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妊娠初期も要注意!? カフェイン・アルコール・タバコが赤ちゃんに与える影響

      2016/04/05

これまで気楽に楽しめていたカフェイン飲料、飲酒、喫煙。妊娠すると控えるように言われますよね。カフェイン・アルコール・タバコは、なんとなく赤ちゃんに良くないというのは知っていても、具体的にどんな影響があるかをご存知の方は少ないでしょう。

今回は、それぞれが赤ちゃんに与える悪影響について詳しくご紹介するとともに、気づかず摂取した時の対処法などお得な情報もお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

妊娠中、カフェイン・アルコール・タバコはなぜいけないの?

妊娠中にカフェイン・アルコール・タバコを控えなければならないのは、これまでの研究・調査の結果から言われていることです。

それぞれについてその理由を見ていきましょう。

カフェインが赤ちゃんに与える悪影響とは?

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カフェインと言えば、眠気覚ましを始めとする覚醒効果がよく知られていますね。コーヒーなどカフェインを多く含むものを飲むと、頭がすっきりして集中力が高まり仕事がはかどるという人もいることでしょう。

では、妊娠中の摂取がよくないと言われるのはどうしてでしょうか。

カフェインは、体内で分解されるまでに時間がかかる上に胎盤を通過しやすい性質があります。そのためママがカフェインを摂取するとそれと同じ濃度のカフェインが胎児にも流れこみます

しかし、胎児自身は分解排出ができないために蓄積されてしまうことが分かっています。また、覚醒効果もそのまま胎児へ作用すると考えられています。

残念ながら、現段階では、胎児に蓄積されたカフェインや覚醒作用が胎児にどのような影響を与えるかについては研究途上で、今でも様々な調査や研究が続けられているところです

一方で、2008年に発表されたイギリスの論文によると、カフェインを継続的に摂取した妊婦は、そうでない妊婦に比べて胎盤の血流が25%減少し、胎児が発達遅延を起こすリスクと関連性があったと結論づけています。

カフェインが胎児に及ぼす影響がどんなものかははっきりしていないものの、胎盤を通して胎児へ作用していることは確実です。2008年の研究結果からも、何かしらの影響を与えていると言わざるを得ません。

妊娠中にカフェイン摂取を控えなければならないのはそのためです。

アルコールが赤ちゃんに与える悪影響とは?

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様々な研究により、アルコールが赤ちゃんに与える悪影響はよく知られています。

1968年の調査では、アルコールの摂取をした女性から誕生した赤ちゃんにアルコールの影響を受けた症状が現れたことが報告されています。その症状は「胎児性アルコール症候群」と呼ばれ、一般的にも注意が呼びかけられるようになりました。

胎児性アルコール症候群で現れる主な症状は、次の通りです。

胎児性アルコール症候群の主な症状

  • 発育遅延
  • 中枢神経に起こる障害(学習・記憶障害やコミュニケーションに困難が生じる)
  • 顔に現れる特徴的な容姿(眼や鼻・口が小さくなる、唇が薄くなるなど)

日本産婦人科医会は、妊娠初期の器官形成期のアルコール摂取は容貌への影響や奇形が心配され、妊娠中期以降には神経系や発達遅延などの障害が起きる、としています。そのため、妊娠全期を通してアルコール摂取は控えたほうがよいと考えられているのです。

タバコが赤ちゃんに与える悪影響とは?

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喫煙は、妊娠中にかぎらず害が多いと考えられていますよね。大人でも禁煙が推奨されているものなので、赤ちゃんへも様々な悪影響を与えます。

タバコの代表的な成分、ニコチン。ニコチンは、血管を収縮する作用を持ちます。血管が収縮すると血行が悪くなり代謝が低下するので、ママの体の冷えを招きます。さらに赤ちゃんへの血液の流れも悪くなるので、胎児の発達遅延を引き起こしてしまいます。

もう一つの大きな害は一酸化炭素です。一酸化炭素が赤ちゃんへと流入すると、本来運ばれるべき酸素が行き届かなくなり、赤ちゃんは酸素不足に陥ります。酸素不足は胎児の障害や発達の遅れを招きます。

ニコチンや一酸化炭素以外でも、タバコには多くの発がん物質や有害な物質が含まれています。それらの成分は胎盤を通じて赤ちゃんへと移行します。

次に挙げるのは、タバコが胎児に与える影響です。

タバコが胎児に与える影響

  • 発育遅延
  • 低体重
  • 乳幼児突然死症候群
  • 流産や早産
  • 前置胎盤
  • 胎盤早期剥離  など

タバコが胎児へ与える影響としてよく知られているのは発達遅延や低体重です。

乳幼児突然死症候群については、うつぶせ寝による発症は有名ですが、実は妊娠中や赤ちゃん周囲の喫煙によっても発症率が高まることがわかっています。厚生労働省でも、乳幼児突然死症候群を防止する目的で禁煙を呼びかけています。

