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3歳の吃音の原因は?ストレスが関係している?適切な治し方

      2019/03/12

赤ちゃんだったお子さんが単語を話し始め、「お水ちょうだい」「ママ、遊ぼう」「僕、おにぎり食べたい」など、二語文・三語文も話せるようになってだいぶおしゃべりが上手になってきた3歳。「これからもどんどんママやパパとのおしゃべりを楽しめるんだろうな」と楽しみにしていた矢先、「3歳になってから急にどもるようになってきた!」というお子さんもいます。

吃音は「吃音(きつおん)症」とも呼ばれ、「お、お、お、おはよう」など単語の最初の音を繰り返したり、「おはよう」と言いたいのに「お・・・」と言葉に詰まって言葉が続かなかったりします。また、「おーはよう」のように最初の音を伸ばす症状もあります。「お水ちょうだい」という二語文でどもると、「お、お、お、お水、ちょ、ちょ、ちょ、ちょうだい」のようになります。

「今までちゃんとお話できていたのにどうして?」「このままずっと吃音が治らなかったらどうしよう・・・」と不安を抱える親御さんはとても多いです。また、「子供がどもるのは自分のしつけが厳しかったせい?」「愛情不足?」とご自分を責める親御さんも増えています。

そんな不安を少しでも和らげるために、「吃音の原因」「治し方」「いつまで続くか」「病院へ行った方がいいのか」ということについて、詳しく調べてみました。


3歳児の吃音の原因3つ!

画像出典元:https://b-solve.com/3sai-kotoba-domori

吃音の原因について、はっきりしたことはまだ解明できていません。ですが、子供がどもってしまうには以下のような要因が関係している可能性があります。次の3つのうち1つだけが原因というわけではなく、いくつかの要因が重なり合っている場合もあります。

1.遺伝のため

ママやパパがどもっていると、お子さんに遺伝する可能性があります。ですが、「ママやパパがどもっているから必ずお子さんもどもる」というわけではありません。

2.脳が発達段階の途中のため

3歳頃は急速に言葉が発達します。3歳頃は言葉をたくさん吸収する時期なのですが、吸収する速度が速すぎて脳の処理が追いつかないため、どもってしまうことが考えられます。

3.心因性のため

緊張していたり心に何かしらの不安・寂しさを抱えていたりしているとどもってしまうお子さんがいます。次の項で詳しく説明します。

吃音とストレスは関係がある?

画像出典元:https://domori.blue/archives/196

3歳児がどもる原因で多いのは、先ほど説明した中の「心因性のストレス」を抱えている場合です。3歳のお子さんが抱えるストレスで考えられるのは以下のようなことです。

1.環境の変化

3歳ぐらいになるとお子さんが成長していくにあたって「広い家に引っ越そう」と考える親御さんが多いです。引っ越しして周りの環境が変わり、お子さんは不安を抱えてしまうことがあります。

また、ママが仕事復帰をするために保育園に入園したり、来年幼稚園に通うためにプレ幼稚園に入ったりするなど新しい環境での生活がスタートすると、不安からストレスを抱えどもってしまうことがあります。

2.下の子が生まれた

下の子が生まれるタイミングも3歳のときが多いです。3歳の子は、下の子が生まれてママやパパを独り占めできなくなると、「甘えられない」「構ってもらえない」という寂しさからストレスを溜め、どもってしまうこともあります。

吃音の治し方は?

画像出典元:https://domori.blue/archives/337

吃音を治すために、ママやパパはどんなことに気をつければいいでしょうか?まずは3歳のお子さんがどもってしまったときのNG対応をご紹介します。

お子さんがどもったとき、こんな反応はNG!

  • 「ちゃんと喋りなさい!」「なんでどもるの!」と叱る
  • どもる度に指摘して、言い直させる
  • どもったことに対して笑う、まねをする
  • 「またどもっている」と心配そうな顔をする
  • 「落ち着いて」「ゆっくり喋って」と言い聞かせる

どもっていることを一番つらく感じているのはお子さん本人です。ママやパパを始めとする周りの大人が上記の反応をすると、お子さんは「どもってしまうからもう話したくない」「話すのが怖い」とストレスを溜め、話す気をなくしてしまうことがあります。

「落ち着いて」「ゆっくり喋って」は、お子さんを安心させるために言いがちですが、かえって吃音をお子さんに意識させ悪化させることがあります。

成長とともに吃音も固定化し、うまく話せないことが多くなってくると、周囲の人から指摘される場面も多くなり、子どもは自分のことばの出づらさをはっきりと意識するようになります。その結果、話す前に不安を感じるようになったり、話す場面に恐怖を感じたりします。またうまく話せないことを、恥ずかしく思うようにもなります。このような心理は、成長の過程で「うまく話せない」という経験が増えれば増えるほど強くなります。

引用元:国立障害者リハビリセンター研究所 感覚機能系障害研究部「吃音について」

吃音に対してママやパパはどのように対応してあげればいいの?

