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小学校での英語授業が義務化はいつから?義務化で何が変わるの?

      2018/03/13

2020年度から小学校での英語教育が義務化されます。2018年度からは移行期間として、英語教育の義務化に向けての新たな制度が先行導入されます。

現在、小学5年~6年は「外国語活動」が必須となっていますが、2020年からは「英語が教科」になります。

これまでは、教科書もなく授業内容も学校に任されていたため、授業内容は地域や学校によって異なっていました。2020年度導入予定の英語授業は、小学3年~4年は絵本の活用や読み聞かせで、音による指導を重視します。

小学5年~6年は教科化されることにより文字を読む、書くことも指導されることになります。

小学校から英語を始めるというのであれば、どんな授業になるのか、家庭でも勉強させなければばらないのかと、心配になりますよね。

ここでは、英語教育が義務化になると何か変わるのか、どんな授業内容なのか、問題点はないのかを考えてみたいと思います。

これに伴い中学や高校の授業も変わってきます。中学は、生徒が自分で英語を使い学ぶ授業にしていく。高校は今の授業とともにより高度な授業を行っていきます。

小学校から中学、高校と変化させていくことで、知識だけでなく使える英語を身につけていこうという方向です。



いつから学校の英語授業が変わるの?

日本では、2008年度に小学校の高学年を対象に外国語活動として、英語教育が始まりました。2011年からは、小学5年~6年生に対して英語教育が必須化されました。

この英語教育は、中学から習う英語に早めに慣れておく程度の、「英語に触れてみよう」といった内容のものでした。

私の子どもが通う公立小学校では、年に2回ほど低学年も外国人講師と触れ合う機会がありました。また、時々給食の時間に外国人講師が教室に来て、みんなと一緒にご飯を食べていました。

こういった取り組みや教育内容は学校によって違うものでした。

そして、2020年度からは、「小学3年~4年生からの必須化」に変わり、小学5年~6年生は教科として授業が実施されます。その移行期間として2018年度から段階的に実施されることになりました。

小学校での英語教育が義務化されると何がかわる?

小学校から英語教育が義務化されることは、段階的に英語に慣れ親しみ、教科として学習していくことにより、中学高校の授業も変化させていくことが狙いなのです。

中学は、生徒が自分で英語を使い学ぶ授業にしていく。高校は今の授業とともにより高度な授業を行っていきます。

現在の小学5年~6年生の英語授業は、通知表で点数として評価されることはありませんが、新しい制度が始まると、小学5年~6年生は、通知表でABCや◎〇△など、点数を考慮した評価が行われます。小学3年~4年は通知表に教師からコメントで評価されることはあっても、点数として表れてくることはありません。

評価が行われるとなると、中学で行うような英語のテストを想像するかもしれません。ですが、小学校で習う英語の読み書きは基礎力をつけるだけの簡単なもので、大半は表現に慣れ親しむものです。

ですので、評価も授業中の態度や、担当教諭とかわす簡単な会話で判断されるものになるのではないでしょうか。

授業の必須化とは何?

必須というのは、「小学校で必ず教える」ということです。つまり、これまでは小学5年生から必ず教えるとしていた英語を、更に低年齢化し小学3年生から必ず教えると決められたのです。

ところが、必須というのは教科ではありませんので決められた教科書はありません。教科書はありませんので、各学校が用意したテキストなどによって、独自の学習内容で進められています。評価も点数ではなく、通知表に教師のコメントがつく程度です。

教科とは

教科というのは、他の国語や算数と同じように、文科省の検定で認められた教科書を使って授業が行われます。そして、テストも行われ、通知表にABCや◎〇△などで成績がつくのです。

成績がつくとなると、中学受験を希望している場合は受験科目に入ってくるのかが気になってきますよね。現状では帰国子女向けの特別枠として受験科目に英語を入れている学校は存在します。ただ、英語が教科として成績がつく科目になれば、中学受験の科目として導入される可能性は高いのではないでしょうか。



小学校で行われる英語授業の内容はどんなもの?

