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さく乳器は必要?どんなときに使うの?種類やメーカーは?

      2017/04/29

これから出産を迎えるにあたり、色々育児用品をそろえているママ達。お店で哺乳瓶のとなりに「さく乳器」というものを見かけませんでしたか?一体これは何に使うのか、疑問に思った人が多いことでしょう。私も産後、産院で初めて知りました。

読み方は「さくにゅうき」。産後にすぐに必要な物ではないのですが、赤ちゃんをおっぱいで育てたい人にとても役に立つ道具なんです。

「さく乳器って何?」「どんなときに使うの?」「種類・メーカー」を詳しく紹介していきます。その上で、購入するかどうか考えていきましょう。

さく乳器って何?

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さく乳器とは、産後に使用する物で簡単に言えば「おっぱいを絞る」道具です。胸に当てて動かせば、おっぱいを搾り取ってくれます。おっぱいは手で直接乳首を触って絞ることもできるのですが、これを使えば簡単に絞ることができます

絞ったおっぱいは、哺乳瓶やコップを使って赤ちゃんに飲ませることもできます。

さく乳器はどんなときに使う?出番は6つ!

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おっぱいを絞るって、赤ちゃんは直接ママのおっぱいから飲むんじゃないの?と疑問に思われた人も多いでしょう。ですが、以下のような理由で、ママはおっぱいを絞らなければならないときもあるのです。

1.赤ちゃんがうまく吸えず、おっぱいがたまってしまったとき

これは、特に産後すぐのときに起こりやすい現象です。赤ちゃんはすぐにおっぱいを上手に飲めるわけではありません。ママも赤ちゃんも授乳のコツがわからず、最初の3日間くらいは赤ちゃんはちょっぴりしか飲めないのです。

ですが、ホルモンの関係でおっぱいはどんどん作られていきます。赤ちゃんが飲まないのにおっぱいがたくさんたまってしまい、胸がカチカチに固くなってしまうことがあります。放っておくと、「乳腺炎」という病気になり、高熱が出たり、おっぱいに膿がたまってしまうこともあるのです。

そんなときにさく乳器を使っておっぱいを搾り取れば、カチカチの胸がやわらかくなり、乳腺炎を防ぐことができます。

2.ママの乳首が切れて赤ちゃんに咥えさせると痛いとき

これも産後すぐのときに多いことです。授乳は、乳首だけではなく乳輪まで赤ちゃんに深く咥えてもらう必要があります。ですが初めの頃はうまくいかず、赤ちゃんが乳首を浅く咥えてしまうことがあります。この状態を続けると、ママの乳首が傷ついてしまうことがあります。

そのまま授乳を続けると、乳首がヒリヒリし続け、切れてしまうこともあるのです。

切れた乳首のまま授乳するのは、ママにとっては苦痛です。傷口が化膿してばい菌が入ってしまうこともあります。おっぱいにばい菌が混じって赤ちゃんが飲んでしまうと、赤ちゃんの体にもばい菌が入ってしまいます。

なので、その胸でおっぱいを直接あげるのはお休みする必要があります。でも、赤ちゃんに吸ってもらわないと、おっぱいは作られなくなってしまうことがあるのです。

さく乳器を使うと・・・

  • 赤ちゃんが直接咥えないので、乳首を保護することができ、治りが早くなる
  • おっぱいが作られ続けるので、乳首が治れば元通り直接あげられる

3.おっぱいを病院に届けなければいけないとき

赤ちゃんが小さく産まれた、体調が悪いなどというときに、ママと離れて病院へ入院しなければならないことがあります。そんなときに病院から「おっぱいを病院に届けて下さい」と言われることもあります。

さく乳器を使っておっぱいを絞り、母乳パックに入れて病院に届けます。

4.産後、授乳間隔が開いておっぱいが張ってしまったとき

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産後数ヶ月は1、2時間おきの授乳ですが、3ヶ月を過ぎる頃になると、授乳間隔も3、4時間おきと開いてきます。夜間は長時間眠る赤ちゃんも増えて、夜の授乳は1回、または朝まで1回も起きずぐっすり、という赤ちゃんもいるでしょう。

今まで頻繁に授乳してたのでおっぱいはどんどん作られます。いきなり授乳間隔が開いても、おっぱいの作られる量は急には減りません。そうすると胸が張ってカチカチに固くなることがあります。放っておくと乳腺炎になります。

さく乳器を使っておっぱいを絞れば、胸の張りは落ち着きます。

5.ママの用事や仕事で、パパや実家、保育園に預けるとき

産後、ママが買い物や髪を切りに行きたい!というとき、赤ちゃんを連れて行くのは大変です。パパや実家に預けてお出かけする人も多いでしょう。ですが、赤ちゃんはおっぱいが必要です。

そんなときにさく乳器でおっぱいを絞っておけば、ママの留守中、哺乳瓶であげてもらうことができます。

また、仕事をするママが赤ちゃんを保育園に預けるとき、さく乳したおっぱいを保育園に持って行けば、保育士さんが哺乳瓶であげてくれます。保育園によっては、さく乳したおっぱいは受け付けてもらえず、粉ミルクのところもあります。

保育園に預ける予定のあるママは、入園希望の保育園に確認しておきましょう。

6.赤ちゃんがおっぱいを卒業したとき

赤ちゃんは大体1~2歳でおっぱいを卒業します。今まで飲んでくれていたおっぱいが急に飲んでもらえなくなると、やはりおっぱいがたまって胸はカチカチになり、乳腺炎になる可能性があります。このときにさく乳器を使って、胸の張りが落ち着くくらいまでに絞ります。これを繰り返していればおっぱいは徐々に作られなくなります。

さく乳器で絞るときは、全部は絞らないでおきます。全部絞ると、「おっぱいはまだ必要なんだ」と体が判断して、どんどん作られてしまうからです。

さく乳器は2種類!それぞれの違いは?

