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新生児との初おでかけ。いざ、1か月健診へ。疑問やお悩みを解決します♪

      2017/05/04

産まれたばかりの赤ちゃんを連れて初めてのお出かけが1か月健診、というママも多いでしょう。新生児との慣れない生活でお疲れではないですか?また、退院後はじめての外出で気になることや不安なことはありませんか?

このページでは、1か月健診とはどのようなものか、何をするのかをご紹介し、健診に向けての心がまえをお伝えします。次に、「病院までどのように行こう?」「新生児のおでかけに、なにを準備したらよい?」などの疑問にお答えします。

1か月健診とは?

1か月健診とはどのようなものか、また、費用や持ち物についてご紹介します。

お母さんと赤ちゃんの健診が、両方ある

お母さんのために、産婦人科で産後1か月健診を受けます。赤ちゃんのために、小児科で新生児1か月健診を受けます。両方とも、産院での受診が基本になります。

外出が一度で済むように、両方を同日に済ませることを勧める病院もあります。また、逆に長時間の滞在は母子に負担をかけることから、2つの健診をわけて行うように勧める病院もあります。

待ち時間の長さなど、病院によって健診にかかる時間もさまざまです。1か月健診の予約は、入院中、退院前診察後に行います。同日がよいか、別日がよいかは自分の希望を遠慮なく伝えましょう。そのうえで、最後は産院のアドバイスに従うのがよいでしょう。

費用について

基本は保険適用外での自費診察になります。1か月健診費用が出産費用に含まれていて無料の産院もありますし、自治体によっては無料券や補助が出るところもあります。もし不明なことがあれば、費用について病院や自治体に確認しましょう。そうすれば、会計時に慌てずに済みます。

持ちもの

健診に1~2時間、往復の時間も含めると3~4時間の外出となります。持ち物は産院の指示に従ってください。基本はだいたい以下の通りです。

1か月健診に必要な持ち物

  • 母子健康手帳
  • 診察券(母子それぞれ)
  • 保険証(母子それぞれ)
  • 乳幼児医療証(赤ちゃんのみ)
  • (自治体や病院によって)健診補助券
  • (有料の場合)必要な健診費用
  • 赤ちゃんの着替え(1~2セット)
  • おむつ替えグッズ(おむつ3~5枚、おしりふき、ビニール袋)
  • 授乳グッズ(授乳ケープ、哺乳瓶、ミルク、調乳用のお湯、ガーゼ、のうち必要なもの)
  • (長時間になりそうな場合)ママ用の飲み物、軽食

とくに母乳で授乳中のママは、すぐにのどがかわき、お腹がすきます。母乳の出もまだ安定していないでしょうから、自分のための飲み物や軽食を持っていると安心です。なお、ママだけで健診に行く場合は荷物が増えて重くなります。病院の売店などで購入してください。

初めての外出で、とまどわないために

大きなおなかで妊婦健診のため通っていた産院は行き慣れた場所ですが、赤ちゃんを連れて行くのは初めてです。不安に感じることもあるでしょう。でも、あらかじめ対策を立てておけば大丈夫です。

同伴者がいるかいないかによっても対策は違ってきます。移動手段は「電車、バス、自家用車、タクシー、どれで行くか」移動道具は「ベビーカーと抱っこ紐のどちらか」でも、迷いますよね。どの組み合わせが一番よいかを比べやすいように、この記事ではそれぞれのメリットデメリットをご紹介します。

同伴してくれる人を探しましょう

もし赤ちゃんを連れてのはじめてのお出かけをとても不安に感じるなら、まずは同伴者を探しましょう。だれか自分以外のおとなの手があるだけで、気持ちが楽になるはずです。気楽に頼める家族や友人がいれば、ベストです。

なかなか協力が得られない場合は、自治体の育児サポートも考えてみましょう。筆者が在住している自治体では、1か月健診の同伴もファミリーサポート(あらかじめ登録しておけば、1時間800円程度で育児サポートを受けられる有料サービス)の対象になっています。

ファミリーサポートは、どの自治体でも基本的には有料サービス(登録自体は無料)ですが、中にはお試し無料券を配布している自治体もあります。興味があれば、お住いの自治体HPで金額や条件を確認してください。

