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離乳食にパンを使ってみたい!いつからどんなパンならOK?赤ちゃんにも安心なパン選びのポイントは

      2017/05/04

離乳食の定番といえば真っ先に思いつくのは白米を使ったおかゆですね。まずはおかゆで離乳食を始めるという方が多いことでしょう。慣れてくると、そろそろバリエーションを増やしたい、とパンや麺を使った離乳食にトライするかたも増えてきます。

しかしパンはそれ自体が加工されて作られたものなので、パンそれぞれにより複数の素材が使われています。離乳食に使う場合は注意が必要です。

では、どういったポイントに注意して選べばいいのでしょうか?離乳食に使うパン選びのポイントについてまとめました。

離乳食に使うパンは要注意!チェックすべきポイントは?

そもそも、パンの何に配慮するべきなのでしょうか。パンを与える前に確認すべき3つのチェックポイントについてみていきましょう。

具体的にどんなパンを選んだらいいのかは、次の章でご紹介しますね。

初めてパンを与える前に!チェックポイント3

  1. アレルゲンは含まれていないか
  2. 添加物はどれくらい使用されているか
  3. 塩分は濃すぎないか

1. アレルゲンは含まれていないか

そもそも全ての食品が食物アレルギーの原因となる可能性があります。パンは主原料である小麦をはじめ「特定原材料」に指定されているものを含む食品です。

「特定原材料」とは、厚生労働省が食物アレルギーを引き起こす頻度が高いものや症状が重いものを指定しているものです。「特定原材料」7品目と「特定原材料に準ずるもの」20品目があります。

特定原材料 えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生
特定原材料に準ずるもの  あわび、いか、い くら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

パンの種類によりますが、小麦はもちろん卵・乳は多くのパン生地に含まれています。また、「特定原材料に準ずるもの」に含まれるナッツ類やフルーツ類の他、大豆の豆乳が使われているパンもあります。

アレルギー症状が出ると診断されている食材が含まれていないか、初めて食べる食材が含まれていないか、確認しましょう。

2. 添加物はどれくらい使用されているか

スーパーやコンビに売られているパンのパッケージには必ず成分表示がついています。ご覧になったことはありますか?

保存料、甘味料、酸化防止剤、膨張剤などいろいろなカタカナや漢字が細かく並んでいると思います。これが食品添加物です。

食品添加物にはいろんな種類がありますが、食品衛生法により使用していい添加物や表示義務が定められています。

食品添加物は、保存料、甘味料、着色料、香料など、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものです。
厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています。
また、使用が認められた食品添加物についても、国民一人当たりの摂取量を調査するなど、安全の確保に努めています。

引用元:厚生労働省

上記は厚生労働省のHPからの引用ですが、ここに書かれているように食品添加物は全て検査により安全性が確認されているもので、日常生活のなかで適量摂取する範囲では問題ないとされています。

ただ、乳幼児の消化器官は大人に比べて未発達ですし、体も小さいので少しの量でも大人より影響が大きくなります。何がなんでも摂取を避けようとがんばる必要はありませんが、なるべく添加物の少ないものを選びたいですね。

3. 塩分は濃すぎないか

離乳食にパンを使う場合もう1点気をつけたいのは塩分です。塩分控えめで薄味に、というのは離乳食の基本ですね。では、それぞれのパンにはどれくらい塩分が含まれるのでしょうか?

参考に、pascoのパンを見てみましょう。

商品名 栄養成分基準 エネルギー 食塩相当量(g)
超熟(6枚スライス) 1枚当り 164kcal 0.7g
北海道産小麦のバゲット 100g当り 296kcal 1.3g
超熟イングリッシュマフィン(2個入り) 1個当り 152kcal 0.8g

引用元:pasco  商品成分表より抜粋

食パン一斤は340g以上と決められており、一般に流通しているものは350g〜400gくらいです。そのため、6枚スライス1枚は、60g程度です。

10gあたりの塩分で比較すると、超熟が0.1g弱。北海道産小麦のバゲットが0.13gとなり、バゲットの方がやや塩分が多いですね。

厚生労働省がまとめた「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、一日あたりの食塩摂取目安量は生後半年から1歳未満で1.5g程度、1〜2歳で3.5g未満とされています。

超熟6枚スライスを2枚食べると、それだけで1.4gの塩分摂取となり、1〜2歳の1日摂取量の目安の約半分です。塩分は他の食材や食事にも含まれているものですから、塩分のあまり多くないパンを選び、食べ過ぎないよう注意しましょう。

具体的に、どんなパンを買えばいいの?

