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年齢によって悪化?出産経験は関係する?PMSと年齢の関係を調査!

   

生理が始まると治まるPMSですが、症状が起きている間はやはりつらいものです。PMS(月経前症候群)は「年を重ねるとともにつらくなる」という声を聞くことがあります。

PMSの症状が悪化するのは、年齢が原因なのもあるのでしょうか?また、そうだとしたらなぜ年を取るとPMSが悪化するのか、気になりますよね。

PMSは原因を知ることで、自分自身の生活や環境を見直すことができます。生活・環境を見直すことで、症状の改善に繋がる可能性もあるんです。そこで今回は年齢とPMSの関係を調査しました。

PMSと年齢に関係性はある?

「関係がある」と体感している女性が多い

毎日生活をしていく中で「年齢とPMSは関係がある」と感じている女性は多くいます。年をとることで「PMSの症状が軽くなった」と感じている人もいるんです。

7年位前はPMSでの鬱が酷すぎて自殺したいと思う位な時もあったけどアラサーになって腰痛だけに落ち着いてきました。

引用元:ガールズちゃんねる「PMS(月経前症候群)が改善した方!方法を教えてください」より

しかし、年齢が上がって「症状がひどくなった」という声も多数聞かれます。

PMS、月経前症候群って年齢と共に酷くなっていきませんか?
ここ何ヶ月かで、以前より生理前の落ち込みが激しくなりました。
なんの為に生きてるんだろう??とか、生理後には考えないような事を思ったりします。

引用元:Yahoo!知恵袋「PMS、月経前症候群って年齢と共に酷くなっていきませんか?」より

実際は「加齢に伴う環境の変化」が影響

PMSが悪化する原因が年齢そのものにある可能性はあります。女性の体、とくにホルモンバランスは、年齢によって大きく変化していく為です。それに加えて、より大きく影響しているのは年齢によって環境が変わることと言われます。

人によって異なりますが、女性は年齢によって環境が変わるタイミングが多くあります。環境の変化は身体的・精神的にストレスをもたらし、PMSを悪化させる可能性があるんです。

PMSの原因は不明…年齢と断言はできない

そもそもPMSの原因は、まだはっきりと解明されていません。PMSの現れ方は個人差が大きく、症状は実に150種類以上もあると言われています。

そのため、一概に年齢が原因であると断言できないのが現状です。年齢だけでなく、出産や仕事に就くことでもPMSの現れ方は変わると言われています。

PMS の症状は年齢・出産・就労によってその症状頻度に差異があると報告されている.

引用元:日産婦誌「症例・プライマリーケア(救急)月経前症候群」より

なぜ年齢を重ねるとともにPMSが悪化するの?

「年と共にPMSが悪化する」と体感する女性が多いのは、体の変化に加えて生活環境の変化が原因と言えます。それでは、具体的にどのように変化してPMSと関係していくのかを見ていきましょう。

ライフステージ(生活環境)の変化とPMS

入学・卒業・就職・結婚・出産…など、人の一生の中で節目になる出来事はたくさんあります。人生の節目で区分した生活環境のことを「ライフステージ」と言います。

人生の中でライフステージの変化を迎えるのは、現代社会に生きていく上で誰にでも起こる事です。ライフステージが切り替わる時は、一時的にストレスも大きくなります。

女性のライフステージは変化が大きい

ライフステージの変化という点で女性が男性と違うのは、結婚、出産、育児で大きく生活環境が変わる事です。全員に当てはまるわけではありませんが、例えば下記のようなライフステージの変化があります。

女性特有のライフステージが変化する例
  • 結婚に伴って引っ越し、仕事を退職した
  • 妊娠に伴って仕事を退職した
  • 長年仕事をしていたが、妊娠したため産休を取った
  • 1年間産休を取り、育児をしつつ職場復帰した

女性のライフステージは変化の連続とも言うことができますね。

18歳ごろまでは不安定なホルモン分泌

「学際領域の診療小児・思春期学校保健」によると、女性が初潮を迎える平均年齢は、平均12歳3ヶ月です。この時期、卵巣の働きは未熟で、女性ホルモンの分泌は不安定。そのため月経不順や生理痛などを体験することもあります。

そして、10代のころからPMSに悩まされる人もいるんです。女性ホルモンの分泌が安定してくるのは18歳前後。10代の期間は、女性の体自体に大きな変化のある段階と言えるでしょう。

20代はホルモンの分泌が絶好調

女性ホルモンの分泌が安定し、どんどん増えていくのが20代です。PMSに悩むことなく、毎日元気ハツラツと過ごす女子もいます。就職や結婚をしたばかりで変化のある時期です。

多少のストレスであれば勢いで乗り越えられる人が多いのも、この時期。ただし勢い任せの不規則な生活を続けると、後にPMSを引き起こすことになりかねません。

30代で悪化する人が多いPMS

PMSは「30代中期症候群」という別名があります。というのも、30代になってPMSの症状に悩む人がとても多い為なんです。

なぜ30代でPMSが悪化するの?

