ベビスマonline

妊活・出産・育児子育て・生活の知恵に特化した専門知恵サイト

授乳時に乳首が切れて痛い!クリームや乳頭保護器が効かない時はどうすればいい?

   

授乳時に乳首が痛むと辛いですよね。乳首のトラブルで悩むママは多いですから、いろいろな解決法をネットやママ友から得られるのではないでしょうか。しかし、すすめられたクリームを塗ってもなかなか痛みが治まらないことってありませんか?

また、乳首の痛みを軽減するには乳頭保護器がすすめられています。しかし、乳頭保護器を使うことでかえって痛みが増したママもいます。なぜ、乳頭保護器を使っても痛みが軽くならないのでしょうか?

そこで、なぜクリームや乳頭保護器が乳首の痛みに効かない場合があるのか、理由を調べました。また、乳首の痛みを軽くする為に何ができるか、今後乳首が痛くならないようにできることも紹介しますね。

クリームを塗っても乳首の痛みが治まらない!その理由は?

授乳中に乳首が痛い場合、病院やネットですすめられるのが以下のようなラノリン(羊の油)を使ったクリーム(ランシノーピュアレーン)や馬油(バーユ)ではないでしょうか。

商品例1「カネソン Kaneson ランシノー10g 1本入」

  • 原材料・成分…ラノリン100%
  • 無添加
  • 無香料
  • 拭き取らずに授乳OK
  • 妊娠後期や授乳期のスキンケアに使える

商品例2「メデラ(medela) ピュアレーン100 7g 」

  • 原材料・成分…天然ラノリン100%
  • 無添加
  • 無香料
  • 拭き取らずに授乳OK
  • 赤ちゃんのスキンケアや乳頭のトラブルに使える

商品例3「ベビーバーユマドンナ 25g」

  • 成分…天然馬油天然ミツロウ(はちみつの成分は入っていない)、オーガニックパルマローザ油トコフェロール
  • 無香料
  • 防腐剤、アルコール無添加
  • 拭き取らずに授乳OK
  • 赤ちゃんの全身スキンケアやママのおっぱいケアに使える

しかし、こうしたクリームを塗っても効果を感じられないママがいます。なぜ、クリームを塗っても乳首の痛みが改善されないのでしょうか?主な理由を調べました。

クリームは主に保湿効果を高める為のものだから

例えば、ランシノーの商品説明には、以下の様に書かれています。

ランシノーは、健康的で柔軟な肌に欠かせないうるおいを肌に与え、保ちます。(中略)乾燥状態が緩和され、敏感なお肌を保護します。

引用元:カネソン本舗 柳瀬ワイチ株式会社|製品情報 より

ピュアレーンの効能もランシノーと同じく、肌に潤いを与え乾燥による肌荒れを防ぐとありました。また、馬油は保湿に加えて殺菌作用があり、皮膚の炎症を抑える効能があると説明されています。

つまり、こうしたクリームの主な効能は保湿です。したがって、クリームは乾燥による過敏な肌の状態を抑えるものであって、必ずしも痛みを抑えるものではありません。その為、傷の程度によってはなかなか痛みがなくならないこともあるのです。

乳首の痛みにはいろいろあり、クリームが効果的でない痛みもあるから

また、一口に乳首の痛みと言っても様々な症状があります。主な症状や対処法を以下にまとめました。

授乳による乳首のトラブル 症状 主な対処法
乳頭亀裂

(または乳頭裂傷)

  •  乳首の先に亀裂が走る
  • 乳首の根元に切れ目ができる
  •  傷が当たらない吸わせ方をする
  • 傷を保護する(クリーム、乳頭保護器などで)
  • 搾乳
白斑(乳口炎)  乳首の先に白いニキビのようなものができる
  •  油分の多い食事を控える
  • 白斑を取る
  • 吸わせ方の工夫
水泡(乳口炎)  乳首の先に水ぶくれができる
  •  乳首を清潔に保つ
  • 吸わせ方の工夫
  • 傷を保護する(クリーム、乳頭保護器などで)
乳管炎
  •  乳首の先に水ぶくれができる
  • 乳首に圧がかかると痛みが走る(炎症が起きている状態)
  • ひどくなると乳腺炎になる
  •  乳首を清潔に保つ
  • 保湿する
  • クリームを塗る
  • 搾乳
浮腫  乳首がむくんで固くなる  マッサージ
擦過傷  乳首に擦り傷ができる  傷を保護する(クリーム、乳頭保護器などで)

