1歳児でも睡眠障害!?乳幼児の睡眠障害の症状まとめ
2017/09/28
1歳6ヶ月を過ぎても、子どもの寝かし付けや夜泣きに悪戦苦闘している…というパパ、ママにお尋ねします。1歳児でも睡眠障害が疑われる場合があるのをご存知ですか?
子どもの眠りにいつも苦労させられていると「うちの子、もしかして睡眠障害?」と心配になってしまいますよね。実際に乳幼児期に睡眠障害があると、脳の発達が抑えられ言葉や情緒の発達に悪影響が出ることがあります。
また睡眠障害それ自体、自閉症などの発達障害の症状の一つである場合もあります。いずれにせよ、まずは現状をしっかり把握することが大切。こちらの記事で、1歳児の睡眠障害の症状を一緒に確認しましょう。
このページの目次
【症状1】寝付くのに抵抗する
夜、子どもを寝かし付けるときに子どもが寝たがらず、2時間も3時間もかかってしまう場合があります。子どもがあまりにも寝付けない状態を「入眠障害」と言い、次のようなパターンがあります。
入眠障害の例
- 横にして寝かし付けをすると激しく泣きわめく・暴れる
- ほったらかしにしておくと、夜中になってもいつまでも遊び続ける
【症状2】夜中に覚醒する
せっかく眠ったにもかかわらず数時間後に目を覚ます、ということが日に3回以上あると睡眠障害が疑われます。また、一度目を覚ますといつも1時間以上起きているのも、睡眠障害の症状の一つです。
夜中に覚醒する具体例
いとこの子が自閉症ですが、小さなころは私もよくおうちに行ってその子を見てたのですが
基本的に睡眠が短くても平気なのだと言っていましたよ。
また、真夜中に覚醒し、そのまま真っ暗な中で遊んだり、別の子の話を聞くと
真冬の雪が降る真夜中に窓を開けていたりしたと聞きました。
【症状3】トータルの睡眠時間が9時間未満
1歳児の睡眠時間の理想は、お昼寝も合わせて12時間~14時間です。1日トータルの睡眠時間が9時間未満であることも、子どもの睡眠障害の症状です。
子どもの睡眠時間は個人差が大きい
子どもの睡眠時間の長さは、子どもそれぞれで大きく差があります。睡眠時間が9時間未満という点だけで睡眠障害が疑われるわけではありません。パパやママが心配しすぎるとプレッシャーとして子どもに伝わってしまい、睡眠に悪影響することもあります。
睡眠時間が短めという症状だけであれば、それもその子の個性と思って大らかな目で見てあげることも大切です。
睡眠時間には個人差がとてもあります。
うちの子は、同じ年齢のころ・・・(※1歳4ヶ月)
一人目は、5時~8時と夕方に10分の睡眠でした。
二人目は、19時~6時と昼に2時間の睡眠でした。
今では、二人とも大きくなりましたが 基本的に、一人目は短時間睡眠で大丈夫のようです。
二人目は、年末年始や夏休みで生活リズムが狂い寝不足が続くと、機嫌が悪くなります。基本、たくさん寝ます。
【症状4】日中の機嫌が悪い
日中の機嫌の良し悪しは、子どもの健康を測るバロメーターとしてとてもわかりやすいものの一つです。大人でも睡眠不足が重なると、イライラしがちになったり感情的になったりしますよね?
