1歳を過ぎても手づかみ食べをしないんだけど無理にでもさせたほうがいいの?
2019/02/16
生後6か月頃から離乳食がはじまります。少しずつスプーンで口に入れてあげることからはじめ、一般的には生後9か月頃から「手づかみ食べ」を始めます。
自分でしたいという気持ちがでてきたのかなと少しうれしく思う反面、机の上だけでなく床まで汚れたりすると困ってしまいます。
うちの子が1歳を過ぎても手づかみ食べをしないんだけど大丈夫なの?と心配している親も多いのではないでしょうか?こんな時は無理にでも手づかみ食べをさせた方がいいのでしょうか?
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手づかみ食べをしようとしないんだけど、させたほうがいい?
手づかみ食べにも個性があります。「9か月くらいから手づかみ食べをすると聞いたのに、うちの子は全然しない」なんて気にする必要はありません。
時期がずれているだけで、少し遅れてする場合もありますし、手づかみ食べをせずにスプーンを使って食べはじめる子もいます。
手づかみ食べにこだわらず「食べる意欲」があるなら、少しずつ手づかみ食べを促しながら見守ってあげてください。
私の子どもは、保育園では周りがするからか、保育士が気を配ってくださったのか手づかみ食べをしていたようですが、家では全くしませんでした。
家では全く手づかみ食べをしませんでしたが、元気な食いしん坊に育っていますし、手先も器用で工作大好きな子どもです。保育園にいる時間が長かったこともあり、家では甘えて食べさせてほしかったのかもしれませんね。
手や指の動きも、日常生活や遊びから発達していくことができます。手づかみ食べをしなくて心配で焦ってしまうと、赤ちゃんも食事を楽しめなくなるかもしれませんよね。
乳児で手づかみ食べをしなくても、幼児になったらおにぎりやサンドイッチなど手で食べるメニューが増えて自然とするのですから、心配しすぎないようにしましょう。
手づかみ食べをしない理由の例
- 授乳が十分で、お腹がすいていない
- まだ手づかみ食べをする時期ではない
- 食べることより気になることがある(遊びたいなど)
- 甘えたい、食べさせてほしい
- 食べものを手で持つと、手が気持ち悪くていや
手づかみ食べさせるメリット
- 手づかみ食べを始める頃の赤ちゃんは、掴んだりその掴んだものを口に運ぶことがまだまだ難しいのです。手づかみ食べをすることで、自然とトレーニングできるのです。
- 自分の手で触ることによって、今まで口や目、鼻で感じていた食べものの温度や手触りを感じることができ、食への興味が広がります。
- 今まで食べさせてもらってたのに、自分で食べることができると、赤ちゃんも「嬉しい!できた!」と達成感を感じます。
手づかみ食べのきっかけづくり
手づかみ食べをしようとしない赤ちゃんでも、ちょっとしたことで自分から食べようとすることがあります。そんなきっかけを見落とさずに試していきましょう。
そして、きっかけは大人から作ってみることもできるのです。
たくさん遊んで、お腹をすかせましょう
生活リズムの中で食事の時間を決めて、その時間に向けて散歩をしたり、たくさん遊んだりしてお腹がすくようにしましょう。お腹がすくと、自分から食べてみようと手を伸ばすかもしれません。
おやつも自分の手で持って食べられるので手づかみ食べの練習にはいいのですが、食べさせすぎには注意しましょう。また、お腹が空きすぎて不機嫌になり、食事を嫌がる子もいます。食事の時間とおやつの時間や量を調節しましょう。
大人もおいしそうに手で食べてみましょう
赤ちゃんと一緒に食事をして、おいしそうに手で食べてみましょう。赤ちゃんも真似して手づかみしようとするかもしれません。
大人がぱくっと食べて「美味しいよ~食べてみる?」と差し出すなど、楽しい雰囲気の中で赤ちゃんの好奇心を刺激してみましょう。
絵本やおままごとで食べものへの興味をわかせてみましょう
手づかみ食べというのは、「自分が今から食べるものが、どんなものかを知りたい」という興味のひとつですので、食べものへの関心が低いとなかなか自分で食べようとしません。
絵本を読むときに、食べものに関するものを選んでみたり、おままごとで食べものを使って遊んでみたりしましょう。