ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

妊娠初期の便秘の5つの原因と対処法

      2016/02/28

「今まで便秘とは無縁だったのに。」

「妊娠前から便秘がちで、さらに悪化してしまった。」

などなど・・・。

妊娠初期症状として、約7割の妊婦さんが悩まされている「便秘」。

f5c733a627255feffc10043939157794

下剤は飲んでいいのか、何日も便秘が続いて赤ちゃんに影響がないのか、不安でいっぱいかと思います。

そこで妊娠初期の便秘の原因・対処法をしっかり押さえて、つら~い便秘とサヨナラしましょう!

頑固な便秘を引き起こす5つの原因

女性は妊娠の有無に関わらず便秘になりやすいですが、妊娠によってますます便秘になりやすい状態になっています。

その原因は一体なんなのでしょうか。

shutterstock_218464825-480x310

1.ホルモンバランスの変化

妊娠によって、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」というホルモンの活動が活発になります。

プロゲステロンは通常、排卵後から次回の生理に向けて分泌が増加し、高温期を維持します。

妊娠が成立しなかった場合、プロゲステロンの分泌が減少することで基礎体温が下がり、生理がきます。

一方で妊娠が成立した場合、プロゲステロンが分泌され続けるため、高温期が続きます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)の主なはたらき

  • 基礎体温を上げる
  • 子宮内膜の厚みを維持する
  • 乳腺の発達

このようにプロゲステロンは、妊娠には欠かせないはたらきをしています。。

しかしその一方で「妊娠したから、体に栄養をたくさん蓄えよう!」ともはたらきます。

腸のぜん動作用を抑制し、体に水分を蓄えてしまうため便秘になってしまいます。

2.子宮による腸の圧迫

130927
妊娠すると子宮が大きくなります。

非妊時の子宮の大きさは、鶏卵大くらいといわれています。

妊娠4週(生理予定日)ではまだ子宮の大きさにさほど変化はありませんが、妊娠8週ではガチョウの卵(女性の握りこぶしより小さいくらい)までに子宮は大きくなります。

その大きくなった子宮に腸が圧迫され、便の通り道を狭めたり、腸のはたらきを抑制したりすることで便秘が引き起こされます。

3.つわりによる食生活の変化

female_5_0

妊娠初期はつわりに悩まされる時期でもあります。

食べ物をなにも受け付けない、逆になにかを食べていないと気持ち悪いという状態のため、偏食になってしまいます。

そのため便通を整えるのに必要な水分・食物繊維が不足し、便秘になってしまいます。

4.運動不足

2c113f563c1ffcdd99dff7127dbcdfc9-480x319
適度な運動は腸のはたらきを活発にします。

しかし妊娠をするとホルモンの影響により強い眠気に襲われたり、つわりによって体調を崩したりと、動くのが億劫になりがちです。

また出血があったりした場合、安静が必要な妊婦さんもいるため、運動量は明らかに減ってしまいます。

そのため便秘になってしまうのです。

5.ストレス

bada7e2be4dc42afebd552a9382227f2_content

妊娠初期は体調が変化しやすく、また精神的にも妊娠に喜んだり、不安になったりと不安定になりやすくイライラしがちな時期です。

このようなストレスは自律神経を乱し、腸のはたらきを抑制してしまうため、便秘になってしまいます。

1番心配な赤ちゃんへの影響は?

「便秘がこんなに続いて、お腹の赤ちゃんは大丈夫?」、「毎回トイレでこんなにいきんで、流産しない?」など、心配する方も多いと思います。

yaba335

長引く便秘、赤ちゃんへの影響は?

妊娠すると上記に挙げた原因のため、便秘になってしまう人がほとんどです。

何日も便が排出されないということは、悪玉菌が腸にとどまっているということなので、あまりいい状態とはいえません。

そんな状態は赤ちゃんには悪影響なのでは?と心配になってしまうかもしれませんが、赤ちゃんにはあまり影響はないといわれています。

赤ちゃんは子宮に守られているのはもちろん、日々作られていく胎盤や羊水・お母さんの免疫力によって守られているからです。

しかし近年、お母さんの腸内環境が赤ちゃんに引き継がれてしまう可能性について指摘されています。

また、腸に溜まった食物が腐り、血液に吸収され、胎盤を介して赤ちゃんへ運ばれてしまうという説もあります。

どちらにせよ便秘を放っておくことは、やはり避けた方が無難ですね。

便秘でいきむと、流産する?

