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妊娠初期に多い切迫流産って?その症状・対策・予防法とは?

      2017/04/04

妊婦さんになると、体が急激に変化を始めて自分の体に敏感になる人が多いと言われています。

自分の意に反してつわりやだるさといった症状が現れたり、下腹部が重かったりするのですから当然ですよね。

そんな体に起きる変化の中でも、特に見逃してはならないのは、流産などの悪い兆候。誰しもできることなら避けたいと思っているはずです。

今回は、特に妊娠初期に気をつけたい「切迫流産」をご紹介します。まずは切迫流産について知り、悪い兆候があった場合にはいち早くキャッチしてくださいね。

切迫流産とは?

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切迫流産とは、その漢字のとおり、流産になりかけの切迫した状態にあることを指します。

分かりやすく言うと、もう少しで流産してしまいそうな状況ということです。

「流産」は、22週以前に赤ちゃんの発育が止まってしまったり妊娠を継続することができず胎児が流れてしまったりすることを言います。

稽留流産や進行流産は胎児が死亡していたり、子宮内の物が出てきたりしてその進行を止めることができませんが、切迫流産はそれらの流産とは少々異なります。

切迫流産は完全に流産にはなっていないというのが特徴で、流産しかかっているもののまだ妊娠を継続することができる状態にある場合をさします。

少量の出血が続いているだけで心配のない場合から、子宮収縮があり今にも流れでてしまいそうな症状まで、様々な状態を含みます。

切迫流産の症状はどんなもの?

切迫流産の症状は「出血」があることです。下腹部痛や子宮収縮によるお腹の張りを感じる場合もあります。

 切迫流産の症状

  • ごく少量の出血
  • 下腹部痛や張りを伴う出血
  • 多量の出血

切迫流産の初期の症状は、茶色やピンクをした少量の出血です。さらに痛みを伴ったり鮮血が出るような場合には、より流産しかかっている状況にになります

ごく少量の出血であってもその後重症化する可能性がないとは言い切れません。念のため、医師に相談・報告するようにしましょう。

切迫流産の原因は?

切迫流産を含め、流産は12週以前の妊娠の初期段階に起こることが多く、全体の80%はこの時期に起こります。

この早い段階に起こる流産は、ほとんどが赤ちゃん自身の染色体異常が原因。よりよい子孫を残すための自然淘汰の形といってよいでしょう。

流産・切迫流産の原因

  • 赤ちゃんの染色体異常
  • 子宮頸管無力症
  • 子宮周辺の血腫や炎症
  • 子宮筋腫
  • 過労や冷え、ストレス

14週〜15週以降に起こる流産・切迫流産は母体側が原因である場合もあります。子宮頚管が緩い「子宮頸管無力症」や、子宮周辺にできる血の塊「血腫」が出血を起こし胎盤が剥がれてしまう症状などです。

また、日常生活におけるストレスや疲労も原因になると考えられています。妊娠中はできるだけリラックスしてゆったり過ごしましょう。

切迫流産の治療法は?

眠る女性

切迫流産に効果がある薬は現在のところ存在しません。治療法は、症状が落ち着くまで「安静にすること」です。

その症状によって、自宅での安静か入院での安静かは指示があることでしょう。

場合によっては止血剤(アドナやアドクノン)や子宮収縮を抑えるお薬(ウテメリンやダクチル)が処方されることがありますが、いずれも対症療法にすぎず、症状を根本的に治すための投薬ではありません。

「安静」を言い渡された場合は、赤ちゃんとママ自身のために、仕事や家事はお休みしてゆっくりと過ごすようにしましょう。

切迫流産と診断されたら?

一言で「安静」と言ってもどの程度の安静なのかわかりにくいですよね。

安静の目安を示しますので、参考にしてください。

「絶対安静」

もし、医師に「絶対安静」と言われたら、それは症状が重い場合です。鮮血が出たり、子宮収縮の痛みがある際に指示されることが多いです。

絶対安静では、トイレと食事以外は横になって動かないようにしましょう。家事や身の周りのことをするのも、外出をするのも禁止です。仕事ももちろんできません。休職しましょう。入浴は、鮮血が出ている場合には避けましょう。

出血が止まったりおりものににじむ程度まで症状がおさまったら、シャワーが可能です。上の子がいるママは、家族に世話を任せまましょう。

自宅で「絶対安静」ができない場合は、思い切って入院という措置も取ることができます。医師に相談してみましょう。

それ以外の「安静」

切迫流産の状態にもよりますが、絶対安静よりは動くことが可能です

掃除や布団干しなど、体をよく動かしたり重い物を持ったりするような家事は禁止。その他の家事についても「疲れたな」と感じる前に体を休めましょう。シャワーは可能です。入浴は出血していない時に短時間であれば可能です。

子どものお世話は思った以上に体力が必要なもの。上の子のお世話は絶対安静ではなくても極力家族にお願いしましょう。外出・仕事の可否については医師に相談しましょう。

切迫流産の治療は「安静」。つい目についた家事や仕事をやってしまいがちですが、赤ちゃんとママ自身の体のために無理は禁物です。安静を言い渡されたら、休むことを第一優先にして家のことは家族にお願いしましょう。

入院生活が知りたい!

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切迫流産の症状が重い場合や自宅での絶対安静ができない場合は、入院措置が取られます。

「安静」のために入院すると、トイレと食事以外は動くことができません。シャワーも毎日はできないでしょう。場合によっては24時間、止血剤や子宮収縮抑止剤などの点滴を入れられることもあります。

それでも、ほぼ毎日病院で医師の診察を受けることができ、バランスの取れた食事が提供され、安心した環境の中で過ごせることは間違いありません

入院というと、精神的につらいもの・避けたいものというイメージがありますが、気持ちを切り替えて、心穏やかに過ごしましょう。

つらい時期の乗り越え方

切迫流産と診断されたら、つい自分をせめてしまったり、安静を指示され日常生活が送れないことに落ち込んでしまいがちです。

でも、流産の原因はママが悪いわけではなく、赤ちゃん自身に異常がある場合がほとんどだということを心に止めて、自分を責めないようにしましょうね。

また、切迫流産を経験したママは全体の15%ほどもおり、決してめずしい症状ではありませんし、切迫流産と診断されても妊娠を継続できる可能性は半数にものぼります。

インターネット上には切迫流産経験後に出産したママたちの体験談がたくさんありますので、是非参考にして、「自分も元気な赤ちゃんを産むぞ」という決意のもと過ごすようにしましょう。

切迫流産しないためにできること

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流産は、主な原因が胎児の染色体異常で防ぎようがありません。ママができるのは、次の点。

流産しないためにできる4つのこと

  • 定期的に健診へ行って自分の体の状態を把握すること
  • 無理をしない、疲れたら休むこと
  • 体を温めること
  • お酒、タバコ、辛いものを控える

一番の対策は、医師の診察を定期的に受けて自分の体に異常がないかを知り、トラブルになりやすい要因がある場合はそれを避けるなど、自分の体について日頃から意識しておくことが大切です

また、妊娠中は、体内で胎児を育てているので、いつもよりも疲れやすいもの。しっかりと休息をとりましょう

さらに、体を温め血流をよくすることは、赤ちゃんに新鮮な血液と酸素を送ってあげることになります

妊娠中は、足湯がおすすめです。特に冷えやすい下半身を温めることで、体全体の血流を促進する事ができます。足湯ができない場合は、冷えとり靴下で温めてもよいでしょう。

また腹巻きで体幹を温めると、お腹だけだなく背中にある大きな血管を温めることができます。特に冷え性の方はぜひ試してみてください。

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