以上の様に、乳頭亀裂(乳頭裂傷)、水泡、乳管炎、擦過傷にはクリームで対処できます。一方で、白斑浮腫に関してはクリームはあまり効果的な対処法ではありません。もしかしたら、クリームが効かないのは痛みの原因が乳頭裂傷ではなく、他のトラブルだからかもしれませんね。

また、乳首のトラブルは1種類とは限りません。例えば、筆者は乳頭裂傷白斑が同時にできてしまい、クリームを塗ってもなかなか痛みが消えない時がありました。そこで、クリームを塗りつつ白斑を取り除くようにしていったところ、気づいたら痛みが消えていました。

したがって、複数の乳首のトラブルを抱えている場合、クリームを塗るだけでは痛みを軽減できないことがあるのです。もしかしたらクリームが効かないのは、乳頭裂傷以外にも乳首のトラブルを抱えているからかもしれませんよ。

クリームを塗ってもなかなか効果が出ない場合は、病院で自分の本当の乳首トラブルは何なのか診てもらうと良いですね。この後でも紹介していますが、痛みが治まらない場合は専門家の判断を仰ぐママ達は多かったです。

あるいは、病院やネットでは乳首に傷がある場合、クリーム以外に乳頭保護器も対処法として挙げていますよね。しかし、乳頭保護器を使っても全然痛みが軽くならない場合があります。なぜ、乳頭保護器を使っているのに痛みが軽くならないのでしょうか?次は乳頭保護器を使っても痛みが治まらない理由について考えましょう。

乳頭保護器を使っても痛みが軽くならない!その理由は?

授乳時の痛みを軽減する為に乳頭保護器を使ったはずが、全く痛みがなくならないのはなぜでしょうか?痛みが軽くならない原因を調べたところ、主に2つの原因があることがわかりました。

サイズが合っていないから

購入した乳頭保護器が自分の乳首のサイズに合っていないと、赤ちゃんは上手に母乳を飲むことができません。したがって、吸う力をいつも以上に強める場合があります。その為、乳頭保護器を使うとかえって痛みが増すことがあるのです。

また、乳頭保護器はいろいろなメーカーが販売しています。主な乳頭保護器の商品とサイズを表にまとめました。

(メーカー)商品名 Sサイズ Mサイズ Lサイズ フリーサイズ
 (ピジョン)乳頭保護器 授乳用ソフトタイプ  なし  乳首の直径が11mmまで対応  乳首の直径が13mmまで対応  なし
 (ピジョン)乳頭保護器 授乳用ハードタイプ  なし なし  なし  乳首の直径が14mm以上対応
 (メデラ)Contact(コンタクト)ニップルシールド  16mm 20mm  24mm  なし
(カネソン)ママニップルシールド 12~16mm 14~18mm なし なし
(カネソン)ママニップルガード なし なし なし 24mm

このように、同じサイズでもメーカーによって大きさが異なります。例えば、同じMサイズ表記でもピジョンの乳頭保護器とメデラの乳頭保護器では大きさが約1cm違います。

したがって、Mサイズなどのサイズ表記だけで乳頭保護器を購入してしまうと、自分のサイズに合わない乳頭保護器を使っている可能性があるのです。

ソフトタイプの乳頭保護器を使っているから

乳頭保護器は、ソフトタイプとハードタイプとあります。

ソフトタイプの乳頭保護器の商品例

  • 商品名…ピジョン Pigeon 乳頭保護器 授乳用 ソフトタイプ 2個入 Mサイズ
  • 原材料…シリコンゴム
  • 煮沸消毒、レンジ消毒、薬液消毒のどれでもOK

