おしゃぶりは歯並びに影響大!?おしゃぶりのメリットとデメリットと出っ歯を防ぐ使い方を解説!
2018/03/09
おしゃぶりの購入を検討しているお母さん!
おしゃぶりをすると歯並びが悪くなる、出っ歯になると言われていますよね?
様々なメリットがあるおしゃぶりですが、歯並びが悪くなったら心配!
というお母さんのために、今回、おしゃぶりの歯並びへの影響度合、おしゃぶりによる歯並び悪化の予防法、出っ歯になりにくいオススメのおしゃぶり、などについてまとめてみました。
このページの目次
おしゃぶりのメリットとデメリット
画像引用元 http://healthil.jp
そもそもなぜおしゃぶりが良いのか?
おしゃぶりのメリットについてまとめてみました。
おしゃぶりを使う3つのメリット
- 赤ちゃんの寝つきがよい
- 赤ちゃんの気持ちが安定する
- 鼻呼吸の癖をつけられる
1.赤ちゃんの寝つきがよい
おしゃぶりを使うことで、赤ちゃんの寝つきがよくなります。赤ちゃんは眠い、おむつが濡れた、お腹がすいた等、様々な要因で泣くのですが、その一つに「口さみしい」という理由があります。
こういった時、たいていのお母さんは泣いている原因が分からず、困ってしまいます。
そんな時におしゃぶりがあれば、赤ちゃんの「口さみしい」というストレスが解消され、お母さんの乳首がそこにあると思い、安心して寝てくれます。
ですから、おしゃぶりをつけることで、夜中に起きて泣かれる頻度も減りますし、お母さんの負担を減らすことが出来ます。
2.赤ちゃんの気持ちが安定する
赤ちゃんには口元にものがあったらとりあえずしゃぶる性質があります。しゃぶることで、気持ちを安定させ、リラックスする効果があります。
生後4カ月ごろから、赤ちゃんによっては寝るときにチュパチュパ自分の指をしゃぶって寝ついてくれる子がいたり、泣き始めたらチュパチュパ指をしゃぶって、自分を落ち着かせている姿を見ることができます。
おしゃぶりがあれば、常にしゃぶっていられるので、気持ちがいつも落ち着いて泣きにくくなります。赤ちゃんに泣かれると困る、交通機関での移動中や、家事の途中は特におしゃぶりは重宝します。
3.鼻呼吸の癖をつけられる
おしゃぶりをつけていると、鼻で呼吸するようになりますので、鼻呼吸の癖がつけられます。
口呼吸だと細菌が直接のどに入ってきますので、子供が病気になりやすくなったり、ぜんそくの原因になったりします。
鼻呼吸を癖づけることで、子供の病気やぜんそく、その他風邪などを予防することが出来ます。
おしゃぶりの3つのデメリット
- おしゃぶりへの依存
- 言葉が遅れる
- 歯並びへの影響
おしゃぶりのデメリットは、基本的におしゃぶりに依存してしまうことからくるものが多いです。
1.おしゃぶりがないとダメになる
おしゃぶりがないと泣く、おしゃぶりがないと寝れないといったおしゃぶりに依存した状態になってしまい、おしゃぶりを辞めた時にしばらく情緒不安定になってしまい、苦労します。
また、おしゃぶりを吸うことで疲れてしまい、おっぱいやミルクを飲まなくて栄養不足気味になるというデメリットがあります。
おしゃぶりも長時間使いすぎはよくないですね。必要な時にのみおしゃぶりを使用しましょう。
2.言葉が遅れる
おしゃぶりをしていると声を出しにくくなりますので、言葉の発達が遅れてしまうようです。赤ちゃんとの意思疎通が出来にくくなってしまいます。
特に言葉を覚え始める1歳前後にはおしゃぶりを卒業することをオススメします。
3.歯並びへの影響
おしゃぶりをしていると、歯並びに影響があります。
実際に、生後二か月から3歳まで、毎日15時間以上して歯並びが悪化したとして訴訟になった事例もあるのです。
おしゃぶり訴訟とは、2006年5月31日、おしゃぶりを3歳まで使い続けたところ、歯列や顎が変形するなど深刻な障害が残ったとして、横浜市の女児と母親がおしゃぶりを販売した大手ベビー用品メーカーコンビに1000万円の損害賠償を求めて東京地裁に起こした訴訟を指して言う[1][2]。
2008年3月21日、東京地裁(菅野雅之裁判長)で和解が成立した。同社から解決金が支払われるとみられるが、金額は明らかにされていない。和解条項には、「コンビは、おしゃぶりが子供の歯やあごなどに与える影響について情報収集に努め、製品の改良や適切な使用表示の実現に向けて、努力を継続する」などの一文が盛り込まれた[3]。
引用:wikipediaより
このケースはあまりにも長く使いすぎなのですが、おしゃぶりには歯並びに悪影響が出る場合もあるのです。
おしゃぶりと出っ歯の関係
画像引用元 http://healthil.jp
おしゃぶりにしろ指しゃぶりにしと、長い間口の中にものが入っていると、それが歯の成長を妨げてしまい、上下の歯に隙間が出来てしまったり、出っ歯になったり、奥歯の噛み合わせがずれたりする原因となってしまいます。
おしゃぶりの歯への影響は、どうやって防げばよいのでしょうか?
