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【妊娠後期】この張りは大丈夫?張りの原因と対処法4つ

      2017/06/24

妊娠後期に入るといよいよ出産まであと少しですね。

妊娠後期に入ってからは特に赤ちゃんの成長も著しく一段とお腹も大きくなってきているのではないでしょうか。

そして妊娠が進むにつれて頻繁に症状を感じる様になるのが「お腹の張り」です。

お腹の張りの感じ方は人それぞれで、とても硬くカチカチに張る方やお腹の真ん中に子宮の形が分かる程度に張る方など様々です。

ただし妊娠後期の張りには気をつけておかなければいけない張りもあり注意が必要です。

妊娠後期にお腹が張る原因

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お腹が張る原因は「子宮の収縮」によるものです。

特に妊娠後期に入りますとお産の準備を始める為に「オキシトシン」というホルモンの分泌が活発になり、子宮を収縮させるのでお腹に張りを感じる様になります。

また大きくなった子宮によって靭帯が引っ張られ、張りを感じやすくなるとも言われています。

お腹の張りは妊娠初期から起こってはいるのですが、子宮があまり大きくないことや張りがあまり強くないことから気付かれない方が殆どの様です。

どんな時に張りやすい?お腹が張りやすい行動

ではどの様な時にお腹が張りやすいのでしょうか。原因が分かればお腹が張ったとしても慌てずに対応出来そうですよね。

またこの様なお腹の張りを感じた時にはどの様に対処すれば良いのでしょうか。

張りを感じた時の対処法も幾つか紹介しますので、参考にしてみてください。

これをするとお腹が張る!?注意しておきたい4つの行動

1.長時間歩いた時

妊娠後期に入ってからの適度な運動はもちろん必要ですが、長時間歩くと疲労がたまり子宮が刺激されて収縮が起こりやすくなります。

得に買い物中は無意識の内に長い時間歩いている事もあり、家に帰ってほっと一息をついた頃に張りが出てくるという方も多い様です。

2.一度に全ての家事をこなした時

1日にしなくてはいけない家事は意外と沢山あり、朝から忙しい時間を過ごしている妊婦さんも多いでしょう。

掃除や洗濯、ご飯の準備など中々気が抜けない時もあるかと思いますが、一度に全てをこなしてしまうと想像以上に体は疲れてしまいお腹の張りも起こってしまう様です。

3.性行為でオーガズムを感じた時

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妊娠中も夫婦のスキンシップとして性行為は行えますが、オーガズムを感じてしまうと全身に力が入ってしまいますので子宮も収縮してしまいます。

また乳首を刺激する事で子宮を収縮させるホルモンが分泌されますので、こちらも注意が必要です。

4.急に立ったり座ったりする時

支えがない状態で急に立ったり座ったりしますと、お腹に力が入ってしまい子宮も収縮し始めてしまいます。

何か手を掛けれる物がある場合にはそれを使い、なるべくゆっくり立ち上がったり座ったりすると良いでしょう。

妊娠後期お腹の張りがあった時の対処法4つ

1.ゆっくり横になる

お腹に違和感や張りを感じたらまずは横になって休みましょう。

子宮の収縮は筋肉が硬直している状態ですので、リラックスして筋肉を弛緩させてあげると張りは治るでしょう。

2.椅子に腰掛ける

外出先ではすぐに横になる事が出来ないと思いますので、どこか腰を掛けれる場所を探して座りましょう。

また車の中などではなるべくリクライニングを倒して横になれる様な状態を確保できると良いですね。

3.リラックスする

ストレスもお腹の張りを引き起こします。妊娠中はストレスが溜まりやすいですが、自分なりにストレス発散法を見つけてリラックスする様にしましょう。

自分の好きな音楽を聴いたり、暖かい飲み物を飲むだけでも心が落ち着きますのでオススメです。

4.下半身を温める

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冷えもお腹の張りを引き起こす原因となります。特に妊娠中は子宮で骨盤周りの血管が圧迫され冷え性になりやすい状態になっています。

座っている時やソファなどで横になっている時にもブランケットをかけたり厚手の靴下を履いたりして、足元を冷やさない様にしておくと良いですね。

妊娠後期にお腹の張りがあった時の受診の目安

特に今までお腹の張りを感じた事がなかった方ですと、お腹がカチカチに張ってしまったりスイカの様に盛り上がってしまうとびっくりしますよね。

お腹の張りが起こる時は大抵の場合は大丈夫なのですが、中には病院を受診した方が良い場合もあります。

そしてこれらのお腹の張りにはすぐに病院を受診しなければならない様な危険な張りの場合もあるのです。

病院を受診する目安とは!?

