寝かしつけが出来るパパに!寝かしつけ方法9選!ママに出来ることは?パパの心構えは?
2017/07/09
ママに代わって寝かしつけをしたいけれど、泣かれて困ってしまうパパもいますね。そこで、パパが出来る寝かしつけ方法を乳児期、幼児期に分けて紹介してきます。
てっとり早くその方法が知りたい!と思っても、残念ながら簡単ではありません。子供との信頼関係がなければ、その方法を試しても上手くいかないからです。
方法を試す前に、パパの寝かしつけでママが協力できる4つのことをおさえて、ママと二人三脚で取り組みましょう。また、寝かしつけに格闘するパパのための心構えも整理してみます。
「パパ一緒に寝よう」と言われるように頑張っていきたいですね。
このページの目次
パパの寝かしつけでママが協力できる4つのこと
1.パパの良いところを子供に伝え続けよう
子供は、信頼するママの言葉を疑わないもの。例えば、「パパといると楽しいね」「パパのお腹ね、プニプニして気持ちいいんだよー」という感じに。パパに対するポジティブな言葉を、日中子供に話しかけましょう。
ママがパパに対する愚痴をこぼしてばかりだと、子供はパパに対して安心感が持てません。
2.添い乳以外で寝る方法を見つけよう
添い乳が寝かしつけ手段の場合、寝かしつけ=ママ担当になることに。添い乳以外で寝られる方法を、見つけていきましょう。
カギになるのが「入眠儀式」。例えば、「お風呂→歯磨き→トイレ→オルゴール音楽ON→絵本→電気を消す→ぬいぐるみと一緒に寝る」という具合。子供が寝る前に行うことを儀式としてルーティン化すると、子供も眠りやすくなります。
入眠儀式で取り入れるものは、後で述べる「パパ寝かしつけ具体策」を参考に。今はママが添い乳で寝かしつけているなら、ママが先立って「入眠儀式」を実践してみましょう。パパの寝かしつけもスムーズに運びやすいですよ。
3.日中十分な遊びと規則正しいスケジュール管理をしよう
規則正しい食事スケジュール。身体と頭を動かすたくさんの遊び。年齢にあったお昼寝時間。これらは、夜スムーズに寝かしつけるカギです。3つの要素が整わないのに、寝かしつけをしなければいけないパパも切ないですね。
4.一度パパに任せたらママは出ていかない
泣き止まない子供にいたたまれず、奮闘しているパパと子供の寝室にママが入って行ったらどうでしょう?パパと子供の努力が水の泡です。一度パパに頼んだのなら、情に流されずにパパを信頼して任せましょう。
パパ必見!パパが寝かしつけする時の4つの心構え
1.ママが欲しいのは「お一人様の少しの自由時間」
ママが欲しいのは、毎日の少しのお一人様自由時間。2ヶ月に一度の「子供を見てるから美容院行っておいで」と、毎日の「寝かしつけするから、1時間でもおやつお供に好きなドラマ観たら?」のパパの申し出。どちらがママは癒されるでしょう?
「一日のうちに一時間でも自分の時間が持てる」と思うと、ママは育児を頑張れるものです。パパの頑張りは、子供にもママにも伝わります。
「ごねるお客を何とか説得してこい」と上司に言われたら、パパは何とかするはずです。「自分には出来ないので、他の社員と交代してもいいですか?」とは言わないですよね。
2.「ママがいいー!」の子供の声に心折れないで
「ママがいいの。パパはあっちに行って!」と寝かしつける我が子に言われると、パパは落ち込んでしまいますね。昼間はあんなに仲良く遊んだのに、寝る時はママじゃないとダメ。どうしてでしょう?
