PTA役員の仕事や役職は?メリットやデメリットはある?何年生でやるのが良い?
2017/10/25
今度お子さんが小学校に入学予定のママ。お子さんの小学校が始まるとすぐにPTA役員のことを耳にすると思います。保護者と学校の先生で作られている民間の任意団体です。つまり、「加入しなければならない」ものではありません。
ですが、PTAの活動は、お子さんが普段の学校生活や行事をスムーズ・快適に行えるように、参加しておいた方が良い活動です。少子化でお子さん自体の数が少ないので、必然的にPTA役員にならなければならない学校もたくさんあります。
PTA役員になると、仕事内容や人間関係など複雑で面倒なのではないかと不安なママも多いことでしょう。そんな不安を少しでも解消するために、「PTA役員の仕事」「役職」「メリット」「デメリット」をご紹介します。
また、「小学校6年間のうち一度は必ずPTA役員にならなければならない」という小学校もあります。「何年生でPTA役員になるのが一番良いのか」についてもご紹介します。
このページの目次
PTA役員の仕事内容は?
小学校によって違いはありますが、以下のような活動がどの小学校にも共通して多いです。
小学校のPTA活動の内容
- PTAの総会
- PTA本部の役員会、各委員会
- 行事の手伝い
- 校内の掃除、校庭の草むしり
- 親睦会、講習会、勉強会・講演会の開催
- 保護者懇談会の司会
- ベルマーク集計
- 通学路のパトロール、立哨(通学時、通学路・信号機前での見守り活動)
- 広報誌の作成
どの役職、委員になるのかにもよりますが大体平均して月に1~2回、学校に出向いて活動する必要があります。PTA本部の役員会は毎月1回行う学校も多いです。広報誌を作成する広報委員など忙しい委員になると、毎月1週間程度の活動があることもあります。
講習会は、手芸や料理などのカルチャースクールと似たような内容を、PTA主催で行います。勉強会・講演会は講師を招いて、お話を聞く会です。こちらもPTA主催で行われ、内容は「子育てに関する悩み」についての話が多いです。
役職は?
画像出典元:http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/soumu/tokyo103_02/index.html
こちらも小学校によって違いはありますが、共通して多い役職・委員は以下の通りです。
PTA役員の役職
- 会長:PTA役員の長。行事の司会進行をしたり、運動会などの開会式でみんなの前でお話したりする機会が多い。
- 副会長:会長の代役をする。
- 書記:役員会の議事録作成をする。
- 会計:PTA活動に関するお金の管理をする。
- 会計監査:会計が正しく行われているか、年度末にチェックする。
- 専門部委員長:専門委員の長。PTA本部と各委員の連絡係。
比較的仕事が多く大変なのは「会長」「会計」「専門部委員長」です。会長と専門部委員長はみんなの上に立つ役職なので、指示を出したり司会進行をしたりと、忙しいことが多いです。
会計はお金を扱う役職なので、気を遣い疲れることが多いです。
専門部委員には何がある?
- 学級委員:各クラスのPTA会員のトップ
- 広報委員:広報誌の作成
- ベルマーク委員:生徒が集めたベルマークを集計
- 地区委員:地区パトロールや登下校時の立哨
- 選考委員:PTA役員の選出
小学校によって違いはありますが、広報誌は月1回発行している小学校が多いです。1回の発行につき、作成のために学校に行くのは1週間程度必要です。地区委員の仕事のパトロールや立哨は、役職についていない・委員にもなっていない一般のPTA会員と当番制で行われることもあります。
登校時の仕事なので、早朝から通学路に立っていなければならず、こちらも負担が大きいと考えるママが多いです。特に働いているママは出勤時間の関係で、参加が難しくなります。そのため、パトロールや立哨を地区委員だけではなく、一般のPTA会員にも協力してもらい、お願いすることがあります。
地区委員は一般PTA会員がどこのパトロールや立哨をするのか割振りをしたり、連絡を回したりと統括的なことを行います。
PTA役員のメリット3つ!
画像出典元:http://toyokeizai.net/articles/-/115354
大変で面倒だと思われがちなPTA役員の活動ですが、参加してみるとメリットはたくさんあります。
1.ママの知り合いが増える
PTA役員の活動を通して、他のママと協力し合い、知り合いが増えます。
ママ同士知り合いだと助かることって?
- 学校・先生の情報、習い事の情報などをゲットできる
- 子供同士がけんかするなどのトラブルのときに、相手の親を知っていることで、解決しやすくなる
- 子育ての相談ができる
2.学校での子供の様子を知ることができる
PTA役員の活動で学校へ行くことが増えるため、自分の子供の様子を見ることができます。家とは違う学校での様子を知ることができて、安心ですね。
3.先生と話す機会が増える
授業参観・面談などでも先生とお話する機会はありますが、それ以外にPTAの活動で学校に行くことで、先生とも関わりが増えます。「担任の先生や学年の先生がどんな性格なのか」「我が子が学校でどんな様子なのか」先生との関わりを通して知ることができます。
デメリットは?
PTA役員になると忙しいなどのデメリットもあります。
PTA役員になるとどんなデメリットがある?
- 何回も学校に行かなければいけないので、仕事や家事、介護との両立が大変
- 役員同士の人間関係が上手く行かず、トラブルになってストレスが増える
- 報酬がないので、サービス・ボランティア精神を求められ、苦痛に感じることがある
何年生のときPTA役員になるのが良い?
「小学校6年間のうち1回はPTA役員をやらなければならない」という小学校も多いので、どの学年で役員をやるのかは重要です。できればお子さんが1年生・6年生のときは、PTA役員になるのは避けた方が望ましいです。
なぜ1年生・6年生はPTA役員になるのを避けた方がいいの?
- 1年生:小学校に入学して初めての年なので、勝手がわからないから
- 6年生:卒業式の準備で大変だから
ですので、2~5年生の間でPTA役員になるのがいいですね。1年生のうちは、ママ友や役員になったことのあるママに情報収集をしておきましょう。PTA役員の仕事内容を聞き、自分がやれそうな役員の目星をつけておくといいですね。
まとめ
まとめると、PTA役員の活動には、
- PTAの総会
- PTA本部の役員会、各委員会
- 行事の手伝い
- 校内の掃除、校庭の草むしり
- 親睦会、講習会、勉強会・講演会の開催
- 保護者懇談会の司会
- ベルマーク集計
- 通学路のパトロール、立哨(通学時、通学路・信号機前での見守り活動)
- 広報誌の作成
などがあることがわかりました。役職は、
- 会長
- 副会長
- 書記
- 会計
- 会計監査
- 専門部委員長
があり、専門部の委員には、
- 学級委員
- 広報委員
- ベルマーク委員
- 地区委員
- 選考委員
などがあります。自分がなる役職・委員によって学校に行く日数は異なりますが、仕事が多い役職・委員の場合、毎月1週間程度は学校に行かなければなりません。
PTA役員になるメリットは、
- ママの知り合いが増える
- 子供の学校での様子を知ることができる
- 先生と話す機会が増える
デメリットは、
- 何回も学校に行かなければいけないので、仕事や家事、介護との両立が大変
- 役員同士の人間関係が上手く行かず、トラブルになってストレスが増える
- 報酬がないので、サービス・ボランティア精神を求められ、苦痛に感じることがある
ということです。1年生のうちは勝手がわからないのでPTA役員になるのは避け、どの役職・委員なら自分ができそうか情報収集をしておきましょう。卒業式の準備で忙しくなる6年生も、PTA役員になるのは避けた方が無難です。2~5年生の間を狙いましょう。