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はじめての出産準備。授乳クッションって、必須アイテム?

      2017/03/11

特に初めての出産を控えている方にとって、出産準備は一大イベントですよね。身近な家族や友人の口コミを教えてもらったり、ネットで検索したり…産後の生活をなんとなく想像しながら、楽しみに考えることでしょう。

でも、ただでさえ出費が多いのに「これは必要なかった」というグッズの購入はなるべく避けたいです。お産も赤ちゃんも人それぞれで、まったく同じものはありません。授乳も誰一人としてまったく同じようにはいかないものです。

授乳クッションの購入を迷っているプレママさん、このページをご参考に、自分には必要かどうか、買うならいつまでに準備すればよいかを考えてみてはいかがでしょうか。

このページの目次

授乳クッションはいつ、どのように使うの?

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

授乳時(母乳だけでなく、ミルクをあげるときにも使用)、赤ちゃんを抱っこした腕と膝の間に授乳クッションを置いて、赤ちゃんを持ち上げる力が腕にかからないようにするために使います。個人差はありますが、赤ちゃんの首が座り体格もしっかりしてくるまで、主に0歳児の前半で使います。

授乳クッションはあると便利な一方で、使用できる期間が限られてくるものです。産後の授乳時以外にも使える機能をつけて、長く使えるように工夫されたものもあります。以下では、授乳クッションが役に立つ場面をご紹介します。

ママの姿勢を正しく保ち、スムーズな授乳の手助けをするクッションとして(特に新生児期)

平成27年度の厚生労働省「乳幼児栄養調査」(http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000134207.pdf)によると、最近10年の間に母乳で赤ちゃんを育てるママが増えていて、妊娠中には93.4%のプレママが母乳栄養を希望しています。

日本では、母乳育児が推奨される傾向にあるといえるでしょう。そうした背景もあって、母乳育児がうまくいかなくて自分を責めたり、うまくいかなかったらどうしようと悩んでしまうお母さんもいます。おっぱいをあげることは、実に心身ともの重労働です。

授乳クッションはこれら授乳のストレスを減らして、母乳育児の手助けをしてくれる便利な育児用品です。使用することによって楽に安定した授乳姿勢を長い時間保てるような工夫がされています。

上の写真のようにクッションなしで授乳する場合

前かがみになり、背中が丸まる → 首が痛くなり、背中が張る

肩とひじに力が入る → 肩がこり、手首に負担がかかる

赤ちゃんの位置がだんだん下がり、乳首が引っ張られる→母乳の出口である乳腺が歪んで母乳が詰まるなどの症状が出やすくなる

全身が疲れて産後のストレスの原因となったり、母乳の出が悪くなることも考えられます。

授乳時以外の使用法4つ(妊娠中~子どもが大きくなってから)

※1~3の使用法については、商品によって不向きな場合もあります。

1.妊娠中おなかが大きくなって寝苦しい!そんなときの味方、抱き枕として

妊娠中に抱き枕を購入する方もいますね。おなかが大きくなると、仰向けではどうしても寝苦しくなりますが、抱き枕があればシムスの体位(写真のように、体の左側を下にして右足を軽く曲げて前に出して寝る姿勢)がとりやすくなり、息苦しさが緩和されます

シムスの体位は、妊婦さんにとってとても楽な姿勢です。心臓のある左側を下にすることで、大静脈とリンパ管が圧迫から守られ、老廃物の排出がスムーズに行われます。むくみの解消にも効果があります。また血液の循環がよくなるので代謝が活発になり、赤ちゃんに栄養が届きやすくなります。

2.ベッド周りにヘッドガード(やわらかな柵として置くクッション)として

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ヘッドガードとは、ベッドの周りを取り囲むクッションです。赤ちゃんが寝返りを打つようになるのが大体5か月前後ですが、そのころになると木の柵に頭や体をぶつけることもあるため、痛くないように使用されるものです。

そのヘッドガード代わりに使うように工夫された授乳クッションもあります。授乳クッションの中でも直線状に変化するタイプが、1の抱き枕機能と2のヘッドガード機能を兼ねていることが多いといえます。

3.赤ちゃんがお座りをし始めたら、転倒防止の補助クッションとして

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赤ちゃんがお座りを始めるのは、首が座り、寝返りが打てるようになったあと、だいたい生後半年からです。一人でバランスを取って背中を伸ばして座れるのが9か月くらいですので、3ヶ月ほどは不安定な座り方をすることになります。

お座りをし始めた頃、赤ちゃんは頭が重いので後ろにひっくり返って転んでしまい頭を床に打ち付ける心配があります。授乳クッションの形は、赤ちゃんの頭を転倒のショックから守るのにぴったりです。

