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無月経の症状や原因は?無月経でも妊娠できる?治療方法は?何科に行けば良いの?

      2018/02/27

旦那さんとの結婚生活も慣れてきて、そろそろ子供がほしいと考えている方。毎月の生理はちゃんと来ていますか?赤ちゃんはほしいと思っていても、簡単にできるわけではありません。まずは女性の生理が周期的にちゃんと来ているかどうかが肝心です。

「そういえばしばらく生理が来ていない」という人は要注意。「無月経」の可能性があります。無月経は自然治癒が難しく、放っておくと生理が全く来なくなってしまいます。原因は心理的なものもあれば、体調からくるものもあります。無月経の原因をきちんと突き止め、改善していく必要があります。

そもそも生理が規則正しく来ないと赤ちゃんを迎える準備もできません。まずは「無月経の症状」「原因」「治療方法」などを知っていきましょう。



無月経の症状は?

画像出典元:https://daily-ands.jp/posts/57c403c973f32109030dc8b1/

無月経の症状は、文字通り「生理が来なくなる」ということです。

どれぐらいの期間、生理がなかったら無月経?

生理周期とは、「生理が始まった日~次の生理が始まる日の前の日」のことです。人によって個人差はありますが、正常な生理周期は25日~38日と言われています。無月経は、生理が3ヶ月以上来ない場合と言われています。

人によっては1回の生理周期が長いことがあります。なので、人によっては「生理が3周期分来ていない」というときは無月経と考えていいでしょう。

無月経の原因は?

画像出典元:https://www.photolibrary.jp/img531/215351_5123012.html

無月経になってしまう原因の多くは、ホルモン分泌が上手くいっていないせいです。ホルモンの働きは以下の通りです。

生理が起こるまでのホルモンの働きは?

  1. 脳の視床下部から出る信号により、脳下垂体からホルモンが分泌され、卵巣の中の卵胞が育つ
  2. 卵胞から「エストロゲン」、排卵後の卵胞から「プロゲステロン」という女性ホルモンが分泌され、子宮内膜が分厚くなる
  3. 妊娠しないと、子宮内膜がはがれ落ちて生理が起こる

脳の視床下部、脳下垂体、卵巣のどこか1つにでも異常があってホルモン分泌が上手くいかないと、生理が止まってしまうことがあります。

病的無月経は,視床下部,下垂体,卵巣,子宮,腟の異常により一時的,間
欠的または永続的に月経が消失した状態である.長期の無月経は,全身の健康状態
の低下,視床下部をはじめとする中枢─卵巣─子宮系の異常が存在すると考えられ,
精査ならびに対処が必要である.

引用元:無月経の検査と診断と治療

以下のようなことで、異常が起こる可能性があります。

ストレス

過労・心労などにより、ストレスがかかりすぎると、脳の視床下部が機能障害を起こし、脳下垂体への信号を出せなくなることがあります。そうなると、脳下垂体ではホルモンが分泌されず、卵胞が育ちません。その結果、生理が起こらなくなってしまいます。

ホルモン分泌以外の無排卵の原因は?

ホルモン分泌以外にも以下のようなことで無排卵になることがあります。

無理なダイエット

極端なダイエットをすることで、体が栄養不足になります。体は生命に直接かかわる臓器を守ろうとして、少ない栄養を心臓や脳、肺などに回してしまいます。卵巣、子宮などの生命にはかかわらない臓器には栄養が回らず、生理が止まってしまうことがあります。

病気

子宮が炎症を起こしている「子宮内膜症」や、生理や排卵を止める女性ホルモンを分泌しすぎてしまう「甲状腺の病気」などが原因で、無月経が引き起こされることがあります。



無月経でも妊娠できる?

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無月経を放置しておくと以下のような悪影響があります。

デメリット

  • 排卵が行われている場合:子宮の病気を放置させることになり、悪化させる
  • 排卵していない場合:妊娠しにくくなる

無月経だとしても、必ずしも排卵が行われていないわけではありません。

ホルモン分泌に関係のある「脳の視床下部」「脳下垂体」「卵巣」が正常に働いていれば、ホルモン分泌が正常に行われ、排卵できます。この場合は、排卵は起きても子宮内膜炎などの子宮の異常によって生理が来ないことになります。

つまり、妊娠できる可能性はあります。ですが、子宮内膜炎などの病気を放置しておくと、卵管・卵巣にまで感染して悪化し、妊娠しにくくなることがあります。

無月経の人は、排卵している人と無排卵の人、どちらが多い?

