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【胃痛に悩む人必見!】妊娠初期の胃痛の3つの原因とその対処法

      2016/03/30

妊娠初期症状として胃が痛むことは、実はよくあります。体が急激に変化し、いろいろと戸惑う中で、さらに胃まで痛い。

とても辛いことでしょう。妊娠初期の胃痛には、この時期特有の原因があります。

それを知ることで、まずは気持ちを落ち着かせましょう。そして、その対処法を実践して、辛い痛みから早く解放されましょう。

妊娠初期の胃痛の原因、考えられる3つのこと

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妊娠初期症状としての胃痛は、その時期特有の体の状態から表れています。

原因として挙げられるのは、次の3つです。

妊娠初期の胃痛の原因

  1. 女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌増加
  2. 自律神経の乱れ
  3. つわり

ひとつずつ詳しく説明します。

1.子宮のために働くプロゲステロン

女性ホルモンのひとつプロゲステロンは、妊娠にとって重要なホルモンです。

その主な働きは、子宮を妊娠に適した状態にし、それを保つこと。

プロゲステロンは、排卵の頃から急激に分泌量が増え、子宮内膜を厚くするなど、子宮を赤ちゃんがすごすのに適した環境へと改善させていきます

その作用を起こすために、血液を子宮に集め、子宮付近の血流を良くします

その反面、ほかの臓器等の血流は滞りがちになり、様々な悪影響が出てしまいます

その一つとして、胃腸の動きを鈍らせてしまい、それが胃痛につながっていると考えられます

それに伴う症状として、便秘や胸やけなども起こりやすくなります。

 

2.ホルモンと自律神経の深い関係

胃痛の原因としてふたつ目に挙げた「自律神経の乱れ」は、ひとつ目の「プロゲステロンの分泌増加」と関連しています。

ホルモン分泌と自律神経は、互いに影響し合っているのです。ホルモンの分泌を司っているのは、脳の視床下部という部分です。

そして、自律神経の働きを担っているのも、同じ、脳の視床下部です。そのため、何らかの理由で一方が乱れると、もう一方も影響を受けてしまいます。

プロゲステロンの分泌が増えるということは、ホルモンの分泌バランスが、この妊娠初期の時期に大きく変化するということです

この変化が、自律神経に影響を与え、乱れを起こしてしまっていると考えられます

胃を含むすべての臓器は、自律神経によって支配されています

そのため、自律神経の働きが乱れると、胃腸の動きが悪くなり、胃痛を引き起こすのです

 

3.つわりの症状が引き起こす胃痛

つわりは、早い人で妊娠に気づくか気づかないかという妊娠4週目ごろから始まります。

原因は、今だはっきりとわかっていませんが、症状は、吐き気や嘔吐、食欲不振など、胃に関係してくるものが主です

そうした症状が引き金になって、胃痛が起きている可能性もあります

例えば、食欲がなく何も食べられない状態の場合、常に胃が空っぽのため胃液が胃を荒らし胃痛となることがあります。

嘔吐の繰り返しも胃壁を荒らすことになり、胃痛が起こります。また、胃痛そものをつわりの症状のひとつととらえる見方もあります

先にも述べたとおり、つわりは胃の症状として表れることが多くあります。

胃痛から始まって、次第に吐き気や嘔吐へと症状が移行するというケースも見られるためです

妊娠初期の胃痛は、この時期特有のものです。特に自律神経はストレスの影響を受けやすく、その症状は胃に表れることが多くあります。

あまり重くとらえず、ストレスにならないようゆったりと構えましょう。

 

妊娠初期の胃痛、その特徴は?

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妊娠初期の胃痛は、ほかの胃痛と何か違うのでしょうか。具体的な症状や、表れる時期についてみてみましょう。

個人差の大きい胃痛症状

ホルモンバランスや自律神経が原因で起こる、この時期の胃痛。

PMSやつわりと同様、症状の表れ方は個人差がとても大きく、はっきりと特徴を挙げることは難しいものです

何となく不快感を感じる、という程度の人から、激しく痛むと訴える人まで実に様々です。

痛み方も、チクチク、シクシク、キリキリ、ジクジクと多様な表現をされます。

また、全く感じないという人もいます。

普段から胃が弱くよく痛みを感じていた、慢性胃炎を患っていた、または、PMSの症状として胃痛があった、という人は感じやすい傾向にあります。

そうした、妊娠前の状況も症状を左右させます。

 

原因から考えられる妊娠初期の胃痛症状

このように、個人差の大きいこの時期の胃痛ですが、原因からある程度症状の特徴を推測することはできます。

原因をふり返ってみると、「胃の動きが悪くなっていることから起きる」ことが多い、この時期の胃痛

それは、「胃酸の出過ぎ」という状態につながります

 