4.子どもが大きくなっても、懐かしい手触りと匂いが残り「安眠グッズ」として活躍

授乳のたび、いつも使っていたクッションですから、その色形や手触りは子どもの記憶に残っていることでしょう。清潔に洗っても、懐かしい母乳のにおいがなんとなくしみついているような気持ちになります。

子どもが歩き出して授乳が終わった後も、布団の近くに置いておくと、お昼寝や就寝時に寝つきやすくなる場合もあります。眠くなってぐずり始めてしまった子に、試してみる価値はあります。

授乳クッション必要?不要?それぞれの意見を聞いてみよう


授乳クッション必要派の意見

1.少しでも楽に、安定した授乳姿勢を保てる

筆者も3人の出産を経験しましたが、授乳クッションは育児必須アイテムでした。授乳がこれほど肉体労働だとは思いませんでしたし、産後の疲れも抜けない体で慣れない授乳姿勢を取り続けるのは苦痛のほかありませんでした

産院の指導では、新生児の場合「授乳は2~3時間おき、一回あたり30分以内と」いわれましたが、わが家の長男の場合1時間おきに1時間前後は授乳していました。初めての子で初めての授乳ということもあったのでしょう。母子ともに授乳に慣れるのに2か月近くかかったのです。

おさがりでいただいた授乳クッションは低すぎて合わず、他の友人に譲ることに。私は上背があったので、クッションにはかなりしっかりした高さが必要でした。自分に合ったものを買いなおして、3人すべての子どもの授乳期に大活躍でした。

2.バストの垂れ防止

初産の妊婦さんにとってはおそらく、授乳時間の長さは想像以上です。長い時間、乳首が引っ張られ乳腺が歪むだけではなくて、乳首の皮がむけたり切れたりして痛い思いをすることも増えます。また、胸が下方向に引っ張られ続けるので、バストの垂れの原因にもなります。

3.腱鞘炎予防のために

特に新生児期、赤ちゃんの首が座る前の授乳が一番難しいです。頭全体をうしろから手のひらでつかんで、赤ちゃんの耳の後ろに親指と中指をあて、乳首に赤ちゃんの口をくっつけてあげるようにしてしっかり支え続けることが必要だからです。

首の座らない赤ちゃんの頭を支える動作は、手首に非常な負担をかけます。授乳以外にも、沐浴、寝かしつけなど、新生児期のお世話で無理をして手首が腱鞘炎になってしまうママもいます。最初から自分に合った授乳クッションを使うことで、手首の負担が軽くなります。

授乳クッション不要派の意見

1.座布団や枕などで代用可能

もともとバストが大きくて腕や太ももが太くがっしりとした欧米人体型の友人は、赤ちゃんの頭をのせた腕の下に普通のクッションや枕を置いて授乳することができました。産後のバストアップの重みもあり、乳首が下方向に移動して赤ちゃんの口元に乳首を無理なく差し出し、母乳を飲ませてあげていたのです。

(バストの形、大きさなどの個人差によって)乳首の位置が低く、上背が低いなどママの体型によっては、代用でなんとかなってしまう場合もあります。

2.使う時期が短く、いらなくなったら邪魔になるだけ

筆者の3人の子育てをした経験上ですが、赤ちゃんの体重が7キロを超えると授乳が楽になります。大きめの赤ちゃんだと、だいたい首がすわる4か月ごろには外出時の授乳にも慣れ、クッションなしで授乳する機会も増えてくるでしょう。

本来の目的である授乳サポートがしっかりできる授乳クッションほど、見た目も大きくかさばるものです。2人目以降の出産で、また使う機会も出てくるでしょうが、使用期間が短い育児用品であることは確かです。

自分にぴったり合った授乳クッションの選び方のコツ

汚れやすいので、カバーの取り外しや丸洗いがしやすいものを

赤ちゃんは、せっかく飲んだミルクを吐いてしまうことがよくあります。この吐き戻しなどによって汚れることを想定し、カバーが取り外しやすいものを選ぶとよいでしょう。衛生面が気になる方は本体が丸洗いできるタイプもおススメです。

赤ちゃんが動いてもずれないように、膝に置いたとき固定感があるものを

産まれたばかりの赤ちゃんはそれほど動かない印象があるかもしれませんが、手足をばたつかせたり、首を動かして暴れることもできます。慣れない授乳で、思うようにおっぱいを吸えなくてイライラするのは赤ちゃんも同じです。

授乳中に赤ちゃんが多少動いてもクッションがずれず、しっかりと膝に乗っていることが、授乳姿勢を安定して保つことにつながります。

適度な硬さと高さがあるものを(バストサイズや体格により、個人差あり)

赤ちゃんの重みで沈んでしまったり、形が崩れてしまうようなクッションでは、安定した授乳姿勢を保つことはできません。クッションの中身は適度な硬さがあるものを選びましょう。

