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こどもの指しゃぶりが気になるかた必見!指しゃぶりをやめさせるには?いつまでに卒業?ケガをしたら?

      2018/03/06

赤ちゃんの可愛らしい仕草でもある指しゃぶり。生まれてすぐの頃、そんな赤ちゃんを見て微笑ましく思った方も多いのではないでしょうか?しかし成長するにつれてだんだんその仕草が気になってくることに…。

指しゃぶりにはメリット・デメリットがあり、しっかり把握することでこどもに負担をかけずに、指しゃぶりを卒業することができます。「指しゃぶりは長時間しない方がいいと聞いたけど…」「指しゃぶりって何才までするの?」「指しゃぶりでケガをしちゃった!」そんな悩みを抱えるお母さん必見!

今回は、指しゃぶりをする理由から、やめさせ方、ケガの対処法など、指しゃぶりの悩みのタネを解決する方法をご紹介します。


指しゃぶりはどうしてするの?

指しゃぶりはどうしてするのでしょうか?生まれてから数ヶ月、1才、3才など、こどもの発達段階において、指しゃぶりの理由が異なります。ここではどうして指しゃぶりをするのか、年齢別に分けてご紹介します。

0ヶ月〜12ヶ月頃の指しゃぶり

赤ちゃんは生まれてから2~3ヶ月で指しゃぶりを始めます。この頃の指しゃぶりは、口の中に入ってきたものを吸い上げる「吸啜(きゅうてつ)反射」とよばれるもので、母親の乳首から、母乳を得られるように、乳首を吸う練習として指しゃぶりをおこなっているのです。そのため、この頃の指しゃぶりは自然なもので心配ありません。

また、まれに吸綴反射が見られない場合があります。多くのケースでは反射がわかりづらかったりなど個人差があり、問題はありません。ただ、吸綴反射以外にも、赤ちゃんが大きな音などの刺激に反応してびくっと動くモロー反射のような他の原始反射が見られない場合は、脳障害などの病気を疑うケースもありますので、不安が多い場合は小児科を受診してください。

5ヶ月以降になると、赤ちゃんの世界が広がり、指はもちろん、近くにあるものを何でも口に持ってこようとします。赤ちゃんは母乳から栄養を得るため、口が発達しており、色んなものを、口に入れて形や味を確かめているのです。そのため、この頃の指しゃぶりも自然なもので心配はありません。

0~12ヶ月ころの赤ちゃんは、1日中指しゃぶりをする子もいれば、眠い時にだけ指しゃぶりをする子もいます。指しゃぶりの回数には個人差がありますので、多かれ少なかれ、神経質に心配する必要はありません。

1才〜2才頃の指しゃぶり

1才になると歩き始めたり、おもちゃで遊ぶ時間が多くなることもあり、昼間に指しゃぶりをする時間が減少します。この頃の指しゃぶりは、新生児期と違い、本能的な欲求からおこなわれるのではなく、眠い時、退屈な時など、時間を限定してあらわれる傾向があります。指をしゃぶることによって、リラックスし、安心感を得ているようです。

この頃の指しゃぶりも自然なもので、心配ありません。指しゃぶりは赤ちゃんの精神的な支えになっており、無理にやめさせる必要はなく、暖かく見守りましょう。

3才〜の指しゃぶり

3才になると、お母さんから離れ、友達と遊ぶなど、家庭外で遊ぶ時間が増え、さらに指しゃぶりは減少します。この頃の指しゃぶりは、習慣化し、癖になってしまっている場合や、退屈で暇を持て余していることが考えられます。

指しゃぶりが続くと、歯並び等に影響が出る恐れもあるため、積極的に外遊びなどに連れ出し、徐々に指しゃぶりをやめさせるようにしましょう。

参考文献:http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_05.html

指しゃぶりは何歳までに卒業するのがいい?

指しゃぶりの卒業時期については、専門家の専門領域によって意見が別れています。歯並びへの影響から早めに卒業させるほうが良いという意見もあれば、子供の精神的安定のため、無理にやめさせる必要はないという意見もあります。ここでは、小児科医、小児歯科医、臨床心理士、3つの専門領域の専門家の意見を詳しく見ていきましょう。

小児科医

小児科では、指しゃぶりは無理にやめさせる必要はないという考え方が大半です。特に幼児期において、指しゃぶりは不安感を取り除いたり、緊張を解消したり、本人の精神的安定を保つために重要な行為であると認識されています。

小児歯科医

小児歯科では、歯並び、かみ合わせなどへの影響から、指しゃぶりについて何らかの対応をした方が良いという考え方が大半です。健全な口腔機能の発達を考え、4~5才でも指しゃぶりをしている場合は、指導をした方が良いとされています。