頑固な便秘と戦うべく、トイレに行くとついつい頑張っていきんでしまいますよね。

Biranger_185631_1

そんな時にふと考えてしまうのが「流産」だと思います。

普通にいきむ分には子宮の中にいる赤ちゃんには影響はない、つまり流産の心配はないと言われています。

しかし、あまりに力をいれていきむのは、子宮の収縮につながってしまうこともあります。

「子宮が収縮する」という状態は、赤ちゃんにとっては決していいものではありません。

最も気を付けて欲しいのは、「出血した」という場合です。

この場合考えられる原因が2つあります。

まず一つ目は「痔」です。

過度のいきみは痔の原因になります。
「え?!痔なんて!」と驚く方も多いと思いますが、妊娠中痔で悩む人は決して少なくありません。

二つ目は「切迫流産」です。

流産しかけている場合に起こる出血の可能性です。
この場合は病院へ受診しましょう。

「これじゃ怖くていきむのが怖い!」という人へ、ちょっとしたポイントを紹介します。

images

いきみのポイント

  • 前かがみに座る

前かがみになることで直腸と肛門の位置がまっすぐになり、便を出しやすくなります。

  • かかとを少しあげる

かかとを少し上げることで、いきんだ力が腸へ伝わりやすくなります。

  • 息はゆっくり吐く

息を止めて力を込めていきむのは、お腹へ負担がかかります。
息を吐きながら力を入れた方がお腹への負担は減ります。

過度ないきみに良いことはひとつもないので、ぜひ次に紹介する対策&改善法を今日から実践していきましょう♪

辛い便秘にサヨナラ!7つの予防&対処法

日頃から次に紹介する対策&改善法を意識して取り入れていきましょう!

afstyutjyhtg

1.食物繊維の摂取

便秘を改善する食べ物といったら、食物繊維がたくさん含まれている食べ物を思い浮かべる人が多いと思います。

みなさんご存知の通り、食物繊維には排便を促すはたらきがあります。

食物繊維には水溶性と不溶性のものがあります。

●水溶性食物繊維●
その名前の通り、水に溶ける食物繊維です。
水溶性食物繊維は、腸内で善玉菌のエサになり、便秘・下痢を改善すると言われています。

水溶性食物繊維を多く含む食材

  • りんご
  • バナナ
  • 海藻
  • こんにゃく

 

a1392-ttl-page

●不溶性食物繊維●
水に溶けにくいため水分を保持し、また繊維質であるため、便のかさをふやして排便を促してくれます

不溶性食物繊維を多く含む食材

  • 玄米
  • 大豆
  • さつまいも
  • かぼちゃ
  • ごぼう

 

11ac2be96e83ed2d6ec64ad3b0ee26cd

この他にも食物繊維を含んだ食材はたくさんあります。

水溶性食物繊維:不溶性食物繊維=1:2のバランスで摂ることを心掛けましょう。

2.こまめな水分補給

sadafdgty
便秘の時は水分を摂り、便を柔らかくすることで排便がスムーズになります。

喉が渇いた時点で水分を補給するのでは遅いのです!

一度にまとめて水分を摂取するよりは、定期的なこまめな水分補給がオススメです。

またすでに実践している人も多いと思いますが、朝起きたらコップ1杯の水を飲むことも便秘の解消には効果的です。

その際に冷たい水はお腹を冷やし、逆に便秘を悪化させてしまうこともあるので、常温の水か白湯にしましょう。

つわりで水が飲めない場合は、自分が飲みやすいものでも構いません。
しかし、カフェインや糖分を多く含むものはなるべく控えめにしましょう。

妊婦さんにオススメの水分

  • 麦茶
  • たんぽぽ茶
  • ゴボウ茶
  • 黒豆茶
  • ルイボスティー

 

d104-img-catch

また、いつものお水をミネラルウォーターに変えてみるのもオススメです。

ミネラルの中でも特にマグネシウムは腸にある水分を集めて、便を柔らかくする作用があります。

ミネラルウォーターにもたくさん種類があり悩んでしまうと思いますが、「硬水」にはミネラルがたっぷり含まれているので選んでみてください。

3.乳酸菌を含む食材の摂取

乳酸菌・ビフィズス菌などといった善玉菌を摂ることも、便秘の改善に効果的です。
このような菌は主に発酵食品に多く含まれています。

乳酸菌を含む食材

  • ヨーグルト
  • チーズ
  • 味噌
  • 納豆
  • キムチ

つわりの真っただ中に摂取するのは少し難しい食材もありますが、ヨーグルトは比較的取り入れやすいものなので、ぜひ試してみてください。

Fotolia_55421414_XS-min

しかし発酵食品には自分に合うものと合わないものがあります

ある食品を数週間食べてみて、便通があまり改善されない場合には、自分に合っていないとうことが考えられます。

ひとつの食品だけではなく、様々な発酵食品を取り入れてみましょう。

4.適度な運動

 

