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生理がこない!生理不順を確かめる3つの確認事項

      2016/08/30

 デリケートで複雑なシステムのもとで成り立っている生理という機能。ちょっとした出来事が引き金になって、生理不順を招きやすいものです。

問題は、中には重大な事態が隠れている場合もある、ということです。生理不順は妊娠しづらいといわれます。また、子宮や卵巣の病気でも生理不順は起こります。

自分の生理の状態は何を表しているのか。それを判断するために、以下の方法で確認しましょう。

正常な生理とは?

Woman holding sanitary pad

 

生理不順を疑う時、まず思い浮かぶのは生理周期でしょう。しかし、生理不順とは周期だけの問題ではありません。

まずは、正常な生理とはどういうものなのかを確かめましょう。

正常な生理
  • 周期:25~38日
  • 期間:3~7日間
  • 量:20~140g

自分の生理について以上の3点について振り返り、この範囲内に収まっていればまずは安心です。

ひとつづつ詳しく見てみましょう。

周期はズレることがある

生理周期は、「生理の始まった日を1日目として次に始まった日の前日まで」を数えます。

その日数が、25日から38日の間であれば正常範囲であるといえます。

女性の体はデリケートなもの。ほんの些細なことでも周期は乱れます。

今回の周期日数と前回の周期日数を数え、ずれの程度が6日以内なら正常と考えて良いでしょう。

期間は短くても長くても問題あり

生理は短い方がいいな、と思うことはありませんか。

しかし、生理の日数は3日から7日間続くのが正常です。この日数は、短すぎても長すぎてもあまりよくはありません。

短すぎる場合は「過短月経」といい、長すぎる場合は「過長月経」といいます。子宮や卵巣に異常がある場合があります。

量の多すぎ少なすぎも心配

経血の量は、なかなか他の人と比べることが難しいものです。

多い日で、2時間に1回替える程度なら正常といえるでしょう。量は、始まりが多くて徐々に少なくなっていくものです。

3日目4日目も多い、というのは異常とみるべきでしょう。また、夜用のナプキンを使っても漏れるというのも多すぎの状態です。逆に、ナプキンを変える必要がない、というのも異常です。

量の異常は、日数の異常とともに、子宮や卵巣に何らかの疾患を抱えていることが疑われます。

生理不順は「周期」「期間」「量」の3点で判断

正常な生理であるための条件3つを確かめてきました。

逆に、この条件を一つでも外れれば、それは「異常月経」すなわち「生理不順」であるということになります。

それぞれで、どのような状況が考えられるのかを見ていきます。

周期の異常

周期の異常として考えられるものには、以下の3つが挙げられます。

周期の異常による状況

  • 稀発月経・・・・・・・周期が39日以上90日未満

「無排卵性」のものと「遅延排卵性」のものに分けられる

「無排卵性」の場合、無月経につながる可能性があり、不妊の原因となる

  • 頻発月経・・・・・・・周期が24日以内

排卵がある場合もあるが、極端に周期が短い場合は無排卵の可能性が高い

月経ではなく、不正出血の可能性もある

  • 続発性無月経・・・生理が3か月以上無い

原因のほとんどは強いストレス

太り過ぎ、やせ過ぎなどの栄養障害の場合も

「稀発月経」「頻発月経」とも、排卵があれば妊娠の可能性はあります。

排卵がない場合は、不妊の原因となります。「続発性無月経」は、排卵をしていない状態です。

3か月生理がない、もしくは1か月に2度3度と生理がある、という場合は即婦人科を受診しましょう。

卵巣の機能に、何らかの問題が隠れている可能性が高くあります。

「期間」「量」の異常

生理の期間と量は、関係している場合が多くあります。以下のような状況が考えられます

「期間」と「量」の異常による状態

  • ・過長月経・・・・・・・・・・・・生理期間が8日以上

出血量の多い「過多月経」の場合も

黄体機能不全のほか子宮内膜症、子宮筋腫の疑いが

出血量が多いため貧血になりやすい

  • ・過短月経・・・・・・・・・・・生理期間が2日以内

出血量の少ない「過少月経」の場合も

無排卵の可能性が高く、子宮の発育不全や子宮内膜の委縮の場合も

無月経につながる可能性が高い

 

経血の量を計ることは困難で、量の異常を判断することはなかなか難しいことです。日ごろから、量についても意識を払っておく必要があります。

そのため、日数から考えていくと判断しやすくなります。

「排卵」がなければ意味がない!

ここまで、正常な生理とはどういうものか、そして、生理不順の見極めの判断項目について述べてきました。

しかし、そもそも生理とは妊娠をするための体の機能です。そのためには、「排卵」があることが絶対条件となります。

正常に生理がきているように見えても、「排卵」のない場合はあります。そうであれば、妊娠はしません。

逆に、生理不順に思われても「排卵」があれば妊娠の可能性はあるのです。しかし、生理の状態のみから排卵しているかどうかを判断することは困難です。

「無月経」であれば「排卵」をしていないことになりますが、それ以外の状況では、「無排卵の可能性がある」ということまでしかわかりません。

「排卵」の判断に必要な基礎体温

排卵があるかどうかを判断する方法として、「基礎体温」が挙げられます。

「基礎体温」とは安静にしているときの体温で、朝目覚めた直後に計測します。

毎日計測し、推移をみることで、排卵があるかどうかを知ることができます。

基礎体温は「低温期」と「高温期」に分かれます。生理が始まると、基礎体温は下がり「低温期」に入ります。一般的に2週間ほど続き、そのあと基礎体温が上がり「高温期」へ入ります。

再び2週間ほど続いた後下がり、生理が始まります。基礎体温が上がり「高温期」へ移る時期が、排卵の時期になります。

つまり、基礎体温が「低温期」と「高温期」の2層に分かれている場合、「排卵している」ということになるのです。

排卵をしていれば妊娠の可能性はあります。「高温期」にならず低温の状態のまま生理が始まっている場合は排卵をしていないことになり、周期が乱れていなくても妊娠はしません。

「排卵」があってこそ正常な生理

生理不順を疑う場合、まず上に述べた「周期」「期間」「量」を確認することは重要です。

それに加えて「基礎体温」を見てみることも必要です。生理不順は、生活環境の変化など些細なことでも起こります。そのため、3か月ほどは様子を見ることが必要です。

そうすれば一時的なものなのか、長期にわたるものなのか、ある程度判断が付きます。長期にわたる場合ほど重症である可能性が高まります。

その「しばらく様子を見る」という期間に、基礎体温を継続して計って推移を記録しておくとなおよいでしょう。

基礎体温表は、排卵の有無だけではなく子宮や卵巣の状態を知る手がかりともなるものです。

受診の際に基礎体温表を持参して医師に診てもらうことで、診断のための重要な判断材料となります。排卵があってこその生理です。

「周期」「期間」「量」だけではなく、排卵の有無についても視野に入れて生理の状態を判断しましょう。

そのことを自分で知る方法のひとつが「基礎体温」の測定です。

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