胃酸の出過ぎによる胃痛の状態

  1. 胃の動きが滞り、食べたものがスムーズに腸へ移行せず、胃にいつまでも残っている
  2. それらを消化するため、胃酸が必要以上に多く出る
  3. 出過ぎた胃酸が胃壁を荒らす
  4. シクシク、チクチクといった痛みが表れる

このような場合、胸の辺りがシクシクする「胸やけ」を併発することもあります

また、胃に食べたものが長く残っている状態は、「胃もたれ」を引き起こしやすくなります

「胃もたれ」は、胃の辺りが重いような感覚として表れます。

自律神経の乱れの場合も、胃酸が多く出やすくなります

胃の動きとともに、胃酸の分泌も自律神経が担っているためです。

このような、妊娠初期症状としての胃痛の特徴は、以下のようにまとめられます。

 

妊娠初期症状の胃痛の特徴

  • シクシク、チクチクした胃の痛み
  • 胸やけや胃もたれを併発する場合も

ただ、先にも述べたように、個人差の大きなものです。これに当てはまらない場合もある、ということも理解しましょう。

 

この胃痛いつまで続く?

胃痛はいったいいつまで続くのか。

辛い思いをしている人には、特に気になるところでしょう。

「妊娠初期の胃痛はつわりの一種」との考え方からも分かるように、つわりの治まるころには終息を迎えるのが一般的です。

つわりは、早い人で妊娠に気づくか気づかないかの頃の、妊娠3週目から始まります。

そのころから胃痛が始まったという人もいます。

一般的には、妊娠4週~6週の頃から始まり、12週~16週頃には終わります。

胎盤が完成し、赤ちゃんが胎盤から栄養を受け取るようになって安定してくる時期と重なります

胃痛の原因のひとつであるプロゲステロンの分泌は、胎盤が完成すると出産までそこから分泌されるようになります。

それまで変化の激しかったホルモンバランスが、こうして安定してゆきます

また、母体も妊娠状態に慣れてきて、心身共に落ち着いてくるでしょう。このような、心や体調の落ち着きが、胃痛を和らげていきます。

しかし、妊娠中期以降にも胃痛を感じるという人がいます。

これは子宮が大きくなることで胃を圧迫し、その影響で働きが弱くなるため起こります。妊娠初期とは原因が異なります。

この胃痛、ホントに妊娠初期症状?

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妊娠初期には胃痛がある。だから大丈夫、と軽く考えることは禁物です。

この胃痛は、本当に妊娠初期だから起きているのか、きちんと確認しましょう。

激しい痛みはすぐに病院へ

胃痛の症状が表れる病気は、複数あります。

また、胃が痛いと思っていたら別の部分の痛みだった、ということも。

ポイントは、「激しい痛み」かどうかということです。

 

妊娠初期症状と区別すべき胃痛の症状

  • 突然の激しい痛み
  • 動けないほどの強い痛み

 

みぞおちの辺りが強く痛む場合、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が疑われます

また、急性膵炎や胆石症では、急に強い痛みが表れます

胃からくる痛みではありませんが、胃に近い所にあり、強い痛みのため胃痛と間違えることは多くあります

 

他の症状を伴う場合も要注意

胃痛と共に次の症状がある場合も、妊娠初期症状ではない可能性があります。

 

注意すべき胃痛に伴う症状

  • 腹痛や下痢
  • 嘔吐
  • 発熱

お腹が強く痛む場合、胃の辺りまで痛みを感じることはよくあります

明らかな腹痛や下痢のある場合は、感染性胃腸炎や食中毒の可能性があります

嘔吐はつわりの代表的な症状のため、見分けることは難しいでしょう。

しかし、嘔吐と共に下痢の症状がある場合は、やはり、感染性胃腸炎や食中毒が疑われます

また、発熱も妊娠初期には見られますが、ほとんどの場合が微熱です

38℃程度、またはそれ以上の高熱の場合、ほかの病気を疑うべきでしょう。

胆のう炎や胆石症、すい炎などは、胃の辺りの痛みとともに発熱の症状が表れます

胃痛以外に様々な症状がある場合は、迷わず病院を受診しましょう。

胃が痛いから病院で診てもらったらやっぱり妊娠だった、ということはよくあり、それが最も安心できる方法でしょう。

 

【対策対処法】胃痛を和らげる食べ方、食べ物

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一般的には、3,4か月で治まるはずの胃痛。でも、この期間が辛いものです。

どのように乗り切っていけばよいでしょう。食べ方と食べ物に注目しました。

食べた瞬間から始まる消化

まずは食べ方を見ていきます。

ポイントは3つです。

 