PMSが30代で悪化する理由は、30代の女性を取り巻く環境にあります。20代の頃と比較すると、仕事や生活が充実している人が多いのが30代なんです。

充実といえば聞こえが良いですが、その分ストレスも大きく、PMSに影響します。例えば、仕事をしていれば、ある程度責任のある仕事を任されている場合が多いです。結婚をしていれば生活環境がガラッと変わっている人もいるでしょう。

出産を経験していれば、育児に家事に毎日奮闘している頃です。加えて、今は日本の家庭半数以上が共働き世帯。赤ちゃんのお世話が一段落したら次は職場復帰、という女性も多いのが現状です。

30代は変化の多い女性の人生の中でも、最も大きな変化を経験する時期とも言えるんです。

45歳前後の更年期

生理が完全に終わる閉経の前後5年間のことを、更年期と呼びます。女性の多くは45歳前後になると更年期に入ります。すると、生理が不規則になり、量も減ってやがて閉経します。

この時期も女性の体では大きな変化が起こっています。卵巣の機能が低下して、女性ホルモンの分泌が衰えていくのです。このときに現れる様々な不調を「更年期障害」と呼び、PMSと同時に更年期障害に悩まされる人もいます。

症状が年齢で異なるってホント?どんな症状があるの?

次に、年代別に症状が違う場合があるのかどうか、確認しましょう。

PMSの症状は年齢によって異なる

「本邦における成熟期女性のPMSの実態」では、20代~40代までのPMSの実態が報告されています。こちらによると、PMSの症状は年代によって異なることがわかります。

次に、特にPMSの症状に変化がある20代と30代を比較しました。

20代では体の症状がメイン

20代では次のような症状が主に現れていることが確認されています。多くは身体的な症状なのが特徴です。

20代で強いPMSの症状

  • 頭痛
  • 肩こり
  • 胸の張り
  • イライラする

30代では精神的な症状も

30代では身体的な症状に加えて、イライラが強くなる精神的な症状が顕著に見られます。

30代で強いPMSの症状

  • イライラする
  • 攻撃的になる
  • 一人でいたい気持ちになる
  • むくみ
  • アレルギー

お産の経験の有無はPMSに関係する?

10代・40代では体の変化、20代~30代ではライフステージの変化が、PMSの悪化に関係することが分かりましたね。症状も年代によって異なります。

ところで、「出産」をするとPMSの症状に変化があるという話を聞くことがあります。お産とPMSは関係があるのでしょうか?

お産はPMSに影響

「本邦における成熟期女性のPMSの実態」によると出産経験の有る無しによって、症状の出方が違うことが確認されています。出産は少なからず、PMSに影響すると言えます。

こんなふうに症状が変化

出産を経験していない女性は、下腹痛や頭痛、胸の張りなど身体的な症状が多く見られます。比べて、出産を経験している経産婦はイライラしたり攻撃的に暴言を吐いたりする精神的な症状が主になるんです。

経産婦のPMS 症状例
  • イライラする
  • 怒りやすい
  • 攻撃的になる
  • つまらない人間だと思う
  • 健康管理ができない
  • 家族への暴言

お産の経験がPMSに関係するのはなぜ?

「本邦における成熟期女性のPMSの実態」によると、出産経験の有無がPMSに影響する理由は解明されていません。

ホルモンバランスの変化の影響

妊娠中も女性の体内では、ホルモンバランスが変化しました。出産したらスグ元通りというわけではありません。

子宮や胸を大きくする女性ホルモン(エストロゲン)や妊娠を維持する女性ホルモン(プロゲステロン)は、赤ちゃんを産むと急激に減少します。

また、母乳を作り出すホルモン(プロラクチン)が働き始めることで、生理の再開は遅れます。急激に大きなホルモンバランスの変化にさらされることで自律神経が乱れて、生理再開後にPMSが悪化している可能性があるんです。

 

生活環境の変化の影響

産後は生活環境も急激に変化します。「赤ちゃんが一人ふえるのだから当たり前」と言えばそうなんですが、女性にはいくつものストレスがかかり、PMSに悪影響の場合があります。

産後の女性にかかるストレス

  • 2~3時間置きの授乳で睡眠不足
  • 赤ちゃんのお世話で家事が思うようにできない
  • 自分のための時間を取れない
  • 産後の体が回復せずにつらい
  • 赤ちゃんと二人きりで過ごす孤立感

マタニティブルーや産後うつとの関係は?

産後のストレスがきっかけでマタニティブルーや産後鬱を引き起こす場合がありますが、PMSとの関係が指摘されています。というのも、マタニティブルーや産後鬱が起こる原因の1つは、PMSと同じホルモンバランスの乱れだからです。

そのため、もともとPMSの症状が強い人は、マタニティブルーや産後鬱になりやすいと言われています。

元々、月経前後で気分が不安定になりやすい方は、マタニティーブルーも発症しやすいと報告されています。月経前に気分が不安定になりやすい病態を月経前症候群(PMS)と言いますが、この疾患の既往がある方はマタニティーブルーのリスクも高いと考えておいた方がよいでしょう。

というのも、マタニティーブルーもPMSもどちらも「女性ホルモンバランスの崩れ」が気分の不安定を引き起こしているという共通点があるからです。

PMSの既往がある方は、女性ホルモンバランスの崩れで気分が不安定になりやすい方であるという事が出来るため、出産後のホルモンバランスの崩れでも気分が崩れやすいのです。

引用元:せせらぎメンタルクリニック|精神科・心療内科「マタニティーブルーとは?産後うつ病とはどう違うのか」より

まとめ

「PMSが悪化する原因は年齢である」という研究結果はありません。しかし、女性の人生では年齢と共に大きな変化が起こることが多くあります。このライフステージの変化によるストレスが、PMSに悪影響を及ぼす可能性があります。

また、年代やお産の経験によって、PMSの症状が違うことがわかりました。自分がどのようなライフステージにいるのか把握して、PMSに対応していきましょう。

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