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ウイルス性胃腸炎ってどんな病気? 症状を知って予防しよう!

      2017/03/22

11月から4月までに感染が多いとされる感染性胃腸炎。その中でもウイルス性胃腸炎にかかってしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?大人から子供まで幅広い年代に流行するこのウイルス性胃腸炎を予防するためにも症状や自分たちでできる予防策をご紹介します。

風邪が流行る時期だからこそ、予防をすることで自分の身や家族の身を守りましょう。とくにお子さんが小さいご家庭は風邪や感染症に家族が1人でもかかってしまうと大変なので予防はしっかりと行いたいものですね。

感染性胃腸炎 ウイルス性胃腸炎の特徴とは

ウイルス性胃腸炎はノロウイルスやロタウイルスといったウイルスが原因で起こる胃腸炎の総称です。大人はノロウイルスによるウイルス性胃腸炎にかかりやすく、こどもの胃腸炎はロタウイルスによるものが多いです。

他にもアデノウイルスアストロウイルスといったウイルスが原因で起こる胃腸炎もありますが、主に胃腸炎の中で多いとされているのはノロウイルスとロタウイルスです。

ウイルス性胃腸炎の種類と特徴

ノロウイルスはこどもから大人まで幅広く感染しますがロタウイルスはこども、主に乳幼児に多く感染します。

ノロウイルスによる胃腸炎の特徴

  • 下痢・発熱・嘔吐といった症状が目立つ
  • 経口感染・飛沫・空気などで感染するスピードが速い。食べ物による感染が多い
  • 感染者によっては症状が軽度の人から重度の人まで個人差がでる場合も
  • 潜伏期間が24時間~48時間

といった特徴があります。特に生牡蠣などノロウイルスに感染している二枚貝を食べてしまい感染する場合やノロウイルスが付着したドアノブなどに触り、それが身体に入ってしまい感染…といった感染経路が複数あります。

また症状が治ったあとも便の中にウイルスが放出されている場合があるので、症状が無くなったからといって早々に会社や学校に行くと感染を広めてしまう原因になります。

ロタウイルスによる胃腸炎について

  • こども、主に乳幼児にみられる胃腸炎
  • 経口感染で保育園や幼稚園といった集団感染が多い
  • 下痢・発熱・嘔吐といった症状が目立つ
  • 便がお米のとぎ汁のように白い色になることも

ロタウイルスの検査は検査キットがあれば短時間で検出が出来ることも。生後6か月から2歳以下で感染すると重症化しやすく最悪の場合は入院治療が必要になることもあります。ノロウイルスの流行は11月から2月ですが、ロタウイルスは2月から4月に多くみられます。

アデノウイルスによる胃腸炎について

  • 乳幼児にみられる胃腸炎
  • 夏場に多くみられる
  • 通年性
  • 水溶性の下痢や発熱、嘔吐といった症状がある
  • のどの痛みを訴えることも

アデノウイルスはロタウイルスに次いで乳幼児に多くみられる胃腸炎です。ノロウイルスやロタウイルスなどは冬に多く、アデノウイルスは通年性・夏場に多くみられます。アデノウイルスにかかると、その多くが水のような下痢になってしまいます。

アデノウイルスの感染経路はさまざまで、糞口感染・接触感染・飛沫感染などで感染します。乳幼児に多い胃腸炎なので、手洗いうがいや消毒をきちんとしましょう。

アストロウイルスによる胃腸炎について

  • ノロ・ロタよりも低頻度であるが冬場に多い
  • 乳幼児や高齢者に多く、集団で起こすことが多い
  • 他のウイルスに比べて症状は軽い

乳幼児や高齢者が多くかかりますが、症状は比較的軽いです。糞口感染(経口感染)で感染しますが、汚染された食物を食べてしまうと感染します。ウイルスの排泄には2週間かかることもあるので、症状が長引くこともあります。

ウイルス性胃腸炎の中では頻出度が低く、熱や嘔吐、下痢があっても軽症で済むのが特徴です。

ウイルス性胃腸炎の症状をまとめてみると…

ウイルス性胃腸炎は下痢・発熱・嘔吐が主な症状です。ロタウイルスの場合は発熱・嘔吐が先に起こり下痢の順で症状があらわれます。

ウイルス性胃腸炎により起こる症状

  • 下痢・発熱・嘔吐
  • 脱水症状
  • 腹痛
  • ロタウイルスのみ便が白くなることも

どのウイルスによる胃腸炎も症状は似ています。下痢は水下痢になることが多く、重症化すると脱水症状になるので注意が必要です。アストロウイルスのみ症状は軽く済む傾向がありますが、1歳未満の乳幼児が感染しやすいです。

