabi-yokusuru.html

受け口でいると、健康的にも美容的にも心配なことがあります。奥歯の噛み合わせが安定してくる2歳半を過ぎても受け口が続くようであれば、早めに矯正歯科に相談してみましょう。

受け口で心配なことは?

噛み合わせが逆になっているため、健康上でいくつか懸念される問題があります。また、下あごが出っ張ってしまうので美容的にも心配ですよね。

すぐに下記のような症状が現れるというわけではありませんが、将来的に起こり得る問題ということを理解しておきましょう。少しでも心配なことがあれば、まずは矯正治療のできる歯医者さんに相談をしてみるといいでしょう。

受け口による健康問題

  • 前歯でうまく食べ物を噛んだり、食いちぎることができない
  • 噛み合わせのバランスが取れていないため歯と歯で傷つけあってしまい、それが原因で歯周病になりやすい
  • あごに負担がかかるため、あごが痛んだり口が大きく開かないなどの症状が現れる

参考:天野歯科医院「ひどい歯周病の治療室」G&Oデンタルクリニック

受け口による美容問題

  • への字口になってしまい、怒ったような顔つきに見られてしまうことがある
  • しゃくれ顔になってしまい美容的にコンプレックスになってしまうことがある

受け口はいつから治療したほうがいいの?

まずは矯正治療ができる歯医者さんに相談しましょう。下あごのずれがひどい場合は美容外科に相談してください。

医療機関への相談時期の目安は

  • 健康診断などで医療機関から指摘があった場合は、早めに相談(遅くとも、永久歯が生えてくる6歳ごろまでに)
  • 具体的な指摘がない場合は、奥歯の噛み合わせが安定してくる2歳半〜3歳を目安に相談(この時期を過ぎても受け口が続けば相談に行きましょう)

医者がすすめる治療時期は様々

受け口については治療を早期からすすめる医師と、ゆっくりでいいという医師と意見はバラバラです。2〜3件の歯医者さんに相談をして、1番考えが合う歯医者さんの治療方針にそって治療を受けるといいでしょう。

参考:東京美容矯正FACETALK矯正歯科「3歳児検診で受け口を指摘されたら」にこにこ小児歯科「子ども受け口」

早期の治療をすすめる理由

  • 永久歯に生え変わってからはできない(6歳までに行える)治療が試せる
  • 正常な噛み合わせになる可能性が広がる

ゆっくりの治療をすすめる理由

  • 乳歯の子どもの受け口の場合、自然に治ってしまうケースがある(全体の6%)
  • 早期に治療しても再度受け口になってしまう可能性がある

受け口はどう治療する?治療費はどれくらいかかる?

どの治療を行うかどうかは医師の診断や治療を受ける年齢・歯の状態によって決まります。また、歯の成長に応じて複数の治療を並行して行うこともあります。まずは、矯正治療ができる歯医者さんに相談するといいでしょう。

治療費については病院によって異なります。また、受け口治療は一般的に健康保険の適用外になりますが、医師の判断で外科手術が必要な場合は保険適用で治療が受けられます。

詳しい治療費用や健康保険の適用の有無については、あらかじめ各病院に問い合わせてください。下でまとめている料金はあくまで目安になりますのでご注意ください。

1. 乳歯だけが生えている6歳ごろまで:ムーシールド

画像出典元:http://www.himawari-dental-clinic.jp/blog/kyousei/724/

まだ、永久歯の生えていない乳歯の子どもに行える治療はムーシールドという方法です。ムーシールドと呼ばれるマウスピースのような装置を、寝ている間に装着し治療していきます。

治療期間

個人差はありますが、使用後3ヶ月〜8ヶ月ほどで効果が現れます。ただし、再び受け口になってしまう可能性もあるので、1年以上の装着が必要となります。また、治療を受ける病院にもよりますが、月1〜2回の装置のメンテナンスが必要になる場合があります。

費用

ムーシールドを作る費用は約3〜6万円ほどです。その他に、毎月の診察代約1000円〜3000円かかります。

治療が始められる時期

ムーシールドの治療が始められるのは3歳からです。オーダーメイドになるムーシールドの型を正確に作るために、本人の協力を得られる年齢がいいためです。

永久歯が生える6歳ごろまではムーシールド単独の治療となることが多く、その後はワイヤーの矯正器具を歯に装着することになります。

2. 前歯の永久歯が生えてきたころ:ワイヤーの矯正装置

画像出典元:http://hanoblog.com/reversed-occlusion-8735

ワイヤーの矯正器具を歯に装着し、上あごの発達を促したり歯が生える向きを治す治療方法が用いられます。

治療期間

受け口そのものを治すだけの場合は、期間は約1年半ほどになります。歯並びの状態によっては、その後も治療が続きます。また、治療が終わっても受け口が戻らないかどうか経過観察のため通院することがあります。

費用

治療期間にもよりますが、費用は15万〜40万です。

治療が始められる時期

前歯の永久歯が生え始める7歳から9歳までの間に行います。また、9歳以降も歯の成長の段階に応じてワイヤー式の矯正治療を行なっていくこともあります。

3. 9歳〜15歳:チンキャップ

画像出典元:http://yamadashika.jugem.jp/?cid=116

チンキャップという頭にかぶる装置をつけて、下あごの成長を抑制します。毎日10時間〜12時間の着用が必要になり、帰宅後から装着し睡眠の間もつけるようになります。

チンキャップは装着する時間が長く本人に負担がかかるため、2で説明しているワイヤーの矯正装置での治療をすすめる歯医者さんも多いです。

治療期間

チンキャップは下あごの成長を抑制するためにつけるものなので、治療にかかる時間は個人によって様々です。短くても1年ほどは装着が必要になります。

費用

チンキャップ本体の値段は約8万〜12万です。 チンキャップは他の装置と並行して治療が行われることが多いため、毎月の通院代がかかってきます。

治療が始められる時期

骨の成長が活発な9歳〜15歳の間に使われることが多いです。

まとめ

まだ乳歯のお子さんでも受け口かな?と少しでも心配になることがあれば、矯正治療ができる歯医者さんに相談してみましょう。

早くに治療をしましょうと言う人もいれば、ゆっくりでいいですよと言う治療方針の場合もありますが、一番治療方針があう歯科医院を選ぶといいですよ。

治療にはお金も時間もかかりますが、受け口は健康的にも美容的にも心配ですよね。納得できる歯科医院を見つけ、家族で治療を検討されてみてはいかがでしょうか。

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