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妊娠初期に塗り薬は使ってもいいの?

      2017/06/24

妊娠初期はホルモンバランスの崩れや抵抗力が下がることで、さまざまな皮膚トラブルや病気を引き起こします。

病院へ行くと妊娠中でも塗り薬を処方されることが多いけれど、ホントに大丈夫なのでしょうか?

今回は妊娠初期の塗り薬の使用についての疑問や、注意点などについてまとめました。

処方された塗り薬、妊娠初期でも使っていいの?

塗り薬が処方される皮膚トラブルや病気にはさまざまなものがあります。処方されたけれど使っても大丈夫なのでしょうか?

基本的には大丈夫

塗り薬は塗った部分だけに効果があらわれるものがほとんどで、皮膚から吸収される量も飲み薬に比べるととても少ないといわれています。

塗り薬が胎盤を通してお腹の赤ちゃんに影響する可能性はとても低いと考えられ、初期の敏感な時期も基本的に問題ないとされています。

妊娠中であることを伝えて処方されている塗り薬は、基本的には用法・用量をきちんと守れば問題ないと考えてよいでしょう。

妊娠していることを必ず伝え、また妊娠中はトラブルを起こしやすいので自己判断での市販薬の使用は避けましょう

妊娠中の皮膚トラブルはどんなものがある?

では塗り薬が処方されることが多い、皮膚トラブルや病気にはどんなものがあるのでしょうか?

また処方される薬にはどんなものがあるのでしょうか?

アトピー性皮膚炎

湿疹とかゆみをともない、アレルギー体質や皮膚の弱いがなりやすいアトピー性皮膚炎。

妊娠すると免疫力が下がるためアレルギー体質だった方は悪化したり、また妊娠を機に症状の出る方もいます。治療には主にステロイドの塗り薬や抗ヒスタミン剤が処方されます。

主に処方される塗り薬(ステロイド弱→強)

  • プレドニゾロン、オイラックスHクリームなど(弱い)
  • キンダベート、ロコイドなど(おだやか)
  • リンデロンV、メサデルムなど(やや強い)
  • マイザー、アンテベートなど(強い)
  • ダイアコート、リンデロンDPなど(非常に強い)

ヘルペス

体内の神経細胞にいるヘルペスウイルスが原因の感染症で、免疫力が低下すると口唇ヘルペスや性器ヘルペス、水ぼうそうや帯状疱疹などを発症させます。

妊娠中は単純ヘルペスウイルスが原因の口唇ヘルペス性器ヘルペスが出やすくなります。

ピリピリした痛みから赤く腫れ、水ぶくれができてきます。治療は抗ウィルス薬の服用が主ですが、塗り薬も処方されます。

主に処方される塗り薬

  • ゾビラックス軟膏(アシクロビル)
  • アラセナA軟膏(ビダラビン)

ニキビ

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主に頬やおでこ、口周辺、下あごなどにできる発疹で、毛穴にたまった皮脂が詰まり炎症を起こし、小さくふくらんだ状態になります。

炎症がひどくなると膿んで痛みをともなう場合もあります。妊娠初期はホルモンバランスの崩れからニキビができやすい状態になります。治療には主に塗り薬を使用します。

主に処方される塗り薬

  • ディフェリンジェル(アダパレン)
  • ダラシンTジェル(抗生物質)
  • リンデロンVG軟膏(ステロイド)

カンジダ膣炎

膣内に入ったカンジダ真菌が増えることで炎症を起こし、激しいかゆみをともないます。また白くポロポロとした酒粕状のおりものになります。

カンジダ真菌は常在菌のうちのひとつで普段症状が出ることはないのですが、免疫力が下がるとかかりやすくなります

治療には抗真菌の錠剤を膣に入れ菌の増殖を抑えるとともに、抗真菌の塗り薬も処方されます。

主に処方される塗り薬

  • エンペシドクリーム(クロトリマゾール)
  • フロリードクリーム(硝酸ミコナゾール)
  • パラベールクリーム(硝酸エコナゾール)
  • オキナゾールクリーム(硝酸オキシコナゾール)

