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赤ちゃんが離乳食を食べない!原因は?どんな工夫をすればいいの?

      2018/05/09

離乳食を赤ちゃんに与えているお母さんの中には、赤ちゃんがなかなか離乳食を食べてくれない、離乳食がなかなか進まないことに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。子育てで忙しい中頑張って作った離乳食を食べてくれないと、落ち込んだりイライラしてしまったりするのではないでしょうか。

今回は、赤ちゃんが離乳食を食べない理由や、離乳食を食べるようにするためにできる工夫、お母さんがイライラした気持ちになったときの対応策等を幅広く解説します。



赤ちゃんが離乳食を食べない!これってうちだけ?

赤ちゃんが離乳食を食べない!うちの子だけなんじゃないかと心配・・・

赤ちゃんがなかなか離乳食を食べてくれない時、食べてくれないことに落ち込んだりイライラしたりするとともに、「うちの子だけこんなに食べないのかな」という心配を抱えるお母さんも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんが離乳食を食べないというのは、筆者自身も経験しました。そのことを相談すると、程度や期間は様々ですが、筆者のママ友もほとんどが経験しているという反応が返ってきました。

中にははじめの2、3日だけ嫌がったけれど、今はもりもり食べるので安心したというお母さんもいれば、離乳食をはじめてからずっと小食で困っているというお母さんもいました。

赤ちゃんが離乳食をなかなか食べてくれないという悩みは、お母さんの多くが一度は体験する悩みだといってもよいでしょう。ママ友や先輩ママの話を聞いていると、特に生後五か月ごろと生後八か月ごろに、離乳食を食べないことに悩んだ経験のあるお母さんが多いことが分かりました。

赤ちゃんによって個人差はありますが、それぞれの時期の赤ちゃんが一般的にどんな様子なのか、離乳食の進め方の目安はどうなのかをご紹介します。

離乳食をはじめたばかりの生後五か月ごろ

離乳食は生後五か月~六か月のうちにスタートさせるのがよいとされています。生後五か月の赤ちゃんは、どんな様子なのでしょうか。

生後五か月の赤ちゃんってどんな時期?

  • あやすと笑うようになり、感情表現が豊かになる。「あーうー」、「ばーばー」等の喃語が増える
  • 身の回りのいろんなものに興味を持ち、手を伸ばすようになる
  • 授乳間隔が約4時間に開く、夜まとまって寝る等、生活リズムが整ってくる
  • 大人が食べているのをじっと見たり、もぐもぐ真似をしたり、よだれをたらしたりする

赤ちゃんの成長スピードは個性があるので様々ですが、上のようなことが挙げられます。大人が食事をしている様子に興味を持ったり、もぐもぐと真似をしはじめたら、離乳食をはじめてもよいとされています。生後五か月の離乳食の進め方の目安を以下でご紹介します。

離乳食の進め方の目安は?

  • 一日一回与える
  • トロトロとしたペースト状のものを与える
  • はじめはエネルギー源となる炭水化物の食材を与え、慣れてきたら野菜、たんぱく質と食材の種類を徐々に増やしていく
  • 小さじ1杯からはじめ、徐々に小さじ5~6杯くらいまで増やしていく

はじめから離乳食が大好きでもりもり食べる赤ちゃんもいますが、なかなか離乳食を食べてくれない赤ちゃんもいます。離乳食を食べない赤ちゃんはどんな様子なのでしょうか。

生後五か月で離乳食を食べない赤ちゃんの様子は?

  • 離乳食を口に入れても、スプーンを下で押し返す、または口の中に入れたものをすぐに吐き出す
  • スプーンを口元に近づけても、口を真一文字に結んで開かない
  • 離乳食をあげようとすると泣いて嫌がる

筆者の娘へのはじめての離乳食は10倍粥でした。料理に不慣れな中で、鍋で少量のお粥を作り、裏ごしをして娘に与えたのですが、娘はスプーンを舌で押し返して、反り返って大泣きしました。

自分の中で「今日は娘がはじめて離乳食を食べる日なんだ!」とワクワクした気持ちを抱いていただけに、大泣きする娘の様子を見て落ち込んだのをよく覚えています。

それから二週間ほどは同じような状況が続き、悲しい気持ちやイライラする気持ちが入り混じり、「頑張って準備してもどうせ食べてもらえないんだろうな」と、離乳食を用意するのもおっくうになっていきました。

離乳食の頻度も与える食材も増えてきた生後八か月ごろ

離乳食をはじめて数か月が経過し、食べられる食材も増えてた生後八か月ごろに、突然離乳食を嫌がる赤ちゃんもいます。やっと赤ちゃんもお母さんも離乳食のリズムに慣れてきたのに・・・と焦りを感じるお母さんもいるのではないでしょうか。

まずは、生後八か月の赤ちゃんは、一般的にどのような様子なのかをご紹介します。

生後八か月の赤ちゃんってどんな時期?