2011年から小学5年~6年生は、「外国語活動」として1年間で35コマ(週1回)英語授業が行われてきました。2020年からは、小学3年~4年生で「外国語活動」が開始され、1年間で35コマ(週1回)の授業が行われます。小学5年~6年生は、1年間で70コマ(週2回)の授業が行われます。

ただ、いきなりこれだけの授業時間数を増やすことは難しいですよね。そこで2018年からの2年間は3年~4年生は15コマ、5年~6年生は50コマを標準時間としています。5年~6年生までは、すでに35コマが必須となっていますので、3年~6年生は15コマ増となるのです。この15コマは、総合的な時間を減らして外国語学習に充当することが認められています。

小学3年生から英語に慣れ親しみ、小学5年生から読んだり書いたりする授業が始まるのですが、これは今まで中学生になったら習っていたことを前倒しして学ぶというわけではありません。文法についての指導はなく、日本語との違いに自分から気が付いていくことを大切にしています

3年~4年生

身近なものの言葉や、「元気だよ」「疲れたよ」「うれしいよ」など、基本的な自分の気持ちを表現することに慣れていく授業になります。評価の方法は、外国語活動を取り組む姿勢などについて、先生が文章でコメントを書く方法になります。

授業内容は、各学校に任され、カードを使ってゲームをしたりクイズをしたりと、授業を楽しみながらすすめていきます。子どもたちが聞きたい、話したいと積極的に思えるような内容が中心となります。文法を気にしたりするのではなく、耳や目を使って英語の基本に慣れ親しんでいくのです。

3年~4年生の授業内容例

  • 3年…あいさつや、身の回りのものなどについてクイズ形式で考えていく
  • 4年…友達を遊びに誘い、それに応じるなど簡単なやりとりを覚える。「何がほしい?」「りんごが欲しい」など、簡単な買い物のやりとりをする

5年~6年生

5年~6年生では、三人称や過去形についても経験し、話す・聞くが中心ですが、読む・書くの基礎も身につけて中学に備えます。教科になるので、評価も算数などと同じで段階評価となります。話す・聞くが中心ですので、授業に向かう姿勢や先生との会話での評価になるようです。

読む書くを習うといっても、これまで中学入学してからしていたことを、小学生にさせるというわけではありません。小学3年から4年で英語を聞き話すことを行った後に、5年生~6年の成長に合わせた形の読み書きを始めるのです。

では、小学校での書くという授業はどのようなものになるのでしょうか。それは、読めた単語を書き写すということから始め、それが進めば文章として書き写すといったように、段階的にすすめられます

黒板を使って単語の意味や単語の順番について説明したり、発音を細かく学んだりはしません。3年生から絵を見たり身振り手振りを混ぜて英語に慣れ親しみ、感覚としてわかった、質問をする時の話し方や、相手のことはYOUというんだななど、気づきを積み重ねてから中学英語学習につなげていこうということなのです。

5~6年生の授業内容例

  • 5年…「~ができますか?」など、相手に質問する。文字の読み方と単語の読み方の違いを知る
  • 6年…実際に「夏休みに海に行った」など、「小学校では運動会が楽しかった」など思い出を話す。

英語教育 小学校 メリットデメリット問題点

よく、英会話教室のパンフレットを見ると、「生まれてから9~10歳頃までの時期の脳の吸収力は素晴らしいので、その間に英語を習得させましょう」といったことがかいてあります。また、日本人が苦手とする発音も、幼少期なら習得できるというのです。

それならば、小学校から英語に慣れ親しむことは大切なのかと感じますよね。ですが、メリットもあればデメリットもあります。メリットだけに目を向けるのではなく、デメリットも理解し見守っていく必要があります

