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妊娠初期のインフルエンザの感染対策7つ!胎児への影響は?薬は?

      2016/08/30

妊娠すると、非妊娠時よりも気をつけなければならない病気や感染症が増えますよね。その一つがインフルエンザ。インフルエンザは冬に流行する最もポピュラーな病気の一つです。

だからこそ、感染しないように日頃から気をつけておきたいもの。

そこで、今回は、妊娠中のインフルエンザの予防法、また万が一感染した場合の赤ちゃんへの影響などをご紹介します。


インフルエンザってどんな病気?

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妊婦が感染すると危険と言われるインフルエンザ。そもそもどのような病気なのでしょうか。

インフルエンザの症状ってどんなの?

インフルエンザは、ウイルス性の感染病です。症状は次の通り。

インフルエンザの症状

  • 発熱
  • 頭痛
  • だるさ
  • 関節痛、筋肉痛
  • 咳・鼻水

たいていの場合、突然何の前触れもなく急な発熱から始まります感染から発症まで(=潜伏期間)は1〜3日と言われています

発熱の後、咳や鼻水の症状が現れ、通常は1週間程度で回復します。

症状だけで言えば一般的な風邪と同様ですが、一般的な風邪よりも症状が強く現れるのが特徴。幼児や高齢者、慢性疾患を持つ人が感染すると場合によっては入院措置が必要なほど悪化することがあります

インフルエンザの流行はいつ?

例年11月か12月頃から徐々に感染者が増加し、最も流行するのは1〜3月。その後4月、5月頃に減少します。ただし年によってその傾向は多少異なる場合もあります。

インフルエンザの主な感染経路は?

ウイルスは、目・鼻・口から体内に入り込みます。

インフルエンザウイルスの感染経路

  • 飛沫感染
  • 空気感染
  • 接触感染

主流の感染経路は飛沫感染。感染者のくしゃみや咳などに含まれるウイルスが飛び散って、直接別の人の体内へと取り込まれてしまいます。

空気感染は、くしゃみや咳で体外にでたウイルスが空気中にとどまって浮遊することで別の人へと感染するパターン。

接触感染は、飛沫に含まれるウイルスが付いてしまったモノが原因。ウイルスが付いたモノに触れることで、新たな感染が起こります。

インフルエンザにかかってしまった!赤ちゃんへの影響は?

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インフルエンザにかかると重症化しやすいのは、子どもや高齢者だけでなく妊婦さんも同様です。それは、妊娠により体の免疫が低下してしまうため。

一方で、重症化しやすいということ以外に、インフルエンザウイルスが妊娠経過や胎児に影響をおよぼすことはないと言われています。また、タミフルやリレンザなどの治療薬も胎児への影響がないことがわかっています

タミフルについては、調査により先天異常の発生率は自然発生の場合と差が無いことが報告されていますし、リレンザについても、吸入による使用のため、血液を介して胎児に与える影響は少ないと考えられています。

万が一インフルエンザにかかってしまった場合、一番心配なのは重症化してママの体が長い間つらい状況に置かれること

インフルエンザの重症化の例

  • 気管支炎・肺炎
  • インフルエンザ脳症

免疫が低下した状態でインフルエンザに感染すると、気管支炎や肺炎などの呼吸器の病気を併発したり、さらにひどい場合には急性脳症にかかってしまいます。

お母さんが高熱で苦しむことで、赤ちゃんも心拍が上がり同様の状態に置かれます

ウイルスそのものの影響でもなく投薬の影響でもなく、「高熱が続くこと」「症状が悪化すること」で胎児に悪影響を及ぼしてしまうのです。

タミフルやリレンザなどの投薬治療が効果を発揮するのは、発症から48時間と言われています。インフルエンザに感染したと思われる時には、できるだけ早く病院を受診して投薬治療を行いましょう

インフルエンザの予防接種は妊婦でも受けられるの?

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インフルエンザワクチンは、治療薬と同様、調査により妊婦や胎児への悪影響はないことがわかっています

むしろ、インフルエンザの流行時期に妊娠期間が重なる場合は、産科医から予防接種を奨められることが多いと思います。

WHO(世界保健機関)始め、日本国内でも妊婦は重症化のリスクを回避するためにインフルエンザワクチンの優先接種の対象となっているからです。

インフルエンザワクチンはウイルスの感染能力を失わせた不活化ワクチンで、安全性が高く、感染の危険性はありません。

また、通常、インフルエンザワクチンは免疫を高めるために2回の接種を行いますが、妊婦についてはより安全性を考慮して1回の接種に定められています。

これまでの調査・研究により安全性が保証されているワクチン接種。

インフルエンザを予防するため、また万が一感染しても重症化しないように、積極的にインフルエンザの予防接種を受けましょう

いまから始めるインフルエンザ感染対策7つ!

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インフルエンザの感染を予防するためには、感染経路【飛沫感染・空気感染・接触感染】を経つことが有効です

飛沫感染対策

  • マスクを着用する
  • 人混みを避ける
  • 帰宅時にうがいをする

空気感染対策

  • こまめに換気する
  • 湿度が50%を切らないようにする
  • 室温が20度以上になるようにする

接触感染対策

  • こまめに手洗いをする

このような感染対策を行うことは、インフルエンザだけでなく他の病気にも有効です。妊娠中は体の免疫機能が低下しているので、「病気に感染しない」ことを日常的に意識するようにしましょう

家族が感染してしまった!どうしたらいい?

家族が感染してしまった場合も基本的な対策は同様です。

家の中では、接触感染が起こりそうな、家族みんながよく触れるドアノブやリモコンなどはこまめに除菌するとなおよいでしょう

また、予防的にタミフルやリレンザなどを投薬することも有効です。完全に感染を防ぐことはできませんが、日本産婦人科医科学会でも予防的投与を奨めています。

家族に感染者が出てしまった場合は産科医に相談してみましょう。

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