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電車通勤のつわりを乗り越えるための7つの対策

   

共働きが多い世の中。寝ても起きてもつらいつわりの時期でも、いつも通り通勤しなければならないのは気が重いですね。ムッとした人の熱気に、止まったり動いたりの微妙な揺れ…考えるだけでも気持ち悪くなってしまいます。

昨今、妊婦の公共機関利用に対して様々な意見がみてとれます。「妊婦は迷惑だ」とか「自分で望んで妊娠しているのに甘えている」とか、世の中には言葉にもできないようなひどい言葉を吐きかけるような人がいるのは悲しいことです。

つわり中、誰かが助けてくれるとも限りません。いつかは終わりが来るものですから、上手に対策をして、つらい時期を乗り切りましょう。

妊娠中、優先座席の利用は?

優先席に座れるのに…座りにくい?

優先席とは、「高齢者・障がい者・けが人・体調不良者・妊婦・乳幼児連れ(ベビーカー含む)などを、椅子への着席を優先・若しくは促す座席」のことを言います。法律で定められていることではなく、鉄道会社が独自に設定していることなので、従う義務はありません。あくまで性善説に則る考え方で、利用に対する曖昧な基準がトラブルのもとになることもあります。

2006年にマタニティマークが制定され、首都圏の鉄道20社局が妊婦に対するマタニティマークの配布を行いました。これは厚生労働省の後援のもと行われています。

鉄道利用の際、「妊娠初期の場合は外見からは分かりにくいため、周囲の方に妊婦と気づいてもらえない」「外見から妊婦の方だと思っても、勘違いに対する恐れから席を譲ることができない」等のお客様の声にお応えし、鉄道の利用環境向上のため、マタニティマークの配布を実施することといたしました。

引用元:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken12/index.html

とはいえ、妊婦への心くばりはまだまだ追いついていないのが現状です。もしも優先席に座っている時に心無い言葉を言われたら、「ひどいことを言われちゃったね」とおなかの子に話しかけて心を静めましょう。そして、そんな人はごく一部で、心優しい人もいることを忘れずに。

席を譲ってもらえた時は、「自分は妊婦だから譲ってもらうのは権利だ」なんて思わずに、自分の代わりに座れなかった人たちがいるという感謝の気持ちをもって座らせてもらいましょう。気持ちよく席の譲り合いが出来れば、きっと良い社会になってきます。

下記を参考に、少しでもつわり対策をしておくと、気持ちも楽になりますよ。

頼れるのは自分。つわりの症状に合わせた対策を

経験者に聞く!つわりはどんな症状でしたか

  • 胃もたれ・むかつき
  • 吐き気・嘔吐
  • においに敏感になる
  • 食べづわり
  • 食欲不振
  • つばが出る
  • その他(頭痛、便秘、下痢、喉の不快感など)

つわり対策をしておくと気持ちが楽です

実に8割以上の人が経験するつわり。期間は約2か月間、5週~16週の間に起きるのが多いようです。短いようで、すごく長く感じる時間です。

つわりの症状は、一般的な吐き気から頭痛まで、様々。程度もあれば、症状も一種類とは限りませんが、つわりの種類は大きく5つに分けられます。自分がどのタイプか踏まえ、対策を考えておきましょう。

つわりの種類 症状例 考えられる対策
吐きつわり 食べ物への嫌悪感が強い。胃のムカムカ、吐き気など ・エチケット袋を用意する

・口に合う飲み物を用意する

食べつわり 空腹時に気持ち悪くなる ・飴やガムなどを口に入れる
においつわり においに敏感になり、気持ち悪くなる ・ハンカチで鼻と口を覆う

・鼻呼吸しないで、口呼吸をする

よだれつわり 唾液の量が増え、自分の唾液に不快を感じて気持ち悪くなる ・飴やガムなどを口に入れる

・口に合う飲み物を用意する

・ティッシュで唾液をふき取る

眠りつわり 異様なほどの怠さ、眠気 ・飴やガムなどを口に入れる

 

エチケット袋を用意する

紙袋の中にビニール袋重ねて作るエチケット袋。邪魔にならないものですので、吐きつわりでない人でも念のため持っておくのをオススメします。ジップロックなど、口を閉じて吐しゃ物の臭いが漏れないようにするのもよいでしょう。吸収剤が入って固まるタイプも販売しているので、是非チェックしてみてください。

口に合う飲み物を用意する

炭酸飲料が口に合ったという妊婦さんは多いようです。レモン炭酸などチェックしてみましょう。げっぷを出すだけでも気分がよくなることもあります。よだれつわりの妊婦さんには、温めたお茶を常備することをオススメします。

ただし、煎茶、玉露、抹茶、番茶、玄米茶、ほうじ茶といった緑茶系のお茶にはカフェインが含まれているので、カフェインの過剰摂取にならないよう注意しましょう。カフェインは1日1~2杯程度(150200mg)が目安ですから、仕事でコーヒーをいただく機会がある可能性がある方は、持ち歩くのは避けた方がよいでしょう。

ノンカフェイン飲料には、そば茶、タンポポ茶(タンポポコーヒー)、どくだみ茶、ルイボスティーなどといったお茶や健康飲料が挙げられます。

飴やガムなどを口に入れる

食べつわりの妊婦さんにオススメです。一日中くちに入れているのはよくないですが、通勤の間は口に含み、その上からマスクをするとつわりが緩和されます。よだれつわりの妊婦さんの中にも、飴とまざればなんとか唾液を飲み込めるという方もおられるようです。眠りつわりの妊婦さんは、飴よりも口を動かすガムをオススメします。

