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リラックスしたい!妊婦さんにとって楽な寝方は?寝るときの体勢で注意することはあるの?

      2017/04/02

妊娠していても日中は家事や上の子の育児に追われている妊婦さん。せめて寝るときくらいはリラックスしたいですよね。

妊婦さんのお腹の中には大切な赤ちゃんの命が宿っています寝る体勢によっては、赤ちゃんに何か影響があるのでは?などと考えはじめると、なかなかリラックスして寝ることが出来なくなってしまうこともあります。

ここでは、少しでもリラックスできるような妊婦さんにとって楽な寝方と、寝るときの体勢で注意することがあるのか?についてご紹介します。

妊娠の時期ごとの「妊婦さんの寝つきがわるい理由」

妊娠の時期ごとの「妊婦さんの寝つきがわるい理由」「妊娠初期」「妊娠中期」「妊娠後期」に分類して見てみましょう。

「妊娠初期」の寝つきがわるい理由

妊娠初期はつわりで落ち着かなくて寝つきがわるくなってしまいます。寝たと思ったら突然吐き気に襲われてトイレに駆け込んだりすることもあるでしょう。

また、妊娠初期は妊娠したことによる不安に襲われて、寝つきがわるくなってしまいます。自分だけでなく周囲の環境がこれから変わってくることを想像すると、なかなかぐっすりと眠れなくなってしまいます。

「妊娠中期」の寝つきがわるい理由

妊娠中期もまだつわりが続いている妊婦さんもいます。しかし、つわりがおさまったとしても同時に少しずつお腹が膨らんできます

妊婦さんは体の変化を目の当たりにすることで、出産に対してさらなる不安に襲われてしまいます。また、寝るときの体勢が気になりはじめるのはこの時期からでしょう。

「妊娠後期」の寝つきがわるい理由

お腹が大きくなって寝がえりがうてなくなったり、赤ちゃんの胎動が激しくなる時期が妊娠後期です。寝ているときに足がつってしまって目が覚めることもあるでしょう。

また、妊娠初期は「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌が活発になり、日中眠気に襲われることが多くなります。そして、妊娠後期になると「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌が活発になります。

「エストロゲン」は、子宮を大きくするなどの出産への準備をしはじめるホルモンです。このことから、妊娠後期になると寝つきがわるくなったり眠りを浅くしてしまうのです。

「妊娠前期には日中の眠気が強くなります。これはプロゲステロンが原因です。中期には比較的安定しますが、後期には中途覚醒がみられます。子宮の増大・収縮や胎動、頻尿、腰痛などの影響でしょう。」

引用元:e-ヘルスネット「女性の睡眠障害」より

寝るときの体勢で注意したいこと「仰臥位低血圧症候群」

妊婦さんが仰向けで寝ることによる注意点があります。それは仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)です。

仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)とは?

ママのお腹の中の右側には、下大静脈(かだいじょうみゃく)という人の体の中で一番大きな静脈があります。下大静脈は、赤ちゃんとママの血液の流れを繋げる大切な役目をします。

特に妊娠後期のママのお腹の中は、赤ちゃんの成長とともに子宮も大きくなってきます。仰向けで寝ることで、その大きくなった子宮で下大静脈が圧迫されて、血液の流れが悪くなってしまうのです。

この状態が長い時間続くことで、以下のようなことが起きてしまいます。

仰臥位低血圧症候群による「ママへの影響」

  • めまいやおう吐など、気持ちが悪くなる
  • けいれんや呼吸困難を引き起こす
  • 重度の場合、気絶することもある

仰臥位低血圧症候群による「赤ちゃんへの影響」

  • 低酸素症を引き起こす
  • 最悪の場合、心拍数が低下し、胎児仮死の状態となることもある

ママの体の右側に下大静脈がありますので、左側を下にして横向きとなるシムスの体位をとることで、この仰臥位低血圧症候群は防げます。

万が一寝がえりをうつなどして右側を下にして寝てしまうこともあるでしょう。そんなときに少しでも気分が悪くなることがあれば、仰臥位低血圧症候群の初期症状の可能性もあり得ます。