  • 感情表現がさらに豊かになり、自己主張が強くなる
  • 人見知りや後追いをする
  • ハイハイやつかまり立ちができるようになる
  • ハイハイやつかまり立ちができるようになることでさらに興味を持つ範囲が広がる
  • 運動量が増えることで体重増加が緩やかになる

生後八か月を過ぎると赤ちゃんの感情表現がさらに豊かになります。自己主張が強くなり、気に入らないことがあるとのけぞって泣いて嫌がる等、激しい自己主張をする赤ちゃんもいます。また、人見知りや後追いをし始める時期でもあります。

自分でハイハイをしたりつかまり立ちをしたりと運動量も徐々に増えていくことで、見える範囲が広がり、ますますいろんなものに興味を持つようになります。運動量が増えていくことでそれまでついていた脂肪が少しずつ少なくなり、体重増加が緩やかになります。

離乳食の進め方の目安は?

  • 一日二回、決まった時間に与える
  • 細かくみじん切りされた食材を舌でつぶし、もぐもぐ食べることに慣れてくる

生後八か月になると、一日二回、決まった時間に離乳食を食べるという食事のリズムが定着してきます。また、離乳食をはじめたばかりのころはペースト状でしたが、徐々につぶつぶとした食感にも慣れていき、舌でつぶしてもぐもぐしながら食べられるようになっていきます。

しかし中には離乳食を食べたがらない赤ちゃんもいます。そんな赤ちゃんの様子をご紹介します。

生後八か月で離乳食を食べない赤ちゃんの様子は?

  • 口に入れた離乳食を吐き出す
  • 食事中に別のものに興味を持って中断してしまう
  • 泣いて嫌がったり、怒ったようにスプーンや容器を払いのけようとする
  • 離乳食を手でつかんだり、落としたり投げたりする

筆者のママ友も、それまで順調に離乳食を進めてきたのに、生後八か月を過ぎて急に子供が離乳食を嫌がるようになったと悩んでいました。子供が泣きながら食べ物を投げるようになり、掃除も大変になったと話していました。

離乳食を次のステップに進めたいのに、赤ちゃんが食べないので進めることができなくて焦った気持ちになったり、食べる量が減ったことで体重が減らないか心配になるお母さんも多いでしょう。

なんで離乳食を食べてくれないの?

赤ちゃんが離乳食を食べない理由は?

では、なぜ赤ちゃんは離乳食を食べないことがあるのでしょうか。赤ちゃんが離乳食を食べないのは、様々な理由が考えられます。先ほど触れた生後五か月と生後八か月の赤ちゃんが離乳食を食べない理由をそれぞれご紹介します。

生後五か月の赤ちゃんが離乳食を食べない理由は?

  • 固形物を口に入れたことに対し「舌突出反射」を起こしている
  • これまで母乳やミルクのみを口にしていたのでスプーンで食べることに抵抗感がある
  • お腹が空いていない
  • お腹が空きすぎているのに、母乳やミルクではなく不慣れな離乳食を出され怒ってしまう
  • 離乳食の食感やにおい、味が苦手

赤ちゃんは生まれつき、母乳やミルク以外のものを口に入れないよう、固形物を口に入れられると反射的に舌で押し出す「舌突出反射」という反射をするようになっています。生後4~5か月には自然となくなる反射ですが、この反射により離乳食を食べない可能性もあります。(※)

※参考文献:主婦の友社「はじめてママ&パパの離乳食」

また、赤ちゃんはスプーンを使うことにも、座って食事をすることにも、母乳やミルク以外の味や食感のものを食べることにも慣れていません。離乳食を与えられることに戸惑って離乳食を食べないということも考えられます。

生後八か月の赤ちゃんが離乳食を食べない理由は?

