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妊娠初期の気になる茶おりの5つの原因と対処法

      2016/04/05

妊娠すると、赤ちゃんがお腹の中で成長するとともに、ママの体にも様々な変化が起きます。

中でも、茶色いおりものは姙娠初期によく見られるもので、心配のないものから、流産や赤ちゃんの危険を知らせるサインの場合まで、いろいろなパターンがあります。

いろいろなパターンがあるだけに、茶おりが出たら不安になりますよね。

今回は、妊娠初期の茶おりについてその原因と対処法についてまとめました。みなさん参考にしてみてください。

茶おりが出るのはなぜ?

そもそも茶おりとは、どういった症状なのでしょうか?

茶おりとは、子宮内で出血した血液がおりものと混じって体の外に出てきたものです。茶色いのは、時間が経過して酸化したためです。

非妊娠時は、生理が近くなると子宮内に子宮内膜という膜ができ、そこからごく少量の血液が染み出し茶おりとして体外に出てくる場合があります。また、ホルモンバランスの乱れなどで、生理前後に関係なく茶おりが出る場合もあります。

姙娠初期の場合は、次のような原因が考えられます

  1. 着床出血
  2. 子宮が大きくなることによる出血
  3. 検診後の出血
  4. 流産の兆候としての出血
  5. 運動などの外的な要因による出血

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1.着床出血

受精卵が子宮に着床する際、子宮を傷つけて出血してしまうことがあり、これを着床出血と言います。

痛みを伴うこともありますが、個人差があり全く症状が出ない人もいます。症状が出る場合はだいたい生理予定日1周間前〜生理予定日くらいの間に現れます

ごくごく妊娠初期のため着床出血だと気づかないうちに終わってしまうことがほとんどです。この時期は、まだ妊娠検査薬も反応が出ないので、姙娠がわかってから「あれは着床出血だったのか」と気づく方もいます。

2.子宮が大きくなることによる出血

妊娠すると、体の中で赤ちゃんの成長が始まります。それに伴い子宮も急激に大きくなり、子宮をとりまく毛細血管が切れて、茶おりとなってあらわれることがあります

この出血の場合心配はいりません。お腹に痛みを感じることはほとんどありませんし、量もごく少なく、胎盤が完成する頃に茶おりの量は減っていきます。

まれに、子宮が大きくなる際に出た血液が絨毛にたまり、血腫になることがあります絨毛膜下血腫」です。この血腫は、腹痛やお腹の張りを引き起こすことがあり、血腫が大きければ大きいほど危険。流産の原因ともなる症状で、入院して安静が必要になることも

絨毛膜下血腫は、超音波検査でわかります。検診で見つかる場合もありますし、少量の出血があり不安になり病院で診てもらったろころ血腫が見つかったという人もいます。

血腫が見つかった場合は、自然と体内に吸収されるまで安静が必要です。茶おりの量が多い、張りや痛みを伴うという場合は病院で検査を受けるようにしましょう。

3.検診後の出血

妊婦検診を終えて自宅に戻ったら、茶おりが出ていたということがよくあります。内診や超音波検査で子宮内に傷がついて起こる出血です。この場合の出血は、検診後すぐに止まるので様子を見ましょう。

もしもずっと出血が止まらない場合は、違う原因での出血が考えられるので病院に連絡をしましょう

4.流産の兆候としての出血

茶おりに加えて、下腹部痛やお腹の張りがある場合は要注意ですもしかしたらそれは切迫流産や流産の兆候かもしれません。出血の程度や期間にかかわらず、すぐに病院に連絡しましょうまた病院で診てもらうまではできるだけ安静を心がけましょう

ただ、出血や腹痛などの症状があるからと言って必ずしもすぐに流産するとは限りません。病院で異常はないと判断されるかもしれませんし、切迫流産の経験があってもその後は順調に経過し出産される方もたくさんおられます。

妊娠初期はストレスをためないことも大事です。

症状が出ても、まずは落ち着いて、できるだけ迅速に医師の診察を受けるようにしましょう

5.運動などの外的な要因による出血

妊娠初期は不安定な時期です。過激な運動をしたり極度のストレスにさらされたりすると、刺激が強すぎて出血を起こしてしまうことがあります。

激しい運動や強いストレスは自覚症状があるかと思います。その後出血した場合は、しっかりと体を休め、できるだけ早く病院にかかりましょう

病院を受診する目安は?

茶おりは、妊娠初期の症状としてはよく見られます。2〜3割の妊婦が経験しているとも言われています。通常は心配のないものがほとんどで、胎盤が完成する妊娠14週〜16週ごろにはおさまります

しかし、よくある症状として自己判断で見過ごすのは危険です茶おりが見られた場合は、念のため病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

特に気をつけたい症状、すぐに受診すべき症状は次のようなときです

  • 量が多い
  • 下腹部痛やお腹の張りを伴う
  • 茶おりがピンクになったり鮮血が混じる
  • いつもとは違う臭いがある

茶おりの量が多かったり下腹部痛やお腹の張りがある場合は、絨毛膜下血腫や切迫流産などの兆候かもしれません。また、茶おりがピンク色に変化したり鮮血が混じったりするのは、今現在出血している状態です。

出血の色が変わってきた時には腹痛を伴わなくとも、できるだけ早く病院で診察を受けたほうが良いでしょう

いつもと違う臭いがあるときは、なんらかの感染症にかかった疑いがあります。茶おりの程度にかかわらず一度医師に相談しましょう

病院ではどんな診察を受けるの?

茶おりのために診察を受ける場合は、一般的な検診と同様内診とクスコ診、超音波検査が行われます。

正常に心拍が確認でき異常が見られなかった時は、「安静にして様子を見ましょう」という判断なされるかと思います。もし何らかの異常がみられた場合は、流産を防ぐため、止血剤や子宮収縮抑制剤、張り止めなどのお薬が処方されることが多いようです。

自宅での安静にせよ入院にせよ、ママは過度に不安にならず、赤ちゃんのためにゆっくりと体を休めましょう

茶おりの対策・予防法は?

妊娠初期の出血や流産は、妊娠中期以降のものとは異なり、体の生理的な問題であったり自然淘汰の形である場合がほとんどです。医療機関でも安静や投薬などの措置がとられますが、対症療法でしかないのが実情です。

対策や予防法についても、絶対に止められる・防げるという方法はありません。できることは、体に負担をかけないよう安静にしておくことです。

また妊娠中は皮膚が敏感になっているので、こまめに下着を替えたり生理用品を利用するなどして清潔を心がけるとよいでしょう。

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