家計簿のつけかたが知りたい。長続きする方法はあるの?
2017/05/05
家計簿をつけた方がいいかなと始めてみてもいつもすぐに忘れてしまう、続けられる方法はないのかなあと思っている人は多いのではないでしょうか。
家計簿といっても調べてみるとノートに手書きやスマートフォンで管理するもの、パソコンで管理するものといろいろあります。正しい家計簿というのはどういうものなのでしょうか。
立派な家計簿があったとしても続かないと意味がありません。自分の性格にあった家計簿を見つけることが、まず続けられる家計簿の第1歩ではないでしょうか。
自分にあった家計簿をみつけられても、家計簿をつけた「結果」が見えなければやめてしまうかもしれません。ここでは、結果が見えるようになる家計簿について考えたいと思います。
このページの目次
なぜ家計簿をつけるのか考えてみましょう
家計簿をつけ始める前になぜつけるのか考えてみましょう。目的はあくまでも「お金の流れを知ること」であって「つけること」ではありません。
はっきりした目標や理由がない場合、めんどうになってやめてしまうことに繋がりやすいのです。
家計簿をつけようと思ったきっかけは「家計が苦しくて見直したい」「貯金がしたい」「旅行に行きたい」など理由がありますよね。まず、家計簿をつけようと思った具体的な理由や、近い将来貯金したい目標金額を決めてみましょう。
家計簿をつけることで、今の生活で何にお金がかかっているのかを把握し、その中で無駄なものや削ることができるものを把握し、予算を立てていくのです。
予算を決めましょう
必要な項目が決まったら、その項目ごとに予算を決めてみましょう。予算を立てずに「残ったら貯金」とすると、残らなかったから貯金できない月が多くなります。
必ず予算を考えて、その中で生活できるようにしましょう。最初はよくわからない項目も多いかもしれませんね。最初の数か月は様子を見て、状況に応じて予算を変えていきましょう。
収入ー貯蓄予定額ー固定費=変動費で、変動費の全体予算を決めてから各項目に割り振ると調整しやすいです。具体的な目的と、目標金額を決める。
生活費の予算を決める順序
- 具体的な目的と、目標金額を決める
- 期限を決める
- 毎月決まった支出を書き出す
- 収入ー貯蓄ー固定費をし、生活費予算を決める
- 各費用の予算を決める
- 具体的な目的と、目標金額を決める
家計簿から節約するポイントを探る
毎月の給与の中で、なぜギリギリの生活なのかと漠然と考えるより、家計簿をつけてみると節約ポイントが見えてきます。
「光熱費が高いからこまめに消そう」「外食が多いから少し減らそう」「お金をかけなくても楽しい休日を考えよう」など、節約できる項目が何かを振り返ることができます。
節約を実現するポイント
- お金の収支を目で見て知る
- 節約を意識する
- 家族にも知らせ、節約を心掛けてもらう
家族で節約の目的やポイントを共有しよう
節約ポイントや目的は是非ご家族と考えてみてください。実際に管理していない家族は収支を気にしていないかもしれません。
「旅行に行きたい」「美味しいものを食べたい」「趣味の物が欲しい」などと言われた時に、実際に家計簿を見ながら目標時期と金額を一緒に決めてみてください。
一緒に決めた目標に向かい「ここを節約してお金を貯めよう」と決めることで、モチベーションも向上するのではないでしょうか。
必ず毎月振り返りましょう
家計簿をつけていても振り返らずに放置してしまっては意味がありません。赤字になった理由は何か、節約して貯蓄できるポイントはどこにあるのか確認しましょう。
1ヶ月の収支内訳を分析して予算の見直しや使いすぎた部分を確認してこそ、家計簿を有効活用する重要なポイントなのです。
家計簿の振り返りポイント
- 全体で赤字になっていないか確認しましょう。
- 予算オーバーしている項目について、予算が適正かを考えてみましょう。
- お金を使うべきところに使っているか確認しましょう。生活費の他、洋服や化粧品など自分のために使うものへの出費ができる家計を目指しましょう。
- バランスの良い収支、つまり予定通りの貯蓄ができている収支になっているか確認しましょう。
- 急な出費はなかったか、どれくらいの金額なのか確認しましょう。急な出費でも困らないように事前にわかっているものであればそれを見越した支出を心掛けます。
- 残金があるかを確認しましょう。常に少し残金が出るように予算を組んでおけば、急な出費にも対応できます。
挫折しないためにはどうすればいい?
家計簿をつけようと決めてはじめてみても、気が付くとすっかりわすれてしまっていたということはありませんか?