  • お腹が空いていない
  • 離乳食を食べるということに慣れてきて、離乳食よりも、周囲の真新しいものに関心が行ってしまう
  • 離乳食を食べることよりも、離乳食で遊ぶことに関心が行ってしまう
  • 離乳食の食感やにおい、味が苦手

赤ちゃんは月齢を重ねるごとに、精神面も発達していきます。周囲のものにますます興味関心が出てくるので、離乳食よりも周囲のものを見たり触ったりして遊びたいという欲求が強くなり、離乳食を食べないということがありえます。

また、離乳食を手でこねたりスプーンを振り回したりして遊ぶことがあります。赤ちゃんが食べ物そのものや、食べ方に興味を持っている証拠ではあるのですが、はじめのうちは食べること以上に遊ぶことに興味がいく場合があります

また、離乳食のステップを進めるために、少しずつ食べ物を固形にしていきますが、食材の刻み方が粗すぎた場合、その食感を嫌って吐き出してしまう場合もあります。



赤ちゃんが離乳食を食べてくれなくてイライラしてしまう・・・

誰もが経験することなので自分を責めないように

離乳食は、食材の硬さや味付けが大人のものと違うため、作るのに手間がかかります。せっかく作ったのに赤ちゃんが食べてくれない、ということが続くと、イライラしてしまうことがあるのではないでしょうか。

自分の赤ちゃんにイライラすることに自己嫌悪におちいってしまう、ということもあるかもしれません。筆者も離乳食をはじめたばかりのころに娘がほとんど離乳食を食べてくれず、悲しい気持ちやイライラとした気持ちを何度も経験しました。

しかし、先ほどご紹介した通り、多くのお母さんが、赤ちゃんが離乳食を食べてくれずに悩んだ経験があります。育児中は睡眠不足になりますし、赤ちゃんの触れるものが清潔かどうか、体調は悪くないか等、様々なことに気をつかいます。

ただでさえ気が張っているのに、赤ちゃんが離乳食を食べてくれないとイライラしてしまうのも自然なことで、珍しいことではないのです。イライラする自分を責めないようにしてくださいね。

イライラしすぎても、以下のことは絶対にやらないようにしましょう。

どんなにイライラしてもやってはいけないこと

  • 赤ちゃんに怒鳴ったり手をあげたりする
  • 赤ちゃんの口に無理やりスプーンを入れて食べさせようとする

赤ちゃんの気持ちが傷つきますし、赤ちゃんが離乳食を食べることを嫌いになってしまいます。

どうやって気持ちを落ち着ければいいの?

では、イライラしてしまったときはどのようにして気持ちを落ち着ければよいのでしょうか。いくつか対応策をご紹介します。

人に相談する

ママ友や旦那さん、親等気を許せる相手に、相談してみることをおすすめします。特にママ友は自身も子育て真っ最中で同じような悩みを抱えている可能性があるため、共感してもらったり、アドバイスをもらったり励ましてもらうことで気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

日頃赤ちゃんとばかり接しているお母さんは、大人と会話することで気分転換にもなりますよ。

時間に余裕をもって離乳食をあげる

家事で忙しかったり、仕事に行く時間があったりすると、ゆったりとした気持ちで離乳食をあげることは難しいです。時間がないと、離乳食もはやく食べさせてしまいたいと考えるお母さんは多いです。

赤ちゃんは様々なものに興味を持ちますし、飲み込むのもゆっくりです。離乳食を食べさせる人もゆったりとした気持ちで赤ちゃんと向き合う必要があります。

ゆったりとした気持ちで離乳食をあげるためには、時間に余裕があった状態を作り出したほうがよいでしょう。そのためにも、家族にほかの家事をお任せする、家事の時短テクニックを身に着ける等、工夫できることがないか考えてみましょう。

離乳食をあげるのをほかの人に任せてみよう

離乳食をあげるたびにイライラしてしまう場合は、お父さん等ほかの家族に離乳食をあげるのをお任せするのも一つの方法です。他の家事との兼ね合いを見ながら、家族で分担等を話し合う機会を持ってみましょう。

市販の離乳食に頼ったり作り置きをしたりと、離乳食作りの負担を軽減させる

先ほどもお話しましたが、離乳食作りは手間がかかります。せっかく作ったものを赤ちゃんが食べないと、その分ショックも大きくなります。市販品の中には、そのまま食べたり、お湯を入れたり温めたりすることで食べられるような離乳食が多くあります。

また、余裕のある時に作り置きをして冷凍しておけば、温めるだけで食べさせてあげることができます。離乳食を作ることの負担を軽くすることで、気持ちの面でも余裕を持って離乳食をあげることができますよ

赤ちゃんが離乳食を食べるようにするにはどうすればいいの?

