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切迫早産の原因は?症状と兆候は?子宮頸管との関係や早産予防策をご紹介!

      2017/12/02

妊娠22週を過ぎて、やっと妊婦生活に慣れてきたころに、切迫早産と診断されて戸惑った方も多いのではないでしょうか。切迫早産とはどのような症状や兆候があり、何が原因なのかを徹底解説します。

また、切迫早産と言われた方の中には、子宮頸管が短いといわれた方もいるのではないでしょうか。「子宮頚管が短いと早産になってしまうの?」と不安ですよね。子宮頸管が何なのか、早産を予防するための方法についてもご紹介します。

切迫早産とは?

早産と切迫早産

赤ちゃんの体の機能が十分に成熟している、妊娠37週0日~妊娠41週6日の間に出産することを正期産と言います。早産とは、正期産より前に赤ちゃんが生まれることを指します。生まれる週数が早ければ早いほど、赤ちゃんの体の機能は十分に成熟していません。生まれてからすぐに新生児治療を受けるケースが多いです。早産の原因は、感染や体質によるものであるケースがほとんどです。

切迫早産は、早産になりかかっている状態のことを指します。

切迫早産の症状や兆候は?受診の目安は?

切迫早産の症状と兆候

切迫早産がどのような状態なのか、産科婦人科学会では以下のように説明されています。

子宮収縮が頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態や破水(子宮内で胎児を包み、羊水が漏れないようにしている膜が破れて、羊水が流出している状態)をしてしまった状態のことです。出典:公益社団法人日本産科婦人科学会

切迫早産の自覚症状

切迫早産の自覚症状としては以下があげられます。特に自覚症状もなく、健診を受けた際に切迫早産と診断されることもあります。

切迫早産の自覚症状

  • お腹の張り
  • 出血
  • 破水

お腹を触ってみて、ぱんぱんになっていると、お腹が張っている状態であるといえます。お腹が張る感覚は、子宮が収縮していることにより起こります。臨月に入るまでは、お腹はふわふわな状態であるのが理想です。頻繁にお腹が張るということは、頻繁に子宮が収縮しているということになります。

また、正常な妊娠の場合、妊娠後期での出血は滅多にありません。出血した場合は、色や量等の出血の状態を確認しておきましょう。破水は尿漏れとの違いが分かりにくいですが、自分の意思で止められるかどうかを確認してみましょう。

受診の目安は?

週数や症状により、受診の緊急度は変わってきます。緊急を要する場合もあれば、次の健診まで様子をみることを指示されることもあります。これまであげたような自覚症状がある場合は、自己判断はせずにすぐにかかりつけの産婦人科に電話で相談しましょう。

子宮頸管って何?

子宮頚管とは

子宮頚管は、子宮の出口にある管のことをいいます。出産のときは子宮頸管が柔らかくなり子宮口となりますが、妊娠中は、赤ちゃんが下におりてこないように、固く閉じられています。子宮頚管が短くなってきた場合、正期産より前に赤ちゃんが早く生まれる危険性があるため、切迫早産と診断されることがあります。子宮頸管の長さや状態は、超音波検査をすることで分かります。

子宮頚管の長さの目安

子宮頚管の長さは、だいたい4センチ程度です。妊娠36週の臨月になると、お産の準備が進み子宮頸管も柔らかくなるので、2.5センチ前後になります。ただしこの長さはあくまで目安であり、子宮頸管の長さは個人差があります。

中にはもともと3センチ程度しかない方もいれば、8センチほどある方もいます。子宮頸管がもともと短い方は、慎重に経過をみることになります。逆に長すぎる方は、なかなか子宮口が開かずにお産がたいへんになる可能性があります。病院によっては、早産を防ぐために、臨月にさしかかる前に子宮頸管の長さが2.5センチを切ったら管理入院とする、等と定めているところもあります。

子宮頸管無力症とは

無自覚のまま、臨月をむかえる前に子宮頸管が柔らかくなり子宮口が開いてしまう症状を「子宮頸管無力症」と言います。症状が進行すると早産になる可能性があるため、早産を防ぐために子宮頚管を縫合する手術を行う場合もあります。

切迫早産の治療は?

自宅安静+内服

症状が軽度であると判断されれば、自宅安静を指示され、通院による検診で経過観察となります。安静度は、週数や症状によって異なります。お腹の張りの症状があれば、お腹の張りを抑える薬の内服が必要となります。

管理入院

医師の判断で管理入院となることもあります。こちらも安静度は週数や症状によって様々です。安静度が高くなると、食事以外はずっとベッドに横になることを指示されることもあります。

定期的に、子宮収縮の状況のモニターや、子宮口の状況確認のための内診を行い、経過観察します。子宮の収縮を抑えるための点滴治療を行います。状況が落ち着いてきたら張り止めの薬を点滴から内服に切り替えて様子を見ます。張り止めの薬は、量を減らしたりゼロにしたりするとお腹の張り返しが起こる可能性があります。正期産に入るまでお腹の張りを抑えるために、入院は長期に及ぶことがあります

早産を予防する方法はあるの?

妊婦健診の受診で早期発見

早産を予防するためには、第一に妊婦健診の定期受診が重要です。子宮頚管の長さや赤ちゃんの位置等は、自分では判断することはできません。妊婦健診を定期的に受けることで、切迫早産の傾向がないかを見てもらうことができます。切迫早産の傾向がある場合、適切な治療や指示を受けることで早産を予防できる可能性が高まります。

無理のない妊婦生活を

仕事や家事で無理をしすぎることでお腹の張りがおこる可能性があります。赤ちゃんを正期産までお腹の中で育てるためにも、周囲にサポートをお願いしつつ、無理のない妊婦生活を送ることを心がけましょう。切迫早産の症状がある場合は特に安静に過ごしましょう。

まとめ

切迫早産は、自覚症状がある場合もあれば、健診を受けなくては気づけない場合もあります。また、切迫早産と診断されたとしても、適切な対応をとることで、正期産まで持つケースもたくさんあります。切迫早産の早期発見・早期対応のためにも、妊婦検診を定期的に受診するようにしましょう。切迫早産と診断されると不安になるかもしれませんが、一日でも長く赤ちゃんをお腹の中で育てられるよう、医師の指示に従って適切な処置を受けるようにしてくださいね。

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