おしゃぶりの歯への影響を防ぐ3つのポイント
- 使うのは必要最低限にする
- 清潔を保つこと
- 歯への影響が出にくいおしゃぶりを使う
1.おしゃぶりの使用は最低限にする
最も重要なことは、おしゃぶりを長時間使用しすぎないということです。
おしゃぶりで歯並びが悪くのは、歯が成長しようとする時に、おしゃぶりが障害物となって成長が妨げられ、別の方向に伸びることが原因です。
機嫌が悪い時などにのみおしゃぶりを使うようにしましょう。赤ちゃんが寝つく時に使用させるのはやめましょう。
赤ちゃんを寝つかせるのにおしゃぶりを使用すると、そのまま眠ってしまい長時間くわえたままになってしまいます。
赤ちゃんが寝るときは、必ずおしゃぶりを外すようにしましょう。
おしゃぶりの使用時間は一日3時間程度が目安です。
2.清潔を保つこと
言うまでもないことですが、床に落ちたおしゃぶりを口にふくませるのはよくありません。
風邪やぜんそくの原因にもなりますし、歯周病の原因にもなり、歯並びに悪影響が出る可能性があります。おしゃぶりは常に清潔を保っておくようにしましょう。
おしゃぶりの消毒は、免疫力が弱い生後3カ月くらいまでは、しっかりしましょう。床に落ちたりした場合は、一度消毒した方がよいです。
ただ、寝返りやハイハイをする頃になると、何でも口に入れるようになりますし、免疫力も発達してきますので、水洗い程度で十分です。一週間に一回は消毒をする程度でよいでしょう。
消毒の方法
消毒には煮沸、電子レンジ、消毒液などの方法がありますが、電子レンジで消毒が一番手軽でおすすめです。
おしゃぶり購入の際は、電子レンジ対応のものを購入されるのがよいでしょう。
おしゃぶりを電子レンジに入れてチンすれば加熱消毒完了、と非常にお手軽です。
3.出っ歯になりにくいおしゃぶりを使う
おしゃぶりの形状によっても、歯への影響は変わってきますので、歯に優しいおしゃぶりを選ぶ必要があります。
こちらは、出っ歯になりにくい設計が施された、ドイツ製のおしゃぶりです。
チュチュベビーDentistarの特徴
- 加える部分が薄く作られており、歯に圧力がかかりにくい
- 舌が入る空間があり舌が動かせる
- 電子レンジで殺菌処理が出来る
などの特徴があり、出っ歯を気にされているお母さんにはおすすめです。
ただ、出っ歯対策のおしゃぶりでもやはり長時間使用すると歯への影響は少なからずありますので、やはり一番大切なのは、長時間の使用を避けるのが一番です。
既に長時間使用しているよ・・・というお母さん
画像引用元 http://siritakatta-info.com
既に長時間使用していて、歯並びが心配なお母さんは、一度歯科の先生にお世話になることをおすすめします。
歯科の中でも、小児歯科と謳っているところにかかるとよいでしょう。小さい子でもまず安心して受診可能です。
もしも矯正が必要となった場合は、自費診療となりますので、小児歯科によって値段や施術内容が変わってきます。
矯正の場合、複数の小児歯科さんを廻ってみて施術内容や金額を比較してみることが必要になってきます。
まとめ
おしゃぶりには赤ちゃんの精神を安定させてくれるなど、多くのメリットがありますが、おしゃぶりへの精神依存や、歯並び、言葉の発達などのデメリットもあります。
おしゃぶりのデメリットを避けて、メリットの部分だけを有効活用するために、おしゃぶりは必要な時にだけ使うようにしましょう!