  • 焦らない
  • お子さんがどもっても話を遮らないで最後まで聞く
  • どもっても、不安な顔をせず笑顔で話を聞いてあげる
  • 下の子がいる場合は、下の子よりも上のお子さんを優先して、たっぷりと遊んであげる

ママやパパが不安な顔をすると、お子さんにもその不安が伝染して吃音がひどくなることがあります。「大丈夫だよ」と安心させるためにも、笑顔で話を聞いてあげて下さい。

3歳の吃音は何歳まで続くの?

画像出典元:http://uf-i.org/entry10.html

「焦らずに見守ることが大切だ」と頭では理解していても、お子さんの吃音を目の当たりにすると、「一体いつまで続くのだろう」と不安を感じてしまう親御さんがたくさんいます。3歳の吃音はどれぐらい続くものなのでしょうか?

吃音は一時的なものと考えられています。心因性の吃音については、お子さんがストレスを溜めないようにすることが大切です。ママやパパがお子さんの吃音を受け入れてお子さんを不安にさせないようにすると、早くて1ヶ月ほどで治るお子さんもいます。

なかなか治らない場合はいつまでかかる?

中にはなかなか治らないお子さんもいますが、その場合は心因性だけではなく脳の発達が吃音に影響している可能性もあります。脳の発達が影響している場合は、5歳~小学校入学前までに治る子がほとんどです。

子供は小学校入学前までの時期で言葉をたくさん覚え、脳が発達しようとします。小学校に上がる頃になると、脳の発達は落ち着いてきているので、吃音の症状は徐々になくなっていくと言われています。

2歳から5歳位の幼児期に始まる子がほとんどです。子どもたちが活発に文を話し始める急激な言語発達の時期にあたります。・・・幼児期に発症しても、小学校入学前後で平均50%位の子が自然に、あるいは軽い指導でよくなります。

引用元:教育家庭新聞「子どもとからだの健康 -吃音(吃音)-」

吃音は病気?病院に行くべき?

画像出典元:http://kitsuon-naoshikata.net/post-272/

しかしながら、まれにどもる原因に病気が隠されている可能性もあります。

吃音の原因となる病気とは?

  • 頭を打つなどの頭部外傷によって、脳の機能が上手く働かなくなった場合
  • 発達障害

病気かどうかの判断はママやパパには難しいですよね。3歳児には「3歳児健診」が行われる自治体が多いので、タイミングが合えば健診のときにまずは相談してみましょう。「健診の時期は過ぎてしまった」「3歳児健診がない」という場合は、以下の場所でも、吃音について相談することができますので検討してみましょう。

吃音を相談できる場所

  • 自治体の子育て支援課
  • 自治体の保健センター、児童発達支援センター、子育て相談を行っている相談機関
  • 小児科医

上記の場所でまず相談すると、保健師さんや相談員さん、お医者さんが面談や診察を行ってくれます。たいていは「様子を見ましょう」と言われることが多いです。ですが、中には「専門医の診断を受けた方がいい」と言われる場合もあります。

最初に相談をした場所から専門医の紹介をしてくれることが多いです。吃音についての専門医は、「耳鼻咽喉科」か「神経内科」です。

まとめ

まとめると、3歳の吃音の原因は、

  1. 遺伝のため
  2. 脳の発達が途中のため
  3. 下の子が生まれる、引っ越しなどで環境が変わるなどのストレス

があることがわかりました。3歳のお子さんがどもったときは、

  • どもったことを責めない
  • 言い直しをさせず、最後まで話を聞く
  • 過度に心配せず、優しく見守る
  • 焦らない
  • お子さんとの時間をたっぷりと取って安心させてあげる

という対応が大切です。3歳の吃音は一時的なもので、5歳~小学校入学前までの時期で落ち着いてきます。

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