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幼稚園入園は何歳がいいの?満3歳児入園ってなに?

      2017/12/10

「我が子に合った幼稚園を」「もう2歳だから幼稚園を探さなては」と、幼稚園選びに頭を悩ませているパパやママは少なくありません。幼稚園に入園できる年齢には、少し幅があります。3歳で年少児クラスに入園する3年保育、4歳で年中児クラスに入園する2年保育が一般的です。

これらの他に、満3歳児保育といわれ、実質4年間幼稚園で保育を受けるという選択肢もあります。

幼稚園入園の年齢や、早期入園のメリットとデメリットについてお知らせします。



幼稚園は教育の場

幼稚園は、子どもが初めて出会う学校です。学校教育法に基づいた「教育の場」なのです。小学校からの教育と違い、幼稚園では「遊び」を通しての「学び」を大切にしています。教科書を使った「学習」をするのではなく、小学校入学前の時期に、小学校で必要な学習の基盤を幼稚園でつくっていきます。

では、なぜ幼稚園入園の対象年齢が3歳なからなのでしょうか?これは、子どもの発達段階が大きく関係しています。文部科学省は次のように説明しています。

   3歳になると,子どもは,まわりへの興味・関心,人とのつながりなどが急速に広がり,親への全面的な依存の状態から自立に向かいはじめます。幼稚園は,このような発達を踏まえて,初めての集団生活の中で,一人一人のよさや可能性を伸ばしていくところです。
なお,幼稚園によっては,最近,満3歳の誕生日を迎えた時点で,4月を待たずに入園できるようになっています。                                              引用元:文部科学省 幼稚園ってなあに?どんなところ?何するところ?

少子化と核家族化によって、幼稚園の機能は変わってきています。子育て支援事業が拡大し、預かり保育や子育て支援活動を行う幼稚園が増えてきました。そのために、親子を対象にしたプレ幼稚園や満3歳児保育を取り入れるなど、早い時期での幼稚園生活のスタートができるようになりました。

満3歳児入園ってなに?

満3歳児入園とは、子育て支援事業の一環として、3歳の誕生日を迎えた子どもが幼稚園に入園し保育を受けることができる制度です。満3歳児保育ともいわれ、幼稚園で使われる保育用語です。

幼稚園は子どもが初めて出会う学校であり、保育園と違い、入園の対象は3歳から就学前の幼児です。幼稚園の入園は、学校のように4月入園が一般的です。しかし、3歳の誕生日を迎える子ども(または迎えた子ども)の場合は、満3歳児入園として年度途中の入園を受け入れている幼稚園が多くあります。

満3歳児入園に関しては、幼稚園によって若干の違いがあります。幼稚園に入園できる時期については次の通りです。

A園 満2歳の誕生日の後、初めて迎える4月から入園できる(例:3月31日生まれの場合、わずか満2歳で入園できる)
B園 3歳の誕生日を迎えた日または翌日から入園できる
C園 3歳の誕生日を迎える月の始めから入園できる(例:5月29日生まれの場合、5月1日から入園できる)
D園 3歳の誕生日を迎えた次の月から入園できる(例:5月3日生まれの場合、6月1日から入園できる)


満3歳児入園の6つのメリット

3歳になったばかりで集団生活に入れることに心配なパパやママも多いでしょう。けれども、満3歳児保育には6つのメリットがあります。

1.同年齢の子どもと遊ぶ機会が増える

2歳くらいになると、子ども同士で遊ぶことを楽しめるようになります。その中で、言葉が発達したり人とのかかわりに大切なことを学んだりします。おうちで母親と一緒に過ごす生活では、経験することのできない様々なかかわりを通して、「学ぶ」チャンスが増えます。

2.家庭ではできないいろいろな体験ができる

幼稚園では様々な行事を経験することができます。いもほりやバス遠足など、家族単位ではほとんどすることない体験を、友達と一緒に楽しむことができます。

3.入園時にしっかりと接してもらえる

満3歳児入園による途中入園は、4月の一斉入園のあわただしさがないため、ゆったりと新入園児にかかわってもらえるメリットがあります。4月、たくさんの新入園児に対応できるよう、幼稚園側は万全の態勢で受け入れてはくれますが、やはり全員が「新人」の年少児クラスはバタバタと大変です。その点、途中入園では先生が新入園児に丁寧に接することができるので、精神的なサポートもしっかりと行ってくれます。