ハードタイプの乳頭保護器の商品例

  • 商品名…カネソン Kaneson ママニップルガード 乳頭保護器 フリーサイズ
  • 原材料…シリコンゴム
  • レンジ消毒用のケース付

ソフトタイプとハードタイプにはどのような違いがあるのでしょうか?そこで、ソフトタイプとハードタイプの主な特徴や、メリットデメリットを以下にまとめました。

乳頭保護器のタイプ 特徴 メリット デメリット
ソフトタイプ
  • 薄い
  • 陥没(かんぼつ)乳頭や扁平の場合に使う
  • 赤ちゃんが違和感なく吸いやすい
  • 痛みのない傷であれば、きちんと保護できる
 乳頭の傷が痛む場合は、痛みを軽減できない
 ハードタイプ
  • 厚みがある(哺乳瓶の乳首のような感じ)
  • 乳頭の傷が酷い時に使う
 傷の痛みを軽減できる
  •  赤ちゃんが吸うのに時間がかかる
  • 赤ちゃんが違和感を持ち、吸わない場合がある

以上のことから、赤ちゃんが吸いやすいのはソフトタイプですが、痛みの軽減には効果的でありません。乳首が痛む場合は、ハードタイプの乳頭保護器が効果的です。ただし、ハードタイプを使うと赤ちゃんが違和感を持ち、吸いついてくれない場合があります。

クリームや乳頭保護器の効果が得られない場合、ただ痛みに耐えながら授乳するしかないのでしょうか?クリームや乳頭保護器が効かないママたちはたくさんいます。そんな先輩ママたちがしていた対処法を、次で紹介しますね。

 なかなか治らない乳頭裂傷にできる3つの対処法

クリームも乳頭保護器も乳首の痛みに効かない時は、どうすれば良いでしょうか?先輩ママたちはどのように対処しているのか調べました。

1.紫雲膏(しうんこう)

ランシノーや馬油が効かなくても、紫雲膏なら効果があったというママ達がいました。紫雲膏とはどのようなものなのでしょうか?

紫雲膏とは

  • 漢方薬
  • 成分…シコン、トウキ、ごま油、ミツロウ、豚脂
  • 効果・効能…ひび、あかぎれ、外傷皮膚炎、やけどなど

紫雲膏の成分であるシコンとはムラサキと呼ばれる草の根で、解毒や炎症を抑える作用があります。また、トウキは血流改善効果のある植物です。したがって、他のクリームよりは治りが早いと感じたママは多かったです。

ただしミツロウには、はちみつが使われています。そして、ごま油や豚脂も入っているので、独特な香りがします。よって、赤ちゃんによっては違和感を持ち、嫌がるかもしれませんね。紫雲膏を使う場合は、以下の様に使います。

紫雲膏の使い方

  1. 授乳後、乳首をきれいに拭き取る。
  2. 紫雲膏を適量、患部に塗る。
  3. 色移りを防ぐ為、ラップでパックするかガーゼなどで乳首を覆う。
  4. 授乳の時には、乳首を濡れたタオルなどで拭き取る

紫雲膏を塗る時は、患部を清潔にしてから使いましょう。紫雲膏は赤紫色のクリームですが、衣服に付くとなかなか色が落ちません。したがって、クリームが服に付かないように気を付けてくださいね。

紫雲膏にはミツロウが含まれています。紫雲膏にする過程で加熱し殺菌しますが、完全に殺菌できているとは限りません。したがってボツリヌス中毒を防ぐ為にも、クリームを拭き取ってから授乳しましょう。

2.病院に行く

素人判断で対処せず、医師に診てもらうママ達もいました。

病院で診てもらったママたちの声

  • 乳頭裂傷は、産婦人科でも皮膚科でも診てもらえた。
  • 乳首のケアが適切かどうかアドバイスをもらえた。
  • 授乳の仕方の指導をしてもらった。
  • 抗生物質が入っているので、授乳時に拭き取らなければいけなかった。

場所が遠いなどで産婦人科に行きづらいママは、皮膚科で診てもらっていました。病院へ行けば、乳首のケアに関して自分に合ったアドバイスをもらえることが多いです。例えば、自己判断でラップパックをしていたママは、ラップパックのせいで傷の治りが遅いと教えられたと述べていました。

