生後4ヶ月の赤ちゃんの成長と授乳回数や授乳間隔
2017/11/08
生後3ヶ月までは1〜2時間おきで、授乳をするのが大変だったのに、生後4ヶ月をすぎたら少なくなったと感じるママは多いのではないでしょうか。生後4ヶ月になると、1度に飲める量が増え、今までちょこちょこ食べだったのがしっかりお腹にたまるようにお腹に貯めることができるようになります。
それでは授乳回数や授乳間隔がどのぐらいだといいのでしょうか。大まかな目安と授乳で気になることをお話しします。
このページの目次
生後4ヶ月の赤ちゃんの成長
⒈コミュニケーションをとるようになる
生後4ヶ月の赤ちゃんは首が安定し、体がしっかりしてきます。この頃になるとだんだん昼と夜の区別がつくようになり、昼間起きている時間も多くなります。今までは微笑みかけられたら微笑み返していたのが、自分から笑顔でコミュニケーションをとるようになります。ママやパパの声に反応し笑顔になったり、「あーあー」と声を出してお話ししようとします。
⒉胃や長の発達により授乳回数や間隔が変わる
胃や腸も発達してきて、今まではちょこちょことこまめに授乳しなくてはならなかったのに対し、一度にたくさん飲めるようになり、それを胃の中に留めることができるようになります。このため、授乳回数や間隔が少なくなり量が足りているのかと不安になるママもいるかもしれません。しかし、赤ちゃんの体重や身長が増えているのであれば問題はありません。
もし、赤ちゃんの体重等が減っている場合はもちろんのこと、泣いたり、口をチュパチュパ物欲しそうにしている場合は授乳間隔が空いていないからまだ必要ない、と考えるのではなく、必要に応じてあげましょう。
生後4ヶ月の赤ちゃんの授乳回数、授乳間隔
生後4ヶ月の赤ちゃんの授乳回数は1日およそ5〜6回とされています。授乳間隔は3〜4時間になります。今まで1〜2時間おきにあげていたのがだいぶ少なくなります。夜も授乳間隔が空くようになり、中には夜9時から朝の7時までずっと寝るような赤ちゃんも出てきます。
この場合、今まで頻繁にあげていたママのおっぱいがトラブルになる場合があります。もしおっぱいが硬くて痛くなってしまう場合は、おっぱいを絞り出してあげるといいでしょう。しかし、赤ちゃんの授乳時間や生活のリズムが決まりしばらくすると、それに合わせてママのおっぱいも作られるようになります。
その場合にはおっぱいを絞り出す必要がなくなります。また、赤ちゃんの1回に吸う力が強くなるので、ママの乳首が切れてしまったりはれてしまうことがあるかもしれません。この場合は乳首用クリーム(赤ちゃんが吸っても安全なもの)を塗るなどして、ケアしてあげましょう。ミルクの場合は缶に書いてある量と目安を守り、あげすぎないように注意しましょう。
生後4ヶ月の赤ちゃんのおっぱいの量
母乳育児をしている場合、気になるのが母乳の量です。足りているのだろうか、と不安になったことがあるママは多いでしょう。赤ちゃん用の体重計があるのであれば授乳前後の体重を測って比べることができますが、ない場合は体重を測ることはなかなか難しいことです。それでは何を目安にすればいいのでしょうか。
母乳の量はおしっこの量で確認しよう
目安になるのがオムツにたまるおしっこの量です。1日5〜6回ほど、しっかりした量のおしっこがあれば母乳の量は足りていると言えるでしょう。しかしこれはあくまでも目安です。この頃の赤ちゃんは周りが見えるようになることから、遊び食べをすることも増えるようになります。そうなると、少しおっぱいを飲んだら周りを見て、またおっぱいをくわえる、というようになるので、母乳をしっかり飲んでいないと思われるかもしれません。
しかし、赤ちゃんの体重や身長が増えていれば不安になることはありません。
生後4ヶ月の赤ちゃんがおっぱいを飲まない
赤ちゃんがおっぱいを飲まない場合、栄養がきちんととれているのか心配になりますよね。赤ちゃんがおっぱいを飲まない理由は以下の通りです。
⒈赤ちゃんがおっぱいを飲まない理由
- 授乳間隔が短すぎてお腹が減っていない
- 遊び食べをしている
- 疲れて眠い
- 風邪を引くなど体調が悪い
⒉赤ちゃんが泣く理由はおっぱいだけではない
泣いたらすぐにおっぱいをあげてはいませんか。もちろんおっぱいは赤ちゃんを安心させる一番のものですが、泣く=おっぱいではありません。生後4ヶ月になると、おっぱい以外にも様々な要求が出てきます。疲れていたり、オムツが濡れていたり、暑かったり、寒かったり、など泣くことで自分のことを伝えます。
無理におっぱいをあげようとせずに、他のことで赤ちゃんのサインを見逃さないようにしましょう。また、遊び食べをしている場合は授乳を一度ストップしてみましょう。赤ちゃんが遊び終わってからあげると集中しておっぱいを飲んでくれるでしょう。ママも授乳の時スマホや携帯を見ながらではなく、赤ちゃんと向き合うようにするときちんと飲んでくれますよ。
もし赤ちゃんがおっぱいを飲まないこと以外に機嫌が悪かったり、何をしても泣き止まない場合は体調を崩していることがあります。その時はおっぱいを無理矢理飲ませるのではなく、様子を見ながら寝かせたり、体温調整のために洋服を暖かいに変えるなど対応しましょう。
ただし、着膨れするようでは赤ちゃんも居心地が悪いので気をつけましょう。
生後4ヶ月の赤ちゃんがおっぱいを食べ過ぎる
生後4ヶ月になると成長の仕方も個人差が出てきます。まだまだおっぱいをちょこちょこ食べをし、あまり量を飲まない子や、好きなだけたくさん飲む子など、様々です。母乳は消化、吸収がよく、赤ちゃんの胃に負担をかけません。赤ちゃんがおっぱいを欲しがるようであれば好きなだけあげても大丈夫です。
ただし、ミルクの場合はあげすぎると胃に負担がかかり、消化しにくくなったり、肥満の心配もあります。缶に書いてある量を守ってあげましょう。
まとめ
生後4ヶ月になると、起きる時間が増え、たくさん遊ぶようになります。お昼寝の回数も徐々に減り、夜は長時間ねるなど、生活リズムがついてきます。この生活リズムを守るためにも、決まった時間に授乳をするようにするとメリハリがついていいでしょう。ただし、上述した授乳回数や間隔はあくまでも目安です。
体調の悪い時や暑くて喉が乾いている時等、赤ちゃんがおっぱいを欲しがる場合はあげましょう。