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さく乳器には、「手動」と「電動」の2種類のタイプがあります。それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

1.手動タイプ

パッドを胸に当てて、レバーやポンプを握って押してさく乳します。

メリット

  • 圧力、押す速さを自分で調整できる
  • 価格が安い

デメリット

  • 手が疲れ、腱鞘炎になる場合がある

2.電動タイプ

パッドを胸に当て、スイッチを押すと絞ってくれます。絞る強さはダイヤルで調整可能です。

メリット

  • 手が疲れない
  • 手動より早く絞れる

デメリット

  • 価格が手動タイプより高い
  • 絞るときに機械音がするので、夜間や外出中に使いづらい場合がある
  • 力加減を手動のように自分で調整できないので、痛い場合がある

代表的なさく乳器のメーカーは4つ!

さく乳器のメーカーごとに商品を紹介していきます。主なメーカーは4つです。

1.ピジョン

日本メーカーです。手動タイプが1種類、電動タイプが2種類あります。ピジョンの母乳実感哺乳瓶をさく乳器に付けて、さく乳します。チュチュベビーの哺乳瓶も付けることができます。

さく乳器 母乳アシスト 手動

「さく乳準備モード」「さく乳モード」の2つのモードで強さを調整できます。さらに自分で圧力や速さも調整可能です。

さく乳器 母乳アシスト 電動

手動タイプと同じく2つのモードがあります。さらに圧力の強さは6段階で調整可能です。

さく乳器 母乳アシスト 電動 First Class

圧力の強さが7段階、速さが4段階と「電動アシスト」よりもさらに細かく設定できます。バックライトが付いているので、夜中の授乳後のさく乳も赤ちゃんを起こすことなくできます。電動アシストよりも値段は高くなります。

2.メデラ

スイスのメーカーです。主に母乳育児に関連した商品や、医療吸引技術に携わっています。

Harmony(ハーモニー)手動さく乳器

人間工学を応用して、手が疲れにくい形に設計されています。初めは浅く速いリズムで母乳を出しやすくし、その後ゆっくりとしたリズムでさく乳します。

Swing(スイング)電動さく乳器

乾電池でも動く電動のさく乳器です。クリップが付いているのでポケットやベルトに付けたり、首からぶら下げたりと様々な姿勢でさく乳できます

Swing Maxi(スイング・マキシ)電動さく乳器

左右同時にさく乳できる電動型さく乳器です。

Symphony(シンフォニー)電動さく乳器

個人向けには販売しておらず、産院に置いてあることが多い電動さく乳器です。おっぱいの分泌が少ない頃から使用することができ、分泌量が十分になるときまでサポートしてくれます。赤ちゃんが実際におっぱいを飲む動きをまねて作られています。

個人向けにはレンタルのみになります。1ヶ月大体10000~円程度です。

3.カネソン

国内の育児用品や医療用手袋・マスクを作っているメーカーです。カネソンのさく乳器は手動タイプのみになります。

さく乳器 ママおっぱい!

さく乳器の中で比較的安い商品がこちらです。保管ケースに入れて、全ての部品を電子レンジ消毒できます。

さく乳器 ママらくハンド

レバー操作は手が疲れにくく、さく乳はソフトなので痛みが少ないとママ達に評判です。ボトルではなく、別売りの母乳パックコネクターを使って、本体と母乳パックをつなぎ、直接母乳パックにさく乳できます。

ママさく乳器 手動式

ボトルにも母乳パックにも直接さく乳できる商品です。乳頭が小さくてさく乳しづらい場合は、付属のアダプターをつければさく乳しやすくなります。

4.チュチュベビー

育児用品を扱っている国内メーカーです。さく乳器は手動タイプのみになります。

手動さく乳器

他のメーカーの手動タイプはレバーでしたが、こちらはポンプ式になります。胸に当てるパッド部分には4つの突起があり、乳輪を刺激しておっぱいを出してくれます。

必ず買わなければいけない?

さく乳器は色々な種類があり、便利な道具だということがわかりました。それでは必ず買わなければいけないものでしょうか?実は、出産前に買っておく必要はありません。理由は次の通りです。

さく乳器の購入を産後にした方がいいわけは?

  • おっぱいをあげないかもしれないから
  • おっぱいは手絞りでもできるから

おっぱいで育てたい!と思っていても、たくさんの量がなかなか出ないママもいます。そういったママは、粉ミルクとおっぱいを混合にしたり、粉ミルクだけで育てることもあります。そうなると、胸も固くなりにくいですし、おっぱいを絞る必要がありませんね。

また、おっぱいはさく乳器を使わなくても手で絞ることができます。手で絞るのは時間がかかって大変ですが、人によっては「さく乳器を使うと乳首が痛くてできない」こともあります。

まずは出産する病院で、助産師さんにさく乳の仕方を相談してみて下さい。手絞りのやり方も教えてもらえますし、さく乳器も置いてある産院は多いです。手動、電動を借りて自分に合うやり方を探してみましょう。

まとめ

さく乳器は、

  • 手で絞るより簡単におっぱいを絞ることができる
  • 乳腺炎を防ぐことができる
  • おっぱいを搾乳しておけば、パパや実家、保育園に赤ちゃんを預けて出かけられる

ことがわかりました。メーカーも国内、国外とあり、手動タイプと電動タイプが選べます。出産前に買う必要はありませんが、産後必要になる場合があります。そのときのために、各メーカーの商品を吟味しておきましょう。

出産後、産院で助産師さんにも相談してみましょう。

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