移動手段を決める

まず、交通手段について考えてみましょう。考えられる交通手段ごとの、メリットとデメリットをまとめてみました。

電車やバス

メリット

  • 安い

デメリット

  • 人混みに触れること
  • 赤ちゃんが泣いたときに、あわててしまう
  • (バスの場合)時間が読めずに、停留所で長く待つ可能性がある
  • (電車の場合)階段やエレベーターでの上り下りがあり、気をつかう

とくに風邪がはやる時期は、感染症対策のために人混みは避けたいです。病院までの距離にもよりますが、何かとお金がかかる時期です。コスト削減のためにタクシーと公共交通機関のどちらを利用するかで迷う人も多いでしょう。そこで、公共交通機関で「お安く」済ませやすい条件をまとめました

公共交通機関を利用しやすい条件

  • バス停や最寄駅が、家と病院のそれぞれから近い
  • 真夏や真冬ではなく、過ごしやすい季節
  • 雨や雪が降っていない、晴れか曇りの日
  • 混雑していない時間の乗車
  • 普段から乗りなれている路線であること
  • 家から病院までが遠く、タクシー代が高額になる

このような条件が重なるのであれば、公共交通機関を利用しても、母子ともに疲れずに済みます。身体・お財布ともに負担が少ないでしょう。

自家用車

メリット

  • 自分と赤ちゃんのペースで動ける
  • 車内は個室なので、泣いても気を遣わずに済む
  • 人混みに触れずに病院に行ける
  • 安い

デメリット

  • ベビーシートに乗せていると、泣いてしまったら、泣かせっぱなしにするしかない
  • 乗り降りが意外と面倒 (ベビーシートの装着や、抱っこ紐・ベビーカーへ移動させること)

ママだけで1か月健診に行く場合、自分が普段から運転し慣れているのであれば、赤ちゃんをベビーシートに乗せて自家用車で移動するのもよいでしょう。お金もそれほどかかりません。ドライバーや同伴者がいてくれると、さらに気が楽です。

タクシー

メリット

  • ドアtoドアで歩く距離が少ない
  • 泣いてしまっても、車内は運転手さんだけなので気をつかわずに済む
  • 人混みに触れずに病院に行ける

デメリット

  • お金がかかる(往路で迎車を予約するとさらに高額になる)
  • 運転が荒かったり、子どもに理解がない運転手さんの可能性もある
  • 上手くつかまえられない可能性もある。

自家用車という選択肢がない場合、個室を確保できるタクシーは心強い味方です。ただ、赤ちゃんを連れて乗せるとなると、別の心配もあります。今は少なくなりましたが、タバコくさいタクシーだったり、運転の荒いドライバーさんだったらどうしよう?と気になる人もいるでしょう。

逆に、子どもの扱いに慣れている運転手さんだと、赤ちゃんに優しい笑顔を向けてくれたり、ベビーカーをさっと畳んで乗せてくれたり。産後で神経質になっているママには涙が出るほどのありがたさを感じるものです。

 

知ってる?赤ちゃんのためのタクシーサービスがあります

最近、主に都市部で「陣痛タクシー」や「キッズタクシー」など、妊産婦、赤ちゃんや子どものためのサービスが人気です。タクシー会社によっては専門のトレーニングを受けたドライバーさんがいたり、チャイルドシートが備えつけられているタクシーもあります

このようなサービスがあるタクシーの配車を受けられる地域であれば、安心してタクシーを利用できてお勧めです。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

タクシーを選んだ、筆者の実体験

筆者の3人目の1か月健診は残暑厳しい9月でした。バスと迷いましたが、天気予報は雨。往路の迎車にかかる費用も含め、往復3000円超の出費を見込み、思い切ってタクシーにしました。

わが家は産院からタクシー2メーターくらいの距離です。病院の目の前にバス停があるのですが、家からバス停が遠くて時間がかかります。バスの時間も不定期で、待ち時間も読めないので不便でした。帰宅後の疲労を考えると、必要な出費であったと納得でした。

移動道具はベビーカー?抱っこ紐?

