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切迫早産で入院!いったい費用はいくらかかるの?費用を抑える方法は?

      2017/12/01

つわりも落ち着いてきて、妊婦生活にも慣れてきたころ、突然切迫早産と診断され、急遽自宅安静や入院生活を送ることになった方もいるのではないでしょうか。切迫早産は、正期産と言われる妊娠37週に入る前に出産する「早産」の危険性がある状態をさします。早産になるリスクを下げるために、切迫早産と診断された場合、正期産まで入院により慎重に経過を見る必要があるため、入院期間は長期に及びます。

赤ちゃんの安全のための入院と分かってはいるものの、入院期間が長くなればなるほど費用がいくらになるのか不安になりますよね。今回は入院費用がどれくらいになるのか、自己負担を減らすためのチェックポイントについてご紹介します。

切迫早産の入院費用はだいたいいくらかかるの?

入院費用の相場は?

切迫早産の入院費用は、大部屋の場合、だいたい一日1万円程度かかるのが相場です。一日一万円×入院日数となると、かなり高額になるのでは・・・と不安になりますよね。しかし、これからご紹介する制度やご自身の加入している保険をご確認いただくことで、自己負担額を抑えられる可能性があります。

入院費用の内訳は?

入院費用の内訳は?

切迫早産の入院費用は、大きく以下の三つに分けることができます。

切迫早産入院費用の分類

  1. 医療費
  2. 食事費
  3. 差額ベッド代
1.医療費

お腹の張りを抑える点滴治療等、切迫早産の治療に対する医療行為の費用をさします。切迫早産に対する治療は、健康保険適用の対象です。健康保険に加入している方は、3割の自己負担ですみます。

2.食事費

健康保険に加入している方は、入院時食事療養費という制度が適用され、一食当たり360円かかります。(平成30年4月からは一食当たり460円に値上がり予定です。)収入の状況や年齢により、一食当たりの負担額が低くなるケースがありますので、ご自身の食事費用がいくらなのか、入院時に確認してみてくださいね。

3.差額ベッド代

差額ベッド代は病院により様々です。大部屋の場合無料の病院もあれば、一律1,000円程度必要な病院もあります。個室となれば一万円以上かかる病院がほとんどですので、長期入院となれば非常に高額になります。

医療費を補填する制度とは?

高額療養費制度って何?

医療費が高額になった場合の自己負担額を抑える制度として、高額療養費制度というものがあります。

高額療養費制度とは、高額療養費制度とは、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、ひと月(月の初め から終わりまで)で上限額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。出典:厚生労働省保険局

ただし、支払額は、入院時の食事負担と差額ベッド代等は含みません。自己負担の上限額は、年齢や所得によって異なります。69歳以下の方は年収によって自己負担額が5段階に分かれています。

適用区分 ひと月の上限額(世帯ごと)
年収約1,160万円~ 252,600円+(医療費-842,000)×1%
年収約770万円~約1,160万円 167,400円+(医療費-558,000)×1%
年収約370万円~約770万円 80,100円+(医療費-267,000)×1%
~年収約370万円 57,600円
住民税非課税者 35,400円

高額療養費制度に付帯する制度として、世帯で自己負担額を合算する制度や、複数回医療費が高額になった場合にさらに自己負担額を下げる制度等もありますので、世帯の医療費が高額になっている場合や過去にも入院経験がある場合は確認してみてくださいね。

切迫早産の場合、正期産に入るまで慎重に経過をみる必要があること、早産になった場合は早急な処置が必要になることから、正期産まで入院となるケースが多いです。状態が落ち着いてきて、点滴治療が終わったとしても、すぐに退院とはなりません。張り止めの点滴を外した途端に子宮の収縮が強くなる、張り返しと呼ばれる症状が出る可能性があるからです。

点滴をはずし、張り止めの薬を内服に変えた後も、一週間ほど入院して子宮の収縮が起きないかをチェックします。このため、切迫早産の症状が軽い場合も、入院期間が長期に及ぶことが多いです。大部屋でも入院一日あたり大体1万円程度かかりますので、切迫早産での入院の場合はたいてい高額療養費制度を利用することになります。

高額療養費制度の申請はどうするの?