4.4月の年少児クラススタートまでに、園生活に慣れ、身辺自立ができる

3歳前後では、まだ一人でトイレに行けれなかったり、トイレトレーニングも終わっていない場合も十分にあります。服の脱ぎ着もまだ一人ではできない、お箸も使えない…とまだまだ手がかかる年齢でもあります。満3歳児保育では、基本的生活習慣を身につけることができるように、担任の先生が丁寧に繰り返し指導してくれます。幼稚園生活で毎日「自分で」することを繰り返すことで、年少児に進級するまでにずい分と身の回りのことが自分でできるようになります。そして、園生活にも慣れるので、4月の進級時にはのびのびと園生活をスタートさせることができます。

5.満3歳児単独クラスがある場合、手厚い保育が受けれらる

幼稚園によっては、3歳になる年度の4月から、満3歳児入園をすることができるところもあります。例えば、2月生まれの子どもは満2歳2か月で入園できるということです。まだ3歳に達していないので、援助がたくさん必要になります。そのため、クラスの先生の数は3・4・5歳児クラスよりも多く、手厚い保育を受けることができます。

6.夫婦共働きのチャンスとなる

幼稚園では、早朝保育や預かり保育といった、通常の保育時間の前後にも子どもを受け入れるサービスを行っているところが多く、働く保護者のサポートをしています。そのため、保育園に入れなくれも両親ともに仕事をすることができます。保育園待機児童問題が解決されない中、幼稚園の満3歳児保育の利用で、早期の仕事復帰も可能になります。

満3歳児入園のデメリット3つ

満3歳児入園のデメリットは次の3つです。

1、コストがかかる

満3歳児用の用具(カラー帽子、お道具セット)を購入しないといけないという、出費におけるデメリットがある幼稚園もあります。

また、多くの幼稚園での保育料は、満3歳の誕生日を迎えた子どもも、迎えていない子どもも、同じです。しかし、満3歳の誕生日を迎えていない子どもは、「補助金助成」の対象にはなりません私立幼稚園就園奨励費といわれる補助金は、保護者の経済的負担を軽くするため、世帯の収入状況や同時在園の子どもの数などによって算定されます。これは、満3歳を迎えてから助成の対象となります。そのため、3歳未満の園児は負担が大きい場合があります。

2、体力的にきつい場合もある

まだ体力的にお昼寝が必要な子どもも多くいるので、午後からの生活のリズムが乱れて困るというママは多いです。幼稚園からの帰宅途中に寝てしまい、夕飯や就寝時間がずれてきて、生活リズムを作るのが難しいというデメリットがあります。

3、(園によっては)年少児クラスを2回経験する

満3歳児の単独クラスがない場合、年少児クラスを2回経験することになります。4月には、クラスメイトが一つ上の学年に進級する一方で、また同じ年少児クラスに残ることになるので、寂しい思いをすることもあります。



 何歳で入園するのがベスト?

幼稚園では、3歳で入園の3年保育が最も人気があります。4歳で入園の2年保育を選ぶ保護者もありますが、3歳児クラスの時点で子どもの友達関係ができていることが多く、3年保育で得るものは大きいです。

2年保育では、まず幼稚園に慣れることから始まり、すでに園生活を満喫している3年保育のクラスメイト(園生活においては1年先輩)に追いつくようについていくことになります。初めての集団生活で、スタート時から猛ダッシュしている3年保育の子どもに圧倒され、園生活に慣れるのに時間がかかる子どももいます。

子どもの個性は様々で、家庭環境もそれぞれです。そのため、何歳での入園がベストと言い切ることはできません。子どもは新しい環境になじむ力を持っていますが、精神的発達の度合いによって幼稚園入園に適した年齢が変わってきます。満3歳で友達を求めるようであれば、満3歳児入園がベストでしょう。母親を後追いするようなら、しっかりと母子関係を確立して信頼関係を築き、人と人との関係の基盤をつくってから、初めての集団生活をスタートさせるのがよいでしょう。

幼稚園入園時期のポイントは、子どもの精神的発達の度合いです。

まとめ

幼稚園に入園できる年齢は、早いケースで2歳です。3歳になる年度の4月から入園可能な幼稚園や、誕生日を迎えてから入園できるケースもあります。幼稚園によっては満3歳児保育を行っていないところもあるので、幼稚園に問い合わせてみましょう。

幼稚園での集団生活で得るものは大きく、学校教育の基盤を作ります。充実した幼稚園生活のためには、情緒の安定が重要です。子どもの精神的な発達の度合いを見極めて、子どもの状態と家庭の状況に合わせて入園時期を決めることが大切です。

 - 幼児, 行事