また、乳頭裂傷は授乳の仕方で改善できる場合が多いので、産婦人科に行くと授乳の仕方を指導してもらえます。一方で、病院や傷の程度によっては抗生物質入りのクリームを処方される場合もあるので、どのような薬が処方されるのか確認する必要があります。

3.キズパワーパッド

あまりおすすめできませんが、乳頭裂傷がなかなか治らない時に先輩ママたちの多くがしていたことが、キズパワーパッドを傷の部分に貼ることでした。

キズパワーパッドの使い方

  1. 乳首の傷の部分を水道水で洗う。
  2. 水気を清潔なタオルなどで拭き取る。
  3. キズパワーパッドを傷の部分の大きさに切って貼る。(もしくはスポットタイプのキズパワーパッドを貼る)
  4. 授乳の時にはキズパワーパッドを外し、授乳が終われば1~3を繰り返す。

キズパワーパッドを使うことで「傷の治りが早くなった」「痛みが軽減された」という声が多かったです。ただし、キズパワーパッドを使う際にはいくつか注意点があります。

キズパワーパッドを使う際の注意点

  • クリームや消毒液を塗った状態で使用しない。
  • 授乳ごとにキズパワーパッドを張り替えるので、治りが遅くなる場合がある。
  • かさぶたができている傷や傷ができてから数日経っている傷には、あまり効果がない。
  • ジョンソンエンドジョンソン(キズパワーパッドを作っている会社)は、キズパワーパッドを授乳傷に使うことをすすめていない

キズパワーパッドは乳頭裂傷に関わらず、どの傷であってもクリームや消毒液をつけたまま使用することを禁止しています。また、キズパワーパッドの目的は、傷口から出る体液を使ったモイストヒーリングです。

したがって、一度キズパワーパッドを貼ったら体液が漏れて来たり、剥がれそうになったりする場合を除き、貼り替えません。つまり、授乳のたびに張り替えてしまうと、出てきた体液を水道水で洗い流すことになり、傷が治りにくくなる場合があるのです。

他にも、かさぶたができていたり、傷ができてから数日経っている場合は体液が出にくい為、モイストヒーリングをしにくいです。加えて、キズパワーパッドの取扱説明書には以下の文があります。

授乳傷には使用しないこと。人にかまれた傷であり、さらに本品を切って使用すると、乳児が誤飲する恐れがある。

引用元:BAND-AID®キズパワーパッド取扱説明書より

人や動物に噛まれた場合、傷口に細菌雑菌が入り込んでいる可能性があります。菌が残っている状態でキズパワーパッドを使うと、化膿するなど傷が悪化する恐れがあります。また、キズパワーパッドを貼ったまま授乳すると、剥がれた時に赤ちゃんが誤飲してしまう危険性があります。

したがって、キズパワーパッドは乳首の痛みに効果があるかもしれませんが、リスクも高いです。また、紫雲膏や病院、キズパワーパッドを使ったとしても、すぐに痛みがなくなるわけではありません。

では、乳首が痛む時の授乳はどうすれば良いのでしょうか?痛みを軽くする為にできることはないか調べてみました。

痛みを軽くする為にできる3つのこと

母乳は赤ちゃんの重要な栄養源ですから、乳首が痛いからと言って授乳を止めることは、なかなかしづらいですよね。少しでも痛みが軽くなるように何ができるか、以下にまとめました。

1.授乳の抱き方を変える

いつも同じ体勢で授乳していると、乳首の同じ箇所がこすれて傷つきやすくなります。したがって、いろいろな抱き方をして傷が当たらない授乳の仕方を探しましょう。主に以下の抱き方があります。

授乳時の抱き方

  • 横抱き…一般的な授乳の仕方
  • 縦抱き…赤ちゃんを座らせた状態で授乳する
  • 脇抱き(フットボール抱き)…赤ちゃんを脇に抱えた状態で授乳する

それぞれの抱き方のコツは以下の様になります。

横抱きのコツ

  • 乳首の前に赤ちゃんの鼻先が来るように抱く。
  • 赤ちゃんの頭は少し後ろに反らせる。
  • 片手で抱っこし、空いている片手でおっぱいや乳首の位置を調節しながら飲ませる。

