ランドセルは勉強する場所に置くほうがいい?子どもはどこで勉強させると集中できる?
2017/03/10
小学校入学準備として学習机やランドセルラックを購入しなければと考えている人も多いと思います。どんな机やラックを購入するのかを決めるには、勉強をどこでするのか決めなければなりません。
片づけや勉強を習慣づけるためにも、置き場所や勉強をする場所は同じところに決める必要があります。最近はリビングで勉強をさせるほうがよいという考え方もありますし、住宅事情により子供部屋は作れない家庭もあります。
そこで、勉強する場所やランドセルの置き場所、ランドセルラックについて考えてみたいと思います。
このページの目次
どこで勉強させるのが正しいのか
最近テレビで「東大生はリビング学習をしていた人が多い」など、成功例として紹介されていますよね。ではリビング学習をさせることが正解なのでしょうか。
子どもにはそれぞれの性格があり、勉強をする場所を作ったほうが集中できる子、親が見ていないとやる気になれない子など様々です。
それぞれに個性があるのなら、その個性にあわせた勉強法を子どもに勧めることが正解ではないでしょうか。
リビングでの学習について
親が「リビング学習の方が集中できるから」とリビング学習を始めても、テレビやゲーム、家族の会話などで気が散ってしまっては、勉強も進みません。
勉強できる環境づくりや、家族の生活リズムにあわせた勉強時間を決めることも大切です。
勉強できる環境づくり
- 誰かが同じテーブルで食事をしたりおやつを食べたりしていないこと
- テレビやゲームをつけていないこと
- 兄弟姉妹がうるさく遊んでいないこと
リビング学習のよいところ
- 親が見ていてくれると思って頑張れる
- 親が子どもの理解度や内容を知ることができる
- 集中しているか確認できる
- 勉強後は放置することなく、片づけることを教えられる
リビング学習の悪いところ
- リビングの照明では手元が暗くなる場合がある
- リビング用の椅子では高さが合わなかったり、足がブラブラして集中できない
- 学習後に消しゴムのカスなどを放置されると家族がイライラする
- 集中できずダラダラしてしまう
- つい口を出しすぎてしまう
リビング学習する場合でも専用スペースを
家族がさまざまな過ごし方をするリビングですので、リビングで学習する場合でも「自分の居場所、学習する場所」として専用の机やスペースを用意し、集中できる環境づくりをしましょう。
子供部屋での学習
最近はリビング学習を選択する家庭が多いようです。音読を親に聞いてもらったり、わからないところを相談することができますので、リビング学習はメリットが多いようです。
では子供部屋での学習はどうなのでしょうか。
低学年と高学年では違います
- 入学したての低学年のころは、ひとりで静かな部屋にいることが不安で集中できなかったり勉強しているところを見て欲しいという気持ちもあります。その場合はリビングの方が向いています。
- 高学年になるとひとりで静かにした方が集中できるという子も増えてきます。自分だけの静かなスペースで何かに集中できるのは良いのですが、宿題もせずに遊んでしまわないか注意を払うことも大切です。
子供部屋学習の良いところ
- 子供部屋という自分のスペースを整理整頓してきれいに使うことで自立心が芽生える
- ひとりになりたいときは自分だけの空間で静かに過ごし、気持ちを整理することができる
- 工作などは誰にも邪魔されずにじっくりできる
- 暗記など親に口を出されたくない場合は、一人で集中できる
子供部屋学習の悪いところ
- ひとりで静かな部屋にいると落ち着かない子がいる
- 勉強を始める気になれず他のことを始めてしまっても、親がなかなか気が付かず声かけができない
わからないところをそのまま放置してしまう
ランドセルラックの選び方
ランドセルラックを選ぶにはまず大きさや形を決める必要がありますよね。どんな大きさがいいのかを考えるために、まずはどこに置くのか、何を入れるのかを考えてみましょう。
どこに置くかをきめましょう
子どもが帰って勉強するところに置くのが良いのですが、場所によってはラックの大きさも限られてしまいます。子供部屋以外に置くのだとしたら、その部屋のイメージに合うものを探したいですね。
場合によっては部屋の模様替えが必要になるかもしれません。これを機会に部屋全体を考えてみてはいかがしょうでか。
子どもが片づけやすい収納にしましょう
子どもによって性格が違いますので、片づけやすい方法もさまざまですよね。きちんと仕分して収納したい子、細かく分けるのが苦手な子、カラーボックスなどの棚にぴったり並べたい子、ざっくり置きたい子などいろいろです。
使う子どもが片づけやすい収納を選びましょう。
リビングにラックを置く場合の収納パターン
- ダイニングテーブルで学習する場合は、ランドセルラックが必要
- リビングの広さにあった大きさの机を置く
- 一般的な学習机をリビングに置く