また、胎児への影響だけでなく、胎盤の低酸素状態が続くことで前置胎盤や胎盤早期剥離といった妊娠継続を困難にする原因となることもわかっています。

このタバコの悪影響は、ママの喫煙だけでなく周囲の喫煙による副流煙を吸うことでも起こります。副流煙はフィルターを通さない煙のため、主流煙の100倍以上の濃度で有害物質が含まれているというデータもあります。

妊娠中は喫煙者がたくさんいる場所へは近づかないようにしましょう。家族に喫煙者がいる場合は、屋外で喫煙してもらったり本数を減らしてもらうなどの対策をとってもらいましょう。

喫煙は赤ちゃんにとって有益なことは何一つありません。妊娠がわかったら、すぐに禁煙しましょう

胎児に影響が出る量・摂取しても大丈夫な量はどれくらい?

カフェインの場合

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カフェイン摂取による妊娠出産への影響は研究過渡期にあるため、日本国内では妊娠中の摂取量の規定は存在しません

代わって、海外で公表されているカフェイン摂取量の目安をご紹介します。英国食品基準庁ではカフェイン200㎎、カナダ保健省ではカフェイン最大300㎎です。オーストラリア保健・食品安全局もカナダ同様カフェイン最大300㎎

レギュラーコーヒー100mlあたりのカフェイン量は40〜80㎎程度です。1杯150mlとすると、だいたいコーヒー1〜2杯程度であれば妊娠中でも飲むことができると規定している国が多いようです

コーヒーには、その香りと苦味や酸味の刺激がリラックス効果をもたらすという研究結果もあります

適度な量を摂取して、上手にリラックス効果も取り入れられると良いですね。

アルコールの場合

日本産婦人科医会の見解では、飲酒量についても、胎児に影響をおよぼす限度量は明確ではないとしています。また、調査によって、1日に摂取するアルコールの量だけでなく飲酒回数や常習性によっても胎児への影響が異なることがわかっています。

アルコールは、非妊娠時でも多量に飲める人から受け付けない人まで個人差が非常に大きいものです。それは妊娠中も同じ。少量なら飲酒しても良いという意見もありますが、人によっては赤ちゃんに悪影響が出てしまうこともあります

アルコールを摂取した際に赤ちゃんへ与えるリスクをよく知り、その上で飲酒を続けるのか禁酒するのか、ご自身でよく考えて判断しましょう

タバコの場合

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タバコは、その喫煙量と早産率は相関関係にあります。低体重も同様で、ママの喫煙本数が多いほど赤ちゃんの出生体重は低くなる傾向にあります

妊娠以前や妊娠早期に禁煙した場合は、タバコを吸わない場合と変わらないと言われています。1本でも喫煙すると赤ちゃんへ有害物質が運ばれてしまいますので、できるだけ早い時期に禁煙しましょう

妊娠に気づかずお酒を飲んでしまった!大丈夫?

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もし、妊娠が分かる前に気づかず飲酒をしてしまった場合は、念のため医師に申告して、その後は飲酒しないようにしましょう

妊娠初期に多量に飲酒をしたものの、その後禁酒することで神経系の障害が出なかったという例もあります。また妊娠超初期の飲酒は赤ちゃんには影響がないと考えられています。

妊娠に気づかず飲酒してしまったと不安や後悔を募らせることは返って赤ちゃんに悪影響を与えかねません。あまり気にしすぎず、その後の禁酒を心がけるようにしましょう。

カフェイン・アルコール・タバコの摂取がやめられない時はコレ!

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カフェイン・アルコール・タバコは赤ちゃんに良くないということはわかるけれど、辞められない…そんな方は次の方法を試してみてはいかがでしょうか。

カフェインが辞められないあなたにはコレ

  • カフェインレス・カフェインカットの飲料を飲む
  • コーヒーにミルクを足して薄める
  • カフェイン量の少ない紅茶やココアに変える

この他にも、コーヒーの代用としてたんぽぽコーヒーという飲料があります。香ばしさやほろ苦さなどコーヒーと似た味わいを楽しめるそうですよ。

アルコールが辞められないあなたにはコレ

  • 炭酸水で代用する
  • ノンアルコール飲料に切り替える
  • お酒を買わない、飲み会は断る

タバコが辞められないあなたにはコレ

  • 辞める日を設定して周りに宣言する
  • ガムや飴などで口寂しさを紛らわす
  • 場所を変えたり体を動かしたりして気分転換する

アルコールとタバコは依存性の強いものなので、何よりも禁酒・禁煙に対する「強い意志」が必要でしょう

アルコールやタバコが赤ちゃんに与える悪影響をメモにまとめて持ち歩き、誘惑に駆られた時にそのメモを見返すことで自分を律する、という方法もあります。

特にタバコはママにも赤ちゃんにも害を与えるものなので、どうしても辞められない場合には医師に相談しましょう。ニコチンパッドやガムを使ってでも禁煙したほうがよいという姿勢の医師もいます。

あなたとあなたの赤ちゃんのために、禁酒・禁煙に最善を尽くしましょう。

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