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それ実は逆効果かも・・・PMSをきつくさせるNG習慣2つ

      2017/04/15

多くの女性が悩む生理前の不調。

その対策として様々な情報があふれています。

しかし、人間は千差万別です。

こと身体の症状については、個人差の大きいものです。

PMSの症状も様々挙げられ、すべてが当てはまるという人はまずいないでしょう。

その対策についても同じことがいえるのではないでしょうか。

すべての対策が自分に当てはまるとは限らないのです。

個人差の大きいものだからこそ、自分自身の体をよく見直してみることが大切です。

よくいわれている方法が本当に自分に合ったものなのか、一度疑ってみることも必要です。

疑ってみることで、自分に合った方法が見つかるでしょう。

ここでは、当たり前のようにいわれているPMS対策2つについて見直してみました。

自分のことを振り返りながら、ぜひ考えてみてください。

カリウムよりもナトリウム控えめが肝心

生理前のむくみは、PMSの代表的な症状の一つです。

足が・・顔が・・と見るたびにブルーな気持ちになる女性は多いでしょう。

むくみ対策としてよくいわれているのが、「カリウムを摂って塩分を排出する」ということです。

しかし、生理前のむくみには、実はあまり意味がないのです。

なぜむくむ?

むくみは、生理前だけに起きることではありません。

まず、むくみが起きるメカニズムを確認しましょう。

人間の体は、約6~7割が水分です。

体内の細胞ひとつひとつに水分が蓄えられています。

細胞の外側にはナトリウム、内側にカリウムが存在し、この二つが2:1のバランスを保っています。

このバランスが正常に保たれることによって、栄養を運んだり老廃物を回収したりする細胞が血管内外をスムーズに行き来できるようなります。

何らかの原因によってバランスが崩れると、水分を体内に溜め込み、濃度を一定にしてバランスを整えようとします。

その水分が細胞の正常な行き来を阻害させることになり、むくみとなって表れるのです。

バランスを崩す原因のひとつは、ナトリウムの過剰摂取です。


つまり、塩分の取りすぎということです。

生理前のむくみは塩分の取りすぎではない

むくみの原因の一つは塩分の取りすぎです。

しかし、生理前は違います。

生理前のむくみは、女性ホルモン「プロゲステロン」によるものです。

「プロゲステロン」は排卵から生理前にかけて分泌量が増え、妊娠に備えて体の状態を整える役割を持ちます。

その中のひとつが、体内に水分を蓄えることです。

妊娠に備えて栄養分を運ぶ役割を持つ血液の量を増やし、血流を良くするためといわれます。

この過剰な水分貯留がむくみとなってしまうのです。

カリウムの摂りすぎはPMSを悪化

生理前のむくみの原因が「塩分の摂り過ぎ」でない以上、過度なカリウムの摂取は不要です。

カリウムの摂りすぎは、健康であれば過剰な分は腎臓などの働きで尿として排出されるため、特に問題はありません。

しかし、普段からカリウムを多く摂取している女性は、PMSになりやすいという研究結果もあります。

生理前のむくみには、カリウムを摂取することよりもナトリウムを摂りすぎないよう注意することが大切です。

塩分摂取量の基準値は、女性の場合1日8gです。

ただでさえむくみやすくなっている状態です。

塩分の取りすぎは、むくみを助長させることになります。

摂り過ぎが心配される場合は、カリウムを意識して摂取することが必要となるでしょう。

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生理前のイソフラボン摂取がPMSを悪化

PMSを緩和させる食材として、大豆はよく取り上げられます。

その一つの理由は、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」が女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをするためです。

生理前は「エストロゲン」の分泌が減ります。

そのため、「大豆イソフラボン」を摂ってその働きを補うとよい、ということです。

実際に、イソフラボン摂取によってPMSの症状が緩和されたという研究結果があります。

しかしその一方、イソフラボン摂取によって月経周期が長くなるなどの弊害が生じたという報告もあるのです。

それは、どういうことなのでしょうか。

生理のある女性のイソフラボン過剰摂取は危険

生理の前は、女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌が増え、逆に「エストロゲン」は減ります。

これは正常なことで、これこそがバランスの取れた状態だといえます。

そこへ、エストロゲンに似た働きをもつイソフラボンを体内に取り込むと、かえってバランスを崩すことになるのです。

バランスを崩した体は、それを整えるためにさらにプロゲステロンの分泌を増やします。

そのため、PMSの症状を悪化させてしまうのです。

また、エストロゲンの分泌を必要以上に減らしてしまうことになる場合もあります。

イソフラボンによって「エストロゲンが多く分泌されている」と体が判断し、分泌量を減らすよう働くためです。

このように、ホルモンのバランスに問題のない場合、イソフラボンの過剰摂取はかえってバランスを崩すことにつながります。

その結果、PMSの悪化の他、月経周期の乱れ等に結びつくのです。

普段の食生活からの摂取で十分

イソフラボン摂取によって、PMSの症状が緩和されたという研究結果もあります。

イギリスでの実験で、頭痛、乳房の張りや痛み、下腹部痛、むくみに効果があったとされています。

しかし、日本は大豆をよく食す習慣を持っています。

イソフラボンをサプリメントで摂るほど必要ではなく、普段の食事の中で「意識してとり入れる」という程度で十分です。

日本では、内閣府食品安全委員会から1日の摂取量が示されています。

2006年発表の内閣府食品安全委員会によるイソフラボン摂取上限値

  • 食品の場合1日70~75mgまで
  • そのうちサプリメント等からは1日30mgまで

これを具体的な食品で見てみましょう。

主な食品に含まれるイソフラボンの量

  • 納豆1パック(45g)・・・・・・約35mg
  • 豆腐半丁(150g)・・・・・・・約40mg
  • 豆乳1パック(200g)・・・・・約41mg
  • きな粉大さじ1杯(6g)・・・・約9.6mg

その他、みそやしょうゆも大豆製品です。

こうしてみていくと、普段の食事でじゅぶん摂取できることが分かるでしょう。

もともとホルモンのバランスが良くない場合は、効果があるとも考えられます。

その場合も、サプリメントなどの使用は、医師などと相談しながら進めるほうが良いでしょう。

イソフラボンの摂り過ぎは、乳がんのリスクを上げるといわれます。

摂り過ぎに弊害があることが明らかな以上は、摂取することのみを考えるのではなく、普段の食生活を見直すことから始めましょう。

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