リビング学習の場合でも、勉強スペースが作れるのであれば勉強用の机を購入し、学用品を同じところに置くほうが勉強や学校の用意がしやすいです。
場所に余裕がなくダイニングテーブルで勉強をする場合は、勉強用の椅子を購入してみてはいかがでしょうか。高さ調節をするなどして、姿勢よく勉強ができるように工夫しましょう。
ランドセルと一緒に置く学用品
ランドセルや教科書など、学校で使うものは同じ場所に置いた方が勉強しやすいですし、学校に行く用意もしやすいですよね。では、学校に必要なものは何があるのでしょうか。
学校に必要なもの
- 教科書やノート
- 筆記用具
- プリント類
- 絵具セット
- 鍵盤ハーモニカ
- 書道セット
- そろばん
- リコーダー
- 給食セット(マスク・
ナフキン・コップ・歯ブラシ)
ランドセルラックのおすすめ3つ
学習机を購入する場合でも、シンプルな机を購入する場合でも便利に使用できるラックを紹介したいと思います。勉強する場所と学用品の置き場所がバラバラになると、忘れ物が多くなります。
自分で整理整頓でき、学校の用意をしやすいラックを選んでみてはいかがでしょうか。
カスタマイズできる仕切りとワゴン付きのラック
価格:6,500円
サイズ(約):幅64.5cm×奥行40cm×高さ85.5cm
重量(約):22kg 耐荷重(天板・中間棚)10㎏ (移動棚)1㎏
可動棚2枚 ワゴン1個 サイドハンガー2個 キャスター8個
- 教科書やノート、プリントを分類して整理できる
- サイドハンガー付きで側面には帽子や巾着をかけることができる
- 絵具や鍵盤ハーモニカなどの学用品も一緒に置くことができる
ランドセルラック(ワイド)
価格:16,800円
サイズ:60×34×84cm
本体重量:20㎏
- ワイドなので鍵盤ハーモニカのように幅が広いものを簡単に収納することができる
- 教科書やノートを収納しやすく、棚数が多いので教科が増えても大丈夫
- 引き出しが二つあるので、給食袋や体操服など、仕分けて収納可能
おかたづけラック
価格:24,968円
サイズ:幅60cm×奥行34.3cm×高さ114cm
- 仕切り板は可動式
- カバンフック2個はハンガータイプで使いやすい
- 引き出しの中は細かく仕切られており、鉛筆やはさみなどの細かい文房具も整理が簡単
- 棚板の高さは3センチピッチで変えられるので、成長にあわせて使いやすい
- 時間割をはさむことができるバックボードつき(取り外し可能)
学習机の選び方とおすすめ3つ
リビング学習でも子供部屋での学習でも、集中しやすい机や椅子を選ぶことが大切です。また、リビングの場合は部屋の雰囲気とは違うものを選ぶと家族がくつろぐという部屋の役割が崩れてしまいます。
学習机の選び方
- 部屋の広さや置く場所によって天板の奥行も注意してみましょう。あまりに狭すぎると勉強はしづらく、大きいと場所を取ってしまいます。
- 天板の奥行を狭くした場合は、幅が広めのものを選びましょう。
- 机は高さ調節ができるものがおすすめです。低学年と高学年では体格が違います。正しい姿勢で勉強するためにも高さ調節機能があるものを選びましょう。高さ調節できない机の場合は、椅子で高さ調節をしましょう。
- デザインは長く使えるものを選びましょう。
オカムラ ピエルナ学習机
価格:53,340円
幅100×奥行70.2×高さ77.9~101.9cm
天板高52~76cm 5段階に変更可能
- シンプルなデザインで、部屋の雰囲気に合わせやすい
- 上棚を天板の上でも天板の下でも設置可能
ツインデスク
価格:24,800円
サイズ(約):【デスク単体】幅120cm×奥行56.9cm×高さ73.4cm
【2つ合わせたデスクサイズ】幅240cm×奥行56.9cm×144.3cm
- 横に並べたり、向かい合わせにしたり、独立したりとさまざまな組み合わせを選べる
- 収納スペースも豊富で、教科書が増えても安心
- 棚は棚板の位置を変更できるから、収納するものに合わせて使用できる
- 引き出しはスライドレールで開閉が簡単
学習机4点セット
価格:21,990円
デスクサイズ:幅100cm×奥行60cm×99.5cm
- 身長にあわせて高さを調整できる
- 小物が整理しやすい大きさの引き出しと、幅広の引き出しがあり、用途に合わせて整理可能
- 収納チェストも大容量で、プリント類の収納も困らない
コミュニケーションを取れる形を考えましょう
子どもが勉強する姿を親はじっと見ている必要はありません。家事をしながら様子をうかがい、質問されたら面倒がらずに話を聞くようにしましょう。
答えを教えるのではなく「これで調べてみよう」「ここに書いてないかな」など、アドバイスするのもコミュニケーションのひとつです。
リビング学習も子供部屋での学習も、方法を間違えれば集中できない学習場所になってしまいます。それぞれの家庭や子どもの性格ににあった学習方法を探してみましょう。