肛門の病気で炎症を起こしたり出血したりします。代表的なものにいぼ痔や切れ痔などがあります。

妊娠初期は冷えによる血行不良が原因になったり、便秘でいきむことが増え、痔になりやすくなります。治療には主にステロイドの塗り薬と座薬が用いられます。

主に処方される塗り薬(ステロイド)

  • ネリプロクト軟膏
  • 強力ポステリザン軟膏
  • ヘモレックス軟膏

ステロイドは控える?やめた方がいいの?

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皮膚トラブルの塗り薬にはアトピー性皮膚炎を筆頭にステロイド配合のものが多くあります。妊娠初期にステロイドが処方された場合、使ってもいいのでしょうか?

用法・用量を守れば大丈夫

副作用の心配をついしてしまうステロイドですが、決められた用法と用量を守れば胎児に影響はないとされています。

これまでに妊娠中のステロイドの使用が原因で、胎児に奇形が発生したということは実際ありません。

ただ中には「妊娠中の使用に関する安全性は確立していない」とされるものもありますので、必ず妊娠していることを医師に告げ、そういったものは極力避けて処方してもらいましょう。

どうしても気になる場合は、非ステロイド薬に変えて様子をみてもいいでしょう。

赤ちゃんに影響がある薬はあるの?

妊娠を伝えて処方されるほとんどの塗り薬は問題ないと考えていいのですが、中には長期使用や乱用を避けた方がいいとされるものもあります。

下記の薬はなるべく避け、別なものに変えてもらうと安心です。

妊娠中の使用を控えた方がいいとされる薬

禁忌(投与しないこと)

  • ディフェリンジェル (ニキビ治療薬)
  • プロトピック軟膏(アトピー治療薬 )

投与しないことが望ましい

  • リンデロン-DP(ステロイド/アトピー)
  • ジフラール(ステロイド/アトピー)

長期使用を避ける

  • リンデロンV (ステロイド /アトピー)
  • プロクトセディル(ステロイド/痔)
  • 強力ポステリザン(ステロイド/痔)

塗り薬の3つの正しい使用法

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赤ちゃんに影響はないとはいえ、妊娠中の薬の使用はなんとなく避けたいですよね。塗り薬の正しい使い方を知って、早めに治しましょう。

1.用法・用量をきちんと守る

処方される場合、必ず薬剤師さんから1日の使用回数や使用量、使用日数の説明があると思います。

特にステロイドは「症状が治まったらやめるように」との指示があることがほとんどです。他の塗り薬もそうですが、決められた用法・用量をしっかり守り、治ったら使用をやめましょう。

そうすることで長期使用を防ぐことができます。

2.手をきれいに洗ってから塗る

手指が汚れた状態で薬を触ると、薬自体が汚染されてしまいます。そのまま薬を塗ると、傷があった場合など他の皮膚炎などを起こす原因になりかねません。

薬を塗る場合は必ず手をきれいに洗い、ペーパータオルなどの使い捨てのものできれいに拭くことをお勧めします。

3.チューブやヘラを直接患部につけない

患部から直接薬の中に菌などが入るのを防ぐためにも、チューブの先端やヘラなどを直接患部につけて塗らないようにしましょう。

必ず清潔な手にとって塗るように心がけましょう。

まとめ

妊娠中に塗り薬を使用する場合の症状も、ほとんどがホルモンバランスの崩れや免疫力の低下から起こっています。

症状が出たら薬をあまり怖がらずに、使い方を守って早く治し、ストレスを減らすこともママと赤ちゃんにとっては大切です。

まずは規則正しい生活を送るよう心がけ、疲れをためないようにして病気にかからないようにしたいですね。

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