s_af0020000237m

適度な運動は、便秘の解消に効果的です。

運動によって腸の活動が活発になります。

特別に医師から安静の指示が出ている場合を除き、無理のない範囲での運動は、運動不足の解消だけではなく気分転換にもなります。

ただし”無理のない範囲で”が基本です。
激しい運動は避けましょう。

この時期特にオススメなのはお手軽にできるウォーキングです。

ウォーキングのポイント

  • 正しい歩き方で!

背筋を伸ばし、しっかり地面を踏みしめて歩くのが良いです。
足の裏全体を使うよう意識しましょう。

  • ダラダラ歩きはNG!

せっかくのウォーキングがダラダラ歩きでは効果半減です。
軽く汗をかく程度がよいでしょう。

  • 毎日頑張り過ぎない!

気合を入れ過ぎて取り組むと長続きしません。
週に1~2回のペースから始めてみましょう。
継続して習慣にすることが1番大切です。

「ずぼらな私には無理だわ・・・」というあなたは、毎日の家事の中にプチエクササイズを取り入れてみましょう!

食事を作る時少しだけ腰を回してみたり、掃除機をかける時いつもより足を動かし開いてみたり・・・。

pYRh19hlD1R53jK_20371
ちょっとのことですが、動かないよりはマシかなと思います。

5.便秘に効くツボを押す

 

3454

空いた時間に簡単に取り入れることができるツボ押しを紹介します。

●合谷(ごうくう)
親指・人差し指の付け根の骨が交わるところの内側にあるツボです。

●三陰交(さんいんこう)
足の内側のくるぶしの骨から、指幅3~4本分上にあるツボです。

●神門(しんもん)
手の内側の、小指の下の手首にあるくぼみにあるツボです。

ツボ押しのポイント

  • 左右対称にツボはあるので、両方とも刺激する。
  • 1か所3~5回くらい押す
  • ゆっくりとほぐすように押す

6.体を温める

体を冷やすことで、血液の循環を滞らせます。

そのため便秘になってしまいます。

特に女性は冷え性の人が多く、妊娠をきっかけにより一層冷えに気を付けている人が多いと思います。

湯たんぽ・腹巻・靴下などで積極的に冷え対策をしましょう

入浴もシャワーばかりで簡単に済ませていては冷えは改善されません。

しっかりと湯船につかいましょう。

体調が優れず湯船に浸かれない場合は、足湯でも全身ポカポカになります。

mig

また、寒い時期は冷えを意識して対策を取っている人が多いですが、特に注意してほしいのは夏場です。

クーラーによって知らないうちに体が冷えてしまいがちなので、気をつけてください。

7.生活リズムの改善

 

1401103top

十分な睡眠を確保し、栄養バランスのとれた食事を3食摂りましょう。

規則正しい生活をすることでホルモンのバランスが安定し、結果として便秘の改善につながります。

また早寝早起きをし、決まった時間にトイレに行くこともオススメです。

その際はゆっくりトイレに入り、リラックスしましょう。

もう限界!下剤に頼っていいの?

紹介した対策&改善方法をやっているけれど、なかなか改善しない場合は主治医に相談しましょう。

3ef07473ce534fe4d4c050112d490c42-480x320

「便秘を相談するのは少し恥ずかしいな・・・。」と思う方もいると思いますが、便秘はほとんどの妊婦さんが抱えている悩みです。

恥ずかしがる必要は全くないので、遠慮しないで相談してください。

また、「何日便が出なかったら医師へ相談しましょう」という明確な決まりがないため困る人も多いと思いますが、便秘をずっと放置しておくとますます悪化することもあります。

次の妊婦健診を待たなくても構わないので、なるべく早めに相談しましょう

妊婦さんに処方できる安全な下剤・漢方薬があります。

また、市販の下剤を自己判断で飲むことはせず、医師へ相談・確認をしましょう。
体にいろいろな変化が起こり、その変化に体も気持ちもついていかず不安定な時期だと思います。

しかしそんな状態はかえって体へ悪影響です。

肩の力を抜いてリラックスし、マタニティライフを楽しんでくださいね。

 - 妊娠初期 , ,