子供は寝る時、ママの匂い、添寝するママの息使い、触っていると安心できるママの身体の一部(耳たぶ、ひじ、鎖骨など)にずっと慣れ親しんできました。
そこに、寝かしつけ役でパパが登場。子供もすぐに切り替えられないのも仕方ないことです。ですが、根気強く我が子とふれあいを続けていれば、パパとでも安心して眠る日がきます。
3.「なんで寝ないの?」の悩みはママも同じ
「日中も思いっきり遊んだ。規則正しい生活もOK。お昼寝も長寝せずに切り上げた。思いつく寝かしつけ法はやってみた。でも、どうして寝ない?」思うように寝ない我が子を前に、パパは途方にくれるかもしれません。
「なんで寝ないの?」の悩みはママも同じ。悪戦苦闘しながら、結局はママも寝落ち。それを繰り返す中で、子供はママの息づかいや匂いを隣で感じて来たのです。
パパも「寝落ちしてもいいかぁ」のおおらかな気構えで臨んでみましょう。
4.子供からの「信頼貯金」が寝かしつけのカギ
子供とどれだけ触れ合うか、お話するか、遊ぶか、子供の気持ちに寄り添うかが大事。その内容が濃ければ、子供のパパに対する信頼感も大きくなります。
お風呂に入ってお話する、絵本を読む、触れ合い遊びをする、転んで痛ければ「うんうん、痛かったねぇ」と共感する、このどれもが「信頼貯金」につながります。「信頼貯金」が十分でなければ、寝かしつけの具体策ばかり実践しても上手くいきません。
パパの寝かしつけ方法具体策〜赤ちゃんから1歳半頃編〜
1.マッサージ
優しく子供をさすったり、トントンしたり。保育園のお昼寝で、保育士さんも寝かしつけに使っている方法です。
マッサージ方法具体例
- 背中トントン…一定のリズムで優しくトントンしてあげましょう。
- 眉毛すーすーなでなで…眉毛をパパが指で優しくなでてあげます。
- おでこ、手のひら、足のうらの「お手当て」…「手」を子供が気持ちいいと感じる部分に優しく当てます。じんわりと温まりリラックスできます。
2.手遊び
お風呂から上がり、絵本タイムの前に布団でするのがオススメ。手遊びでたくさん触れ合って「信頼貯金」を貯めましょう。小さい子は、くすぐられるのが大好き。歌いながらパパの声を、くすぐりながらパパの手の感触を、子供に感じ取ってもらうチャンスです。
触れ合い遊び3選
- ラララ雑巾
- きゅうりができた
- 一本橋こちょこちょこちょこちょ
3.スースーねんね法
保育士さんがお昼寝で使うテクニックをもう一つ。「スース―ねんね」法です。
- 子供のそばに座り、ぴったりと寝ている子供に寄り添います。添寝ではありません。
- 子供の呼吸にあわせて、大人が「すーすー」と静かに小さく声を発します。子供の耳のそばで行うのがポイントです。
4.眠りやすいオルゴール音楽
寝室で絵本を読み聞かせる前に、オルゴールでの眠りをさそうBGMを流してみましょう。気分もリラックスし、心地よくなります。
ステレオなどの音楽のスタートボタンは、子供に押させてみましょう。入眠儀式の一つになります。ただし、スマホなどから検索して曲がけを行う場合は、大人がした方がよいでしょう。寝る前のスマホ画面は、スムーズな入眠を妨げます。
5.絵本の読み聞かせ
定番の入眠儀式の一つです。同じお話でも子供は嬉しいもの。心地よい子守唄替わりにもなります。「〇冊読んだら寝ようね」とあらかじめ予定を立てておきましょう。
6.ぬいぐるみ、タオルなどの「ねんねのお供」グッズ
「寝るときにこれを持っていると安心」というものがあれば、入眠もスムーズです。ぬいぐるみや毛布、タオルなど、お気に入りのものを「ねんねのお供」として取り入れてみましょう。
ママが添い乳で寝かしつけているなら、好きなぬいぐるみを握りながら添い乳で寝てみる。ぬいぐるみには、添い乳の思い出がつまっています。愛着のあるぬいぐるみを持ちながら寝ることで、子供は卒乳しても不安感が軽減されますね。
子供が安心できるグッズは「移行対象」と呼ばれます。「移行対象」に頼ると、ずっと手放せなくなる?という不安もありますね。ですが、ママと自分だけという世界観は、成長とともに広がります。ママだけではない人にも信頼がおけるようになれば、自然と移行対象から卒業できます。
パパの寝かしつけ方法具体策〜2歳から4歳編〜
1.パパのお腹
ママのおっぱいが武器になるなら、パパのプニプニお腹も武器になります。子供とたくさん触れ合いましょう。