縦抱きのコツ

  • をしっかり支える。
  • 赤ちゃんが吸いにくいようであれば、赤ちゃんの口の形に合うように乳首を少しつぶしてあげる

脇抱きのコツ

  • 手で赤ちゃんのを支え、腕で赤ちゃんの背中を支える。
  • 赤ちゃんの頭や背中が反り返らないようにする。
  • クッションや空いている手で、赤ちゃんが吸いやすいように高さや角度を調節する

筆者の場合、脇抱きに適したクッションがなかった為、横抱き縦抱きのローテーションで授乳していました。いつもは横抱きばかりだったので、縦抱きにすると子どもは飲みにくそうにしていましたが、乳首の痛みは軽くなりました。

いろいろな体勢で授乳をすると、乳首の痛みの軽減だけでなく飲み残しを防ぐことも期待できます。最初は赤ちゃんもママも慣れなくて、うまく授乳できないかもしれませんが、ぜひいろいろな体勢を試してみてくださいね。

2.吸わせ方と離し方を意識する

授乳時の乳首の痛みは吸わせ方と離し方を意識するだけで、軽減することができます。吸わせ方は以下のことを意識しましょう。

吸わせ方のコツ

  • 乳輪部までしっかり口に含ませる。
  • 赤ちゃんの口をアヒル口(上唇と下唇がめくれたような形)になるくらい大きく開けさせる。

乳輪部が刺激されることで母乳が出やすくなります。母乳が出やすくなると、赤ちゃんも吸う力を必要以上に強めなくなります。したがって、傷の部分に圧がかかりにくくなるのです。また、赤ちゃんが口を大きく開けて吸いつけば、乳首に圧力がかかりにくくなります。

赤ちゃんの理想的な吸い方のスタイルは、アヒル口です。アヒル口で吸うと乳輪部まで咥えやすく、赤ちゃんは母乳を飲みやすくなります。しかし、おちょぼ口だったり乳頭部分で飲む癖がついたりして、上手にアヒル口ができない赤ちゃんもいます。

その場合は、ママが指で赤ちゃんの唇をめくってあげましょう。また、吸い終わりに赤ちゃんの口からおっぱいを離す時も、乳首はこすれて傷つきやすくなります。そこで、赤ちゃんをおっぱいから離す時は以下の手順を意識しましょう。

授乳の終わりには

  1. 赤ちゃんの吸いが止まるまで待つ。
  2. 吸っていないと感じたら、親指人差し指を少しずつ赤ちゃんの口に入れる。
  3. 指が赤ちゃんの口に入ったら、乳首をつまんでゆっくり口から離す。
  4. 赤ちゃんがまだおっぱいを欲しがるようであれば、もう片方のおっぱいで授乳する。

乳首を保護する為に、赤ちゃん主導で授乳を終わらせるのではなく、ママが終わる時を決めて乳首を離しましょう。赤ちゃんの唇や口の中を傷つけないように、親指と人差し指の爪は短く切っておいてくださいね

また、赤ちゃんは最初の10分で必要な量の母乳を飲みます。つまり、10分以上吸っている場合は、遊び飲みの可能性が高いです。ずっと吸わせ続けると乳首の負担になりますから、10分経ったらおっぱいを替えるか授乳を終えましょう。

3.搾乳する

搾乳をすれば、乳首を休めて痛みを軽くすることができます。ただし、搾乳する時は搾乳機ではなく自分の手で搾乳してくださいね。搾乳機を使うと傷を刺激して、痛みがひどくなる場合があるからです。

乳首のトラブルは治っても再発する場合があります。筆者の場合、治っては傷付き、治っては傷付きの繰り返しでした。乳頭裂傷を作らないようにする為にできることはないのでしょうか?最後に、乳頭裂傷を作らない為にできることを確認しましょう。