スプーンや食器に慣れさせよう

では、赤ちゃんが離乳食を食べるようにするには、どのような工夫をすればよいのでしょうか。まず、離乳食をはじめたばかりの生後五か月のころは、離乳食をあげるのに利用するスプーンや食器に慣れさせるようにしましょう。

特にスプーンは直接口にするものです。先ほどお伝えした通り、生後4~5か月の赤ちゃんは舌突出反射を起こしスプーンを舌で押し返す可能性があります。

大人が食事をする際や、お母さんの時間に余裕のある時に、離乳食をあげるのに使うスプーンを口にいれて、スプーンに慣れさせるようにしましょう。たいてい一週間ほどすれば、スプーンを舌で押し返すことはなくなりますよ。

赤ちゃんが嫌がらずに、はやめにスプーンを受け入れるようになるためにも、以下で紹介する離乳食向きのスプーンを選ぶことをおすすめします。

離乳食向きのスプーン選びのポイント

  • 赤ちゃんの口のサイズに合わせて小さな形をしている
  • 口当たりがやさしい

赤ちゃんの口は大人に比べて小さいので、離乳食をあげやすいように設計された離乳食用のスプーンを使ったほうがあげやすいでしょう。

プラスチックやシリコン製の柔らかい素材か、木製の素材がおすすめです。大人用のスプーンで多いステンレス製は、ひんやり感じたり歯に当たったときの感触を嫌がる赤ちゃんが多いですので、おすすめできません。

筆者も使っているおすすめの離乳食用スプーンをご紹介します。

おすすめの離乳食スプーン:リッチェル Richell おでかけランチくん 離乳食スプーンセット

筆者の友人の先輩ママからすすめられて使用しはじめました。周囲のママ友と離乳食グッズの情報交換をしていても、このスプーンを使っている方が複数いて、人気の高さを感じました。

リッチェル Richell おでかけランチくん 離乳食スプーンセットの特徴
  • 離乳食用と、スープ用のスプーンの二本セット、お出かけケース付き
  • 柔らかい素材で赤ちゃんの口にやさしい
  • 食べさせている時に赤ちゃんの口元が見えやすい形状
リッチェル Richell おでかけランチくん 離乳食スプーンセットの口コミまとめ
よい評価
  • スプーンのサイズが違うので、スープは大きめのほう、おかゆは小さめのほうと食べ物のあげやすさにあわせて使い分けができる
  • スプーンのくねっと曲がった形が赤ちゃんにあげやすくて便利
悪い評価
  • プラスチック素材なので繰り返し使うと色移りする
  • ケースが壊れやすい

母乳やミルクは欲しがるだけ飲ませよう

特に離乳食をはじめたばかりの生後五か月ごろは、母乳やミルク以外のものを口にすることへの戸惑いからいつも以上に母乳やミルクをほしがることもあります。また、離乳食をはじめると摂取する水分量が少なくなるので便秘気味になる赤ちゃんもいます。

精神的に安心させるためにも、充分な水分を与えるためにも、赤ちゃんが母乳やミルクを欲しがったら、飲ませてあげるようにしましょう。ミルクは一日に飲む量の上限がありますので、上限を守って飲むようにしましょう。

離乳食をあげるタイミングを工夫してみよう

離乳食をあげるタイミングを見直すことも有効です。母乳やミルクの直後、お腹がいっぱいの時に離乳食をあげようとしても赤ちゃんは食べてくれません。逆にお腹がぺこぺこだと、赤ちゃんは慣れていない離乳食よりも母乳やミルクを求めて、離乳食をあげようとすると嫌がります

母乳やミルクをあげるタイミングのうち、一回を離乳食に置き換えるようにしましょう。母乳やミルクをいつもどれくらいの間隔であげているのかを把握し、前回の授乳から考えてそろそろ授乳のタイミングかな?という時に離乳食をあげましょう

