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高齢出産だと帝王切開が増える?

      2016/04/17

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帝王切開での出産はこの20年で倍増しています。

帝王切開で出産をする人の割合を調べた、厚生労働省による以下のデータがあります。

  • 1990年・・・10.0%
  • 2002年・・・15.2%
  • 2011年・・・19.2%

明らかに増えているのが分かりますが、その理由の一つは高齢出産の増加です。

高齢出産であることを理由に帝王切開を選択することが多く、また「高齢出産のリスク」が原因となる場合もあるためです。

帝王切開は2種類 それぞれでリスクが高まる

帝王切開は二つに分けられます。

  • 予定帝王切開
  • 緊急帝王切開

それぞれ違った理由で行われますが、高齢出産の場合はそのどちらでも可能性は高くなります

「予定帝王切開」になる原因

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「予定帝王切開」とは、事前に自然分娩が難しいと判断され、日を決めて帝王切開での出産を行うことをいいます。

「予定帝王切開」になる主な原因には以下の通りです。

  • 骨盤位(さかご)
  • 多胎妊娠
  • 前回のお産が帝王切開だった場合
  • 児頭骨盤不適合
  • 前置胎盤
  • 子宮筋腫
  • 妊娠高血圧症候群
  • 高齢出産

高齢出産の場合は、これらのうち「高齢出産」以外に「前置胎盤」「子宮筋腫」「妊娠高血圧症候群」で可能性が高まります

「緊急帝王切開」になる原因

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「緊急帝王切開」とは、お産の途中または妊娠による合併症などで何らかのトラブルが発生した場合、その場で帝王切開に切り替えて出産することです。

「緊急帝王切開」になる主な原因は以下の通りです。

  • 胎児機能不全(胎児仮死)
  • 回旋異常
  • 遷延分娩
  • 微弱陣痛
  • 妊娠高血圧症候群
  • 常位胎盤早期剥離

高齢出産の場合は、これらのうち「遷延分娩」「微弱陣痛」「妊娠高血圧症候群」「常位胎盤早期剥離」で可能性が高まります

高齢出産で帝王切開が増える理由は、高齢によるリスクの増加

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高齢出産では、「予定帝王切開」「緊急帝王切開」のどちらもなる可能性が高まりますが、「高齢出産のリスク」といわれるものそのものが帝王切開になる理由となります。

「予定帝王切開」「緊急帝王切開」それぞれで詳しく見ていきます。

「予定帝王切開」の場合の3つのリスク

まず、そもそも高齢出産であることそのものが「予定帝王切開」となる可能性を高めます

難産になる傾向があり、母体や赤ちゃんへの負担を軽くするためにあらかじめ選択されることが多くあるのが現状です。

そのほか、以下の3つが高齢出産の場合多くなります。

  • 前置胎盤

発生率は、35歳以上で高齢でない場合の1.7倍、40歳以上で2倍といわれています。

胎盤が子宮口の一部または全部をふさいでしまうため自然分娩はできず、帝王切開となります。

妊娠初期に診断されても、それ以降正常な位置にかわっていく場合もあります。

  • 子宮筋腫

35歳以上で4人に1人の割合で発症しているといわれ、高齢出産の場合珍しいことではありません。

筋腫の位置や大きさによって、帝王切開を選択される場合があります。

  • 妊娠高血圧症候群

高齢出産のリスクとして最大のものがこの「妊娠高血圧症候群」です。

発症率は35歳以上で高齢でない場合の1.6倍、40歳以上で2.5倍にも上ります。

重症の場合、入院治療をしながら赤ちゃんの成長を待って帝王切開となる場合があります。

「緊急帝王切開」の場合のリスク

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  • 「遷延分娩」「微弱陣痛」

いわゆる難産となるもので、このふたつは高齢になるほど多くなるといわれています。

  • 「妊娠高血圧症候群」

上記にもある通り、高齢出産のリスクとして最大のものがこの「妊娠高血圧症候群」です。

予定帝王切開」「緊急帝王切開」両方に挙げられていて、帝王切開になるリスクが高いことが分かります。

HELLP症候群など、緊急を要する事態に陥った場合に帝王切開となります。

  • 「常位胎盤早期剥離」

40歳以上で高齢でない場合の1.5倍の発症率です。

また、「妊娠高血圧症候群」を発症している場合、さらになりやすくなるといわれています。

「妊娠高血圧症候群」は高齢出産の最大のリスクとして挙げられるため、じゅぶん注意が必要です。

 - 妊活, 高齢出産