私は何度も挫折しました。1ヶ月もたずに辞めてしまいました。本屋さんで家計簿を購入したり、EXCELで作ったり、自分でノートを作ったり沢山の方法を試しました。
そんな中で気が付いたことは、自分の性格にあっていない方法は続かないということでした。
家計簿を続ける方法
- 家族で目標を決める
- 自分にあった種類の家計簿を選ぶ
- 細かくせずに「ざっくり」つけることから始める
- 「その都度」や「毎日」と決めず、できるときにつける
- 毎月振り返るようにする
少しゆるい気持ちで始めましょう
「毎日しなければ!」と思っているのに数日忘れ、そのまま挫折してしまった経験はありませんか?家計簿は何日分かをまとめてつけてもいいのです。
レシートをなくしてしまったり、貰えなかったりしてわからなくなることはありませんか?レシートが無ければ、だいたいの金額でつけましょう。
家計簿はお金の流れを知るためなのです。「こうしなければ!」とルールに縛られず、少しゆるい気持ちで始めることが長続きの秘訣ではないでしょうか。
家計簿に必要な項目はなに?
家計簿をつけて収支を確認したい場合は、項目が必要になります。細かく分けすぎるとつけるのが大変になりますので「ざっくり」をお勧めします。
収入に関する項目
収入で考えられるのは、給与や賞与、臨時収入、お子さんがいる場合はこども手当などがありますね。主要に毎月もしくは決まった時期にある収入以外は、その他でまとめてしまいましょう。
収入項目
- 給与
- 賞与
- こども手当
- その他
毎月必ず発生し支払日の決まっている支出(固定支出)
毎月必ず発生する支出には、金額の変動があまりない項目と、毎月金額が変動する項目があります。
固定支出項目
- 家賃
- 住宅ローン
- 車などのローン
- 光熱費
- 通信費
- 保険料
- 教育費
- おこづかい
日々発生する支出(変動支出)
- 食費
- レジャー、外食費
- 日用品費
- 交際費
- 医療費
- 交通費
- 雑費
- 美容費
- 被服費
- その他
自分にあった家計簿を探してみましょう
自分にあった家計簿はどんなものでしょうか。家計簿には沢山の種類があります。その中で使いやすく簡単で人気なのは家計簿アプリです。
手書き家計簿の種類はたくさんあり、便利に使えるようになっています。ここでは、家計簿アプリと手書き家計簿をご紹介します。
家計簿の種類
- スマートフォンの家計簿アプリ
- パソコンの家計簿ソフト
- EXCELでの家計簿
- 市販のノート型家計簿
- 白紙のノートを使って手作りの家計簿
- EXCELを使用した手作りの家計簿
スマートフォンの家計簿アプリ
スマートフォンでその都度入力したい場合は、家計簿アプリが便利です。有料のものと無料のものがあります。無料のものでも一部有料部分があり、より細かな分析ができるようになっています。
従来の冊子にあるような家計簿をアプリに移行したものと、オンラインで銀行口座とも連携して資産管理できるものがあります。
人気なのは、レシートをスマートフォンのカメラで撮影するだけで、店名や商品名や金額を読み取り、家計簿をつけることができきるアプリです。銀行口座と連携して管理できるのでとても簡単です。
市販のノート型家計簿
価格 540円
見開きの1ページに1ヶ月分を記入できるのでとても見やすい家計簿です。封筒が10枚とレシート整理ポケットのついたビニールカバー、シールなどの付録がついています。
価格 540円
書き込みスペースが大きく、レイアウトもゆったりしています。レシートポケットもあるので、何日かまとめて書く人も紛失しなくて便利です。
書き込みスペースや余白が大きいと書くのも楽ですし、ちょっと気が付いたことなど書き込めますね。また、項目も細かくないので面倒でやめてしまうことも減りそうですね。
自分で手作り
EXCELが得意だから自分で作ってしまおう!と思う人もいらっしゃいますよね。私も「自動的に計算してくれるし」と何度も自分で作ってみました。そして、何度も失敗しました。
失敗したポイントは、「自分が使いやすいポイント」をわかっていなかったということです。項目が多すぎたり必要な項目が抜けていたり、集計がわかりにくくなってしまったりしました。
自分で手作りしたいと考える人も、まずは市販のものをいくつか使ってみて、自分にあった家計簿を考えてみてはいかがでしょうか。
自分にあった家計簿をつかって楽しく管理しましょう
家計簿と一言にいっても、本当にたくさんの種類があります。家計簿は家計を管理するためのもので、それは苦しいものであってはいけませんよね。
苦しいものだと長続きしません。ぜひ自分にあったものを探してみてください。何度か失敗するかもしれませんが、失敗してもまた始めればいいのです。
また、節約も無理して辛いものになってしまうと、毎日が楽しくなくなってしまいますよね。そうならないためにもお金の出入りを把握することが大切なのです。
目標をみつけて、楽しく家計管理をしましょう。