赤ちゃんを連れて移動するときの道具としては、ベビーカーと抱っこ紐があります。両方とも、必ず新生児対応のものを選んでください。

ベビーカー

大きな総合病院の場合、院内での移動距離が多く、待ち時間も長くなりがちです。このような場合は、ベビーカーが便利でしょう。ベビーカーがあると、おむつ替えがさっとできることも魅力です。

「健診当日に乗せてみたら、大泣きしちゃって身動きが取れない。どうしよう!?」ということにならないよう、あらかじめ「ならし」乗せをして練習しておきましょう

抱っこ紐・スリング

健診時は、衣服を脱がせたり着せたり、おむつを替えたり、ミルクやシロップの吐き戻しがあったりもします。お世話しやすい状態で待ちましょう。健診のあいだは抱っこ紐は使いません。使わない時のために、抱っこ紐をしまっておくバッグがあると便利です。

エルゴ(新生児インサートを使用)や、ベビービョルンの縦抱っこ(上の写真)で新生児から使えるタイプを使用し、リュックをしょっていけば両手が空いて便利です。首の据わらない新生児を長い時間縦だっこすることを不安に感じるママもいるようですが、移動時だけの使用になるように気をつければ安心です。

スリングや横抱っこ紐(赤ちゃんを寝かせた状態で、抱っこ紐を肩にかけるタイプ)は、案外肩がこるはずです。手荷物もあります。はじめてのお出かけは、母子ともに疲れるものですから、産後の体に負担をかけないように、なるべく座る場所を確保し、肩をいたわってください

両方使うのもありです

(同伴者がいるか、交通手段など)状況によりますが、ベビーカーと抱っこ紐が両方あれば安心です。ベビーカーはおむつ替えスペースとしても使えますし、上着や荷物を置くこともできます。使い慣れた抱っこ紐やスリングは、赤ちゃんを落ち着かせるのに役立ちます。

赤ちゃんの1か月健診

生まれて間もない赤ちゃんの検査項目の多さには驚きます。でも、小児科の先生は慣れたものです。手際よく、診察してくれることでしょう。

何をみてもらうのか?

身体測定。ママの関心事が集中するのは、体重の増え方。

身長、体重、胸囲、頭囲が検査項目です。頭囲が大きすぎたり小さすぎたりしないかをみてもらうことで、脳の異常がないかもあわせて確認しています。 

母乳の出が安定しない時期なので、ママはもっぱら体重の増加に気がとられることでしょう。1日に30g増加しているのが目安ですが、体重の増え具合は赤ちゃんによるので、あまり神経質にならないでください。医師からの注意がない限り、気にし過ぎないようにしましょう

モロー反射や原始反応のチェック

新生児ならではの、以下のような反応ができるかどうかをみます。実際に赤ちゃんを刺激して、確認します。

モロー反射

後ろに倒れたり大きな音がすると、両手を広げ何かにしがみつこうとする動作

原始歩行

赤ちゃんのわきの下を抱えて、足を地面につけたとき、足を交互に動かして歩くような動作

把握(はあく)反射

手のひら・足の裏を刺激したときに、指を曲げギュッと握る動作

吸啜(きゅうてつ)反射

口の周囲を刺激したときに、吸いつく動作をするか、また、しっかり吸いつくか

股関節の開き具合のチェック

股関節の開き具合、膝の高さを確認します。赤ちゃんを仰向けに寝かせた状態で両方の足首をつかみ、ボートをこぐようにゆっくりと開いたり閉じたりして動かします。このようにして、股関節脱臼がないかどうかを調べています。

斜頸(しゃけい)

首を触ってしこりやリンパ節の腫れがないかをチェックします。どちらかにしこりがあると、筋肉が収縮してバランスが悪くなり、いつも首を左右どちらかに曲げている状態になります。これを斜頸といいます。

内臓、腹部、性器の異常がないかをチェック(聴診、触診)

聴診器をあてて体の異常を探します。まず心臓の音を聞き、心雑音がないかをみます。ここで、心臓の病気が見つかることもあります。次に、腸が動く音や呼吸の音を聞きます。

今までのスピードと比べると、医師は注意深くゆっくりと聴診器に耳を傾けていることでしょう。だからといって、不安に思わないでください。聴診はとてもデリケートな診察ですから、じっくり行って当然です。