特に高齢者や乳幼児といった体力があまりない人が感染して重症化してしまうと命の危険に繋がることもありますので意識の低下やけいれんなどが起こったら速やかに病院へ行きましょう。ノロウイルスの方が症状の出に個人差が出ることがあります。また症状が出た後は1日~2日で治まることが多く、後遺症もありません。

ロタウイルスに感染すると、2~4日の潜伏期間(感染から発病までの期間)の後、水のような下痢や嘔吐(おうと)が繰り返し起こります。その後、重い脱水症状が数日間続くことがあります。発熱や腹部の不快感などもよくみられます。合併症として、けいれん、肝機能異常、急性腎不全、脳症、心筋炎などが起こることがあり、死に至る場合もあります。

引用元:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/Rotavirus/

症状や感染はいつまで続くの?

感染力が強いウイルス性胃腸炎ですが、その症状や感染はいつまで続いてしまうのでしょうか?症状が緩和されるのには2日~4日程かかりますが、症状が緩和されたからといってウイルスがいなくなったわけではありません

体内や便の中には約1週間から長いと1か月はウイルスが残る場合もあるため治ったと思い外へ外出するのは避けましょう。症状が良くなったと思っても1週間程は自宅で安静にしてから学校や会社へ行くようにし、治ってすぐの二次感染を防ぎましょう。

ウイルス感染は嘔吐物や便からの感染が主なので、道端に吐いてある嘔吐物に近づかないなど学校の帰り道でも注意が必要になるのでお子様がいる家庭は避けて通るなどの指導が必要です。

ウイルス性胃腸炎を治すには

細菌性の胃腸炎の場合は抗生物質が処方されますが、ウイルス性胃腸炎の場合には対症治療になります。大人の場合には3日間の絶食を言い渡されることもあります。これはウイルスを完全に外に排出させるためで、薬などを使用してしまうと便などの排出を止めてしまうからです。

お腹の中に食べ物があるとウイルスはそれを餌としてしまうため、一度お腹の中を空にすることによりウイルスの増殖を防ぐのです。ですが水分補給は必要となりますが、牛乳や乳製品は避けましょう。

早く治したいのであれば水分をこまめに摂り、しっかりと便を出しウイルスを外へ排出することです。医師の判断によっては下痢止めや吐き気止めを処方される場合があります。自己判断をせずに必ず医師の判断に従うようにしましょう。

ウイルス性胃腸炎にかからないために 自分たちでできる予防策

自分の身だけでなく小さいこどもがいる家庭ではウイルス性胃腸炎はとても怖い病気ですよね。では感染力の強いウイルス性胃腸炎を予防するためにも自分たちでできる予防策とは一体なんなのでしょうか?

ウイルス性胃腸炎を予防するために

いくら手洗いうがいに気を配っていても、空気感染や飛沫感染といった感染経路があるため知らない間に感染してしまうこともあります。少しでも感染のリスクを減らすために私たちが出来ることを挙げてみました。

ウイルス性胃腸炎感染予防策

  • 外出後や食事前、トイレの後にはしっかりと手洗いを行う
  • 生で食品を食べないようにし、食品は85℃以上で1分以上過熱を行う
  • 感染した便や嘔吐物には触らない。また処理をするときは手袋を必ず使用する
  • 症状のある人が家族にいる場合はタオルなどの共有物は分けて使用する
  • ロタウイルスのみ乳幼児に任意で予防接種を受けさせることができる

感染力が高いウイルス性胃腸炎だからこそ日々の生活のなかでの注意が特に必要です。感染者が近くにいない場合でも手洗いうがいはきちんと行うようにしましょう。

ドアノブや電車のつり革などにも菌がついていることもあるので、外出したときに触ることがあったらハンカチを間に挟んだりすることも予防になります。しかし、そのハンカチで手を拭いてしまっては予防の意味がなくなってしまうのでタオルは別に持っていくなど別に用意するようにしましょう。

まとめ

大人がかかった場合にも辛い症状が出てしまうウイルス性胃腸炎。小さなこどもがかかってしまうと大変なことになる場合もありますので、手洗いうがいなどはしっかりと行うようにしましょう。手洗いうがいに加えてアルコール消毒を取り入れることもおすすめですよ。

また、症状が出ているのに病院に行かずに放っておいてしまうと治りが遅く、他の人への感染源となる可能性があるのでしっかりと病院に行き病気を治しましょうね。

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