ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

妊娠中期・後期の最強の敵【便秘!】妊娠中でも飲める下剤3選!

      2017/06/24

妊娠中期~後期は大きくなった子宮が腸を圧迫するので便秘をしやすくなります。また、子宮の収縮を起こりにくくするホルモンの働きで、内臓の動きが悪くなることも便秘の一因です。

つまりこの頃には多くの妊婦さんが便秘で苦しむことになるのです。でも、たかが便秘と思っていると危険な症状を引き起こすこともあります。

妊娠中でも安心して飲める下剤はありますので、上手に下剤と付き合ってつらい便秘から解放されましょう。

下剤にはどんな種類がある?

下剤は、その作用によって以下のように分類することができます。

下剤の働きと成分名

  • 腸を刺激する:ピコスルファートナトリウム、センノシド、ビサコジル、カサントラノール
  • 便の水分量を増やす:酸化マグネシウム
  • 腸内の発酵を促す:ラクツロース
  • 便のかさを増やし、柔らかくする:カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム
  • 身体を温め、胃腸の動きをよくする:人参、山椒、乾姜(いずれも漢方成分)

さまざまな種類がありますが、このうち、妊娠中の服用の安全性が確立されているのは実はごくわずかしかありません。

安全性が確立されている成分は、「ピコスルファートナトリウム」「酸化マグネシウム」「人参、山椒、乾姜」だけです。くれぐれもご注意ください。

妊娠中の下剤は基本的には処方薬を使いましょう

妊娠中は、医師の診断の下で処方された下剤を服用することをおすすめします。理由は2つあります。

市販の下剤を使用しないほうがよい理由

  1. 市販の下剤の多くは腸を刺激するタイプで、子宮収縮を招き早産になる可能性がある
  2. 市販の下剤は、「穏やかな作用」「酸化マグネシウム製剤」などと書かれていても、妊娠中に服用を避けるべき成分が含まれていることがある

妊娠中にも安心して飲める市販の下剤選びは難しい!

例えば、「自然に近いお通じ」と書かれている「ウィズワン」には、子宮収縮を招く可能性がある「センノシド」が含まれており、妊婦さんにはおすすめできません。

また、「酸化マグネシウム製剤なのでお腹を刺激しない」と書かれている「スルーラックデルジェンヌ」には、お肌をきれいにする効果がある「生薬ヨクイニン」が含まれていますが、ヨクイニンも妊娠中は服用を避けるべき成分です。

このように、市販薬は様々な成分が含まれており、中には妊婦さんは服用しないほうがよい成分もあるため処方薬を使用することが安心です。

しかし、どうしても病院で下剤を処方してもらう時間がない、という方のために市販薬でも安心して飲める製品もありますので後の項で紹介します。

妊娠中にも安心して飲める下剤3選(処方薬)

ここからは、妊婦さんでも安心して飲める下剤について、作用が穏やかな順に紹介します。

1.大建中湯

大建中湯は、自然の植物からできています。

成分は人参・山椒・乾姜(生姜の根茎)です。どれもおなじみの植物ですね。これに麦芽糖が配合されているので、甘い味がします。

大建中湯は顆粒の漢方薬ですが、水で飲むよりも少量のお湯で溶いて飲むのがおすすめです。濃いめの生姜湯のような味がしてポカポカと身体の中から温まる感じがします。

胃腸の動きを良くする働きがあり、腸閉塞の予防効果もあります。

2.酸化マグネシウム製剤(マグラックス、マグミットなど)

妊娠中の便秘に最もよく処方されるお薬です。大腸が水分を吸収するのを防ぎ、便を柔らかくする作用があります。

お腹が痛くなることはほとんどありません。

便が柔らかくなりすぎ、水様便のようになってしまう場合は量を調整してみてください。

3.ピコスルファートナトリウム製剤(ラキソベロン、チャルドール、ヨーピスなど)

酸化マグネシウム製剤では効かないという場合に処方されます。多くは、酸化マグネシウム製剤と一緒に服用する形になります。

大腸を刺激して便通を促すお薬の中では、唯一、妊娠・授乳中の安全性が確立されており、安心して服用することができます。

目薬のような形をしており、お腹の状態に応じて細かく量を調整することができます。効き目が良い分、お腹も痛くなりやすいですが子宮収縮などの悪影響はありません。

市販薬でも安心して服用できる下剤2選

以下で紹介する下剤は、市販薬ですが酸化マグネシウム以外の成分が含まれていないのでマグミット・マグラックスと同様に安心して服用することができます。

安心して服用できる市販薬

  1. スラーリア便秘薬・ロート製薬株式会社
  2. イオナミン・ゼットイオン薬品

便秘は我慢しすぎないで下剤をじょうずに使いましょう

妊婦さんの中には、便秘はつらいけれどお腹の赤ちゃんが心配…と、過度に下剤の使用を避ける方もいらっしゃいます。

でも、下剤は安全なものを選んで利用すればお腹の赤ちゃんには悪影響を及ぼすことはありません。むしろ、下剤を使わずに便秘をこじらせて発症する病気のほうがもっと危険です。

便秘をこじらせて腸閉塞になることも

便秘になりやすく、腸の動きが悪くなっている妊婦さんは腸閉塞を発症しやすい状態になっています。

過去に開腹手術歴があると、腸と他の臓器が癒着しさらに重度の腸閉塞になる可能性もあります。その場合は手術をしなければ治りません。

また、妊娠中に手術をするとかなり高い確率で切迫早産にもなってしまいます。

まとめ

便秘はとてもつらいですが、下剤は癖になりそうで使いたくないという方も多いですよね。でも妊娠中の便秘は出産とともに軽快することが多いので、今は無理せず下剤に頼りましょう。

ここで紹介した下剤の選び方を参考に、ご自身の便秘の症状に合った下剤が見つかるといいですね。

 - 妊娠中期, 妊娠後期 ,