触診では、医師が赤ちゃんの体を手で触り、内臓の腫れやしこりを探します。腸にそけいヘルニアがないか、脊髄(せきずい)や姿勢に異常がないか調べます。また、へその緒が取れた跡をみて、おへそがしっかり乾いているかもチェックします。

性器についてですが、男の子は睾丸が陰のうに入っているかをチェックします。女の子は外陰部に異常がないか、かぶれていないかなどをみます。

皮膚の状態、黄疸(おうだん)のチェック

全身の状態を観察して、肌のトラブルがないかを調べます。あせもや湿疹、かぶれなどがないか、また、黄疸が出ていないかもチェックします。

そのほか

目線が合うかを確認して視力についてみます。また、口腔内(歯肉や舌)と耳の中、そして大泉門(頭蓋骨の閉じていない部分。1歳半くらいで完全に閉じる)の閉じ具合をみて、異常がないかどうか調べます。

ビタミンK2シロップの投与(自治体による)

ビタミンKは血液の凝固に関係するビタミンです。生後すぐに1回目を投与し、合計3回投与することになっています。もしビタミンKが不足すると「乳児ビタミンK欠乏性出血症」になり、頭内出血を起こす可能性もあります。

問診

栄養は母乳かミルクか、それとも混合かについて質問されます。また、飲み具合や睡眠、便やおしっこ、音や光に対する反応など、普段の様子について聞かれます。これらの事項は、あらかじめ受付で渡されたアンケート用紙に書くように指示する産院も多いでしょう。

赤ちゃんの発育についての悩みごと、普段から気になっている疑問については、問診時に質問しましょう。

聞きたいことはあらかじめメモにまとめておきましょう

とくに初めての赤ちゃんの場合、毎日次から次へと疑問だらけでしょう。気がついたら解決していることもあれば、専門家の意見をぜひ聞いておきたいこともあるでしょう。1か月健診までの間、これはと思うことは忘れないうちにメモしておきましょう。

赤ちゃん自身の体のことについては小児科で母乳の出や母体にかかわること(育児中の悩みや精神状態などを含めて)は産婦人科で質問することに注意してください。医師を前にして混乱しないよう、それぞれに分けて整理しておくことをおススメします。

ママの産後1か月健診

赤ちゃんが産まれて1か月たちました。この1か月健診で特に問題がなければ、入浴許可がおり、湯船につかることができます。また、産後の夫婦生活をはじめることもできます

何をみてもらうのか?

身体測定、血圧測定、検尿、血液検査

妊娠中と同じように、数値をみて健康状態を確認します。お腹が大きかった時のことを懐かしく思いながら、計測することでしょう。ママ一人で赤ちゃんを連れていると、思いのほか苦戦することもあります。

内診と問診

内診(とエコー)で、大きくなった子宮がどこまで戻っているかと、悪露(おろ)の状態や量を確認します。悪露とは出産後に子宮から出る不要物で、血液に胎盤の残りや子宮内膜などが混じったものです。また、出産時に会陰切開をした人の場合は、傷跡の回復の具合もみます。

問診では、授乳状況の確認をします。母乳育児の場合は、おっぱいの状態をみてもらえます。

産後育児の状況を聞き、精神的なフォローをする

ママが産後のトラブルや悩みを抱えている場合、医師に気軽に相談できます。妊娠中から入院中までお世話になった助産師さんに会える機会に恵まれることもあるでしょう。1か月健診を、よい相談の機会として利用しましょう。

まとめ

1か月健診までは、慣れない育児で寝不足だったり、一日のリズムも狂いっぱなし。この状態で、時間を守って外出なんて…と緊張し、しり込みするママもいるでしょう。でも、普段の生活を取り戻すきっかけになったり、赤ちゃんも着実に成長していることを確認できて、気持ちが晴れるチャンスでもあります。

でも、出産後は、全治1か月のけがをしていると思ってください。1か月健診ではまだ病み上がりですから、頑張りすぎは禁物です。ぜひ、赤ちゃんのことだけではなく、ママ自身の体や心をまず大切にしてくださいね。ママのことも正直に、どんどんメモして遠慮せず質問しましょう。

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