胃痛を和らげる食べ方のポイント

  • よく噛んで食べる
  • ゆっくり食べる
  • 少しずつ食べる

あたりまえのように言われるこの3つが、とても重要です。まず、食べものの消化は口の中に入れた時点から始まります

口の中で分泌される「唾液」には、消化酵素が含まれています。炭水化物を分解する働きを持つ、アミラーゼと呼ばれる酵素です。

唾液は噛むことで分泌されます。そのため、しっかり噛み、消化酵素アミラーゼを働かせることが大切です

そして、しっかり噛むことは食べものを細かく砕き、消化されやすくします

できるだけ液状に近い状態にした方が、消化しやすくなります。それは、胃への負担を少なくすることになります。

しっかり噛むことに結びつきますが、ゆっくり食べることも大切です。

口の中にどんどん食べ物を放り込めるということは、しっかり噛んでいない証拠です

少量ずつ口に入れ、時間をかけてゆっくりしっかり噛むようにしましょう。3つ目の「少しずつ食べる」は一回の食事量を少なくし、回数を増やすということです

量を減らせば消化にかかる時間は少なくなり、胃への負担も減らすことができます

量を減らすだけでは栄養不足につながるので、食べる回数は増やしましょう。適度に空腹を感じたら、食べるようにすると良いでしょう。

 

消化の良い食べ物を選択して

食べ物には、消化の良いものと悪いものがあります。

胃痛のある時には、やはり、消化の良いものを選んで食べるよう心がけましょう。

消化の良い食べ物

  • 脂肪分の少ないもの
  • 繊維の少ないもの
  • 液状のもの

ポイントはこの3つです。

脂肪が消化されるのは、胃を過ぎて腸へ至ってからです

膵臓から分泌されるリパーゼと呼ばれる酵素が、脂肪を分解します。

胃では分解されないため長く留まることになり、胃の負担は重くなります

食物繊維も同様です。繊維質は、分解されないまま大腸まで至ります。

水分を吸収して便を適度にやわらかくする作用があるため、便秘にはとても良いものです。

しかし、その反面消化には時間がかかり、胃に負担をかけます。

また、固形のものより、出来るだけ液状に近いものの方が、消化されやすくなります

胃は、口で噛み砕いてある程度細かくなったものを、さらにドロドロにして腸へ送り出す役割をしています。

そのためには、胃が活発に動く必要あります。

胃の動きが悪くなっている状態のときは、始めからドロドロの状態になっていた方が胃への負担は軽くなります

胃の通過時間は、固形の場合4時間ほどかかりますが、液体の場合5分ほどで済むといわれます

これだけの違いがあることを考えれば、液体状の方が良いとわかるでしょう。

時間をかけてぐつぐつと煮込んで、出来るだけ柔らかくしたものを食べるようにしましょう。

 

胃痛時に食べて欲しいお勧めの食べ物4つ

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上記のことを踏まえて、お勧めしたい食べ物は4つあります。

胃痛の時にお勧めの4つの食べ物

  • 大根
  • キャベツ
  • ヨーグルト
  • 豆腐

大根には、炭水化物を分解する酵素、ジアスターゼが含まれています

こうしたことから、一緒に食べたほかの食材の消化を助ける働きをします

また、出過ぎた胃酸の働きを抑える作用もあります。煮るとかなり柔らかくなり、味も淡白で食べやすいでしょう。

しかし、熱に弱いことが欠点です。そのため、最も良いのは生で食べることです。大根おろしにすると、食べやすくなるでしょう。

キャベツは、ビタミンUを含んでいるのが特徴ですビタミンUは、胃壁の修復をする働きを持ち、別名を「キャベジン」といいます。

やはり熱には弱いため、生で食べた方が効力を発揮します。しかし、繊維質を含むため、胃には負担になります。

生で食べる場合は細かく刻み、よく噛むことを心がけましょう。ビタミンUは水に溶けやすいため、しっかり煮て柔らかくして、スープごと飲むのもよいでしょう。

ヨーグルトは、牛乳よりも消化の良いものです。発酵の段階で、すでにタンパク質が分解されているためです。

また、ドロッとした形状も、消化には良いものです。牛乳は、牛乳に含まれる乳糖を分解することのできない「乳糖不耐症」の人が飲むと、下痢を起こすことがあります。

しかし、ヨーグルトは発酵段階で乳糖の30%程度がすでに分解されています。そのため、乳糖不耐症の人も食べることができます

ただし、すべてを分解しているわけではないため、食べられない人もいるため、注意が必要です。

最後に豆腐を挙げました。豆腐は、舌でつぶせるほど柔らかく、消化の良い食べ物であることは明らかです。

そして、三大栄養素であるタンパク質を多く含み、ミネラルも豊富という栄養豊かな食材です

つわりの時に助けられたという声も多くあります。栄養面、消化の良さ、食べやすさのどれを見ても良いもので、積極的に取り入れたい食べ物です

これらのことをぜひ実践して、妊娠初期を快適に過ごしましょう。

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