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子どもにそろばんを習わせる効果や費用は?いつから始めるのが最も効果的?

      2017/02/20

そろばんは、単なる計算道具ではない右脳を鍛える能力開発ツールとして再び注目されるようになり、数ある習い事の中で最近特に人気を集めています。

でも「そろばんって何歳から始められるの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。私も次女がちょうど幼稚園の年長のときにそろばんを考え始めました。

ここ数年、世界中の教育者たちも注目している日本のそろばん。ここでは、『そろばんって何歳から始められるの?そろばんを始めるのに最も効果的な時期はいつ?』という疑問をそろばんを習うメリットと共に詳しくお伝えしていきます。

そろばんを習うことで得られる6つの効果

では、具体的にそろばんを習うことで子どものどんな能力が伸ばされるのでしょうか?

1.じっくり観察する力

そろばんは精度を求めるトレーニングをひたすら行います。膨大な数字の中で、たった一つ数字を読み間違えただけで、正しい答えを導き出すことはできません。

注意深く数字を読んでいくこと、それが将来数字への注意力と洞察力を伸ばし、グラフやデータなどへの的確な分析力をつけることにつながるのです。

ミスが許されないトレーニングを繰り返していると、集中力と同時に、数字を注意深く読み取る能力が高まってきます。

注意深く数字を読みとるトレーニングが洞察力の原点になります。

引用元:日本珠算連盟 http://www.shuzan.jp/gakushu/koyo/index.html

2.発想・ひらめきの力

問題解決・ひらめきの力は「イメージ脳」と呼ばれる右脳から発生します。指を動かしながら頭の中でそろばんをイメージし最短で答えを導き出すそろばんは、右脳の思考回路の訓練です。

そこで鍛えられるのは発想・ひらめきの力。そろばんでの珠算式暗算は、右脳の活性化を促し、早く聞き、早く読む力をつけます。

河野貴美子先生(日本医科大学)の研究発表で、有段者の珠算式暗算は右脳を使用していることが判りました。

問題解決・発明などのヒラメキは右脳から発生すると言われており、問題解決の思考回路を最短距離で結ぶ「脳力」が開発されます。

引用元:日本珠算連盟 http://www.shuzan.jp/gakushu/koyo/index.html

情報があふれ、コンピューターが単純作業をする時代。人工知能の発達も近年の話題です。コンピュータには出来ない、人間にしかできないこと、『それがひらめき・想像する力』なのです。

これからの時代を担う子どもたちに、ひらめき・想像する力はとても大事なスキルと言えます。

3.右脳を使った記憶力の強化

そろばんで右脳トレーニングを繰り返し行うことで、右脳を鍛え長期的な記憶力を自然に身につけることができます。

珠算式暗算トレーニングで身につくこの右脳を鍛える能力は、幼稚園児から始めるほど高くなります。また、東大・京大生の80%がそろばん経験者と言われています。

珠算式暗算は頭の中でソロバン珠を組立て分解させて演算を進めるわけで、アナログ脳としての右脳の鍛錬に役立つであろうということは早くから想像されていました。

最近までに、大脳生理学と脳の血流を精密に測定できる機器の開発により、珠算式暗算が右脳活性化に極めて有効であることが実証されるようになり、これまでの推論の正しいことが明らかとなりました。

引用元:「右脳教育における珠算式暗算について」 著者・林 壽郎(はやし としお)先生 大阪府立大学名誉教授 元先端科学研究所所長

http://www.shuzan.jp/gakushu/report/hayashi.html

右脳と左脳の違い

  • 左脳(文字による短期記憶・デジタル脳)・・・テストの時などの算数式暗算、短期間で忘れてしまうことが多い。
  • 右脳(イメージによる長期記憶・アナログ脳)・・・珠算式暗算。計算パターンを記憶。写真画像のように頭の中に長期間残る。左脳記憶よりも多くの情報を記憶することが出来る。

暗算には珠算式暗算(右脳使用)と算数式暗算(左脳使用)とがあります。珠算式暗算は右脳で処理した答えのパターン記憶を行います。

一般的に試験などで使用される記憶方法(左脳使用)は短期間で忘れてしまうことが多いのですが、珠算式記憶法(右脳を使用した直観像記憶)は長期間失われません。

引用元:日本珠算連盟 http://www.shuzan.jp/gakushu/koyo/index.html

4.集中力を鍛える

そろばんは一つの問題の答えを導き出すために、数字を記憶しながらすばやく指を動かし、正確に答えを出さなくてはいけません。時間内にこの作業を幾度となく繰り返すことは大変な集中力が必要とされます。

