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高齢出産は難産になりやすい?

      2017/04/15

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高齢出産の場合「難産になりやすい」とよく言われます。

それは、高齢出産では分娩時間が長くなる傾向があるためです。

高齢になると産道やその周囲の血管がかたくなっていることが多く(難産道強靭)、赤ちゃんがスムーズに出てこられず分娩に時間がかかりやすくなります。

また、微弱陣痛になりやすく、これもお産を長引かせる原因になります。

ただし、これは個人差の大きいことで、出産までの過ごし方なども大きく影響することです。

また、何を難産ととらえるかも人それぞれであるといえます。

「難産」に医学的な定義はない

そもそも「難産」とは何でしょうか。

実は、「難産」「安産」に医学的な定義はありません

お産に時間がかかることを一般的に「難産」といっているということなのです。

一般的な分娩所要時間は初産婦で11~15時間

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では、一般的な分娩所要時間はどのくらいでしょうか。

分娩所要時間とは、規則的な陣痛が起こるようになってから赤ちゃんが生まれ胎盤が排出されるまでを指します。

  • 初産婦・・・11~15時間
  • 経産婦・・・6~8時間

この時間を超えると一般的には「難産」といわれます。

 

さらに時間がかかる場合も 「遷延分娩」

「遷延分娩」とは、以下の時間を超えても出産に至らない場合をいいます。

  • 初産婦で30時間
  • 経産婦で15時間

 

「遷延分娩」は一般的な分娩所要時間の倍以上の時間を要してのお産となり、明らかに異常な事態とされ、緊急帝王切開となる場合が多くあります。

こうなれば、確実に「難産」であるといえるでしょう。

 

お産の時間が短ければ「安産」か

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それでは、お産が短くて済めば「安産」だったといえるでしょうか。

母体も赤ちゃんも疲労しておらず、楽なお産だったという意味では「安産」といえるかもしれません。

けれども、心の準備もないままの出産で気持ちが付いて行かなかった、という声もあります。

また、病院へにたどり着く前に生まれてしまったという状態では、産後の母体のケア(出血への対処や会陰裂傷の処置など)が遅れることになり、万が一赤ちゃんに危険な事態があっても対応できません。

「難産」「安産」は時間の問題だけではないのです

高齢出産であれば様々なリスクを伴うことになります。

それをしっかり理解したうえで、母体と赤ちゃんの安全が確保された場所でリラックスして出産に臨むことができ赤ちゃんとの出会いを実感できるようなお産であれば、たとえ時間がかかったり医療的な手段を用いられることになったりしても、それは「難産」といえるでしょうか。

大切なのは、自分が満足できるお産であるか、ということでしょう

 - 妊活, 高齢出産