そのようなときは左側が下になるようなシムスの体位をとってみて、しばらく様子をみてみましょう。それでも症状が改善されない場合はかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

おすすめの寝方「シムスの体位」

お腹の中が大きくなってきて、うつ伏せで寝てしまうとお腹を圧迫してしまいます。仰向けになったとしても、お腹を圧迫してしまって赤ちゃんもママも苦しくなってしまいます。

そこで妊婦さんのおすすめの寝方は、横向きで寝ることです。横向きで寝る体位のひとつとして、「シムスの体位」と呼ばれる寝方があります。シムスの体位で寝ることで赤ちゃんもママも楽に寝ることができます。

また、シムスの体位はお腹がまだ大きくなってきていない妊娠初期の妊婦さんにも、おすすめの寝方です。妊娠初期の妊婦さんでも寝苦しさを感じることがあればシムスの体位を一度試してみることも良いでしょう。

シムスの体位とは?

シムスの体位とは、元々は医療や介護の現場で使われていたもので、この体位が妊婦さんにとって楽な寝方とされています。

シムスの体位のとり方

  1. 左側を下にして、横向きに寝ます。(左手足が下、右手足が上になります)
  2. 下になった左足を伸ばします。
  3. 上になった右足は軽く曲げます。
  4. 左手を背中の方へまわして軽く曲げます。
  5. 右手は体の前にそっと置きます。

シムスの体位をとるときには、クッションや抱き枕を左足を曲げた膝の下に置くことで、お腹の圧迫を防ぐことができます。

クッションや抱き枕がない場合は、バスタオルを丸めたものでも代用できます。一度試してみて楽な姿勢だなと感じることができてから、専用の抱き枕を購入することを検討してもいいでしょう。

・サイズ:(約)幅50cm×長さ145cm×高18cm

・重さ:(約)1.5kg

・素材:カバー(短パイルベロア)中材(pp綿)

・サイズ:幅80cm×長さ140cm×高20cm

・重さ:2.8kg

・素材:カバー(綿)中綿(ポリエステル)

・高反発のクッションで、 シムスの体位も取りやすいです。

・U字型ですので、出産後は授乳クッションとしても利用できます。

自分がリラックスできる寝方を見つけましょう

どうやって寝たらいいか分からない場合は、まずはシムスの体位をとってみましょう。しかし、シムスの体位をすることで、寝苦しさを感じるときがあります。それは人によっても、妊娠の時期によっても違います。

どうしてもシムスの体位でリラックスできない場合は、無理にシムスの体位をとることはありません

また、抱き枕の大きさや形や素材によって、リラックスできると感じるもの、リラックスしにくいと感じるものもあります。無理をせず、自分がリラックスできる寝方を見つけることが大切です

眠たいときに寝るようにしましょう

リラックスできる楽な寝方ができて、よく寝ることができたなと思っても、いつでもどこでも眠たくなるのが妊婦さんです。日中家事をしている途中で突然眠くなってしまうこともあるでしょう。

妊婦さんが眠気を感じたときには、日中でも寝られる状況であれば、無理をせずに寝ることをおすすめします。夜になったら寝る、というリズムを無理にとることはありません。

ただし、寝るときには、リビングのソファや椅子に座って寝ることはやめましょう。なるべく布団に入って、シムスの体位で寝られることができれば一番よいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?妊婦さんにとって仰向けで寝ることは「仰臥位低血圧症候群」になる可能性があることが分かりました。また、妊婦さんにとって楽な寝方のひとつに「シムスの体位」というものがあることが分かりました。

妊婦さんは無理をしないことが一番です。あまりにも睡眠不足が続く場合や、少しでも気になる体調の変化がある場合にはかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

妊婦さんは睡眠不足になりやすいですが、自分に合った楽な寝方をして少しでもリラックスできるといいですね。

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