乳頭裂傷を作らない為にできる4つのこと

できれば2度と授乳時に乳首が切れるなんて経験、したくないですよね。どうすれば授乳傷を作らずに済むのか以下にまとめました。

1.クリームを塗る

乳頭裂傷ができる前こそクリームの出番です。クリームを塗る時は以下のポイントを押さえましょう。

クリームを塗る時のポイント

  • 授乳後すぐに塗る。
  • 乳首が乾燥しているように感じたら塗り始める。
  • 商品によっては授乳前に拭き取りが必要なので、使い方を確認して使う。

授乳後は赤ちゃんの唾液が付いているので、かぶれやすくなっています。また、服などでこすれた場合、乳首が傷つきやすくなります。したがって、予防の為にクリームを塗る時は、授乳後すぐ乳首を濡れたタオルなどで拭いてから塗るようにしましょう。

痛くなってからクリームを塗るのではなく、「乳首がカサカサしているな」とか「少しヒリヒリするな」と感じたら予防を始めましょう。また、クリームによっては赤ちゃんの口に入らないほうがいい商品もあります。クリームを塗る時は、商品の説明書をよく読んで使ってくださいね。

2.授乳前にマッサージをする

乳首が固いと赤ちゃんが吸いにくくなり、乳首のトラブルが起きやすくなります。したがって、乳首が固いなと感じたら授乳前に乳首のマッサージをして、乳首を柔らかくし、母乳を出やすくしましょう。乳首のマッサージは主に以下の方法があります。

乳首マッサージの方法

  1. 片手でおっぱいを支え、マッサージする手の親指、人差し指、中指で乳首の上下をつまむ。
  2. 痛みを感じない程度の圧力で3~5秒つまむ。
  3. 少しずつ位置をずらしながら、乳輪部乳頭を1~2分ほどもんでいく。
  4. 乳首の上下部分が柔らかくなったら、左右の部分も同様にもむ。

強くもんでしまうと、浮腫になる恐れがあります。理想はつまんでいる指が白くなるくらいですが、痛みを感じるようであれば力を弱めましょう。

3.正しい吸わせ方で授乳する

痛みを軽くする為にできることでお伝えした吸わせ方は、痛みを軽くするだけでなく、傷の予防にも役立ちます。赤ちゃんが大きく口を開けて吸っているか、普段から確認しながら授乳するとよいですね。

4.赤ちゃんに話して言い聞かせる

「歯の生え始めで気持ち悪い」「自分に注意を向けたい」などといった理由で赤ちゃんが授乳中に噛み、傷ができる場合があります。そうした場合は、赤ちゃんに噛むのはいけないことだと伝えましょう。

赤ちゃんに言い聞かせる時のポイント

  • 赤ちゃんとを合わせる。
  • 短い言葉で伝える。
  • 大きな声怒った口調で話さない。
  • 噛むのを止めた時は、よく褒める

言葉の意味はわからなくても、赤ちゃんはママの表情からママの気持ちを読み取ろうとします。しかし、怒ったり大きな声をあげたりしてしまうと、「怖い」「いやだ」という感情が先に立ち、ママの気持ちが伝わりません。

したがって、気持ちが伝わるように赤ちゃんの目をよく見て、静かな声で短く伝えましょう。また、噛むのを止めた時噛まなかった時はしっかり褒めましょう。1回では伝わらないこともあります。授乳の度に根気よく伝えてあげてくださいね。

まとめ

乳頭裂傷の程度や乳首の痛みの種類によっては、保湿が主な効能のクリームでは対応できない場合があります。また、乳頭保護器を使う場合は、自分の乳首にあったサイズを選び、ハードタイプのものを使わないと痛みを軽くすることが難しいです。

先輩ママたちはクリームや乳頭保護器が効かない時、紫雲膏を使ったり病院で診てもらったりしていました。また、いろいろな抱き方で授乳したり、吸わせ方と離し方を意識して、痛みを軽くしていました。

乳頭裂傷は予防することができます。赤ちゃんがおっぱいを卒業するまで、対策をしっかり取って乗り切りましょうね。

 - 産後 , , ,