ハンカチで鼻と口を覆う

車内にはいろいろな人がいます。マスクをしていても、においは気になるものです。そんなときは、タオルハンカチなど、厚手のもので鼻と口を同時に覆うと効果があります。苦手なにおいをかがなくてすむよう、好きな香りのアロマオイルやエッセンシャルオイルをハンカチに染み込ませておくと気分転換にもなります。

ただし、妊娠中に避けた方がよい香りもあります。月経を促進する作用やホルモンの分泌を促す作用がある香りには注意しましょう。使用を控えた方がよいものとしてジャスミンは有名です。逆に、レモンやグレープフルーツといった柑橘系の香りは使うと気分がすっきりします。とはいえ、OKな香り・NGな香りは、素人では判断しないほうが得策です。必ず担当医師やアロマセラピストに相談しながら行いましょう。

とはいえ、人ごみにおけるマスクは、感染症を予防する点で重要です。妊娠中は免疫が下がりますから、それまでかかりにくかった人もかかりやすくなりますし、かかっても薬の使用には主治医の判断が必要です。積極的につけることをオススメします。

鼻で呼吸しないで口呼吸をする

口呼吸をするとにおいを感じずにすみます。ただし、想像以上に口が乾燥しますので、保湿には気をつけてください。保湿力の高いマスクをするのもいいですし、ハンカチもその代わりになります。

ティッシュで唾液をふき取る

よだれつわりの妊婦さんは、自身のあふれ出るよだれで気持ち悪くなります。どうしても飲み込むのが難しい時は、ティッシュで唾液を吸い取ると、楽になります。

唾液は時間がたつとにおってくるので、チャック付きの袋をゴミ袋として持ち歩くと便利です。満員電車でゴソゴソするのが難しい場合は、ガーゼハンカチをくわえ、その上からマスクをするとしばらくの間はしのげます。

もうひと押し!準備不要のつわり対策例

つわりがおさまったと思って油断していたら、また急に思い出したように気持ち悪くなったという経験談もあります。ある日突然ピタッとおさまる人もいれば、徐々に治まっていく人も色々。つわり対策グッズを持ち合わせていない時にでも出来る対策や、そんな時に備えた対策は下記を参考にしてみてください。

準備不要のつわり対策例

  • つわりに効くツボ押しを試す
  • 各駅停車に乗り、どうしても具合が悪くなった場合は、途中で降りる
  • いつ吐き気が襲ってもよいように、駅のトイレの場所は普段からチェックしておく
  • 電車内でもスペースの広い場所を見つけ、移動

そもそも満員電車を避ける方法

早く家を出る

電車の混雑に巻き込まれるのは、同じ時間帯に通勤する人が多いからです。通常、東京の通勤ラッシュの混雑は、8時をピークに7時~9時の2時間ほど続きます。1時間ほど家を早く出るだけで、満員電車を回避することができます。

通勤ルートを複数もつ

日によって混雑具合が違うこともあります。なるべく少ない路線を選んで乗れるよう、いくつかの通勤ルートを準備しておくことも有効な手立てです。乗り換えが多くなると大変ですが、ずっと電車に揺られているよりは一度電車を降りた方が気分転換になることもあるので、時間に余裕をもって、ゆったり通勤したいですね。

会社に「時差通勤」の利用を申し出てみましょう

妊婦のフレックス制度は法律で認められています

会社に時差通勤を申請する際には、母性健康管理指導事項連絡カードが役に立ちます。妊婦の時差通勤は、法律でも決められている義務です。

もしも会社が掛け合ってくれない場合、各都道府県の都道府県労働局雇用均等室に相談するのも良いと思います。

妊娠中及び出産後の女性労働者が、健康診査等を受け、医師等から指導を受けた場合、その指導を守ることができるよう、事業主は下記に示す勤務時間の変更や勤務の軽減等を行うこと。

  • 妊娠中の通勤緩和(時差通勤、勤務時間の短縮、交通手段・通勤経路の変更 等)
  • 妊娠中の休憩に関する措置(休憩時間の延長、回数の増加、休憩時間帯の変更 等)

妊娠中または出産後の症状等に対応する措置(作業の制限、勤務時間の短縮、休業 等)

引用元:http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/danjokintou/aramashi.html

 

母健連絡カードは、主治医等が行った指導事項の内容を、妊産婦である女性労働者から事業主へ的確に伝えるためのカードです。事業主は、母健連絡カードの記載内容に応じ、男女雇用機会均等法第13条に基づく適切な措置を講じる義務があります。

引用元:http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/josei/hourei/20000401-25-1.htm

母性健康管理指導事項連絡カードの利用方法

  1. かかりつけの産院に相談する
  2. 診察の結果、通勤緩和や休憩に関する措置が必要と主治医が判断すれば、母性健康管理指導事項連絡カードを発行
  3. 妊婦は、事業主に母性健康管理指導事項連絡カードを提出して、措置を申し出る
  4. 事業主は母性健康管理指導事項連絡カードにしたがって、時差通勤や休憩時間の延長などの措置を講じる

画像出典元:http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/josei/hourei/20000401-25-1.htm

 

医師の指導がなくても、適切な対応が企業には求められています。一度会社に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

「妊娠は病気ではない」という言葉が都合よく解釈されてしまっている世の中、いざ自分が妊婦という立場になってみると、「妊娠ってこんなに大変なんだ」と思われることも多いでしょう。

つわり中に、たくさんの人が利用する電車に乗ることは、精神的にも肉体的にもつらいものです。本文中、つわりの症状に応じて様々な対策方法を紹介してきました。自分に合いそうな対策は見つけられましたか?少しでも気持ちを楽にして過ごせるよう、工夫していただければと思います。

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