上背がある、バストサイズが小さめの人は、高さがしっかりあるものでないと役に立ちません。クッションの上にさらにタオルケットを重ねたり、ちょっとした手間が生じてしまいます。どうしても高さが足りない時には、ソファーに深めに座るなどして、膝から胸の距離を縮める方法もあります

妊産婦はバストサイズの変化も激しく、特に母乳が出始めたころには、胸に青筋が立って石のように固く感じるほどパンパンに張る人もいます。出産後の自分の体と赤ちゃんの様子を見てから購入してもよいでしょう。退院直後からフル活用するので、商品の到着は退院までに間に合えばベストです。

おススメの授乳クッション5選

1.青葉 授乳用クッション【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 5,940】

         画像出典元:https://www.amazon.co.jp

とこちゃんベルト(妊産婦さんに定番の骨盤ベルト)で有名な青葉社が作っている授乳クッションです。写真の印象通り、中綿ぎっしりで、しっかり高さと硬さを取れるタイプです。綿100%のカバー(プラス300円で色柄タイプもあり)も取り外しができ、洗えます。

しっかりとした高さと硬さ、安定感が欲しい方には、定番の商品といえます。大柄で上背のある方にはぴったりです。逆に、高さがありすぎて使いにくいと感じる体型の方も中にはいるでしょう。

このクッションの最大の特徴は、ウエスト部分に強力なマジックテープがついていること。これで体に密着させることができるので、固定感は抜群です。難点をあげれば、テープをはずすときの「バリバリッ」という音で、せっかく寝てくれた赤ちゃんが起きてしまわないよう気をつける必要があることです。

2.エルゴベビー・ナチュラルカーブ・ナーシングピローFDEG101010【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 9,720】

             画像出典元:https://www.amazon.co.jp

こちらは、抱っこひもでおなじみのエルゴベビーが作っている授乳クッションです。お値段も張りますが、高さと硬さもしっかりあります。また、専用ケースが付いているので移動や保管にも便利です。

海外製品ですので、日本人の体形に合わせて作られてはいません。大柄で上背のある人にはぴったりというレビューもありました。内側のカーブの形がカチッと決まっているため、小柄でやせ型の人には隙間ができてしまうことも考えられます。不安な方は、店頭などで試着したほうが安心でしょう。

また、赤ちゃんを乗せるくぼみ部分の形状が決まっているのでサイズアウトが早いというデメリットがあります。大きめの赤ちゃんだと、早めに使いにくくなるでしょう。ジャストサイズの短い使用期間で、新生児期のお悩みをズバリ解決しようとする商品です。

3.MOGUマタニティ ママ マルチウエスト  104949【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 4,682】

                画像出典元:https://www.amazon.co.jp

こちらは、Amazonベストセラー1位の商品です。クッションの中身はパウダービーズで、母子ともに安心するやわらかさです。中身がぎっしり詰まっているので高さもあります。

こればかりは好みの問題ですが、硬さがあって腕が沈まないような固定感よりも、ふんわり赤ちゃんを抱っこした腕をすっぽり包み込んでくれるような柔らかさが気持ちいい、と感じる方向けです。

4.TeLasbaby 空気の入れ方で形状が変えられる授乳クッション【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 7,560】

              画像出典元:https://www.amazon.co.jp

中綿の代わりに空気を使用。ビニール素材の浮き輪のようなクッションに、自分で空気を入れる珍しいタイプです。移動の際に持ち運びやすい、保管の際に場所を取らない、本体を洗濯しないでも衛生的という利点があるので、それらを優先したいユーザーにはぴったりの商品です。

外側は洗えるカバーになっており、取り外しもできます。空気の量を調節することにより、自分に合った高さを選べます。コンパクトで簡易な印象を受けますが、実物は硬さと高さも十分に確保しています。

5.マルチに使える ベビー&ママクッション (ベージュ)【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 3,790】

          画像出典元:https://www.amazon.co.jp

端のボタンを外すと、抱き枕としても使えるロングユースタイプ。ボタンで腰回りを固定できるので、浮き輪のように腰につけて、赤ちゃんを抱っこしたまま家の中を移動できるのは育児の際に便利です。

ただ、中綿が柔らかめなので、高さと硬さがしっかり必要な方には不向きでしょう。レビューを見ると「抱き枕として重宝した」という意見が多いので、妊娠中から購入して抱き枕としても使いたい人向けです。

まとめ

赤ちゃんのお世話の中で、一番幸せを感じるとともに、一番悩みの種ともなり得るのが授乳です。母親の実感がぎっしりと詰まった授乳クッションは、必要から出てきた現代の知恵の結晶です。必要と感じる方にとっては、使わない手はないでしょう。

授乳クッションにもそれぞれ色々なこだわりがあります。これから準備する方は、買うならどのようなものが自分の生活スタイルに合って便利そうか、お気に入りの一品を選んでみてはいかがでしょうか。

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