臨床心理士

臨床心理士は、指しゃぶりは生理的なものと位置づけてはいるものの、4~5才になっても続く場合、子供の心理面から問題行動の一つとして捉え、指導をする方が良いとの考え方です。健全な親子関係を築けているかどうか、外遊びなどの時間は十分で退屈な時間が多くないかどうか、注意深く観察する必要があるとされています。

専門家の意見を総合すると

3才頃までの指しゃぶりは、本人にとって心が安らぎ、リラックスするものであることから、無理にやめさせる必要はなく、暖かく見守る方が良いでしょう。4~5才になってもなお、指しゃぶりが続く場合、歯並びなどの影響を考え、何らかの指導を考える必要があります。

指しゃぶりを続けるとどうなるの?

指しゃぶりを続けると、歯並びやかみ合わせに影響が出てきます。歯並びや噛み合わせが悪くなることにより、様々な身体的症状も出てくるのです。ここでは、指しゃぶりの歯への影響、身体的影響を見ていきましょう。

指しゃぶりの歯並びへの影響は乳歯から?永久歯から?

歯は、6歳前後に乳歯から永久歯へとはえかわります。たとえ乳歯の時期の指しゃぶりで歯並びが悪くなったとしても、永久歯に生え変わると、自然に歯並びがなおるケースが多く見られます。ですので乳歯の時期の指しゃぶりはこどもの精神的安定のためにも、神経質になる必要はなく、暖かく見守るのが良いでしょう。

しかし、指しゃぶりの癖が、永久歯の生え変わりの時期まで残っていると、その後も指しゃぶりを続けることが予想され、その結果、歯並びが悪くなってしまいます。したがって、指しゃぶりを4才以降になってもなお続けている場合はやめさせるように促し、6才前後の永久歯に生え変わる時期には卒業し終えているようにしましょう。

歯並び、噛み合わせへの影響

ここからは、永久歯になってもなお、指しゃぶりを続けている場合の歯並びへの影響を見ていきましょう。

1.上の前歯が前方に出てくる

画像出典元:http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_05.html#gazou01

上顎前突(じょうがくぜんとつ)と呼ばれる症状です。前歯が前方に圧迫され、飛びでています。

2.上下の前歯のあいだに隙間があく

画像出典元:http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_05.html#gazou01

開咬(かいこう)と呼ばれる症状です。いわゆる噛みあわせが悪い状態で、上下の前歯が前方に飛び出しています。

3.上下の奥歯が横にずれて中心があわない

画像出典元:http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_05.html#gazou01

交叉咬合(こうさこうごう)と呼ばれる症状です。本来、上の奥歯は外側に、下の奥歯は内側に位置するのですが、逆位置になっている状態です。

歯並びが悪くなるとどんな症状が起きるの?

歯並びは見た目だけの問題ではありません。歯並びが悪くなることによって、以下のような身体的症状があらわれます。

  1. 顎関節に痛みが生じ、硬いものなどが食べづらくなる。
  2. 口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる。
  3. 歯の隙間に下を入れたりする「舌グセ」がつくと、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが発音しづらくなり、舌足らずな発音になる。
  4. 前歯が出てくると、口が閉じにくくなり、口呼吸になる。
  5. 食べ物をしっかり噛むことがしづらくなるため、食べ物をそのまま飲み込み、胃腸に負担がかかりやすくなる。

このように、指しゃぶりが長く続くと歯並びが悪くなり、歯並びが悪くなることによって、身体的症状を伴ってくるのです。4~5才になっても指しゃぶりが続く場合は早めに対応をするのが良いでしょう。

指しゃぶりはどうやってやめさせる?

前述したとおり、指しゃぶりは3才頃までは本人の心の安定剤として、暖かく見守りましょう。4才を過ぎてもなお、指しゃぶりが続くようでしたら、何らかの対応が必要です。では、指しゃぶりはどうやってやめさせたら良いのでしょうか?