うちの場合、夫が仰向け、3歳の娘はパパのお腹の上にうつぶせ寝、これで寝てくれます。
(略)
夫はメタボなので、お腹がフカフカして気持ちいいのかも(?!)引用元:Yahoo!知恵袋
どうしても興奮して寝ないときは、私のお腹の上にうつ伏せに乗せて、
背中をトントンするとリラックスして寝てくれます。
私のお腹はウォーターベッドみたいなのでしょうか?引用元:Yahoo!知恵袋
2.入眠儀式の絵カード
入眠儀式に取り入れるものを、絵や写真にして順番に並べ、壁やホワイトボードなど見えるところに貼りましょう。
イヤイヤ時期でもあります。「パジャマ着なさい」「トイレ行きなさい」「電気消しなさい」と言うと、「いやー!」と返されること必至です。入眠儀式の行動ひとつひとつの絵カードを、子供自身に並べさせましょう。イヤイヤ期の子供は自分でやった感があると、物事がスムーズに進みます。
絵カード活用手順
- 無料画像サイト(写真AC)などからキーワードを検索して、絵をダウンロードする。例えば「歯磨き」「手遊び」「絵本」「電気を消す」「寝る」を入眠儀式で順に取り入れたいなら、各キーワードを入力し、ダウンロードする。
- 写真サイズに印刷する。
- 手貼りラミネートをすれば、さらに長持ち。汚れや折り曲げを防ぎます。
- 100円ショップのマグネットシートを小さくカットし、絵カードの裏に貼り付ける。
- 「順番に並べてね」と子供に渡して、子供に冷蔵庫など磁石のつく場所に順番に貼り付けさせる。
やるべきことを絵で確認でき、しかも「自分で決めた」満足感もあるので、入眠儀式がスムーズに運びます。
3.お手て絵本
寝つけなさそうなら、創作絵本をしてみましょう。「おてて絵本」としてNHK幼児番組の「みーつけた!」でも紹介されています。
子供が自分の両手を絵本に見立てて、ストーリーを好きな様に創作していきます。ワンシーンごとにパパと子供とお話作りを交代してみましょう。想像力も育まれ、パパとの会話も楽しめます。興奮しすぎないよう、ひそひそ声でやるのがポイントです。
ひそひそ声でのパパとのおてて絵本を楽しんだあとは、定番の絵本の読み聞かせで眠りモードに入りましょう。
おてて絵本の一例
子供 | パパ |
おてて絵本!〇〇くん(←自分の名前)は、パパとママとピクニックにいきました。 | |
公園につくと、なんと噴水がソフトクリームになっていました! | |
えー!〇〇くんは、ソフトクリームをいっぱい食べました! | |
お砂場には、大きなプリン山がありました! | |
えー!!〇〇くんは、プリン山をほってトンネルをつくりました。ほったプリンは全部食べちゃいました。 | |
すべり台にいくと、ガリガリ君のアイスバーすべり台でした! | |
えー!!!〇〇くんは、すべったら、お尻が冷たくてまっかっかになりました。 |
寝かしつけがキツくなる例とは?
例えば、「抱っこすると泣きやんで寝てくれる」は一つの方法です。でも、抱っこしないと寝ないのであれば、パパも体力的に負担ですね。続きません。パパ自身の負担になるような寝かしつけ方は、取らない方がいいでしょう。
負担になる寝かしつけの方法例
- 抱っこ…不安で泣いているなら、優しく身体の一部をトントンさすってあげましょう。
- おんぶ…寝ても下すと泣くのでは、大変です。パパの負担のない体勢で寝かしつけたいですね。
- ドライブ、ベビーカーでの散歩…毎日は続きません。「この方法でないと寝ない」のでは、負担になります。
- 大きいサイズの「ねんねのお供」…大きすぎる「ねんねのお供」は、旅行などに持って行けないことも。いつでも持ち運べるサイズのものがオススメ。
まとめ
まずは、パパとママで協力しあって寝かしつけに臨みましょう。パパにお願いする前にママが出来る事は4つありました。「パパって素敵」の子供への言葉がけ、添い乳以外の入眠方法を見つけること、規則正しい日中の生活、途中で寝かしつけに入らない、の4つです。
パパの頑張りは、ママにも子供にも伝わります。心折れることなく、根気強く子供との信頼貯金を増やしていきましょう。
夫婦間の協力と、パパの強い心構えがあってはじめて、寝かしつけの具体策も上手くいくのです。「パパ一緒にねよー!」と子供から言われるように、頑張っていきたいですね。