離乳食は、慣れてきたらある程度決まった時間にあげた方が生活リズムを整えるためにもよいでしょう。

しかし、離乳食をはじめてから1か月くらいは、厳密に離乳食をあげる時間を決めるのではなく、前回の母乳やミルクからどれくらい間隔があいたか、赤ちゃんの機嫌がどうかという点を見て離乳食をあげるタイミングを考えるようにしましょう。

離乳食の形状や見た目、味を見直してみよう

次に、離乳食の形状や見た目、味を見直すことも検討しましょう。

離乳食の形状

離乳食は、赤ちゃんが少しずつ食べ物に慣れていけるように形状に気を付けながら進める必要があります。離乳食をはじめてから一か月程度は、液体に近いトロトロのペースト状のものをあたえて、少しずつ水分量を減らしていきます。

そのあと、ツブツブしたものから、細かいみじん切り、そして粗めのみじん切りのものが食べられるようになっていくのです。離乳食の形状に慣れるまでは赤ちゃんによって個人差があります。例えば、一般的に生後七か月ごろは細かいみじん切りの離乳食を食べ始める時期です。

赤ちゃんが生後七か月になったので、離乳食の形状を細かいみじん切りにしたら、吐き出して離乳食を食べなくなった、ということもあります。

進め方の目安ばかりを気にするのではなく、しっかりと口をもぐもぐ動かしているか、飲み込めているかを見て、離乳食の形状をどうするかを決めるようにしましょう。

離乳食の見た目

離乳食の見た目を工夫することは、特に生後八か月程度で赤ちゃんが離乳食以外の様々なものに興味を持ち始めたころにおすすめします。赤ちゃんは視力が弱いこともあり、暗めの色よりも赤や黄色等明るく鮮やかな色に興味を持ちやすいです。

例えばおかゆは主食となりますので頻繁にあげるものの一つです。おかゆは乳白色で、薄味ですので、何度も食べると飽きてしまう赤ちゃんが多いです。そんな時に、トマトやニンジン、パプリカ等の明るい色味を足したりすると、鮮やかな色合いを見て赤ちゃんが関心を持つかもしれませんよ。

離乳食の味

離乳食をはじめたばかりのころは、特に母乳やミルク以外の味や食感に戸惑う赤ちゃんは多いです。離乳食をどうしても食べない場合は、赤ちゃんを安心させるためにも、離乳食に母乳やミルクを混ぜてあげるとよいですよ。

また、赤ちゃんはあまみやうま味は安心して食べますが、苦みは毒、酸味は腐ったものの味として本能的に感じるため、特に苦みや酸味のある食材を苦手としています。(※)

※参考文献:主婦の友社「はじめてママ&パパの離乳食」

例えば葉物野菜は、独特の苦みがあり苦手な赤ちゃんも多いです。食べやすい食材の中に入れたり、ほんの少しダシを入れたりして、赤ちゃんが食べやすいように工夫してあげましょう。

離乳食は大人と同じようにしっかりとした味付けではなく、薄味が基本です。大人用の調味料は様々な添加物が入っていますので、ダシは手作りすることをおすすめします。

ニンジンやカボチャ、玉ねぎ等を煮込んだ野菜ダシや、昆布を水に一晩浸した昆布だし、鰹節にお湯を注いだかつおだし等、手軽にダシを取ることができますよ。製氷皿に小分けして冷凍保存も可能です。

調味料の使用は慎重に

赤ちゃんの内臓は大人よりも未熟ですので、大人と同じように味付けをすると内臓に負担をかけてしまいます。砂糖や塩、醤油、みそ等の調味料を使う場合は、ごく少量を7か月過ぎから使うようにしましょう。それより前に味付けをしたい場合は、ダシを取って、ごく少量を使うようにしましょう。

離乳食を食べる環境を見直してみよう

離乳食を食べる環境を見直してみることで、赤ちゃんが離乳食を食べるようになる可能性もあります。

食べる場所

離乳食をはじめたばかりの時期は、お母さんの膝の上に座らせて食べさせると安心感を持つ赤ちゃんは多いようです。椅子に座るのを嫌がった場合は、お母さんの膝の上にのせてあやしながら食べさせてあげるとよいでしょう。

