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病気?障害?不安な気持ち?2歳児の夜泣きの原因って何?

      2017/03/19

子どもが2歳になったのに、いまだに夜泣きがなくならないと悩んでいませんか。規則正しい生活をしているし、日中もご機嫌に遊んでいるのに、なぜ夜泣きがなくならないでしょうか。

「魔の2歳児」と呼ばれる、いわゆるイヤイヤ期真っただ中の2歳児。日中のイヤイヤに付き合って疲れ切ったママからしてみたら、夜ぐらいしっかり寝てほしいですよね。

でも、夜泣きをするのは赤ちゃんの時だけではないんです。2歳になってもさまざまな理由で子どもは夜泣きをします。2歳児の夜泣きにはどのようなものあるのかみていきます。

夜泣きの原因5つ

2歳児の夜泣きの原因は次の5つのうちのどれかであることが多いです。このうちの一つが原因ということもありますし、いくつかが原因ということもあります。

お子さんの夜泣きの原因を知り、それに合った接し方をできるよう、それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 気持ちの不安定さによる夜泣き
  2. 痛みによる夜泣き
  3. 夢を見ての夜泣き
  4. 発達障害の可能性
  5. 夜驚症

1.気持ちの不安定さによる夜泣き

自我が芽生え始め、何でも自分でやりたい2歳児。自我の芽生えは喜ばしい成長ですが、この成長が夜泣きの原因になっていることがあります。また、日中に受けた刺激などにより気持ちが不安定になることも夜泣きの原因にあげられます。

お子さんの夜泣きの原因が何なのかを知り、それに合った対応を

気持ちの面での夜泣きの原因
  1. ストレス
  2. さみしさ
  3. 恐怖心

a.ストレス

自分でできることが増えてきて、何でも自分でしたいのに思うようにできずイライラ。自分でやりたかったのにママに先を越されてイライラ。いろいろおしゃべりできるようになってきたのに、伝えたいことがうまく伝えられずイライラ。

自我の芽生えと言う喜ばしい成長の裏で、子どもは気持ちと行動を一致させられずストレスを感じています。しかし、そのイライラをうまくコントロールすることがまだできません。

そのためこの日中のストレスが夜寝ている間に脳内で思い出され、夜泣きの原因となっている可能性があります。

b.さみしさ

子どもが遊んで欲しい時や甘えたい時に「ちょっと待ってね。」「あとでね。」などと後回しにしていませんか。2歳にもなると一人遊びが上手になってきて、多少放っておいても大丈夫かなと思ってしまいがちですが、まだまだママに甘えたい年齢です。

相手をしてもらえなかったさみしい気持ちを思い出して泣いてしまうというのも夜泣きの原因と考えられます。

c.恐怖心

日中に体験した怖い経験が夜泣きの原因の可能性もあります。

例えばお散歩中に犬に吠えられてびっくりしたとか、大きなトラックがとなりを走って怖かったなど、びっくりした体験が恐怖心となって思い出されているのです。

2.痛みによる夜泣き

痛みによる夜泣きには2パターンあります。

痛みによる夜泣きの原因
  1. 病気などによる痛み
  2. 奥歯の生え始め
  3. 成長痛

a.病気などによる痛み

お腹が痛い、耳が痛いなど、病気による痛みでの夜泣きです。この場合は痛い所を押さえながら泣いたり、おしゃべりができる子であれば「お腹痛い」などと口に出して教えてくれることもあります

ちなみにうちの子どもは夜中に耳を押さえながらグズグズ泣いていて、翌日耳鼻科に連れていったら中耳炎になっていました。

b.奥歯の生え始め

2~3歳の間に奥歯が生えてくる子が多いので、歯が生える時の痛みの可能性もあります。

この場合は夜泣きの他に、いつもと違う様子がみられます。

歯の生え始め時の子どもの様子
  • いつもの食事を食べられない
  • 指しゃぶりをする(指を口の奥まで突っ込んでいる)
  • 機嫌が悪くなる
  • 歯茎が腫れる

夜泣きの他にこれらの様子も見られるようでしたら、間もなく奥歯が生えてくるかもしれません。

歯の生え始めのころは、痛み以外にかゆみがある場合もあります。歯茎がムズムズするようで、痛みの時と同様上記のような様子が見られますし、かゆみによる夜泣きもあります

どうしても痛みがひどいようであれば歯医者や小児科に相談してみてください。痛みどめの薬を処方してもらえる可能性もあります。ですが、歯が生えるまで一時的なものなので、できれば家で様子を見るのが良いでしょう。

