これぞ伝統の技!さらしを使った妊娠線予防
2016/02/25
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妊娠線クリームにお金をかけたくない人にオススメです
腹帯さらしの由来は安産祈願
地域によっても違いますが、妊娠5か月目の最初の戌の日に、腹帯(ふくたい)を巻いてお参りをする「帯祝い」という風習があるのをご存知でしょうか。
出典:http://diary.delivering-baby.com/?eid=23
犬はたくさん子を産み、お産が軽いことから安産の守り神とされています。
今でも犬の張子をプレゼントするなどその風習は色濃く残っています。
「帯祝い」で巻く腹帯とは、さらしの布帯のことで"岩田帯"とも呼ばれています。
このさらしがお腹の大きくなった妊婦には非常に重要な役割を持っているのです。
腹帯がもたらす3つの重要な役割
<腰痛や妊娠線の予防>
骨盤を中心としてお腹を支えてくれるので腰痛や妊娠線の予防になります。
というのも、赤ちゃんが成長するにつれ、背骨がそり、腰痛に悩まされる妊婦はかなり多いです。
お腹を持ち上げてくれるので腰痛が予防され、必要以上に皮膚が伸びるのを抑制し、妊娠線の予防にも効果を発揮します。
<逆子防止>
赤ちゃんが動ける余裕ができ、逆子防止になります。
伸縮性がないさらしはきちんと骨盤を支え、お腹を持ち上げてくれます。
すると、内臓に圧迫されることない空間ができ、胎動が活発になるのです。
<冷え防止>
妊婦の下腹部の冷え防止になります。
冷え防止をしていても、お腹が大きくなると、血流が滞り、下腹だけ冷えてしまう妊婦が多いのです。
さらしをまくことでお腹を支え、温め、冷えの防止に効果が期待できます。
汗疹が気になった時の対処法
さらしを長時間巻いていると夏場などは汗疹が気になるところ。
しかし、さらしは吸水性もよく汗は外に出してくれるため、よほどの汗っかきでない限り問題ないと言えます。
アトピー性皮膚炎や汗疹が気になる場合はこまめに取り外して通気するといいかもしれません。
今はマジックテープなどで脱着が楽な妊婦用腰ベルトやガーターなども売ってますので、比較検討して自分にあったものを使うといいでしょう。
しかし、古くから使われ続けてきたということは良い面が多いということ。
一度さらしについて調べてみてはいかがでしょうか。