加入する健康保険組合に申請書や領収書を郵送で送付するという手続きが一般的です。領収書等を必要とする場合もありますので、申請書の添付資料について確認が必要です。申請書を送付しなくても、受診状況と医療費を確認し、自動的に支給してくれる健康保険組合もあります。

高額療養費の支給から支払いには大体3か月程度かかります。後で還付されるとはいえ、窓口で一時的にでも支払いを行うのは負担になりますよね。そのような場合は事前に限度額認定証を発行してもらい窓口に提示することで、支払額を自己負担額のみに抑えることが可能です。認定証の交付方法は、加入する健康保険組合に確認が必要です。

健康保険組合や自治体によっては追加補填がある可能性も!

加入する健康保険組合やお住まいの自治体の独自の制度により、さらに医療費を補填してくれる可能性があります。補填の有無や条件、金額、申請手順等は健康保険組合によって異なりますので、加入する健康保険組合や自治体の窓口に確認してみてくださいね。

切迫早産に民間の保険は適用されるの?

加入している保険会社に確認を!

民間の医療保険や生命保険に加入している場合、切迫早産も保障の対象になっている場合があります。例えば、入院一日5,000円の保障がある場合、入院日数分の保険金を受け取れます。差額ベッド代も保障対象としている保険商品もあります。切迫早産での入院が保障対象かどうか、契約内容を今一度確認する必要があります。

保険金請求にもお金がかかる?

保険金の請求には一般的に医師の診断書が必要となります。診断書は、病院によりますが、一通あたり3,000円~5,000円程度かかります。診断書は、保険会社独自のフォーマットしか受け付けない場合もありますので、間違いがないよう、保険金の請求に必要な手続きや書類についてよく確認しておいてくださいね。保険金を請求する権利は、入院から三年経つと消滅してしまいます。急ぐ必要はありませんが、忘れないうちに申請するようにしましょう。

加入している保険によっては黒字になることも!

保障の手厚い保険に入っている場合、入院期間が長くなればなるほど保険金の受取額が多くなり、入院費用より受け取った保険金のほうが多くなった、なんていうケースもあります。

入院費用を少しでも安くする方法は?

月をまたぐと高くなる?

これから出産や子育てを控えているので、いろいろと物入りになります。また、産後すぐに働くのは難しく、収入が落ちる可能性があります。民間の保険で切迫早産入院の保障を受けられない場合や、差額ベッド代は保障対象外の場合、入院費用は少しでも安いとありがたいですよね。

高額療養費制度は、月間の医療費の総額に上限を設ける制度です。先ほどもご紹介しましたが、切迫早産の入院費用は一日に一万円程度が相場です。例えば、6月28日に入院した場合と、7月1日に入院した場合でかかる費用を比較してみましょう。6月28日に入院した場合のほうが、6月分と7月分の医療費の支払いが必要となり、支払う金額が数万円高くなる場合もあります。

健診で医師から入院を勧められたとしても、月末で、かつ症状が重症でなければ、月初めに入院できないか相談してみることをおすすめします。とはいえ、切迫早産で入院する、というのは点滴治療等を必要としている、一刻をあらそう事態である場合も多いです。おなかの赤ちゃんの安全を最優先に考え、医師が即入院が必要であると判断した場合は、その判断に従いましょう。

大部屋を選択して差額ベッド代を節約

差額ベッド代を抑えるのも一つの方法です。先ほどもご紹介した通り、個室の場合、差額ベッド代は高額になります。大部屋が気にならないのであれば、大部屋を選択することで入院費用を抑えることができます。

大部屋の雰囲気は、病院によって様々です。カーテンを閉め切ってプライバシーを確保していて他の妊婦さんとの交流はほとんどない病院もあれば、就寝時や着替え以外はカーテンを開けて切迫の妊婦さん同士での交流が活発な病院もあります。病院の規模によりますが、切迫早産や妊娠糖尿病等、何らかのトラブルを抱えている妊婦さん同士で同部屋になるようにしている病院が多いです。自分にあった雰囲気かどうか、病室の雰囲気を医師や助産師に確認しておくと安心ですね。

まとめ

切迫早産で長期入院となっても、制度や保険利用により自己負担額は抑えることができます。自分の場合はどれくらいになるのか、今一度確認してみると安心ですよ。

入院生活は孤独で退屈で不安なものかもしれませんが、何かあれば医師や助産師にすぐに相談できて安心、というメリットもあります。公的な制度や民間の保険を存分に利用して、安心した入院生活を送ってくださいね。

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