歯茎を冷やしてあげたり、歯ブラシでマッサージしてあげたりして不快感を和らげてあげましょう

c.成長痛

2~6歳の子どもで、日中は元気よく遊んでいるのに、夜寝ているとき、急に脚(あし)が痛いといって目を覚まし、泣いたりしますが、痛みは長く続かず、さすってやったり、だっこしたりすると治り、また寝てしまう状態をいいます。
脚にけがや炎症はなく、翌日には何事もなく跳びはねているという特徴があります。
月に1~3回の割合でおこり、1~2年くらい続くことが多いものです。
脚の急激な成長の過程に多くみられるので、いわゆる成長痛と呼ばれています。しかし、成長は子どもにとってあたりまえのことですから、成長そのものが直接の痛みの原因とは考えられません。もし、成長するための痛みであるなら、すべての子どもが痛みを訴えるはずです。
したがって、成長痛という名称は、原因不明の子どもの脚の痛みをいうのに便利な一般用語であっても、医学的には適当な名称ではありません。

引用元:家庭医学館

2歳から15歳くらいまでに起こる原因不明の痛みのことです。原因不明と言うと恐ろしい病のように思いますが、病気ではありません。そのため治療法もありませんが、成長とともになくなっていくので心配はいりません。

成長痛と聞くと、体が成長する(身長が伸びる)ことによる痛みだと思われがちですが、そうではありません。成長期に現れる痛みだから成長痛といわれているのです。では成長痛の原因と思われるものと、成長痛の症状とはどういったものなのかを説明します。

成長痛の原因
  • 日中の身体的な疲れ
  • 情緒不安定

日中の身体的な疲れ

日中に運動した後の、単なる脚の疲労感を、まだ十分にことばで表現できない幼・小児が、もっとも表現しやすい「痛み」ということばを使って訴えているものと考えられます。
夜に訴えることが多いのは、昼間とちがい、就寝時や睡眠中には子どもの心の抑制がとれ、「痛み」を訴えやすい時間帯になるからでしょう。

引用元:家庭医学館

日中に元気に動き回ることが原因と言われています。筋肉が未発達であるにもかかわらず元気いっぱい動き回るので、体が疲れて痛みとなって現れます。要するに、筋肉と関節の疲れが痛みの原因と言うことです。

情緒不安定

家庭や学校を含めた生活環境の変化や、心理的ストレスによる、心や睡眠の軽い障害が、「痛み」として表現されたとも考えられます。
たとえば次子の誕生、入園・入学などの集団生活の開始、過度の運動などがそれにあたるでしょう。

引用元:家庭医学館

1.で述べた「気持ちの不安定さ」が成長痛の原因にもなります。さみしかった、怖かった、という気持ちの不安定さが自律神経の乱れとなり、成長痛となって現れるのです。

次に、成長痛の症状についてです。

成長痛の症状
  • 膝や足首が痛い
  • 翌朝には痛がることなく元気に動き回る

膝や足首が痛い

主に膝や足首が痛むようですが、それ以外にも下半身の関節や、手、腕などが痛む場合もあります。

痛みは5分程度で治まることもあれば、30分以上続くこともあります。さすってあげるとおとなしく寝てくれることが多いです。

翌朝には痛がることなく元気に動き回る

痛みが一過性で、夜中に痛いと泣いていたのに翌朝にはケロッとして元気に遊びまわっているため、病院に行って診察してもらおうにも診察のしようがありません。

成長痛は病気ではないため機嫌がよく元気なら家で様子を見ておけば大丈夫です。ただ、1日に何度も痛がったり、機嫌が悪かったりなどいつもと違う様子があったら一度かかりつけの小児科で診てもらうようにしましょう。

3.夢を見ての夜泣き(寝言泣き)

怖い夢を見てびっくりして泣いてしまうことがありますが、これは夜泣きか寝言泣きかのどちらかといえます。寝言泣きと夜泣きの違いについてですが、寝言泣きは「寝ている状態」、夜泣きは「起きている状態」という点で違います。

ですから、怖い夢を見てびっくりして目が覚めて泣いていたら夜泣きとなります。

寝言泣きは大人の寝言と同じようなものなので、放っておくとそのまま寝ることもあしますし、逆に目が覚めてしまうこともあります。

4.発達障害の可能性

夜泣きがあり、朝までぐっすり眠れないと、発育に何か影響があるのではないかと心配になるママもいますよね。

実際、自閉症やADHDといった発達障害が見られる子どもは睡眠障害であることが多いといいます。では、睡眠障害とはどういう症状をさすのでしょうか。

睡眠障害の症状

寝ている時と起きている時の症状をあげていきます。これらの症状に当てはまると睡眠障害の可能性があります。

寝ている時
  • 夜驚症
  • 悪夢を見て泣く
  • 夢遊病
  • 夜中に何度も起きる
  • いびきがひどい
起きている時
  • 元気がない
  • 機嫌が悪い
  • 1日中眠そうにしている
  • 保育園に行きたがらない
  • 腹痛や頭痛を訴える