無月経に悩む人の多くは、「脳の視床下部」「脳下垂体」「卵巣」のどこかに異常があってホルモン分泌が上手くいっていません。つまり、排卵していない状態の人が多いのです。

排卵しているにせよしていないにせよ、無月経を放置することは病気を悪化させたり、妊娠できないなどの悪化を招きます。早めに治療し、対策を取りましょう。

治療方法はある?

画像出典元:https://kampo-univ.jp/menstrual-abnormality/

無月経を放置していて自然治癒することは少ないです。必ず病院を受診しましょう。診察・検査は保険適用になります。初診は問診のみの場合や、採血やエコーなどの検査もする場合があります。2000円~7000円程度かかります。

持ち物

  • 受診したことがある病院だったら診察券
  • 保険証
  • 基礎体温表(後ほど詳しく説明します)
  • 生理用ナプキン(内診がある場合、内診後に血が出ることもあるため)

内診がある可能性がありますので、服装に注意しましょう。スカート・ワンピース・ストッキングは避け、脱ぎ履きしやすいズボンで来院しましょう。

ホルモン分泌に異常がある場合は、ホルモン剤を投与して排卵・生理を再開させる治療が行われます。投薬と注射のどちらかになります。投薬の場合は、飲み薬を1~2週間続けます。注射は1回です。子宮の病気や甲状腺の病気の場合は、病気の治療を行います。

病院を受診する他に、普段の生活では以下のことに気をつけましょう。

日常生活で気をつけること

  • ストレスを溜めない
  • 十分に休息する
  • きちんと食事を取って、栄養バランスを良くする


病院は何科?

画像出典元:http://princess-melancholy.jp/%E7%94%9F%E7%90%86%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%84%E5%8E%9F%E5%9B%A0/

受診する病院は、「婦人科」「産婦人科」です。診察・検査などを受けて甲状腺の病気が無月経の原因とわかったときは、「内科」「内分泌科」に紹介されることもあります。最後の生理の日を受診の際に聞かれますので、メモしておくとよいでしょう。

婦人科に行く前に準備すること:「基礎体温の記録」

無月経でも排卵が行われているかいないかを判断する基準の1つに、「基礎体温」があります。毎朝、起きてすぐに基礎体温計で体温を測ります。それを毎日記録します。

基礎体温でわかることは?

  • 排卵の前は体温が低くなる「低温期」、排卵後は高くなる「高温期」があるかどうか
  • 低温期、高温期の変化があれば、無月経でも排卵している:無月経の原因は、ホルモン分泌ではなく子宮の病気の可能性が高い
  • 低温期、高温期の変化がない場合は、無排卵の可能性がある:ホルモン分泌に異常がある可能性が高い

このように、判断材料の1つとして基礎体温の記録は重要です。妊娠したいと思っている人や「無月経かもしれない」という人はすぐに記録を始めましょう。最低でも記録は1~2ヶ月分必要です。

ですが、無月経の症状がある人は、記録が溜まってから受診すると、無月経の放置期間が長くなり症状が悪化してしまうことがあります。基礎体温の記録があることが望ましいですが、記録していなくてもまずは受診し、お医者さんの指示に従いながら基礎体温の記録を始めましょう。

まとめ

まとめると、無月経とは、「月経が来ない状態が3周期以上」であることがわかりました。無月経には大きく分けて

  • 無月経
  • 子宮の病気などの子宮の異常による無月経

無月経の原因には、

  • 「脳の視床下部」「脳下垂体」「卵巣」のいずれかに異常があってホルモン分泌が行われず、排卵が行われない
  • ストレスによって脳の視床下部が機能障害を起こし、脳下垂体のホルモン分泌が行われず、排卵が行われない
  • 子宮内膜炎などの子宮の病気
  • 生理・排卵を止める女性ホルモンを多く分泌する甲状腺の病気
  • 無理なダイエットによって、栄養が卵巣・子宮に回らない

ということがあります。治療方法は、

  • 婦人科・産婦人科を受診
  • ストレスを溜めない
  • 十分に休息を取る
  • きちんと食事を取る

ということです。

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