お腹の張りがある場合には安静にする事が一番大切ですが、それでも張りが治らない様であればまずはお腹の状態や張りの間隔を計測し病院へ確認の電話をすると良いでしょう。

病院へ連絡をする際の判断基準としては以下の様なものがありますので、チェックしてみてください。

受診目安のチェック項目

  • 安静にしているにもかかわらず、30分以上張りが続いていないか
  • 張りが強くなったり、間隔が短くなっていないか
  • 妊娠30週未満の場合には1時間に3回以上の張りがないか
  • 妊娠30週以降の場合には1時間に5回以上の張りがないか
  • 出血がないか
  • 張りと共に痛みを感じ、その痛みが我慢できない程ではないか
  • 下着が濡れたり、水の様な物が流れ出てはいないか
  • 息苦しさはないか

これらの様な症状がある場合にはまずかかりつけの病院へ電話をし、指示を仰ぐと良いでしょう。

では直ぐに受診しなければならない様な症状を詳しく説明していきますね。

この張りは大丈夫?妊娠後期の危険な張りを見分けるポイント2つ

1.お腹の張りに伴い大量の出血がある

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大量の出血を伴う場合には「常位胎盤早期剥離」の可能性が考えられます。

お産が始まっていないにも関わらず子宮壁から胎盤が剥がれ落ちてしまうこの病気は最悪の場合、胎児死亡や母体の命にも関わってくる恐ろしい病気です。

出血が見られた場合には直ぐに病院へ連絡し受診する様にしましょう。

2.安静にしていても張りが治らず痛みを伴っている

37週以前で出産となってしまう早産や切迫早産の可能性があります。

子宮が収縮することにより子宮と子宮口をつないでいる子宮頚管が徐々に短くなり子宮を支える事が出来ずにお産に繋がってしまうのです。

安静にしていても張りが中々治らず間隔が短くなってきていたり、お腹の痛みを伴う場合にはすぐに病院を受診しましょう。

実はよくある?お腹の張りじゃなくて便秘だった?!

妊娠中は体の色々な症状に敏感になりがちですが、お腹の張りもその一つです。

そしてよく間違われやすいのが「子宮収縮による張り」「便秘による張り」です。

どちらのお腹の張りには変わりありませんが、それぞれ張り方に違いがあります。

それぞれの張り方の違いとは!?

子宮収縮による張り

ぎゅうっと子宮が絞られる様な感じがし、スイカの様な丸い子宮が浮かび上がります。

そしてカチカチに硬くなるのが特徴です。ただしこれにも個人差がありあまり硬さを感じない方もいらっしゃる様です。

しかしお腹全体が張るのではなく、お腹の中心にある子宮が盛り上がる様にして硬くなる方が多い様です。

便秘による張り

お腹にガスや便が溜まった状態で張っていますので、全体的に満腹感があります。

そして便秘が解消するまでこの満腹感による張りはなくなりません。また子宮収縮の様にカチカチに硬くなり、お腹の一部が盛り上がる様な事もないでしょう。

張り止めの薬ってどんなもの?副作用は?赤ちゃんへの影響はある?

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あまり頻繁にお腹が張る様でしたら病院で張り止めを処方してもらえるでしょう。

特に妊娠37週以前の張りは早産や切迫早産に繋がってしまう可能性がありますので、担当の先生に相談すると良いですね。

ではこの張り止めについてもう少し詳しく説明していきますね。

張り止めの種類は?副作用はあるの?

張り止めには「リトドリン」「ウテメリン」「ズファジラン」の3種類があり前者の二つは成分や効果はほぼ同じで子宮の収縮を抑える作用があります。

最後のズファジランも子宮収縮の作用は同じですが、それに加えて血管を広げ血流をよくする働きがあります。

副作用は3種類とも同じで、以下の様なものがあります。特に下の4つは副作用の中でも重症化しやすく、耐えるのが辛いと訴える妊婦さんも多い様です。

張り止めによる副作用とは?

  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 動機
  • 顔の火照り
  • 頭痛
  • めまい
  • 下痢
  • 横紋筋融解症(筋肉痛や、手足の痺れ、歩行の困難など)
  • 汎血球減少(口内炎、鼻血、歯茎からの出血など)
  • 低カリウム血症(動悸、だるさなど)
  • 高血糖(多尿、喉がすぐに乾くなど)

ではこう言った副作用のある薬を使用しても赤ちゃんに何らかの影響は出ないのでしょうか。

赤ちゃんへの影響は!?

薬の成分である「塩酸リトドリン」は分子量が小さいので胎盤を通して赤ちゃんへ届いてしまう様で、ヨーロッパなどでは赤ちゃんの心臓への影響などが報告されており、あまり推奨はされていない様です。

しかし、現在日本ではあまりそういった赤ちゃんへの影響は報告されておらず、使用することで早産や切迫早産を防ぐことが出来る点を評価している様です。

ただやはり妊娠中に薬を飲まないに越したことはないと思いますので、なるべく日頃から張りが起こらない様に気をつけておきたいですよね。

まとめ

妊娠すると子宮の収縮は自然に始まるのですが、お腹の大きくなってくる妊娠後期には特に張りが分かる様になります。

しかし安静にして治る様な張りであればあまり気にする必要はないでしょう。

もしお腹に違和感や張りを感じた場合にはなるべく横になれる場所を確保すると良いですね。

ただし安静にしても治らない場合や、出血を伴う場合などには危険な張りの可能性もありますのでなるべく早く病院を受診する様にしましょう。

 

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