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妊娠初期に薬を飲んでしまった!赤ちゃんへの影響が心配なあなたへ

      2016/03/30

妊娠したことにまだ気付いていなかった妊娠初期に、うっかり風邪薬を飲んでしまった!というママがいるかもしれません。

妊娠初期症状は、熱っぽさや頭痛、吐き気などよくある風邪の諸症状と似ていることが多いですものね。

妊娠初期は赤ちゃんの身体を作る大事な時期。

最も影響を受けやすい時期といっても過言ではありません。

では、以下で赤ちゃんへの薬の影響について詳しくみていきましょう。

妊娠中の薬の服用はいつから赤ちゃんに影響があるの?

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妊娠初期といっても具体的に何週目頃から影響はあるのでしょうか?以下で週数ごとの影響をご紹介していきます。

妊娠1ヶ月(週数:0~3週)

排卵後、受精卵が卵管を通り細胞分裂を繰り返しながら子宮までやってくる時期です。

3週目に入り着床したとしても、まだママの薬の影響は受けません。

市販の風邪薬や鎮痛剤でしたら、影響がでる可能性は極めて低いでしょう。

妊娠2~4か月(週数:4~15週)

受精卵がママの子宮の中に着床し、赤ちゃんの身体が少しずつ作り始まる時期です。

この時期は、奇形のリスクが高まる最も注意が必要な時期であるといえます。

ただし市販の薬を1~2度、用法容量を守っていたならほとんど問題ありません

この時期に奇形となる可能性の高い薬は、特殊な医療用の薬です。

こういった危険度の高い薬はほとんど市販されてはいませんし、事前に医師から妊娠しないように何らかの説明を受けているはずです。

妊娠5~7か月(週数:16~27週)

妊娠中期は赤ちゃんの臓器や基本的な身体の形は形成できています。

よって、薬による奇形のリスクは少なく比較的安全な時期です。

ただし安全な時期ではありますが、自己判断で薬を飲むことはせずに必ず医師に相談の上服用しましょう。

妊娠8~10か月(週数:28~39週)

妊娠後期は、胎盤を通して赤ちゃんに直接薬の作用がいきやすくなります。

例えば鎮痛薬を飲むと、ママにとっては痛みを和らげることにつながる血管収縮の成分が、まだ血管が弱い胎児にも作用してしまい、赤ちゃんが苦しく感じてしまうのです。

1、2回用法容量を守って服用する程度でしたら、それほど大きな心配はいりません。

しかし、赤ちゃんに影響があるのは確かなので、やはり産婦人科医の指示を仰いでから服用しましょう。

特に気をつけたい!危険な影響のある薬について

Close up of mixed race mother kissing baby on forehead

では、いったいどのような薬が危険なのでしょうか?

ママが服用する可能性の高い薬の中から、特に気を付けたいものを以下でご紹介します。

抗生物質

  • アミノグリコシド系
  • テトラサイクリン系

上記の薬は、胎児の肝機能障害などを誘発する恐れがあるので特に注意が必要です。

でも、妊娠中とはいえ風邪や虫歯の治療時に抗生物質を処方される機会もありますよね。

そんな時は「ペニシリン系」など、比較的安全で赤ちゃんにも影響がないとされているものも複数あります。

妊娠を伝えた上で処方された時は安心して服用しましょう。

鎮痛剤

  • アスピリン
  • ロキソプロフェンナトリウム
  • インダシン
  • ボルタレン

上記の薬は、奇形や腎障害、動脈管の収縮などを引き起こす可能性があります。

安全な鎮痛剤もありますが、妊娠中は多少の痛みでしたら薬を飲まずに過ごすのが無難です。

ただし、我慢できないような痛みを伴う場合は、お医者さんに処方してもらったものを服用しましょう。

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高血圧治療薬

  • エースコール
  • タナトリル
  • オルメテック
  • ミカルディス

上記の薬は、腎障害、頭蓋や顔面の奇形、肺の発育不良などを引き起こす可能性があります。

妊娠中は高血圧症になりやすい傾向にあります。

産婦人科で妊娠高血圧症と診断された場合に処方される降圧薬は、上記のような危険薬ではありませんので安心して服用するようにしてください。

胃薬

  • H2ブロッカー(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)

上記の薬は、奇形や先天性異常などを引き起こす可能性があります。

妊娠中はつわりの影響などで、胃のむかつきや不快感が伴うもの。

しかし、自己判断で市販薬を飲むのは注意が必要です。

上記の成分が入った医薬品は、胎児へ少なからず影響を及ぼす可能性があります。

どうしても辛くて胃薬が必要な場合は、医薬部外品の胃腸薬がおすすめです。

自然由来の成分で胃腸の調子を整えてくれるので妊娠中でも安心して服用できます。

持病があるときはどうすればいいの?薬との付き合い方

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妊娠前から持病の薬を服用している場合は、まずは妊娠を計画した時点、もしくは妊娠が判明した時点ですぐに主治医に相談しましょう。

実は薬そのものが妊娠に悪影響を与える場合だけではなく、服用を中止することによって、逆に悪影響を与えてしまう場合もあるからです。

【持病があるママが注意すること】

  • 妊娠を計画した時点で主治医に相談をしておく
  • もし妊娠が分かった時は自己判断で服用を中止しない
  • 薬の継続や中止の判断は必ず主治医に指示を仰ぐ

以下はよくある持病の対処例です。

花粉症

花粉症のママでアレルギーの薬が手放せない!なんて人も多いかと思います。

点鼻薬や目薬などの局所投与のお薬の場合は、血中濃度が低くなるので飲み薬よりは多少安全といえます。

ただし飲み薬の場合は一概に良い悪いの判断ができないので、主治医の先生に相談し妊婦さんが飲める抗アレルギー剤を処方してもらうのがベストです。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症の場合は、妊娠してもそのまま薬を飲み続ける治療を行うのが一般的なようです。

お腹の赤ちゃんはママの甲状腺ホルモンを使って成長します。

そのため、ママが服用を中止し甲状腺ホルモンが不足した状態では、逆に赤ちゃんに影響が出てしまうのです。

現在治療中の方は妊娠が判明した時点で、すぐに服用を中止せずに主治医に相談しましょう。

アトピー

アトピー性皮膚炎の治療に用いる塗り薬は、ステロイドが有名で多くの患者さんが使用しています。

ステロイドは強い薬のため赤ちゃんへの影響を心配してしまいがちですが、実は皮膚から吸収される成分量は非常に少ないとされています。

よって、ステロイドの成分が子宮や胎盤に直接到達するような可能性は極めて低いので、安心して大丈夫です。

それでも、不安だと感じる場合は他の弱い薬に変更することもできます。

まずは主治医に相談してみましょう。

喘息

喘息の場合も、妊娠中でも服用できる薬で治療を続けることが一般的のようです。

特に、吸引タイプの薬は、気管や肺などの呼吸器の範囲内で成分が作用するため子宮などの他の器官には影響はないといわれています。

主治医の先生と相談の上、妊娠に適した治療方法を続けていきましょう。

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