1.指しゃぶりを忘れるほど遊びに熱中させる

退屈で暇を持て余しているから、指しゃぶりをするというケースがあります。日中はできるだけ外遊びに誘い、指しゃぶりをしている暇がないほど遊びに熱中させてください。家のなかでも、折り紙やねんど、ストローで作った風車など、口や指を積極的に使う遊びを繰り返し行うことで、指しゃぶりの回数を減少させることができます。

2.寝るときに手を握る

眠いときに指しゃぶりをするケースでは、寝かしつけの時に手を握ってあげてください。抑えるのではなく、親にあたたかく握って貰えることで子供は安心感を得られます。また、指から気を紛らわすために、絵本をゆっくりと読んであげるのも良いでしょう。

3.言葉でうながす

言葉を理解し、言われたことを素直に受け入れられる年齢になると、言葉でうながすのも1つの手段です。その際に注意することは、「指しゃぶりをやめなさい」と叱ったり、その子を否定するような言葉を投げかけるのではなく、「おててが痛くなるからやめてみようね」「ごはんが食べられないからやめようね」など、明確に理由を伝えて、うながすようにしましょう。

また、「おててが痛い痛いって言ってるよ」など指の立場にたってうながすと、「わかった。ごめんね。」とすんなり受け入れるケースもあります。

4.キャラクターの絆創膏を貼る

子供に好きなキャラクターの絆創膏を選ばせて、いつもしゃぶる指に貼ってみましょう。子供は自分の指にお気に入りのキャラクターがいるので嬉しいのか、指をしゃぶらなくなります。指をしゃぶりそうになると、「○○(キャラクター名)が痛いんじゃないかな?」など言葉をそえてあげると、より効果的です。

5.指しゃぶり以外のお気に入りグッズを作る

指しゃぶりが眠る時の習慣になっている子には、ぬいぐるみやタオルなど、別の入眠グッズを作るようにしましょう。眠る時にぬいぐるみやタオルをもたせ、顔の近くに近づけます。ふわふわの感触のぬいぐるみやタオルだと気持ちがよくて、そのまますっと眠りにつくことができます。毎日実践することで、習慣化するようにしましょう。

指しゃぶりでケガをしたら?

指しゃぶりは強く吸ったり長い間吸っていると、吸いダコができ、タコが裂けて化膿するなど、指に傷ができてしまう場合があります。ここでは指に傷ができた場合の対処法を見ていきましょう。

1.指に絆創膏を貼る

傷ができている箇所を、これ以上噛まないように絆創膏を貼って様子を見ましょう。その際、絆創膏を誤飲しないよう注意深く見守ってあげてください。なかには絆創膏の味が気になって、指しゃぶりをやめる子もいます。絆創膏をすぐに剥がしてしまうようでしたら、ガーゼや包帯などを巻くと良いでしょう。

2.寝るときに塗り薬をぬる

塗り薬はどうしても口に入りそうで気になりますよね。子供が寝入ってから、そうっと指を口から出し、塗り薬をぬってあげると良いでしょう。そうすると朝まで塗り薬の効果が保たれ、治るスピードが早くなります。また、夜中に目覚めることも考え、念のために絆創膏や包帯を巻いておくと良いでしょう。

3.ガーゼハンカチをもたせる

親の言うことを理解できない赤ちゃんだと、傷ができた指をしゃぶるのを辞めさせるのはなおさら困難ですよね。その場合、ガーゼハンカチをもたせるのも1つの手段です。最初はガーゼハンカチと指を同時になめますが、次第にガーゼハンカチだけなめるようになります。しゃぶる対象を指ではなく、別の違うものに移行させてみましょう。

4.指しゃぶり防止グッズをつかう

前述の方法でもどうしても指しゃぶりがおさまらず、傷が悪化しそうな場合、指しゃぶり防止グッズを使ってみてはいかがでしょうか?口に入っても大丈夫な保湿成分と苦味でできている「チュチュバイバイスキンクリーム」や爪に苦い味を塗るマニキュア「バイターストップ」などが有名です。「バイターストップ」は4才以上が推奨年齢ですので使用する際には注意してください。

 

5.指の傷が悪化する前に皮膚科へ

一時的な対処法で治らず、化膿するなど悪化しそうな場合は皮膚科や小児科を受診してください。医者に現状を診てもらい、塗り薬や様子見など、その子にあった処置法を教えてくれます。

まとめ

指しゃぶりには発達段階でそれぞれの意味があります。赤ちゃんの指しゃぶりは本能的なもので、母乳を吸う練習でもあることから、無理にやめさせる必要はありません。1~2才の指しゃぶりは眠い時や退屈な時など限定的に現れることが多く、暖かく見守るのが良いでしょう。

4才を過ぎてもなお、指しゃぶりが続く場合は、歯並びの悪化などが懸念され、何らかの対応が必要になってきます。その場合も、指しゃぶりはこどもの心の安定剤でもあるので、叱ったり、無理やり指をはがしたりせず、積極的に外遊びに連れ出すなど、指や口から意識をそらすように促すと良いでしょう。

それでも改善が見られない場合、小児科医等に相談し、その子にあった対処法を指導してもらいましょう。

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