また、離乳食にあきてきて食べなくなってきた生後八か月ごろの赤ちゃんは、時々外に出て離乳食をあげたり、別の部屋であげたりすることで、新鮮な気持ちで離乳食を食べることが期待できます。

別の部屋にいかなくても、例えば食卓の座る場所を変えるだけで、赤ちゃんは見える景色が変わりご機嫌になることもありますよ。

家族で食事をする

家族みんなで食事をする環境を作ることも有効です。家族がおいしそうにご飯を食べる姿を見ると、赤ちゃんも食べることに関心がわきます。また、お母さんだけでなく、他の家族からも赤ちゃんに「おいしいね」「もぐもぐ上手だね」等と声かけをすることで、赤ちゃんも満たされた気持ちになります。

お母さんも赤ちゃんと二人で一緒に食事をするよりも、他の家族と会話をしながら食事をすることで気分転換になります。更に、一緒に「いただきます」、「ごちそうさま」と挨拶をすることを習慣づけることもできますよ。

先ほど述べた食べる場所にも関連しますが、食事のたびに、家族がそろう食卓に連れていくことで、「今は食事の時間」とメリハリをつける効果も期待できます。

毎食家族で食事をするのが難しい場合でも、朝は必ず一緒に食事をする、週末は毎食家族そろって食事をする等と、ルールを決めておくとよいでしょう。



離乳食が進まないときはどうすればいいの?

離乳食が目安より進まなくて焦ってしまう!

離乳食について調べてみると、月齢によって、離乳食の回数や形状、与えられる食材の目安が紹介されています。自分の赤ちゃんが離乳食をなかなか食べないので、紹介されている通りに進められないことに焦ってしまうお母さんも多くいます。

赤ちゃんの発達のスピードには個人差がありますので、目安通りに進んでいなくても焦る必要はありません。体重が減るようであったり、あばら骨が浮き出るほど痩せたりしていなければ、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんが離乳食に慣れていくのを待つようにしましょう。

離乳食を食べないのに、次のステップに進んでいいのか迷ってしまう

赤ちゃんが離乳食をほとんど食べない中で、次のステップに進んでよいのかどうか迷うお母さんも多いでしょう。離乳食をはじめて間もないお母さんが特に気になる、二回食にするタイミングと食材の形状を変えるタイミングについて以下でご紹介します。

赤ちゃんが数さじしか食べない場合でも、以下を目安に少しずつ離乳食を進めていくようにしましょう。

※参考文献:主婦の友社「はじめてママ&パパの離乳食」

離乳食の回数を一日一回から二回に増やすタイミング

  • 離乳食をはじめて一か月ほどが経過した
  • 主食のおかゆ、野菜、たんぱく質の三品を少量でも食べることができる
  • トロトロとした、ポタージュ状の離乳食をしっかりと飲み込めている

離乳食を一日二回にした場合、二回目の量は一回目の半分以下の量でも大丈夫です。食事のリズムに慣れてきたら徐々に量を増やしていくようにしましょう。

食材の形状を固めにするタイミング

トロトロ→べたべた
  • トロトロとしたポタージュ状の離乳食をしっかりと飲み込めている
べたべた→ツブツブ
  • トロトロとした状態より水分の少ない形状のものを、顎を動かしながら飲み込めている
ツブツブ→みじん切り
  • 口角を少し上げて、もぐもぐと口を動かしながら飲み込めている

赤ちゃんの口元をよく見て、顎が動いているかどうかを観察するようにしましょう。形状は、いきなり変化させるのではなく、徐々に変化させるように工夫しましょう。

例えば、べたべたからツブツブへ移行するとき、いきなりすべてをツブツブしたものに変えるよりは、ペースト状にしたものの中にツブツブしたものを混ぜたほうが、赤ちゃんもすんなりと形状の変化を受け入れやすくなります。

まとめ

多くのお母さんが、赤ちゃんが離乳食を食べないことにイライラしたり、離乳食が理想通りに進まず焦ったりすることを経験します。赤ちゃんが離乳食を食べない場合は、原因を考えて、離乳食をあげるタイミングや環境、離乳食の内容を見直すことが有効です。

離乳食が理想通りに進まなくても、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんと向き合って少しずつ赤ちゃんを離乳食に慣れさせるようにしましょう。

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