そろばんは、ただ計算が得意になるだけでなく、努力して目標に達する力を得るための集中力を鍛えます。

5.情報処理能力

たくさんの情報があふれる今、必要なのはインプット→情報処理→アウトプットくりかえしの訓練による情報を処理する力です。右脳と左脳を刺激するそろばんは、この情報を正しく処理する能力をきたえます。

  • インプット  数字を間違えずに読み取る
  • 情報処理   右脳で秒速に処理
  • アウトプット 左脳で正確な数字に変換

必要な情報を、いち早くキャッチし超速で処理する「脳力」は21世紀の必須能力のひとつです。

ソロバン・アンザントレーニングは、一貫して数字による情報処理トレーニングを行っています。

この「脳力」は学力と並び大切な武器となります。数字処理能力と文字処理能力は将来の為にも子ども時代に身につけたい能力のひとつです。

引用元:日本珠算連盟 http://www.shuzan.jp/gakushu/koyo/index.html

また、そろばんはすべて時間で区切られます。制限時間内に、決められた量の問題を正確にこなさなければいけません。このような時間によるプレッシャーをかける訓練は、将来学校や社会においても大いに役立ちます。

6.忍耐力

そろばん学習において大切なのは、苦手な問題から逃げないことです。何度間違えても、あきらめずに数字と向き合うことで忍耐力がつきます。いくどとなく繰り返すことで、苦手だった問題がクリアできたとき、その喜びが成功体験となって更なる「がんばりの力」を生み出すのです。

そろばんはいつから習い始めるのがいいの?

早ければ早いほどいいの?

そろばんを習い始めるのに良いとされる時期は、幼稚園年長から小学校低学年頃です。平均すると9歳程度だと考えられています。

Q: そろばんは何歳から習わせたらよいのでしょうか?

A: 一般的には、幼稚園から小学校低学年くらいの間に始める子供達が多いようです。

Q: そろばん教室に通っている子供の平均年齢は?

A: そろばんを始める年齢は年々低年齢化しており、現在そろばん教室に通っている子どもの平均年齢は9歳くらいだと思われます。

引用元:日本珠算連盟 http://www.shuzan.jp/gakushu/koyo/index.html

年々低年齢化の傾向があるそろばんですが、早ければ早いほど良い、というものでもありません。あまり小さすぎても、数字が上手くかけなかったりなかなか先へ進めないため、そろばんが嫌いになってしまう恐れもあるからです。

子どもが数字に興味を持ち始める時期、それが幼稚園年長~小学校低学年ごろといえます。

小さいころからそろばんを始めた子は、頭の中でそろばんの玉が出来上がり、考えるときにその玉をはじきます。始めるのが遅いほどこれは難しくなります。とはいえ、子どもには当然個人差があるもの。数字や計算に興味がある子もいればそうでない子もいます。大切なのはその子のそろばんへの興味とやる気です。

うちの次女は、幼稚園の年長の秋にそろばんをすすめたところ、「やってみたい!!」と良い反応でしたので思い切って入会しました。もともと計算や数字が好きで、その力を伸ばしてあげたいと思ったからです。

一般的にそろばんは週に2~3回1時間ずつ習う方が多いですが、他のお稽古も多かったので、週に1回45分という「ゆるめのそろばん塾」をえらびました。

スタート時はたどたどしい指弾きで、簡単な一桁の足し算・引き算をしていましたが、3年たった今では指を動かすスピードもあがり5,6桁のかけ算や割り算もスラスラ解けるようになりました。

また、次女はずいぶん昔のことを覚えていたり、一度通った道は忘れずにに記憶していたりと、記憶力がとてもい良いので驚かされます。

先日のことですが、学校の先生との面談では「どの授業でも集中して聞いており、みんなが手をおろしてしまうような場面でも、積極的に手を挙げて発言してくれている。」と嬉しい言葉をいただきました。

そろばんで算数が得意になったということが、本人の自信につながり、「他の教科や行事でも積極的になれた」と実感した出来事でした。

小学校高学年では遅いの?