ただし、子どもの睡眠リズムはだいたい3歳頃までに確立されていくので、2歳の段階でこれらの症状があるからと言って睡眠障害だとは断定できません。しばらく様子を見て、1ヵ月以上このような症状が続くのであれば一度診察を受けてみましょう

診察は、まずはかかりつけの小児科でしてもらいましょう。もしそこで診られないのであれば先生から専門外来を紹介してもらうか睡眠外来で子どもを見てくれる病院を探してください。

また、発達障害の可能性がある子どもが睡眠障害を起こしやすいというだけで、睡眠障害だからといって発達障害だというわけではありません

睡眠障害の症状の他に、普段から目が合いにくい、言葉が遅い、多動傾向があるなどの場合に発達障害の可能性が出てくるのです。普段から接しているママが総合的に見ておかしいと思う場面があるようでしたら、自治体の専門機関や医療機関に相談してみましょう。

5.夜驚症

夜驚症とは睡眠障害の一種で、夜泣きとは別のものです。2歳から6歳ぐらいまでの期間に発症することが多いと言われています。では夜驚症について詳しく見ていきましょう。

症状

夜中にとつぜん目を覚まして、激しく泣いたり叫んだりしますが、脳の一部のみが起きている状態で、他は眠っているので話しかけても反応しません。ですから声かけをして落ち着かせようとしても無理です。

自律神経が乱れているため、泣き叫ぶ他に、大量の汗をかいたり心拍数が上がったりします

時間は30秒から1分程度と短く、その後は何事もなかったかのように寝ます

原因

明確な原因は分かっていないようですが、脳が未発達なため、眠りからうまく醒めることができないためではないかと言われています。また、日ごろのストレスや疲労、恐怖心や睡眠のリズムの乱れなども要因としてあるようです。

治療法

成長とともになくなる症状なので治療法はありません。家でできる対策としては、子どもにとってストレスになるものや、子どもが怖がっているものを取り除いてみたり、大丈夫だよと安心させると症状が治まることがあります

テレビのニュースやドラマのシーンなどで子どもが怖がりそうなもの(事件現場や事故現場など)は見せない工夫も必要です。大人が普通に見過ごすものが、子どもにとっては恐怖になりえますので気を付けましょう。

体に悪影響はないので自然治癒で良いと思いますが、パパママの睡眠が阻害されてつらいなどの状況なら小児科や睡眠外来を受診してみても良いでしょう。

夜泣き中の接し方

2歳の夜泣きにはさまざまな原因があることが分かっていただけたかと思いますが、これらの夜泣きに対してどのように接していったらよいのでしょうか。

夜泣き中の接し方4つ
  1. 大丈夫だよと優しく諭す
  2. 一度目を覚まさせる
  3. 何もせず様子見
  4. 医療機関に相談

1.大丈夫だよと優しく諭す

気持ちの不安定さからくる夜泣きの場合は、背中をトントンしたり手を握ったりしながら「大丈夫だよ」と安心させてあげましょう。成長痛の時も同様に、痛みを訴える箇所をさすりながら落ち着かせてあげてください。

2.一度目を覚まさせる

a.でも泣き止まない場合は一度目を覚まさせる方法もあります。目が覚めてママがそばにいることが確認できると安心してその後すぐに眠ってくれます怖い夢を見て泣いている時などに効果的です。

3.何もせず様子見

夜驚症の時には話しかけても意味がありませんので、とりあえず様子をみましょう。また、寝言泣きの時にも子どもは寝ているのにわざわざ声をかけて起こす必要はありません。しばらく様子を見て下さい。これらの場合は、へたに刺激をしない方が良いです。

4.医療機関に相談

睡眠障害の可能性の場合は医療機関に相談し、必要であればしかるべき治療をしましょう。

まとめ

子どもが生まれてから2年というと、もう2年も経ったのかと、親としてはあっという間に感じますよね。できることが急速に増え、ママとのコミュニケーションも上手になってきて、子供の成長の速さに驚かされる時期でもあります。

そのため、ついつい「もう2歳」と思ってしまいがちですが、子どもにとっては、まだ生まれてたったの2年です

できることよりできないことの方が当然多いし、体も脳の発達もまだ未熟な段階です。ですから夜泣きがあるのもおかしなことではありません。ママは子どもが夜泣きをしていてもあまり不安にならず、これも成長だと受け入れられるようになりましょう。

 

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