子どももそれと同じで、起き抜けから機嫌が悪かったり日中のグズグズが続くようであれば要注意です。上手く眠ることができずに、その子にとって必要な睡眠が足りていない可能性があります。
【症状5】悪夢を見る
夢を見るレム睡眠の割合は、大人であれば睡眠の20~25%ですが、1歳半で50%を閉めます。1歳児の睡眠のリズムはまだ成長過程で、これだけ夢を見やすいんです。
レム睡眠は日中に体験した記憶を整理する時間でもあります。子どもにとってとても楽しい記憶だったとしても、刺激が強かった場合は悪夢として現れる場合があります。
1歳だとまだ言葉もおぼつかないので、実際に悪夢を見たかどうかはわかりにくいですよね。夜泣きの様子から、怖い夢を見たのかも…と推測することができます。
1歳くらいですと、夢見が悪かったりして突然泣き出すことはあります。
また、泣いていて起きているように見えても、まだ夢の中といったこともあるので、抱き起して、声掛けし、起こしてあげると泣き止むこともありました。
引用元:Yahoo!知恵袋「1歳の赤ちゃんがいます」より
【症状6】夜驚症(やきょうしょう)・夢遊病
夜驚症(やきょうしょう)は、眠っているのに突然叫び声や泣き声を上げることから始まります。かなりの不安や恐怖から覚醒してしまうのですが、完全に目が覚めてはいません。パパやママが傍にいることが分からないことも特徴です。
夜驚症は、別名:睡眠時驚愕症(すいみんじきょうがくしょう)と呼ばれることもあります。そして、夜驚症と同時に夢遊病が現れることもあります。叫び声を上げながら、ベッドの上で立ち上がったり動き回ったりするのです。
睡眠障害を疑い始める年齢は?
生まれてすぐの赤ちゃんは数時間置きに寝たり起きたりを繰り返していますよね。そして、成長とともに少しずつまとまった睡眠をとれるようになります。
赤ちゃんの覚醒や夜泣きを睡眠障害と言うことはありませんね。それでは、子どもの睡眠障害を疑い始めるのは何歳からなのでしょうか?
睡眠障害を疑うのは1歳~1歳半を過ぎてから
生まれてすぐの赤ちゃんは、体内時計が整っていないので睡眠のリズムがありません。生後1~2ヶ月を過ぎると少しずつ体内時計が働き始めますが、それでも未熟です。1歳になるまでは睡眠障害を疑うよりも、毎日の生活リズムを見直してみましょう。
兵庫県立リハビリテーション中央病院によると、睡眠障害を疑い始めるのは1歳~1歳6ヶ月を過ぎたころからです。
風邪や病気が原因の場合があります
たとえば突発性発疹という病気は「不機嫌病」とあだ名されるほど、子どものぐずりがひどくなります。一時的に夜泣きがひどくなったり、夜泣きの回数が増えたりすることもあります。
このように風邪や病気が原因で、一時的に睡眠に影響が出る場合があります。この場合、病気の快方に伴って少しずつ元の睡眠リズムに戻っていくので、あまり心配はいりません。
また、睡眠障害ではなく病気の症状がひどいせいで眠れない、というパターンもあります。心配な点があるときは、早めに小児科を受診してくださいね。
子どもの睡眠障害は一時的な場合も
子どもの成長に伴って一時的に睡眠リズムが変化する場合があります。この場合はとくに病院にかからなくても、成長とともに睡眠障害の症状が治まっていきます。
とは言っても、毎日寝かせるのに苦労していると、それが睡眠障害なのか成長によるものなのかわからないですよね。こういう場合は少し大変かもしれませんが、子どもの睡眠日記をつけることをおすすめします。
昼寝・夜寝の就寝時間やトータルの時間、そのときの様子、1日の過ごし方を簡単に記録してみてください。すると、原因となる出来事が見えてきて、生活習慣の見直しに役立てることができます。
また、いつから睡眠障害の症状が出始めたかもわかります。1ヶ月以上症状が続いている場合は、睡眠について小児科で相談してみましょう。
まとめ
1歳児は睡眠のリズムがまだ整っていないですが、睡眠障害になる可能性があります。特に、入眠が難しく夜中に3回以上目を覚まし、一度起きたら1時間以上覚醒している場合は、睡眠障害のことがあります。
このとき、日中の機嫌が悪いことも特徴です。1歳半を過ぎていて症状が1ヶ月以上続いている場合は、小児科や役所の育児相談で相談してみましょう!