メリット

私自身を振り返ってみても感じるのですが、英語を話すとき、「間違えたらはずかしい」「英語で話すことがはずかしい」などと、恥ずかしい気持ちが前に出てしまいます。そんなことから考えると、英語で話すことを恥ずかしがらない年齢から始めた方が良いのです。間違えても恥ずかしがらずに話すことで覚えていけるのです

外国人に話しかけられると、上手く伝わらなかったときを想像して萎縮してしまうかたも多いですよね。恥ずかしがらずに知っている英語と身振り手振りで伝えようという前向きな気持ちが習得につながります

また、授業中にお互いにコミュニケーションをとることも多くなりますので、コミュニケーション能力を高めることに繋がります。リラックスした雰囲気で授業を受けることにより、楽しい気持ちが生まれ、それによって課題に積極的に取り組むことが期待できます。

小学校への英語授業義務化で期待できるメリット

  • コミュニケーション能力を高めることができる
  • 教科書や指導要綱ができることにより、学校間の授業内容の格差が減る
  • 英語に親しんでから中学にあがることで、勉強に取り組みやすくなる

デメリット

英語を誰が教えるのか、担任は英語を子どもに教えることができるのか、現在の外国語学習には外国人講師が来ている学校もあるが、その外国人講師が義務化したあとも授業をするのか。

また、3年~6年生まで、英語の授業数を確保する必要がありますが、確保できるのかが問題です。総合的な時間を利用することは認められていますが、他の授業を削ってしまうと学力低下につながらないか心配です。

小学校への英語授業義務化で考えられるデメリット

  • 授業時間の確保はどのようにするのか
  • 小学校教師のやるべき仕事が増え、余裕がなくなる
  • 担任は英語授業を行うスキルをもっているのか

日本語の習得を妨げる?

まだ日本語も確立していない頃から英語を覚えることで、日本語の習得を妨げるのではないかという疑問は時々耳にします。日本語がちゃんとわかってからのほうが、理解もできるのではないかという考え方です。ですが、小学校で習う英語は複雑なものではありませんので、そこまでの心配は不要ではないでしょうか。



家庭学習はどのようにさせると良いか

学校では「親しむ」「楽しむ」というところからはじまっていくので、自宅でお子さんが習ったことを話したり、テレビなどで流れる英語を聞き取れたり話したときは、素直にほめてあげましょう。「言えた」「聞こえた」「伝わった」という感動を味わっていくことが大切なのです

私の子どもは少し前から英語を「聞く・話す」という取り組みを始めました。とても楽しい様子で自宅でも毎日英語に触れ、チャンスがあれば、外国人に話しかけてみたりしています。それが通じるととても嬉しそうな笑顔になります。勉強することが楽しいという気持ちは習得に繋がりますよね。

学ぶ楽しさを感じることはとても素敵なことですので、学校での授業もそういったものになればいいなと感じています。学校で英語を学ぶならと家庭でも塾などへ行かせた方が良いのかと考えるご家庭もあると思います。塾などへ行かせる場合は、文法を中心に学ぶのではなく、学校で行っている授業にあったところを選びましょう

学校で英語の授業が始まる前にと、小学校の低学年や幼稚園の頃に英語を習わせようと考える方もいらっしゃいますよね。その場合も、まず大切なのは「英語が楽しい」と感じることですので、塾などで「難しい」「つらい」と感じてしまわないよう、子どもの性格や理解度にあったところを選びましょう。

まとめ

新しい制度が始まるとなるとどうしても不安になってしまいますよね。どんなものにでも、メリットもあればデメリットもあります。それを理解した上で子どもがうまく学習をすすめていけるように協力していきましょう。

そして小学3年生から必須化されると聞けば、学校だけでなく習い事として取り入れるべきなのではないかと考える方も多いかもしれません。でも、新しい制度が始まるからこそ、冷静に考えなければなりません。まずは英語を身近に感じ、楽しいというイメージを持たせることが大切なのです。

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