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妊娠中期の体重管理で気をつけたい2つのこと!体重増加の目安・増えすぎたらダイエット?

      2017/06/27

妊娠中期は、つわりなどの体調の変化も落ち着き、食欲が出てくる頃です。でもお腹は大きくなってきて思うように動けず、つい運動不足になるので太りがちな時期です。

出産まではまだまだ日にちがあり、この時期に大幅に太ってしまうと後の体重管理が大変になります。

ここでは、妊娠中期の体重管理の仕方について解説します。

妊娠中期、体重は何キロまで増えても大丈夫?

妊娠中に増えても良い体重については、妊娠前の体型によって異なります。妊娠全期間における体重増加量の目安は以下の通りです。

妊娠全期間を通じた体重増加量の目安

  • BMI18.5未満の人の場合:9~12キロ
  • BMI18.5~25.0未満の人の場合:7~12キロ
  • BMI25.0以上の人の場合:5キロ前後(医師の指示による)

妊娠中期~後期の体重増加量目安

厚生労働省では、BMIが25未満の人に対して、妊娠中期~後期の1週間の体重増加量目安を0.3キロ~0.5キロと設定しています。1ヶ月に換算すると1.2キロ~2キロ程度ですね。

妊娠中期は太りやすい?

1ヶ月2キロまでなら、楽勝!と思った方もいるかもしれませんが、これが意外と大変です。油断して妊娠前と変わらない食生活を送っていると簡単に2~3キロ増えてしまいます。

妊娠中期に太りやすい理由

  • 黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きで、身体に脂肪をため込みやすくなる。
  • 黄体ホルモンが子宮収縮を抑えている影響で内臓の動きが悪くなり、便秘しやすくなる。
  • 胎盤が完成し、胎盤を通じて赤ちゃんに栄養が送られているので食欲が増す。
  • お腹が大きく、身体が重くなっているので普段の動きがゆっくりになり、運動量が減る。

妊娠中の体重管理ができないとどうなる?

妊娠中の体重は、増えすぎても増えなくてもリスクが高まります。

上で説明をした、「体重増加量の目安」は、増加量目安までに抑えれば何キロでも良い、という指標ではなく、増加量目安通りに体重を増やすことが望ましい、という指標なのです。

妊娠中に体重が増えすぎた場合のリスク

  • 産道に脂肪がつくことによる難産
  • 前期破水(出産が始まる前に破水すること)
  • 妊娠高血圧症候群の発症
  • 赤ちゃんが巨大児になる(出生体重4,000グラム以上)
  • 帝王切開
  • 出産時の出血多量(出血量500ミリリットル以上)

妊娠高血圧症候群とは?

妊娠中に最も多く起こると言われているのが妊娠高血圧症候群です。自覚症状はなく、妊婦健診で以下の症状がみられると、妊娠高血圧症候群と診断されます。

妊娠高血圧症候群の診断基準
  • 高血圧(最高血圧140以上または、最低血圧90以上)
  • たんぱく尿
妊娠高血圧症候群が引き起こすリスク
  • けいれん発作
  • HELLP症候群(肝機能の低下、血液が固まりにくくなる)
  • 常位胎盤早期剥離(出産前に胎盤がはがれ、大量出血・胎児死亡のリスクがある)
  • 胎児発育不全
  • 子宮内胎児死亡

もし妊娠高血圧症候群になってしまった場合の治療は、基本的には食事制限になります。重症の場合は管理入院する場合もあります。

妊娠中に体重が増えなかった場合のリスク

  • 赤ちゃんが低出生体重児になる(出生体重2,500グラム未満)
  • 切迫流産
  • 切迫早産

太りすぎはこわい!ダイエットをしてもいい?

妊娠中に体重が増えすぎると様々なリスクがあります。既に体重がオーバー気味の方は、ダイエットをしたくなるかもしれません。でも、妊娠中のダイエットはおすすめしません。

体重を減らすには、食事制限か運動しかありません。

胎盤を通じて赤ちゃんに栄養を送っているこの時期に、体重が減るほど食事制限をすると赤ちゃんへの栄養が足りなくなる可能性があり、危険です。

また、体重が減るほど激しい運動をすると、お腹が張って切迫早産を招く危険があります。

従い、体重が増えすぎてしまった場合は、以下のように対処しましょう。

体重が増えてしまった場合の対処法2つ

  • 今以上体重が増えないように、適正なカロリーの食事をとる
  • 医師の指導の下、身体に負担をかけない有酸素運動を行い代謝を良くする(ウォーキングが一番おすすめ!)

適正なカロリーの食事とは?

適正な摂取カロリーは、その人の生活スタイルや運動量によっても異なりますが、2,200キロカロリー~2,500キロカロリー程度です。

厚生労働省では、1日当たりどれだけの主食・主菜・副菜・乳製品・果物を摂ったらよいかの目安を定めています。

その目安量を元にした1日の献立例は下記のとおりです。毎日の食事量の参考にして下さい。

適正なカロリーの1日の献立例
  • 朝食:ロールパン2個・野菜サラダ・牛乳1杯・みかん2個
  • 昼食:ご飯2杯・豚肉の生姜焼き・ほうれん草のおひたし・ひじきの煮物
  • おやつ:りんご半分
  • 夕食:ご飯1杯・焼き魚・野菜の煮物・煮豆・お味噌汁

実例・体重コントロール

病院で「これ以上体重を増やさないで!」と言われてしまうママはたくさんいます。そんなママの体験談を集めました。

体重コントロールを頑張ったママの体験談

  • 塩分や脂分を減らすため、お出汁をしっかりとった調理法に。
  • 生野菜サラダをウサギのようにむしゃむしゃ食べた。
  • お酢の利尿作用でデトックス。
  • 野菜たっぷりの温かいスープを飲んで代謝アップ!
  • 便秘しないように食物繊維を意識してとる。
  • おから料理で満腹感アップ。
  • 毎日決まった時間に体重を計りメモする。
  • 食べる順番に気を付ける。野菜など血糖値の上がりにくいものを先に食べる。

まとめ

体重管理は妊婦さんを悩ます最も大きなテーマ。「今日だけちょっとぐらい食べすぎても平気かな?」の積み重ねが危険を招きます。

妊婦健診の度に先生や看護師さんに怒られて憂鬱になっていた方も、体重増加がいかにリスクのあることかおわかりいただけたかと思います。

正しい方法で体重をコントロールし、安産を目指しましょう。

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