そろばんを始めるのに遅すぎるということはありません。実は、うちの長女のほうは小学校3年生の秋にそろばんを始めました。遅く始めると九九もしっかり覚えているため、そろばんの級の進みは早いです。

ただ、遅く始めると『筆算の考え方』が頭に浸透してしまい、そろばんでの計算より頭の中で計算することに意識が向いてしまいます。そうすると、そろばんがわかりにくくなり、実際長女も苦戦している時期がありました。

右脳をトレーニングするという意味でも、そろばんは筆算の考えが頭に浸透する前に始めることをおススメします。

長女は他の習い事との関係で1年半ほどでそろばんをやめてしまいましたが、計算のスピードがあがり計算ミスが減ったことなど決してマイナスなことはありませんでした。

ただ、どんな習い事でもそうですが、高学年になればなるほど中学受験のために塾に通わなくてはならなくなったり、英語などの他の習い事にシフトして行く方が増えてきます。お子さんの将来設計から逆算してスタートする時期を計画するのが一番良いでしょう。

そろばんはいつまで続ければいいの?

それでは、そろばんはいつまで続ければいいのでしょうか。そろばんを辞める時期というのに「きまり」はありません。子どもがそろばんを嫌いになってしまったり、他の習い事で忙しくなってしまったり、ということもあるでしょう。

ただ、日商検定の3級までとれるとそろばんの効果もかなり期待できますので、日商検定の3級を一つの目安として続けられる方が多いです。

なお、検定試験を行っている大きな団体としては日本珠算連盟と全国珠算連盟があります。日本商工会議所と深いかかわりがあるのが日本珠算連盟(日珠連)です。

レベルの違いで言えば、日商検定(日珠連)の方が計算する量が多く難易度が高いです。日商検定(日珠連)で1級をもっていると全珠連で2段のレベルがあります。2ランク日商検定のほうが上だと考えて良いでしょう。

もちろん、どんどん伸びるお子様もいますので、その場合は2級、1級と目標を伸ばしてみて下さい。また、一般的に将来履歴書にかけるのは2級からと言われています。

そろばん教室はどうやって探すの?

そろばん教室は日本珠算連盟または全国珠算教育連盟のホームページからも検索することが出来ます。週に2~3回通うことが多いそろばんなので、自宅から近く、大きくなったら一人で通えるような場所がおススメです。

「どの団体の教室に通えば良いか?」ということですが、日本の経済三団体である日本商工会議所が後援している日商検定試験が受験できる教室であれば、どの団体に所属しても大丈夫と言えます。

逆に、社会的評価の高い日商検定が受けられない教室は避けたほうが良いでしょう。また、実際に通われている先輩ママに話を聞くのもいいでしょう。そろばん教室は場所によって「雰囲気」や先生や生徒の「やる気具合」がかなり違いますので、きちんとリサーチしてから入会しましょう。

そろばんの他に”都道府県の県庁所在地”や”百人一首”などを覚えさせてくれる「プラスα」なそろばん塾もあります。

そろばんにかかる費用はどれくらい?

そろばんは他の習い事に比べるとかかる費用は少ないと言えます。娘の通っているそろばん塾は、幼稚園児のお月謝が3000円(週に1回・40分間)でした。

そろばん本体は私の母が昔使っていたものを譲ってもらいましたので初期投資はナシでした。ただし、そろばん塾によっては入会金や設備費がかかる場合もありますので、事前に確かめておいたほうが良いでしょう。

そろばんにかかる費用

  • 月謝4000円~12000円程度(参考:東京都内平均6,000円/週3日)
  • そろばん本体・・・3000円~6000円
  • テキスト代・・・1冊数百円
  • 検定料・・・600円~3000円(受験級や段位による)

出典:日本珠算連盟および全国珠算教育連盟ホームページより

まとめ

そろばんをいつから子どもに習わせればいいかは、子どものやる気や適性を見ながら5歳~小学校低学年頃がベストでしょう。この時期のお子様が数字に興味を示したら、そろばんを始めてみるチャンスかもしれません。仮にこの時期を過ぎてしまっていても遅すぎるということはありません。

そろばん教室ではほとんどの教室が体験授業をしていますので、一度親子で足を運んでみてそろばん教室というものを体験してみてはいかがでしょうか。

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