ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

これもカフェイン入っているの?妊娠中のカフェインの影響は?どれくらいなら飲んでいいの?

   

妊娠中のカフェインはよくないと知っていてコーヒーを飲むのはやめていたけれど、食事のときに飲んでいた緑茶にもカフェインが含まれていると知ってびっくり。似たような体験ありませんか?

さまざまな飲み物や食べ物に含まれるカフェイン。妊娠中の体にどのような影響があるのでしょうか。またどれくらいなら摂っても大丈夫なのでしょうか。具体的な摂取量の目安を調べてみました。

カフェインの基礎知識

カフェインはどんなものに含まれているの?

カフェインとは「アルカロイド」という有機化合物の一種で、コーヒー豆やカカオ豆・茶葉などに含まれています。私たちが日常的に口にしているカフェインの多くはコーヒー豆や茶葉を原料とするもので、さまざまな食品に含まれています。

厚生労働省の食品安全委員会によると、カフェインを含む主な食品として次の4種類の飲み物があげられています。コーヒー>紅茶>せん茶の順番にカフェイン量が多いことがわかります。

食品名 カフェイン含有量 備考
コーヒー 60mg/100ml 浸出方法:コーヒー粉末10g/熱湯150ml
インスタントコーヒー 57mg/100ml 浸出方法:インスタントコーヒー2g/熱湯140ml
紅茶 30mg/100ml 浸出方法:茶5g/熱湯360m、1.5〜4分
せん茶 20mg/100ml 浸出方法:茶10g/90℃430ml、1分

出典:食品安全委員会「食品中のカフェイン」

また、以上のような茶葉から抽出するのではなく市販の飲み物でも、以下のような量のカフェインが検出されています。

【市販飲料のカフェイン含有量調査結果】
○緑茶(49 検体)            5~23mg/100ml

○ほうじ茶(2 検体)           10,15mg/100ml

○烏龍茶(2 検体)              10,14mg/100ml

○エナジードリンク(26 検体)     14~180mg/本

出典:東京福祉保健局

 カフェインの体への作用は?

 

カフェインにはさまざまな作用があり、薬として使われている側面もあります。カフェインの作用としてよく知られているのは覚醒作用ですね。ドリンク剤などの医薬品にはカフェインが含まれています。

また、朝起きたときや仕事合い間のティータイムなどにお茶やコーヒーを飲むと頭がスッキリするなどいい影響もあります。

しかし、カフェインを摂りすぎると体調不良を起こす場合もあります。2015年にカフェインを含むエナジードリンクによる死亡事故が起こりました。

厚生労働省の食品安全委員会は、カフェインを急激に多量摂取した時に起こる急性作用として、めまいや震えをあげています。

一般的な急性作用は、 中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症で、消化管系の 興奮状態は下痢、吐き気をもたらすことがあります。

出典:食品安全委員会「食品中のカフェイン」

妊娠中や授乳中に急にたくさんのカフェインを摂取するということはなかなかありませんが、習慣として「毎日1カップだけコーヒーを飲んでいる」など長期的にカフェインを摂っているということはありますよね。

では妊婦や胎児への影響はどのようなものがあるのでしょうか。次から見ていきましょう。

妊娠中のカフェインはどんな影響があるの?

妊娠中のカフェインの影響

カフェインにはカルシウムを排出する作用や一時的に血圧を高める作用があります。

どれくらいのカフェインを摂るとどれくらいリスクが高まるのかなど詳しいことはわかっていませんが、厚生労働省は以下のようなリスクがあるとして、妊娠中のカフェインの摂取は控えるように呼びかけています。

カフェインの取りすぎによるリスク

  • 出生時に低体重となる可能性がある
  • カフェインの取りすぎにより流産につながる可能性がある

妊娠中でもOKなカフェイン量の目安は?

世界各国の摂取量の目安

日本でも海外でもはっきりと「一日何mgまで」というような規定値を設定している国はありません。しかし、人体への影響はさまざまな機関が研究し一日に飲んでいい目安を出しています。

それぞれの機関の提言内容をまとめた表がこちらです。

海外のリスク管理機関などが勧告している目安量(妊婦)

一日当たりの悪影響のない最大摂取量

飲料換算

機関名

コーヒー カップ3~4杯

世界保健機関(WHO)

300mg/日

コーヒー カップ4~6杯(150ml/杯)

オーストリア保健・食品安全局(AGES)

200mg/日

コーヒー マグカップ2杯

英国食品安全庁(FSA)

300mg/日

コーヒー マグカップ2杯(237ml/杯)

カナダ保健省

出典:内閣府食品安全委員会

一日の摂取量の目安は200mgと考えよう

上記の表によると、最大摂取量の数値を出していない世界保健機関(WHO)を除けば一番値が小さいのは英国食品安全庁(FSA)の200mgです。

ではこの一日に200mgというカフェインをいろいろな飲み物に置き換えると、それぞれ具体的にはどれくらいの量になるのでしょうか。

 

1日に飲める量の目安

1日200mgを目安とした場合、1日にそれぞれの飲み物を何杯飲めるのか?東京福祉保健局がまとめた資料から以下に図表をご紹介します。

意外に飲めるぞ!と思った方もいれば我慢しなくてはいけなくて大変!と思った方もいるのではないでしょうか? コーヒーはカフェインを多く含むため一日に2杯未満となってしまいますが、紅茶は3杯までOKなので毎食後に1杯ずつ飲んでも大丈夫な計算です。

食品 摂取目安量
コーヒー 1.7杯
紅茶 3.3杯
せん茶 6.7杯
コーラ 4.3缶
チョコ 6枚

出典:東京福祉保健局

まとめ

妊娠中はいろいろなことが気になり心配事が増える時期です。カフェインは悪影響もあるので気をつける必要がありますが、一日に好きな飲み物を1杯、2杯楽しむ範囲では大丈夫だということがわかりました。

ストレスの溜まりやすい妊婦ライフです。気にしすぎてストレスを溜めるよりは、紅茶好きであれば「一日3杯まで」コーヒー好きであれば「一日1杯まで」と決めてティータイムを楽しむ!といったストレス発散もいいのではないでしょうか。

 - 妊娠中期, 妊娠初期, 妊娠後期