ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

喃語ってなに?赤ちゃんの言葉のこと?いつから出てくるの?どうやって応えたらいいの?

      2018/01/24

「喃語」ってどういう言葉なのかご存知ですか?赤ちゃんの発声とは違うのでしょうか?

赤ちゃんが生まれてから、初めての誕生日を迎えるまでの1年間はあっという間に過ぎ、めざましく成長していきます。喃語を話す期間はそのうちの数か月です。一般的には、喃語は生後4か月頃から始まり、初めての言葉を発するまでの5~6か月間となります。かわいいおしゃべりのその時期を逃さず、喃語にしっかりと対応していきたいものですね。コミュニケーションの基礎となる喃語についてお知らせします。


喃語ってなに?

喃語とは、いわゆる「赤ちゃん語」といわれるもので、「あーあー」「ばぶばぶ」というように多音節からなる発声のことです。

もちろん、喃語がでてくる前にも赤ちゃんは声を出すことはできます。「あー」「うー」いうように主に母音で発声し、クーイングと言います。(クーイングとの違いは、後で述べます)

いつから喃語がでてくるの?

一般的には、生後4か月から6か月頃に喃語がでてきます。言語面に限らず、乳児期は特に成長の個人差が大きいのが特徴です。また、口数が少ない人もいれば、おしゃべりが大好きな人がいるように、大人でも人それぞれですよね。それと同じように、赤ちゃんもよく発声する子もいれば、とても静かな赤ちゃんもいます。喃語の現れかたにも個性があることを知っておくことが大切です。

喃語にも段階があり、舌や唇の動きが発達するにつれて喃語の変化がみられます。

生後4か月頃から

喃語を話すようになってすぐの時期は、「あーあー」「うーうー」などの母音だけの喃語が聞かれます。

生後5か月頃から

子音を含む喃語を楽しむようになります。「だー」「まー」など今までとは違った発声ができるようになる赤ちゃんが多いです。

生後6か月頃から

母音や子音の発音の経験を経て、多音節の喃語を発することができるようになります。「まんまん」「ダダダ」「マママ」と、少し意味をもったように聞こえる喃語が増えていきます。

発音のしやすいマの音を繰り返し、「ママ」と聞こえることもあります。「ママって言った!」と初めての言葉に嬉しさでいっぱいの母親たちが多くいます。けれど、特定の人をみて、意味のある言葉を発するのはもう少し月齢が上がってからです。

生後8か月頃から

赤ちゃんには好きな発声や得意な喃語がでてきますが、このころになると、喃語の種類も増えてはっきりとした発音となります。「ば」や「ぱ」など濁音や半濁音の発声も上達してきます。

次第に「バーバ」「まんま」「ママ」といった単語に聞こえるようになり、大人の働きかけによって繰り返して発声をすることで、意味のある言葉につながっていきます。

喃語とクーイングは違うものなの?

喃語もクーイングも、赤ちゃんが発する声のことを言いますが、どのような違いがあるのでしょうか?

クーイングってなに?

クーイングとは、泣き声とは違う赤ちゃんが発する声のことをいいます。まだのどの構造や舌が未発達なために、唇や舌を使わずに、のどの奥の方で発声します。そのため、クーイングは母音の発声になります。

クーイングは、赤ちゃんの機嫌がいい時に発声することが多いです。欲求を伝えるための意思表示で発声しているのではなく、自分の発声で楽しんでいる状態のことです。早くて生後1か月~2か月でクーイングがみられるようになります。

クーイングは次第に進化していき、喃語へと発達します。

喃語とクーイングの違い

クーイングは母音の発声ですが、喃語は多音節で成り立ち、母音と子音の両方を使います。また、乳児は喃語で欲求を表そうとすることも、クーイングとの違いになります。

喃語にはどうこたえるべき?

乳幼児保育のスペシャリストである保育士は、『保育所保育指針』をもとに保育を行っています。保育所保育指針では、おおむね6か月未満の乳児の発達過程として、喃語について次のように示しています。

視覚、聴覚などの感覚の発達はめざましく、泣く、笑うなどの表情の変化や体の動き、喃語などで自分の欲求を表現し、これに応答的に関わる特定の大人との間に情緒的な絆が形成される。

引用元:厚生労働省 保育所保育指針

喃語を通したコミュニケーションで、乳児と大人とが情緒面でのつながりを深めることにつながります。喃語は、まだはっきりとした言葉ではないため、赤ちゃんが伝えようとしていることは伝わりにくいけれど、大人の反応の仕方によっては絆を深めていく良い機会です。

言葉を習得する前の大切なこの時期に、赤ちゃんの喃語に応答することは、赤ちゃんがたくさんの発声を経験し、コミュニケーションの楽しさを味わう経験となります。「ごきげんだね」「おしゃべり楽しいね」と、赤ちゃんの気持ちを代弁して言葉にしてあげるといいでしょう。

喃語に反応してくれる楽しさから、親子間のやり取りが盛んになるとさらに楽しいですよね。親子の絆をより深めることができるでしょう。

喃語がでてこないときはどうする?

言葉の発達については特に、個人差が大きいです。また、個性による影響も大きいです。

発語の準備段階でもある喃語がでてこなかったり遅かったりすると、親として心配になるものです。個人差があるということを、改めて心に留めておくようにすることが大切になってきます。けれども、心配ごとを抱えておいてはストレスにつながります。

気になる子どもの心配ごとは、小児科での受診や定期健診の機会に、医師や保健師に相談するのも一つの方法です。また、地域にある子ども発達支援センターなどの相談機関を利用することもできます。

まとめ

喃語は、赤ちゃんが声を使って欲求を伝えようとする手段です。泣いて何かを伝えようとすることから進化し、親子のコミュニケーションが充実して、赤ちゃんの成長を実感できるできる時期です。赤ちゃんの喃語を受け止めたり、代弁してあげたりして、やり取りを楽しむことはとても大切です。赤ちゃんは人とのかかわりを楽しいと感じ、コミュニケーション能力を育む基礎をつくります。喃語を話す期間、親子で楽しんでみてくださいね。

 - 新生児・乳児育児のトリセツまとめ