では、これまでのポイントを踏まえ、具体的にどんなパンを選べばいいのでしょうか。離乳食の初期から完了期まで時期別にご紹介します。

離乳食初期(生後5・6ヶ月頃)

  • おすすめのパン:食パン
  • 調理法:白い部分をすりおろしパン粥にして与える。

画像引用元:Pasco パンでつくる離乳食レシピ

ご紹介したレシピは粉ミルクで溶くことになっていますが、完全母乳で育児している場合家庭に粉ミルクがない場合もあると思います。その場合は白湯か薄いだし汁を使い、牛乳は避けましょう。

離乳食中期(生後7・8ヶ月頃)

  • おすすめのパン:食パン
  • 調理法:白い部分を使ってパン粥にして与える。

画像引用元:Pasco パンでつくる離乳食レシピ

米の粥など、普段の離乳食で食べている他のメニューにあわせて初期より少し水分を減らし、もぐもぐとできるものにしましょう。

離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)

  • おすすめのパン:食パン・フランスパン・ベーグルなど
  • 調理法:スティック状など片手で手づかみしやすい形にする。サクサクした食感の方が食べやすい場合は、トーストしてもよい。

画像引用元:Pasco パンでつくる離乳食レシピ

ご紹介のレシピは耳を切り落としていますが、離乳食の進み具合によっては耳の部分を食べられるお子さんもいるでしょう。

フランスパンやベーグルなどの材料がシンプルなパンも使うことができます。

まだ薄味でよい時期なので、特に何もつけなくてもそのままスティック状にカットしただけでも手づかみ食べの練習ちょうどいいですよ。

離乳食完了期(生後12〜18ヶ月頃)

  • おすすめのパン:食パン・フランスパン・ベーグルなど
  • 調理法:手で持ってかじりやすい大きさにする。ハムやチーズを挟んだり、ジャムを挟んだりしたサンドイッチもよい。

この時期になってくるとご飯もほぼ大人と同じ硬さで食べられるようになってきますね。

主食はなるべく余分な味のついていない食パンなどがおすすめですが、ぶどうパンやくるみパン、チーズパンなどの具の入ったパンも食べられるようになってきます。

ただし、材料に使われているものがなになのか、初めての食材かどうかという点は確認してから与えるようにしましょう。初めての場合には平日の昼間など病院が営業している時間に試すようにしましょう。

これもチェック!うっかりしがちな注意ポイント

その他にも、パンに使われる食材で要注意なポイントをご紹介します。

はちみつは使われていないか

2017年4月、はちみつが原因の乳児ボツリヌス症で乳児が死亡する事故が発生しました。自然の甘みが美味しいはちみつはパンや焼き菓子によく使われる食材の一つです。

ボツリヌス菌は熱に強く、パンや焼き菓子のように焼いているものでも残っている場合があります。

1歳をすぎるまでは、はちみつ入りのパンは避けましょう。

米粉パンに 小麦粉や小麦由来原料は使われていないか

近年では、米粉のパンやケーキも増えてきています。

小麦アレルギーの方のための米粉パンというものがある一方で、パンやお菓子の材料の一部を米粉に置き換えただけのものもあります。

そのために、小麦アレルギーのお子さんが食べてアレルギー症状が出るという事故も発生しています。

消費者庁による注意喚起のパンフレットはこちらをご覧ください。

小麦アレルギーの症状がある場合は米粉という名称だけで判断するのではなく、小麦は成分として含まれていないかお店の人に聞いたり商品のパッケージを見たりして、確認しましょう。

砂糖や油脂が多く使われていないか

よく大人でもパンとご飯はパンの方が太りやすいなどと言われますね。

離乳食の時期にカロリーの取りすぎが問題になることはあまりありませんが、菓子パンや揚げパン・クロワッサンなど生地自体がとても甘いパンや、油脂を多く含むパンもあります。このような味の濃いカロリーの高いパンを頻繁に与えることは将来の肥満につながる場合もあります。

食パンやフランスパン・ベーグルなどのシンプルなパンは一般的に砂糖や油脂の割合が低く、特にカロリーを気にする必要はありません。

離乳食の時期は甘すぎるパンや油脂の多いパンは避けましょう。

まとめ

個人的な話ですが、手でつかみやすく子どもが一人で食べられるパンは本当に便利で、保育園に行く前の慌ただしい朝はパンに頼りっきりでした。

便利で頼りになる存在だけに、ちゃんと選びたいですよね。私のオススメは気になる成分について気軽に相談できるパン屋さんを見つけることです。

パン屋さんを探してお散歩するのも楽しい時間になると思いますよ。親子ともにお気に入りになれるパンを探して楽しんでみてください。

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